2007年9月のどうぶつえん日記

ページ番号1002020  更新日 2022年8月25日

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2007年9月28日(金曜日)

明日、サーバーのメンテナンスがあることがわかったので慌てて更新作業をしているHP管理者です。

例年であれば8月下旬頃から、どの木よりも真っ先にシラカバの葉が落ちてくるのですが、どういうわけか今年はあまり落葉がすすんでいません。
フライングケージのシラカバもまだ緑色の葉をたくさん残しています。
しかし、どんぐりはちらほらと地面で転がるようになりました。
ニホンザルなどのエサにするために、どんぐり回収バケツを設置している箇所がありますので、よろしければご協力下さい。

さてさて、ふくろうの森に「フン防止用傘」が設置されました。

写真:ふくろうの森に設置された傘


「ウン」をつけたい方には必要ないでしょうけど・・・。
いつ降ってくるかわかりませんので、気になる方はどうぞご利用下さい。
(担当者がお客様のためにと用意したものですので、持って帰らないで下さい)

ほぼ実物大のクマタカとシマフクロウ。

写真:看板


ヒグマ舎から道沿いに下っていくと、クマタカ舎やシマフクロウ舎、ハクチョウ池につながっているのですが気づかれないお客様も結構いらっしゃるようで担当者がヒグマ舎の前に新しく看板を設置しました。(ハクチョウ池への看板は大きいのがあるのです)

ほぼ実物大で、飛んで逃げたりしませんので、大きさを実感してみてください。

そして26日に、上記のシマフクロウ舎で検査などのため捕獲作業をしました。

写真:シマフクロウ捕獲中


写真:シマフクロウを固定している様子


血を採ったり体重を計測していました。

ちなみに上の写真の一番下中央のタオルを軍手で掴んでいる位置にシマフクロウのくちばしがあります。
オス・メスともに捕獲しましたが、保定(動かないように押さえておくこと)中に

「痛ッテェー!!」(保定していた飼育係がシマフクロウに噛まれた)

「よしっ!ナイスっ!!」(周りの飼育係の声)
私は写真撮ってましたので、噛まれてませんけど。
オスの時もメスの時も、同じ会話が繰り広げられました。(もちろん噛まれたのは同じ人)

終了後のつぶやき。
「ペンチで2回も挟まれたようなもんだ・・・」

タオルと軍手越しとはいえ、あのくちばしで挟まれたら、痛いです。
しかも手を離したら逃げられてまた一から捕獲になるので、手を離すこともできません。

今回はネタにまったく困らなかったHP担当でした。
7月18日の日記以来、久しぶりに文字の色、黒以外を使ってみました。

2007年9月23日(日曜日)

平日は定時+0.5時間ほどで帰ろうと思っているHP管理人です。
だいぶん前に飼育係のお仕事というページを作成して・・・って書きましたけど、あまり進んでいませんので、のんびりとお待ち下さい。(本業は労務職で飼育係ですから。もっとも、労務職の職域にこだわらずなんでもやってるつもりですが。)

今回の3連休は天候にも恵まれたので、秋の行楽にはうってつけだったのではないでしょうか。
動物園にもたくさんのお客様にご来園いただきました。

動物園には、北海道ゾーンの中にトンボ池という場所があって、結構な種類のトンボが自生しています。
昨日、事務所にも1匹のトンボが飛び込んできました。

写真:トンボその1


写真:トンボその2


写真を見て判ると思いますが、とても大きいトンボでした。
教員長期研修で、1年間動物園で研修をされていた太田先生が作ってくれたトンボの資料(トンボ池にあります)の写真と見比べると、「ルリボシヤンマ」か「オオルリボシヤンマ」ではないかと思います。
写真を撮らせてもらったあとは、ちゃんと逃がしました。(園内での昆虫などの採集は禁止ですからね)

これは余談ですが、10月1日から切手のデザインが変わるそうです。
今はメジロですが、今度はオシドリとのことです。

写真:オシドリ
写真がオシドリ(オス)です

さすがに写真のデザインが切手になるわけではありませんが、切手にデザインされる動物が見られるのも、動物園ならではの見方でもあると思います。
ちなみに80円切手も変わりますが、当園では飼育していない動物(キジバト)ですので省略です。(詳しくは日本郵政公社(2007年9月23日現在)のホームページをご覧下さい)

更新情報に書くほどのことではなかったので、小さい更新はここに書きますね。

ノスリが死亡したため、飼育動物一覧のページを一部更新しています。
記載漏れのあった飼育動物がいたので、補完しています。(ヨシガモ)
飼育動物のホッキョクグマの写真をこそっと入れ替えました。
同じく、アフリカゾウの写真もそっと入れ替えました。

時々、こそこそと直してます。

2007年9月17日(月曜日)

土曜、日曜日、祝祭日ぐらいは定時+1時間ほどで帰ろうと思っているHP管理人です。(すでに真っ暗ですけどね)
ISDNやアナログ回線ですと、このページが重たいことと思いますが、3ヶ月を区切りにしているので、もう少し重たいままでご容赦下さい。

せっかくの3連休ですが、なかなか天候に恵まれなかった動物園でした。
次回の3連休は好天が続けばよいのですが。

トップページにも書きましたが、体育の日の翌日(今年は10月9日)から4月9日まで開園時間が変わります。
開園 午前10時 閉園 午後3時30分となりますので、お間違えのないようよろしくお願いします。
なお、当園の閉園期間は12月24日から1月5日のみですので、冬期間も開園しております。

今日は敬老の日ですね。飼育しているなかで高齢の動物というと、

写真:シロテテナガザル
シロテテナガザルの「オン」(オス)

1959年に東京にある井の頭自然文化園にやってきて、1988年に釧路市動物園へやってきました。
国内で飼育されているシロテテナガザルの中では最高齢で、推定48歳以上です。

写真:ホッキョクグマのコロ
ホッキョクグマの「コロ」(メス)

1974年11月に生まれ、1975年6月25日に釧路市動物園へやってきました。
開園当時から飼育されている数少ない動物です。
「コロ」も国内で飼育されているホッキョクグマの中では最高齢です。
今までに5頭の赤ちゃんを出産しています。

ゼニガタアザラシの「タル」(メス)

北海道の羅臼沖で保護され、1979年12月21日に釧路市動物園へやってきました。
国内では2番目の長寿となります。
いままでに16頭の赤ちゃんを出産しています。
写真がないのは、HP管理人が5頭いるうちの誰が誰だかわからないためです。(2頭だけはすぐわかるのですが)

チンパンジーの「ケンチ」(オス)

ケンチは1991年1月に釧路市動物園にやってきました。
1966年生まれと推定されており、現在は推定41歳です。
国内では3番目の長寿動物です。
写真がない理由は、チンパンジーにいたっては、砂などを投げつけてくるからです。
過去にも水をかけられたりしているので、どうも嫌われているようで。

他にもアフリカゾウのナナが推定34歳だったりします。
アカコンゴウインコも高齢だったような・・・。

元々の個体の丈夫さもあるでしょうが、飼育係の先輩方の長年にわたる飼育・観察もあってこそのものと思います。

これからも動物たちには健康で元気に活躍してほしいものです。

2007年9月11日(火曜日)

あまり大きな声では言いたくないですが、今日は朝からシマウマを出す順番を間違えてしまったHP管理人です。
オスから出さなければならないのですが、メスから出してしまったのです。
すぐに寝室へ戻ってくれましたので・・・事なきを得ましたが。
ちなみに戻らなかったら、オスには1日中、寝室の中で過ごしてもらいます。

慌てて仕事をすると、あまりいいことがないものです。ええ。

さて、トップページとニュースにも書きましたが9月9日に東北海道塗装工業組合青年部の皆さまと、本年は若鳶会の皆さまも加わって、ホッキョクグマ舎の塗装をしていただきました。
デザインまでしていただき、素晴らしい景色になりました。

写真:塗装作業中1


写真:塗装作業中2


写真:景色が変わったホッキョクグマ舎


平成12年から毎年、園内のどこかの動物舎を塗装していただいております。
毎年、ありがとうございます。

話は変わって、保護されてきた動物がいます。
伐採された木にいたようなのですが、幸いにもケガはしていませんでした。

写真:エゾモモンガ


獣医師の手からミルクを飲んでいる、エゾモモンガです。
日に日に成長しています。
カメラが嫌いなようで、あまり写真を撮らせてくれないのがつらいところです・・・。
(撮っている場所もあまり明るくなくて大変だったりします。今回の写真はトリミングしています。)

最後に、先週から園内に流れているBGMが変わっております。
ベル調の音楽になりましたが、気づかれましたでしょうか?

2007年9月5日(水曜日)

やっぱり暗くなってからの更新作業しているHP担当者です。

9月2日は雨でした。
アフリカゾウのナナが運動場へ出るか微妙な天候だったので、いつも運動場にセットする果物の量を減らしました。
そしてナナを室内から出そうとしたのですが、やっぱり出ようとしなかったので、そのまま放置しておいたら、まもなく運動場へ出てくれました。
さっそく扉を閉めるため機械を操作していたら、ナナが慌てて室内に戻ってきました。
仕方がないので、果物を回収しましょうと思って外へ出てみたら果物だけはしっかり食べていたようで・・・。
さて今回は、鶴公園のあの人が原稿を寄せてくれましたので、さっそくどうぞ!

「コウモリの館」

こんにちは鶴公園です。
風邪やら何やらでしばらくぶりに原稿を書くわけですけれども、「今回は」と申しますか、「今回も」と申しますかまたまたツルの話題ではございません。
まぁ、鶴公園の話題なのは間違いないのでご容赦ください。

さて、いきなりなんですが我が家は鶴公園のすぐ近くにあります。
タンチョウが住む公園の近くに住んでいるわけですから自然環境に大変恵まれております。
どの位恵まれているかと申しますと1番近くのコンビニまで車で片道15分!
夜にボリューム最大でCDを聞いて、さらに歌っても誰も苦情を言いません!
恵まれすぎです!

居間の灯りをつけると窓の外に虫がびっしりとはりついて、「蛾の館」になっちゃうくらいです。
居間の灯りは蛍光灯5本ですけれども全部点けると網戸の隙間からも入ってくるのであえてR本にしています。環境にもやさしいですね!

で、私は健気にもこういった大自然の片隅で生きているわけですが、ある朝、玄関先に「フン」がたくさん落ちておりました。
よく見ると、どうもコウモリのフンらしいです。
鶴公園の管理事務所でも、時々発見します。
コウモリのフンはネズミのフンに似た形ですが、ねばねばしていまして、今までも時々壁やら窓やらにくっついていたのですがいつもは1粒づつ、こう、遠慮がちに落ちていたんですね。
しかし今回は玄関前にてんこ盛ですから「残暑見舞い」とか「増量キャンペーン」かなとも思ったんですがモノがモノですから、おかしいわけですよ。
我が家のデザインは大自然に溶け込むように木の板が表面に打ち付けてありましてちょっとその板の隙間からのぞいたら、いや、もうえらいことになってました。

知らない方がご覧になったら新しい断熱材かな?と思うくらいの量でした。(案外暖かいかもしれないですけどイヤです。)

たくさんあったのが隙間からこぼれてきて「特盛」になっていたんですねぇ。
夕暮れ時に外から我が家をみていますと、壁と屋根の隙間からたくさん出てきました。
コウモリが飛ぶスピードというのが大変早く、暗いせいもあって10まで数えたんですけれどもそれ以上は無理でした。写真も撮れませんでした。すみません。
代わりに管理棟の外壁についていたので勘弁してください。

写真:コウモリ


私、コウモリの事は知らないので勝手な想像ですが、我が家に集まる虫を食べているのだと思います。(何年か前から減ったなぁ・・・とは思っていました。)
つまり我が家は「蛾の館」から「コウモリの館」に出世していたようですね!
さて、コウモリの中には希少種(生息数が少ない種類)も多いのですが我が家のコウモリはどうなのか私にはわかりかねます。・・・と、ここまで書いてふと思ったのですが、深夜に私が熱唱するという事は先に述べたとおりです。
もしかして聞かれてしまったでしょうか!?
私とっても恥ずかしいです。

まぁ、実害が無いですし、追い払い方も知らないですし、何より追い出して私の歌の下手っぷりを世間に暴露されると大変困るのでもうしばらくは同居する事になりそうです。
もし希少種で「釧路〇〇コウモリ生息地」とかになってしまったら私の方が家を追い出されてしまうのでしょうか!?
あまり考えると今夜のリサイタルに支障が出るのでやめておきます。
あと、コウモリの事はHP担当者がコウモリの本を持っており何かしらコメントいただけると思いますのでメンドウな事は人様に丸投げしつつ、おいとま致します。(当園の学芸員いわく、「同じ角度から撮った写真しかないのでわからない」と言ってました)

今日のお客様!」のコーナー
何度かHP担当者が「HPを見たお客様が来てくれました。」、「わざわざありがとうございます。」とか書いていましたが鶴公園の方はさっぱりだったんですねぇ。
あるいはこっそりと来て下さっていたのかもしれません。
そんな中、8月上旬にお客様が「HPを見て来ました」といらしてくださいました。
わざわざ札幌からありがとうございます。
鶴公園へいらっしゃる前の日に釧路市動物園へもご来園いただいたそうですがHP担当者は休みだったそうです。HP担当者は会い損ねました、残念ですね。
こういうときに日ごろの行いがでるんですねぇ。
で、自慢するのが趣旨ではなく、ここをご覧下さっている方が鶴公園にいらっしゃった折には是非、声をかけてみてください。
仕事の都合もありますがツルのお話とか出来るかもしれません。

というわけで「今日のお礼!」のコーナーを終わります。

追伸:老若男女問わずに歓迎しておりますので「HP見たんだけど」と声をかけてみてくださいね!

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
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