2007年10月のどうぶつえん日記

ページ番号1002019  更新日 2022年10月6日

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2007年10月29日(月曜日)

フライングケージのプールに枯れ葉がたまって、あふれる水にうんざりのHP担当者です。
(適量なら、風流っていうんですけどね)
園内では枯れ葉が雨のように降ってきておりました。
風が吹くたびに枯れ葉が舞うのですが、それをみていた職員が「あれがお金だったらいいのに」ってつぶやいてました。

いまさらですけどトップページの「ニュース」には公式の行事結果などを掲載しております。
「ある日の日記」には、動物や園内の最新の情報があります。(まったく関係ない話もありますが・・・)

さて今回は鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそくどうぞ。

サケ遡上

こんにちは。鶴公園です。
今回はサケの話です。10月27日にサケが上ってきました。
去年も書いたネタなので参考までに記事を見てみたんですが、真面目ですね。
不慣れなりに努力の跡が見え隠れするほほえましい感じでございます。
私がここに書き始めて1年くらいになるんですけれども、普通は1年も続けていれば最初よりは上手くなるものですが、今の方が悪くなっていますね。
確実に!

進化しないで退化してどうするんでしょうか。
さて、ここで困った事がおきました。
私のサケに関する知識は全て去年の文章につぎこんでしまいました。
つまり同じ事しか書けないです。
サケでさえ大きくなって戻ってくるのに私といえば1年間何してたんでしょうねぇ。
まぁ、1年経つと忘れてしまったり、今回が初めての方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは去年のおさらいです。

ここで賢明な読者の皆様は、「HP担当者がリンクを貼ってくれる」ですとか「さかのぼって見てくださいね。けど、重いかもしれませんよ?」と、親切なのか不親切なのかわからない感じで、また丸投げしてしまうんじゃないか?と不安になられるかも知れませんが、今回はちゃんと書きます!
じゃないと私が書くことがなくなってしまいますからね。

【HP担当者より貼っておきます 下記のリンクより「2006年11月15日の日記」をご覧下さい】

さて、おさらいです。

  • タンチョウは遡上中のサケを食べない。
  • 園内で見られるのは11月上旬から。
  • 園内で産卵いたします。
  • 無事に孵化して帰ってきてね!

と、1番最後はどう見ても私的な希望なんですが、まぁこんな感じでした。
いや、もうホントこれだけしか書けないですがもうちょっとがんばってみます。

(ちょっと見にくいですが、今シーズン、鶴公園に帰ってきたサケです)

産卵を終えたサケは死んでしまう、というのは皆さまもご存知の事と思います。
鶴公園でも同様に死んでしまうのですが、この死体をどうするか?と申しますと、そのままにしております。

「園内に死体がそのまま」ですから大変物騒な感じが致しますけれども遡上が終わった後も見ていただける、都会からいらっしゃるお客様はこういう姿をご覧になる機会が少ないのでは?という事と、死体とはいえ自然そのもの を見ていただくことで生命や環境について考えていただけるきっかけにして頂けたらなぁというのが理由です。
(さすがに川の浅いところではカラスが死体に群がり、見た目が殺伐すぎるので深いところに移しております。)
ご来園の際には園路脇の水路や川を覗いていただくとサケの姿を見られるかもしれません。
ただし、足場が悪い場合がございますのでお足元にご注意してご覧下さい、と、いつもの通り親切なのか不親切なのかわからなくなったところでお暇致します。

「今日の言い訳!」のコーナー

本文中に「前よりも悪くなっています。1年何してたんでしょうねぇ。」と他人事のように書いてありましたが、本文に合わせて写真の方も悪くなっております。
1年間の退化の結果をお披露目してどうするんでしょうか?
実はこれ、訳がございまして、サケの遡上を確認してすぐ撮った写真です。
皆さまに早くお知らせしたいあまりに、あまりな写真を使ってしまいました。
昨年は産卵が終わってしまったものもいたので「よし!サケを見に行こう!」とご来園頂いても死体や産卵場所(掘り返した跡)しか見て頂けなかった可能性があります。
そこで今年は毎日、川を覗いて本日27日に今季初遡上、というニュースをお届けできる次第と相成ったわけでございます。
というわけでまだまだ園内の川沿いでサケを見て頂くことができますが、くどいようですけどもお足元にご注意ください。
できればあまり驚かさないようにお願いいたします。
あ、あと他にも園内ではタンチョウもおりますので是非、ご来園ください。

これにて「今日の自白!」のコーナーを終わります。

2007年10月23日(火曜日)

前回の日記を見直すまで、ライオンの体重クイズのことを忘れていたHP担当者です。(いやぁ危ない危ない。本当に忘れてましたから)

それではさっそく、答えです。
当園で飼育しているライオン(性別:オス 名前:キング)の体重は・・・

164kg(毛刈り前)でした。

ちなみに刈った毛の重さは3.8kgですので、毛刈り後は160.2kgになります。
予想はいかがだったでしょうか?

さて、ここ数日の強風で園内では落ち葉の山ができています。(去年もふれた話題ですけどね)

置き場所がなくなってきたので、今日は午後からタイヤショベルを運転してました。
この場所は観覧通路にはありませんので、見ることはできません。
枯れ葉を使って、焼き芋なんてやってみたいですね。

そして枯れ葉の中心であるミズナラの葉ですが、まだ落下せず、緑色から黄色に変化している場所もあります。

(芝生の上で寝転んで撮影した写真)

さすがにドングリ(ミズナラの木になります)を見かけることは少なくなりましたが動物と紅葉のカットを撮影するなら、今がチャンスです。

最後に、巨大かぼちゃを釧路市内の城山保育園から寄贈いただきましたので、ニホンザルに与えました。ありがとうございます!

(左:大きさを比較するため、普通のカボチャを用意しました 右:かじりつくニホンザル)

普通のカボチャは、あっという間に両手で抱えて立ちながら二足歩行で持っていってしまいましたが3人がかりで運んだカボチャには、すぐにニホンザルが集まり懸命にかじって食べつつも、穴をあけようとしていました。
中に種があるのを知っているので、穴があいたら、手を入れて種を取り出して食べることもします。
お昼に与えて夕方にはまだ残っていましたが、翌日には影も形もなくなっていました。

おそらく70kg近くあったと思われますが、重たいだけあって、小さいカボチャのように持ちサルことはできなかったようです。(たまにはベタなオチで)

2007年10月16日(火曜日)

やっぱりHPに手が回りません、HP担当者です・・・。
前回、昨年の初飛来は10月14日と書きましたけど、今年も、もう来ました。

飛来日は、ズバリ!!
昨年と同じ日でした。
日中は飛んでいって、夕方に戻ってくることも多々ありますので、ぜったいに見れるわけではありません。なにせ、まだ1羽しか確認できていません。
もちろん、証拠写真もまだ用意できてませんので、あしからず。(実際、翌日には確認できなかったと担当者が言ってました)

初飛来自体は、数日前からあったようなのですが、当園でのカウントする時間にハクチョウ池にいない場合はカウントしておりませんので、14日に初飛来としました。

9月11日の日記に、保護されたエゾモモンガの話を書きましたので、その後の写真を。

写真を撮ろうと思ったら、私の顔面、しかもメガネをめがけて飛んできました。
腕にスルスルっと移動してきたので、携帯電話のカメラで撮影です。
保護されてきた時はミルクを飲んでいましたがいまはもうミルクは飲まず、自力でえさを食べます。

そして最近、保護されてきた生き物。

ぬいぐるみではありません。
実際の大きさは、このようなぬいぐるみよりも、小さいです。
まだ子どもですが、かわいい顔して、肉食です。
あ、名前は「イイズナ」といいます。
動きが激しいのと携帯のカメラですので、ぶれているのはご容赦を。
なかなか顔をみせてくれないんです。

どちらも保護動物で、一般公開はしておりませんのでご了承下さい。

今日、ライオン(オス 名前:キング 1991年生まれ)の血を採り、散髪を行いました。
前にメスは血を採ったのですが、その比較などのためにオスからも血を採りました。
また散髪は本来、毛である部分が、ライオン自身の油や汚れなどで固まりが多数できていたため、それを取り除くために行ないました。

(左:麻酔でライオンが寝ている写真 右:ハサミとバリカンでカット中の写真)

写真のように毛の固まりになった部分をカットしました。
左の写真で顔にタオルをかぶせているのは、ライオンの視界をふさぎ、眼から入る情報を減らすことで、落ち着かせるための方法の一つです。

現場でも話していましたが、オチを書くと・・・
ライオンのトラ刈りといったところでしょうか。

おまけの写真

せっかく麻酔で寝ているので、できる範囲で計測も行ないました。
左の写真はライオンの前足と担当者の左手です。
こうみると、あまり大きく見えないですが角度を変えると・・・

私の手も担当者の手も、大きさはほとんど変わらないです。
ライオンと同じく地面に手をつけています。
こう見ると、ライオンの手(正確には前足ですが)の方がとても大きいですね。

ちなみに担当者が、上の写真を撮った後に「にくきゅー」と言いながらライオンの肉球をさわっていたのは、事実です。

ここで問題です。(正解しても何も出ませんが)

ライオンの体重は、何キログラムだったでしょうか?

正解は次回更新の時に・・・。(忘れなかったらね)

2007年10月11日(木曜日)

全然HPに手が回らない担当者です。
昨日の最低気温は、ゾウ舎で1度だった動物園でしたので、まもなく霜が降りてくることと思います。
霜・・・そういえば昨年のオオハクチョウの初飛来は10月14日。
今年もまもなく飛来するでしょうか?
まるで秋じゃなくて冬の話題ですね。

そうはいいながら秋を感じる風物詩。

昨年も掲載しましたがトウキビの芯をいただいてエサにする作業です。
主にチンパンジーなどの類人猿のエサになります。

レッサーパンダ横のアフリカタテガミヤマアラシのところに、新しい掲示物を設置しました。

絵は鶴公園の高嶋さんです。全部で5枚組みになっていますので、ご来園の際には、是非、見てください。
タイトルは「ヤマアラシの護身術」 危険を感じてから攻撃にうつるまでのすべて! です。

久しぶりに鶴公園の高嶋さんが原稿を寄せてくれましたので、さっそく。

クイズ!

こんにちは鶴公園です。今回はお子様用にクイズを作ってみました。
ツルのクイズなんですが園路に展示してあります。

以上!

と、ここで終わると単なる宣伝と申しますか報告なのでここをご覧下さっている皆さまにも楽しんでいただこうと1問載せてみました。
3択ですから好きなの選んでみて下さい。
今までの記事をちゃんと読んでくださっていれば当たるハズです。
ちなみに正解しても何も出ません。
外れた方には罰ゲームとして今までの日記の記事を全てお部屋で朗読していただきます。
全部ですよ!?全部!!
まぁ、罰ゲームは冗談ですので気軽に挑戦してみてください。では、どうぞ!

選んでいただけたでしょうか?正解はCMのあとで!!

(CMが空白だったので、小ネタ入れます)
CM:ゾウ舎で使用しているブラシを新しいものにしました

左の写真は、ゾウ舎清掃に使用しているブラシで、幅が90cmあります。
中央のブラシは、一般的なサイズのブラシです。
右の写真はすり減ったものと新品とを比べてみたものです。
とても減ってますね。ここまで使ったらブラシも本望でしょう。
もうブラシ台座の木の部分でこすっているようなものですから、新しいものをおろしました。(今回は使わない予定だった話)

CM終わり

いかがでしたか?CMは熟読していただけましたか?読んでない方はもういっかい・・・いや、まあいいんですけれども。
さて、正解は!?

1番です!当たった方!おめでとうございます!!.

外れた方は朗読して下さいね!!
同居人がいらっしゃる方は先に伝えておかないと大変な不安を与えてしまう事が予想されますのでちゃんと伝えておいてください。

さて答えがわかったところで答えの選択肢について説明いたします。

「いや、もう、いいよ」

とおっしゃられる方もいらっしゃるかもしれませんが、

「どう違うのか?」

という事を知っておかないとまた間違えてしまうんですね。
数学のドリルの答えを書き写すだけではなく、解き方を理解しないと駄目なのと同じ事です。
ここでちゃんと理解しておかないと私のように数学の中間テストで100点満点中、2点!
景品として方程式の問題集1冊という大変なことになってしまうわけです。(本当は先生の採点ミスで4点でした。2倍ですね!!)

おっと、話がそれてしまいました。それでは参ります。
まず選択肢の中の1番ですが以前の記事にちゃーんと写真が出ております。
検卵の記事だったと思いますが地面に巣がありますね。

次に2番ですがこれも以前の日記(アオサギの話)でタンチョウは木に止まれませんと書いた記憶があります。
だいたい見た感じからしてぐらぐらして落ちそうな感じです。

最後の3番にいたっては・・・ふざけているんでしょうか?
漂流してるじゃないですか。北海道まで戻って来られるのか心配です。

まあ、答えの解説はもうちょっとまじめですがこんな感じのクイズがあと9問ありますので、ご来園の折にお時間がありましたらぜひ挑戦してみてください。

「今日の告白!」のコーナー
「クイズ作りました!」ってさもさも自分一人で作ったと聞き取れる言い方ですが、私がやったのは問題を作って絵を書いただけなんですねぇ。
あとはHPの担当者がやってくれました。(構成だとかクイズというアイデアも彼です。)
私はパソコンの隣で「お~。いいねぇ。」とか言ってただけです。
話の中身もよく聞かないで返事をした事も多々あったのですがちゃんとでき上がっていました。
さすがです!(ありがとうございまーす)
私、試験の解答欄にx=2、y=3、を延々と書くほどの奇才ですから、きっと生返事が良かったんでしょうね。
まぁ、別に1一人で作った事にしても良かったんですけどもこれからまた色々作って貰う予定を「勝手に」立てておりますので、書いておこうかなと思った次第です。

と、いうことで「今日の自白!」のコーナーを終わります。

最後に余談ですが、高嶋さんが色を塗るのに使っているものはコピックです。
私は一発で正解できました。はい。
そのうちタブレットを購入して描いてみてほしいなぁと思ってます。(トーンも簡単に貼れるし・・・)

2007年10月4日(木曜日)

前回、トップページにある「最近のヒトコマ」更新時にツヨシのバレーの「トス」みたいな動きをする写真を掲載しましたが、実はトスした時のやり方が悪くて、浮き玉がツヨシの上に落ちてきたのを目撃してしまったHP管理人です。
(失敗したのを見たのは1回だけね。もちろんケガはしていませんよ。)

トップページにも書いていますが、体育の日の翌日(今年は10月9日)から4月9日まで開園時間は午前10時、閉園時間は午後3時30分となります。(入園は午後3時までです)
なお当園の閉園期間は12月24日から1月5日のみですので、冬期間も開園しております。

え?冬もやっているの?というお客様の声を結構聞きますが、昭和50年の開園以来、冬も開園しております。
地元の方も、暖かいところから釧路にいらっしゃる方も、「寒い」動物園を体感なされてはいかがでしょうか。
例年であれば1月中旬または下旬にソリ山も完成しています。
もちろん、ソリは無料で貸出しております。
歩くスキーも無料で貸出しております。(去年は積雪少なくてできなかったようですが)
野生のオオハクチョウが羽を休めに、ハクチョウ池に多数飛来してきます。
他にも色々と見どころがありますので、冬の動物園にもぜひ、足を運んでみてください。(園内を見終わったあとは、隣の「山花温泉リフレ」で体をあたためましょう)

予定通り6月から9月の日記を過去倉庫に移動しましたが、なにもないとさびしいので、9月分だけはここに残しております。

9月28、29日にお越しいただいたお客様には、申し訳なかったのですがアフリカゾウのナナを展示できませんでした。
園内で体調不良ということでアナウンスさせていただきましたとおり、発熱しておりました。
季節の変わり目の雨で体が濡れてしまい、その上で翌日の最低気温の低さが影響したものと考えています。(雨の日は、早めに動物舎に収容したのですが・・・)
暖房を入れ動物舎内の温度を上昇させ、ビタミン剤投与を行い、現在は元気を取り戻し、9月30日から通常どおりの展示をしております。
ご心配をおかけいたしました。

ちなみに、ナナに投与したビタミン剤、実は猛獣用に注文してあったものでしたがその注文した獣医師が休みだったので、もう一人の獣医師と相談して勝手に使わせてもらいました。
本当は1箱(100カプセル)を全部投与しようかと話していましたが、猛獣と担当者に気をつかって半分にしたのです。

今年も10月1日を迎えることが出来ました。そう、開園記念日です。
開園記念イベントは曜日の都合上、9月30日の日曜日に行ないましたが1975(昭和50)年の開園から今年で32年を迎えました。
ご来園の皆さま、動物園を応援してくださる皆さまのおかげです。
「日本で唯一シマフクロウに逢える釧路市動物園」を今後もよろしくお願いいたします。

最後に壁紙を追加しておきました。

ホッキョクグマのツヨシです。
なかなか良い写真が撮影できなくて、いままで用意できませんでしたが開園記念日も迎えたこともあり、何とか撮影しました。
元写真からトリミングしてあります。
また実際に壁紙にしてみると、手のあたりが少しぶれていますが、それはご容赦を。
ここから壁紙のページに入ることができます。
今回は調子に乗ってワイド画面用(5:3)も用意してみました。

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