2007年6月のどうぶつえん日記

ページ番号1002023  更新日 2022年8月25日

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2007年6月25日(月曜日)

海獣舎のアザラシについで、あざらしようちえんのアザラシにも水をかけられたHP担当者です。
今年、誕生したマガモがとても大きくなりましたので、足環をつけました。
捕獲用の網を持って、フライングケージ内に入るのですが、中にいる鳥も何をされるかは、しっかりと理解しているので大騒動でした。
足環をつけること自体は、たんたんとやりましたけどね。

冷凍庫を壊した・・・あ、壊れてしまってエサの保存に困っているツル公園の高嶋さんの登場です。

ただ今換羽中

こんにちは鶴公園です。釧路も暑くなってまいりました。
私は北国の生き物なのでボーッとしております。
さて、現在鶴公園では換羽(かんう)中のタンチョウがいます。
先にお断りしておきますが関羽ではなく、換羽ですので劉備(りゅうび)とか張飛(ちょうひ)とかは出てきません。
曹操(そうそう)くらいなら出るかも知れませんがわかりません。
おっと話がずれてしまいました。暑さのせいですね。
(三国志を知らない人には、通じないネタですね・・・)

で、換羽というのは簡単に言いますと羽が抜け換わる事です。

写真:タンチョウの抜けてしまった羽


タンチョウの場合はほぼ2年に1度、飛ぶために必要な風切羽(かぜきりばね)というのが2~3日の間に全て抜け落ちてしまいます。
ちなみに全てといいましても抜けるのは風切羽だけですので羽を広げない限りは普段とあまり変わりません。

まる裸になっているツルの写真を期待されていた方、ごめんなさい。

かわりに私の・・・
「暑さのせいで」ではすまない事になりますのでやっぱりやめます。

本題へ戻りますと飛ぶために必要な羽が無いわけですから飛ぶ事ができません。
本人(?)達も知っているのでいつもより警戒心も強くなります。
臆病な個体だと1日中ヤブの中にいて餌だけ食べに来て早々に隠れてしまうものもいます。
こちらからはタンチョウの姿は見えませんが餌をあげてケージから出るとすぐ食べにきます。
どこで見ているのでしょうか?

まあ、40~50日位で羽がまた伸びてきますのでそれまでの辛抱です。
ご来園いただいたお客様には全てのタンチョウを見ていただけなく申し訳なく思っております。

お詫びに私の・・・
すみません!もう2度としませんので許してください!!
失礼します!

「今日の誤解!」のコーナー

久しぶりにタンチョウの話題でした。
いつもネタに困っておりまして今回のネタも下の様に苦悶の末決まったものです。

「何かネタないかなぁ・・・換羽中だけどなぁ・・・」←それを書いてください。

「ツルの話だしなぁ」←ここはツルの話を書くページです。

「もっと面白いネタないかなぁ」←話題選びの基準を「面白さ」にしてはいけません。

「ま、いいかあ、タイムリーだし」←いい感じです。

「でも、ツルの話ばっかりだと内容がかたよるかなぁ?」←・・・もういいです・・・

といった状態を経て今回の話題と相成ったのですが、前回、前々回とタンチョウに直接関係ないような話が続いたのでつい、話題選びの基準を間違えてしまいました。
おそらくこれからも度々間違えるかもしれません。
まあ、直接タンチョウの話しではなくても、園内で見られる動植物やら展示物やら鶴公園に関係のある話題なのでご容赦くださいませ。

以上で「今日の苦悶!」のコーナーを終わります。

2007年6月18日(月曜日)

前回、うっかり仕切線を入れ忘れたHP担当者です。
今日は曇→雨→晴→セミ→閉園後に雨、こんな感じでした。
(セミは・・・鳴くだけ気温が上がったってことです)

この前の「アフリカゾウのナナにエサをあげよう」の時に、「初めてナナにエサをあげる方~!」と手を上げていただいたら、結構いらっしゃいました。
ナナを近くで見て、エサをあげて、鼻を触ってみた感想は、いかがだったでしょうか?

また市内はもとより、道内からもご来園を頂きました。
(これも手をあげていただきました。道外からは、この日はいませんでした。ご協力ありがとうございます。)
近くからも遠くからも、ご来園、ご来釧ありがとうございます。

青草がエサとして入ってくる季節になりました。

写真:青草を食べるアフリカゾウのナナ


いつもは固形飼料から食べ始めますが、青草があると真っ先に手をつけます。
今日も青草を食べたくて食べたくて、号令も聞かずに室内に入ってきました・・・。
写真を見てわかると思いますが、口にくわえパクパクしながら、鼻で更に草を取って口に運びます。
ナナはおいしいものが大好きです。
(前にナナエサでおいしくないと思われたエサをポイッっと投げられたことがあります。
味にはうるさいのです。)

さて今日は皆さんお待ちかね!
鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、どうぞ!

ご提案
鶴公園です。
お久しぶりでございます。
聞いた話によりますとこの釧路市動物園のHPは釧路市民の方だけではなく、道内の方や、本州の方、日本の方のみならず、世界中の方までもが見てくださっているそうで感激のあまり男泣きに泣いております私でございます。

さて、皆様はこの「ある日の日記」をご覧になる前に「ニュース」をご覧になりましたでしょうか?
6月1日より釧路市動物園、釧路市湿原展望台、釧路市立博物館、釧路市阿寒国際ツルセンター、そして私の釧路市丹頂鶴自然公園の5園館共通パスポート「しつげん55PASS」が発売になっております。

写真:しつげん55パスの実物見本


使い始めてから5日間有効で、金額もお得になります。
釧路湿原国立公園指定20周年記念事業でございます。
(詳細につきましては「ニュース」のほうをご参照ください)
釧路市在住の方のみならず、道東を訪れる際にはぴったりのアイテムです。
感激のあまり男泣き、と言いながら宣伝するあたり敏腕セールスマンのようです。

で、ここからが本題でございます。
皆様に、より一層ご利用いただけますよう私なりに考えてみました。

タイトル通りご提案です。さすが敏腕セールスマンです!

  • 「メンコ」、「パッチ」にする
    すみません!間違えました!次からが本番でございます!!
  • お客様のご案内に
    故郷のご両親や、遠くの親戚やご友人などが来釧された折にお使い頂きますとお安く済みます。
    もう、全部見て回ったつもりで浮いたお金でお昼でもごちそういたしますと更に喜んでいただけると思います。
    あ、釧路らしく、お土産用のタンチョウのポストカードでもいいかもしれません。
    むしろ後者にしていただきますとあなた様も株が上がり私共の収益も・・・

・・・何やらなまなましくなって参りましたので次に行きます・・・

  • デートのエサにする
    意中の相手を誘うときにご使用ください。
    このとき「もらったんだけど、せっかくだから、行かない?」というさりげない感じがいいかもしれません。
    わざわざ「買った」と言うと空気が重くなったり断られた時のショックが大きいのでやめましょう。
  • 不幸にも、断られてしまったらあなた様のお手元には2枚パスがあると思いますので「パッチ」や「メンコ」に・・

やや、大事な事を忘れていました。
どこか1箇所見るだけですとパスの方が高いですがあくまでも「2枚戴いたから、使わないともったいないけど、一人で行くのもあれだから一緒にどう?」
というスタンスがこの作戦の要ですので注意してください。
ちなみに作戦の成否につきましては私、責任をもてません。
ただ、一言申し上げるなら私、彼女のいない年数を「数えるのをやめた男」であるという事を付け加えておきますので作戦自体過剰な期待はされないよう願います。
(高嶋さんに実戦でやってみてほしいですねぇ。けどレポート書かれても、ここでは掲載できない・・・)

以上思いつくままご提案させて戴きました。
改めて見直しますとどれも微妙なアイデアですねぇ。
まぁ、遠くからいらっしゃるお客様や、友人などに釧路をご案内するには本当に便利なものですので来釧の予定がありましたらぜひご購入を検討してみてください。
あと、ページが重くなる事が予想されますので「今日の〇〇!」のコーナーはお休みさせていただきます!

最後に、トピックスのシマフクロウのページの修正、ニュース追加、おまけのページの壁紙も追加して、2006年に生まれた動物たちを2007年に生まれた動物たちにしましたので、お時間があったらご覧下さい。

2007年6月13日(水曜日)

フライングケージのプール掃除で汗だくのHP担当者です。
(というか、外にいるだけで汗だくですがね。今日の最高気温25度でした)
10日には「ジョッピンカケタカ」(諸説ありますが)というふうに鳴くエゾセンニュウの声が聞こえ、11日からはエゾハルゼミが鳴いている釧路市動物園です。
北海道ゾーンにあるトンボ池では、アオイトトンボも見られます。

ここ数日、暑い日が続いています。
ご来園の際には、帽子をかぶる、水分補給などを忘れないで下さい。

写真:水浴びをするアフリカゾウのナナ
(とても気持ちよさそうな、アフリカゾウのナナ)

昨日今日と海獣舎(オタリア・ゼニガタアザラシ)の代番に入りパクパクタイムをやっていました。
ご覧になったことがある方もいると思いますが、メスのうち1頭が、手で水面を叩いてエサを催促します。
実はメスだけではなく、オスのアザラシも水面を叩いて催促するのですが、オスの場合は手が大きいのか、叩き方が雑というか、至近距離なのもあるんですが水をかけられるかけられる・・・

写真:エサを催促し水面を叩くゼニガタアザラシ
(手前がオス、奥がメス。エサを催促しているんじゃなく、私に水をかけているだけじゃ・・・)

その後、ヒツジが柵外に出たので収容して今年生まれのヤギなどを見ていると今度はヒツジに囲まれて、気分的に暑くて・・・。

特に最近、当園のカナダカワウソに手を咬まれてしまうお客様が増えています。
鋭い歯が見える写真を掲示して、手を出さないように派手に注意告知はしていますが・・・。
そこで!
当動物園が誇る、鶴公園の高嶋画伯にイラストを描いてもらいました。

イラスト:カワウソに手をかまれない為に1


イラスト:カワウソに手をかまれない為に2


あまりリアルだと小さいお子様に怖がられても困るので、そこそこにしたと言ってました。
(高嶋さんらしいですねぇ。近日中に掲示します)
愛らしいカワウソを間近でみるためにも、どうか手は出さないで下さい。

以下についての詳細はニュースをご覧下さい。

マンドリルのキーボーが、おびひろ動物園に旅立ちます。

湿原に関する有料公共施設5つを5日間限定で、お得価格でご利用いただける「しつげん55パス」が誕生しました。
釧路市動物園、釧路市丹頂鶴自然公園、釧路市立博物館、釧路市湿原展望台、釧路市阿寒国際ツルセンターの5施設を通常料金で利用すると2,100円になりますが、「しつげん55パス」をお求めいただくと、1,000円で済んでしまいます。
今月1日から各施設窓口、観光協会等で発売しております。
当園でも扱っておりますので、どうぞご利用下さい。
5ヶ所全部まわれなくても、大人の場合だと動物園で500円、鶴公園で400円ですから、もう1ヶ所行くだけで、十分にお得になります。

2007年6月6日(水曜日)

出張に行っておりました、HP更新承認者(兼 担当者)です。
ある園館のブログで、開催地が記入されていませんでしたので、あえてここでも書かないようにします。北のほうです。
日本動物園水族館協会 北海道ブロック 春季飼育技術者研究会議というのがありまして、そちらに参加してきました。
日本動物園水族館協会に加盟している動物園・水族館の、ち北海道にある園館が集まり、各園館での飼育方法、展示方法の研究や工夫、共通のテーマでの調査報告などがあります。
当園でもそれらを生かしまた応用して、飼育・展示方法の改善に努めたいと思います。

さてニュースでも書きましたが、昨日ビーバーが誕生しました。
いつもは多産なのですが、今回は1頭だけのようです。

シマフクロウは、やっぱりというか、翌日(5/30)に、巣立ちしました。
ビーバーとともに同じアングルからの写真になりますので、ニュースの方の写真をご覧下さい。

前回、オシドリのふ化の話を書きましたが、フライングケージでパクパクタイムが始まると、ヒナもエサの時間です。

写真:フライングケージ内でオシドリのヒナがエサを食べている様子


エサに群がってきます。そんなに不足しているとは思わない量を与えているんですが。
そっと、隔離ケージに人工ふ化で誕生したツクシガモのヒナが2羽おります。
フライングケージは通り過ぎやすいところですので、たまにじっと観察してみてください。
マガモのヒナ・・・まだヒナですが、すっかり大きくなりました。

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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