2007年7月のどうぶつえん日記

ページ番号1002022  更新日 2022年9月29日

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2007年7月31日(火曜日)

釧路こども遊学館の方から頂いたメールをプリントしたものを見て、夜のどうぶつえんまつり(夜間開園)特設ページの日付が間違っていることを知ったホームページ担当者(兼管理者)です。

すでに修正しましたが、正しくは8月10日(金曜日)11日(土曜日)でした。
お詫びして訂正いたします。
どうぞお間違いのないよう、よろしくお願いいたします。
(こども遊学館の方、ありがとうございました。写真も使わせていただきました。ち・な・みに、うちの職員は誰も気づいてませんでしたが。)

トップページにも書きましたが、いよいよSLコースター(ジェットコースター)の運行が8月2日(木曜日)から再開されます。大変長らくお待たせ致しました。
運行の再開にあたり、8月2日(木曜日)か轤W月5日(日曜日)までの4日間、ご入園いただいたお客様先着100名様に当日限り有効の全ての遊具(コイン式を除く)がお一人様1回に限り無料で利用できる遊具利用券を進呈いたしますので、どうぞご利用下さい。

さて、もう夏です。
釧路がどんなに寒くても、暦の上からは、すでに夏なんです。
エサとしてコレが入ってきました。

写真:ナナがスイカを食べるところ
(ナナがエサではありません。口をよく見てください。)

スイカです。実際にどうやって食べるかは見てからのお楽しみということで。
冷蔵庫の在庫を見ていないため、いつまでスイカを与えられるかはわかりませんので、スイカがない時にはご容赦を。

園内を歩いていると、写真のような方を見かけませんでしたか?

写真:キリンの行動を調査している様子


そして、視線の先には・・・

写真:ケープキリン


1988(昭和63)年4月20日、当園生まれのケープキリン、キリコ(メス)です。
実は国内で、ケープキリンが見られるのはココだけだったりします。

道内の学生さんがキリンの行動調査をしており、どのような結果が出てくるのか、とても楽しみにしています。(決して怪しい人ではありません。真面目な学生さんです。)

作業などに追われ、なかなか観察の時間を作れない飼育係にとって、とてもありがたいです。

最後にもうヒトコマ。

写真:コエゾゼミの羽化の様子


レッサーパンダのエサ用の笹取りをしていた飼育係から呼び止められて見てみると・・・セミが羽化しているじゃないですか。
レッサー担当者も私も初めて見ました。(日記のネタにご協力頂き、ありがとうございます)
獣医師によると、おそらく「コエゾゼミ」ではないかとのことです。
何年かかって、地上に出てきたかはわかりませんが、飛び立つまでの少しの間、気にして見ていようと思います。
あ、作業用通路ですので・・・お客様からはご覧いただけません。
(この更新がされている頃には、すでに飛び立っているかもしれませんが)

2007年7月23日(月曜日)

昨日までとはうってかわって、暑くなりました。
雲の様子も、「夏」だった動物園です。

4月から6月分までの日記を過去の日記のページに移動しました。
写真データもサイズを落として軽くしていますが、ちりも積もれば山となりますので・・・。(ブロードバンドの地域は限られてますからね。鶴公園もISDNですし)
写真も現在は1枚あたり30kbまで落としていますが、次回から、20kbまで落としてみます。
それ以下だと乱れすぎて、見られたものではありませんので・・・。

昨日の一枚。

写真:オオコノハズク


フキの下で雨やどり中のオオコノハズクです。
フクロウの森でお待ちしています。

今回のところはひとまず、ここまでです。

2007年7月18日(水曜日)

今日も代番に入った海獣舎でゼニガタアザラシ(オス)に水をかけられていたHP管理人です。
今日は朝から寒かったにもかかわらず(ええ、防寒着を着てましたよ・・・朝だけね)
市内道内はもとより埼玉からも沖縄からもご来園頂きありがとうございます。

さて・・・無理に前振りがなくても、という高嶋さんのご意見ですので、さっそく。

丹頂の頭

こんにちは。冷凍庫が壊れた鶴公園です。
ちなみに冷凍庫は私が壊したんじゃないですよ?

自然に壊れちゃったんですよ。自然にね。
あんまり書くとウソ臭くなるのでここらへんでやめておきます。
(ちなみにお古の冷凍庫を頂く事ができました)

ところでこの日記を読んでくださっている皆様にはいまさらという気もいたしますが私の話し方というか文章ってややくどいですね。
でもですね、少々くどくてもちゃんと伝えたいなと思っておりまして、例えばさっきの冷凍庫の話でも「壊れちゃった」だけじゃなくて冷凍庫との馴れ初めから話したいんですよ。
19年以上も使っていましたから二人の間のあんな思い出やこんな思い出、荷物を出し入れしていたらフタが勝手にしまって大変だった事とか、頭を入れて涼んでいたらまたフタが勝手にしまって大変だった事とか、結婚式の仲人さんのように話したいんですけれども・・・おや、またくどくなっていますね。
いや、なんと申しますか、さすがにいつもこんな感じだとまずいので今回は「簡潔な文章で表現する!」という事に挑戦したいと思います。
お題はツルの頭の色です。いきます!

「タンチョウの頭の色は血の赤だ」

うん!簡潔です!俳句や標語みたいでいいですね!
「いいですね!」ってだめでしょう、これ。

これだと私が何かやらかして、ツルの頭を血に染めたみたいじゃないですか。
冷凍庫の次は「ツルの頭疑惑」じゃないですか。
皆様は面白いでしょうけど私の社会的立場が危うくなるのでちゃんと説明させていただきます。

まず、タンチョウの頭の赤いところは羽毛や毛ではなく頭皮です。
ニワトリのトサカをイメージしていただくといいかも知れません。
表面には小さな粒々といいますか、ブツブツがたくさん付いています。
で、その時の感情や体調によって大きさも変わったりします。
興奮したり緊張すると赤い部分が後頭部のほうへ引っ張られる感じで大きくなります。
「トサカに来る!」
というやつですね。逆に病気になったりすると小さくなります。
病気の程度によっては色まで変わってしまいまして、オレンジ色のような色になってしまいます。

色で思い出しました。
肝心の赤色の話ですがこれは毛細血管の上を薄い皮膚が覆っているために赤く見えるのです。
我々の唇が赤いのと同じ感じです。
唇はまれに紫色になったりもしますが、そういった時は病院に行かれる事を強くお勧めします。って人の心配をしている場合じゃあないですね。

どうでしょうか?
ツルの頭の赤色は血の色だという事が判っていただけたでしょうか?
ここでは皆様のお返事が確認できませんので判っていただけたという事にしてしまいまして、これにて失礼いたします。

「今日の豆知識!」のコーナー

今回のタイトルですが漢字で丹頂となっています。
ここは動物園のホームページの一部なので学術的なページであります。
「冷凍庫が壊れた」と書いてあっても学術的なページです。
(学術的なページ・・・だったんですね)
で、こういった学術的な場合ですと標準和名、つまり「タンチョウ」と表記する場合はカタカナなんですね。
「丹頂鶴」というのは俗称です。日常の会話などではこちらを使う方も多いかと思います。

ではなぜタイトルだけ漢字表記にしたのかと申しますと、「丹頂の頭」と漢字で書くと怪談の「牛の首」や「猿の手」といったホラーな感じがいたします。
ホラーついでに、ご家庭の冷凍庫を覗いてみてください。
壊れているかもしれませんよ・・・・・・
悪いことにこの季節だと中の物がとけてすぐ腐ってしまいます。
それを食べてしまった一家を襲う惨劇!!
経済的にも肉体的にも破壊力大です。
あ、「丹頂の頭」のお話自体は皆様が適当に考えてください。

以上で「今日のホラー!」のコーナーを終わります。

2007年7月12日(木曜日)

今日は作業を終わらせて事務所に戻ってきて、今日の天気予報を確認してしまったHP管理者です。(日中にちょっと雨がやんだだけでしたな。予報は難しいでしょうから仕方がないですけどね)

えー、半角カナを使っているわけではないのですがどうしても文字化けが発生することがあります。
あからさまな間違いは、ほぼ文字化けによるものですのでご了承下さい。(ほぼ、です。忘れたころに間違うので、気づかれないうちにそっと修正してます)

あたたかくなると動物園には、ある野生生物が出てきます。

それは卵で生まれます。

つぶらな瞳で、体にきれいな模様をもちきれいな色づかい。

体の線は細いですがそれでいて力強く地面でも木でも行動します。

さて正解は・・・

写真:園内に出てくるヘビのアオダイショウ


はい、ヘビです。写真はアオダイショウだと思います。
(は虫類は当園では扱っていないもので・・・)

ほかにも、

写真:カラスヘビ


カラスヘビと職員間では呼んでいます。
(ですから当園で、は虫類は・・・略)

実は、園内のある動物舎にアオダイショウが住みついております。
家賃を払っていないことを気にしたのか、先日おみやげを残していきました。

写真:190cmもあったヘビのアオダイショウの抜け殻


飼育係が両手でもっているのがおみやげ。脱皮したあとの抜け殻です。

ヘビのアオダイショウ 抜け殻の拡大写真


測ってみたらおおよそ190cmありました。
抜け殻を見たり触ったりするのは、乾燥してからが殆どです。
しかし今回は脱いでまもなくだったようで最初に触ったときヘビのような感触で思わず手を引っ込めたと言ってました。

園内でヘビを見かけたら、ほおっておきましょう。
勝手にどっかに行ってくれるでしょう。
通路の真ん中にいるなど気になる方は係員にお伝えしてください。
捕まえて山に帰します。
なお、ヘビが嫌いな係員は捕獲に絶対に向かいません。

丹頂鶴自然公園のページをだいぶん、リニューアルしたつもりです。
お時間がありましたら、是非ご一読下さい。
もちろん、日記を寄せてくれる高嶋さんが書いた真面目な内容です。

TOPページにも書いてありますが7月15日16日はサマースクールがあるので、ナナへのエサやりは中止となりますので、ご了承下さい。

2007年7月7日(土曜日)

うちの動物園は何ビックリあるでしょうか?のHP担当者です。
(私が毎月買ってるある雑誌の・・・ね。)
ニュースと近々行なわれるイベントの紹介とごっちゃになっていたので、少し整理しました。

内地・・・もとい本州などでは今日が七夕ですね。
北海道の七夕は8月7日です。
動物園では、今年も8月5日(日曜日)6日(月曜日)7日(火曜日)に、竹に見立てた柳の木と短冊をサル山向かいあたりに用意する予定ですので、たくさんお願い事を書いてください。(書いているのは7日ですが、更新されるのは9日になるでしょうけど、ご勘弁下さい)

最近、5・6月のHPアクセス数が出たのですが、鶴公園とその各ページが予想以上に多くのアクセスを頂いていました。
情報掲載量が少ないので、更新準備を進めています。
もちろん高嶋さんを中心に文章を書いていただいております。
他のページも色々と手をつけたいのですが、いかんせん時間が・・・いや、なんとかしたい・・・と思っています。(いつも思ってはいるんですよ)

さて今日は久しぶりの快晴で気温が上がりました。

写真:プールに入っているアフリカゾウのナナに水をかけてブラシでこすっている様子


もちろん水浴びですね。今日はブラシがけも。
たぶん私がブラシがけをしようとすると嫌がるでしょうけど、大先輩がやると、ブラシをかけさせてくれます。
まさに長年の信頼関係がなせる技。
ブラッシングはナナの状態などを見ながら行なうので、毎回やっているわけではありません。(見れたお客様は運がよかったと思って下さい)

私はそれよりもカメラが濡れないように必死でした。
左手にホース持って、右手にカメラ。
さらにナナが耳を動かすだけで、水しぶきが飛んできますから。

大先輩&非公開パート2。

前回、掲載しなかった話です。
非公開で飼育していますので、写真でお届けです。

ヒナで保護されていたタンチョウが大きくなったので・・・お散歩。

運動しないとね。

「お父さん、どこいくのー?」

写真:保護されたタンチョウとお散歩をしています


帰るよー。

写真:保護されたタンチョウのお散歩が終わりです


「待ってー!」

わかりやすいですね。

ちなみにお客様の前に出たり、見慣れていない場所に出るとタンチョウがパニックになってケガをされても困りますので、非公開です。

ヒナで保護されてきた以上、人なれの問題はありますが大先輩を中心に人工ふ化・育すう行なったシマフクロウもペアを組み、立派な母親になっています。

きっとタンチョウ相手にも・・・と思っています。
経験がモノをいう、「マニュアル化できない技術」ですね。

2007年7月1日(日曜日)

今年は日差しがとても強いような気がします。
すでに肩や腕が日焼けで皮がむけておりますHP担当者兼写真係です。
当然、仕事焼けですが。

近々の行事予定やニュースに色々(どっちも同じ内容です。コピーして貼り付けしちゃいました)書きましたけど、夜間開園、今年もやります!
8月10日(金曜日)、11日(土曜日)です!!
霧フェスや港まつりと重なるから、例年より遅くなった・・・のです。
まぁ大人の事情です。

また、サマースクールが7月15日、16日に行なわれる関係で、この両日は、「アフリカゾウのナナにエサをあげよう」を中止させていただきますので、ご了承下さい。
サマースクールの詳細につきましては、ニュースをご覧下さい。

さて、今回は非公開で行なっている内容です。

ビーバーが生まれたことは6月6日の日記でご存知かと思いますが、過去の体重記録と比べ体重の増え方が遅いため、特製ミルクを与えています。

写真:2007年生まれのビーバーにミルクを補助的にあげています


担当者は動き回るビーバーに悪戦苦闘しながら、懸命に口に近づけます。
タオルでくるんで、落ち着かせて、さぁお飲み!と、ごくごく飲んでくれればいいんですが、その時によって、ミルクを飲まないこともあります。
お母さんからもちゃんとミルクをもらっている証拠ですね。

続いて、こどもどうぶつえんにいる「アオメキバタン」こと、シンちゃん。

写真:アオメキバタンのシンちゃん
(間違える方はいないと思いますが・・・左の写真がシンちゃんです。)

写真:この牡蠣のかいがらを与えてみました
(牡蠣の貝殻です)

いつも止まり木を用意しても、すぐに遊んでボロボロにしてしまいます。
そこで担当者が遊び物兼カルシウムとして、牡蠣の貝殻を与えてみたそうです。

翌日、動物舎へ行ってみると

写真:アオメキバタンのシンちゃんによって噛み砕かれた木と牡蠣の貝殻
(中央の白い部分が、牡蠣の貝殻だったもの。周りは砕いた木です)

見事に砕かれておりました。
ウコッケイに与える貝殻、これで代用できますね。

いや、そんなことよりも、お客様は決して、手を出さないで下さい。
ちなみにすぐに掃除してしまうので、非公開の話になるんです。

本当は書きたい話がもう1本あったのですが、諸事情により、許可が出たら、次回書きます。

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〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
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