2007年2月のどうぶつえん日記

ページ番号1002027  更新日 2022年8月25日

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2007年2月27日(火曜日)

唐突ですが(前回と同じフリだ・・・)
釧路市動物園は、タンチョウ保護増殖事業を行なっております。
先週の21日と本日、鶴居村の伊藤サンクチュアリでタンチョウを放鳥してきました。
放鳥した個体は、環境省の足環を装着しております。

写真:器具を使ってタンチョウの足に足環を装着している様子
(写真のように器具を使って装着します)

放鳥直前です。

写真:放鳥直前の目隠しなどをされているタンチョウの様子
(移動中のケガを防ぐため体にバンドを巻き、目隠しをすることで、タンチョウは落ち着きます。)

写真:放鳥したタンチョウ
(ちょっと見にくいですが、右足に足環が装着されているのがわかりますか?)

今回は幼鳥2羽、成鳥1羽を放鳥しました。
足環のナンバーは「040」「041」「042」です。
どこかで見かけることがあったら、あれから元気に過ごしているんだなぁと暖かいまなざしで見てあげてください。

2007年2月20日(火曜日)

今日は、ハクチョウ池で排水の詰まりを確認するのに水の中に足を入れたら長靴に穴が開いていて、入ってくる水がとても冷たいこと冷たいこと。
昨日までなんともなかったのに。
こういう予想だにしないことがあると、がっかりですよね・・・。
さて今日は鶴公園の高嶋飼育主任から原稿と写真をいただきました。

ある日の出来事

唐突ですが、当丹頂鶴自然公園の飼育ケージ(職員は牧区と呼んでいます)には天井がありません。
そこで来園されたお客様に「ここのタンチョウは飛ばないの?」と、訪ねられる事が度々あります。
結論からいうと「飛びます」。
気温が下がる日が続きタンチョウもケージ内でおとなしくしていましたが2月中旬を過ぎて交尾が始まるなど行動も活発になってきました。
隣のケージのタンチョウとも縄張り争いをすることも多くなりそろそろ飛び出す頃かなぁと思っていたある日、ケージを飛び出して園路に降りていました。
久しぶりに出たケージの外で何をするのかと様子を見ていたところ

何と!!

写真:タンチョウの縄張り争いの様子


縄張り争いでした・・・
ケージの中でも外でもやることが全く同じです・・・
「わざわざ外に出てまでする事か」という私の思いをよそにケージの中と園路でにらみ合っていました。

写真:タンチョウの威嚇動作の様子
まずは礼から。※実際は威嚇の一動作です

写真:タンチョウが怒って頭の赤い部分が目立つ様子
頭に注目!怒っています!

(手前 名前:タウ 奥 名前:ケマ どちらもオスです)

いざ、決戦!!
といった具合でしたが給餌の時間が近かったので戻ってもらうことにしました。

写真:エサの時間が近いので、自分の場所に戻ってもらっている様子
(扉を開けると自分で戻ります。)

と、まあこんな感じで厳冬期以外はよく飛び出します。

運がよければケージの外にいるタンチョウをご覧になれるかも知れませんがあまり近づくと逃げてしまいますので見かけた際にはそっとしてあげてください。

2007年2月15日(木曜日)

ニホンザルの個体判別がおおよそ終わってほっとしている更新者です。
昨日のニュースで、南のほうで春一番が吹いたようですが、こっちは昨晩から降雪があり除雪で、もうクタクタです。

しかし、やっと本格的な雪になりました。

写真:飼育係り総出でゾウ運動場の除雪をしている様子
(動物舎や運動場はほとんど手作業で除雪です。写真はゾウ運動場)

前にも書きましたが、レッサーパンダが発情期を迎えています。

普段はゴウが運動場の主役で、コーアイがはじっこの方をチョロチョロですがゴウがコーアイに向かって求愛しています。

いつまで続くかはわかりませんが、仲良くしている2頭を見るには今がチャンスです。

写真:レッサーパンダ2頭
(少し前の写真ですが、右がコーアイ、左がゴウです。ゴウが後ろから抱きついています。)

明日以降のガイドの予定なんですがまだ全部決まっていません。なんででしょうか・・・?
ご来園になってからのお楽しみってことにしておいてください。

再掲にあたり割愛しました
(少しでも軽くします)

ハクチョウ池ガイドは、当園では初の試みとして、2、3月の毎週土曜日、閉園時間の午後3時30分に、ハクチョウ池にあるとりみロッヂに集合していただき、ガイドを行ないます。
入園は午後3時までですので、それまでにご入園ください。
初回は参加者0人でしたが、2回目は6人のお客様にご参加いただきました。

2007年2月8日(木曜日)

下の写真は、釧路北高生によるインターンシップのひとこまです!

動物園では、動物の飼育のほかに、ご覧の通り園内の雪かきなども職員で行なっています。今日はインターンシップで来ていた北高のMさんとYさん【名前は伏せることにします】に雪かきを手伝ってもらいました。

また、今日は最終日ということもあり、感想もこめてホームページ更新作業にも参加していただきました。

二人とも礼儀正しい生徒で、これからの活躍を期待しています。

3日間ご苦労様でした。

写真:釧路北高生によるインターシップ中の様子
(二人ともこの写真には、不満そうでしたが使用しました!!)

三日間、動物園で働けて楽しかったです(^∀^)
動物の飼育をしたりなど、とっても貴重な体験ができました
本当にお世話になりましたぁ!!! (M)

3日間働かせていただいて、たくさんの動物たちと間近で触れ合えてとても感動しました!! 飼育や掃除などとても楽しかったです。
また来る機会があれば、来たいです
ありがとうございました! (Y)

2007年2月4日(日曜日)

今日は午後から雪が降ったりやんだりの動物園です。

前回は昨年生まれた子に入れ墨をしましたとの話でしたが、その後は、親子関係を把握するために、親の番号と子の番号のつながりを一致させなければなりません。

捕獲時は親子別々になるので放したあとに確認をします。

双眼鏡だけじゃ自信がないので、デジカメも同時に使いながら入れ墨の日から観察を続けているのですが、未だ全頭(といっても5組)の判別がつきません。

写真:ニホンザルの固体判別用に使ったもの
(この写真の個体は、手前の小さい子どもが82番、後ろの親が139番です)

顔の角度や入れ墨の濃淡、子どもだけが遊んで母親と一緒にいなかったり私が寒さに耐えられなくなったり・・・(これは理由にならないですね)。

前担当者は「30分もあればわかるよ」と。

前担当者と一緒に観察すればすぐに判別できるのはわかっていますが、それは最終手段として、この機会にまだまだねばって頑張ります。

2007年2月1日(木曜日)

えー・・・前回、ガイドの予定を書きましたが時間を書き忘れていました・・・orz
前回の日記のガイド予定表に時間を追加しましたので、どうぞご覧ください。
(午後のハクチョウ池ガイドをのぞくとすべて午前11時30分でしたが・・・)

さて今日は、年に1回のサル山からニホンザルがいなくなる日。
そう、サルの入れ墨を行なう日でした。
48頭すべてを一旦、動物舎内に収容します。
そのために、この日ばかりはサル山を人間が占領させてもらいます。

写真:ニホンザルに入墨をいれるためのサル山に飼育員が登っている様子
(サル山の頂上は占領できますが、ニホンザルのようにすばしっこい動きは難しいです。)

昨年生まれた5頭には、獣医師が入れ墨を施してそれ以外の個体は、体重測定や採血を行ない個体・健康管理のための記録にします。

写真:ニホンザルに固体識別のための入れ墨をしている様子
(個体管理のため、痛くても我慢をしてもらいます。1度だけのことですし・・・)

滞りなく終了しましたが、私、昨年から担当になったばかりで、にっちもさっちもいかず・・・。
まだまだ修行が足りませんです。
せめて顔を見て、すぐ個体を判別できるようになりたいものです。

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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