2008年2月のどうぶつえん日記

ページ番号1002014  更新日 2023年11月14日

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2008年2月29日(金曜日)

4年に1度の誕生日の方おめでとうございます、HP管理人です。
前回の日記、今日の午前中に一部削除と修正をしております。ご了承下さい。

今回は、高嶋さんからのリクエストで更新です。
(いつも週2回ぐらい更新したいんですけどね・・・)

さて、いきなり高嶋さんの日記に入ってもいいのですが、せっかくですので本日のオタリアの子。

写真:オタリアのお母さんと子ども


写真:オタリアの子ども


上の写真で、親子の大きさを比較してください。

下の写真は子どものアップです。かん高い声は変わりませんが凛々しいですね。

写真を撮りながら観察していると、大して気にもされていなかったのですが、柵で仕切っているにもかかわらず隣にいるオタリアが近づいてくると、子どもを隠すために、いつもは部屋の奥に進ませるのですが、今日は写真のとおりにプールに近いところへいたので、突き落としていましたが、これはオタリアの「子どもを守るための行動」ですのでご安心下さい。

なお、性別はメスと判明しました。

それでは、鶴公園の高嶋さんからの原稿です。

「今日のお客様!」のコーナー

こんにちは、鶴公園です。今日はいきなりこのコーナーです。
去る2月24日にこのHPの読者の方が鶴公園にいらしてくださいました。
動物園をご覧になった後に、鶴公園にも寄って下さったんですが、お話をお伺いいたしますと、わざわざ「私を見る」ために寄ってくださったそうで本当にありがとうございます。
昨年8月9日にも「私を見る」ために、わざわざ札幌から来て下さった方がおりまして、もう大変ありがたいことでございます。

鶴公園ではお客様に見ていただける動物はタンチョウだけなんですけれども、ついでとはいえ札幌や道外からも「私を見に」来ていただけたとなりますと、私もタンチョウと同じレベルなのかな?とうぬぼれてしまう訳ですよ。

こうなるとですね、僭越ながらタンチョウと同じく特別天然記念物に指定されるんじゃないか、「特別天然記念物おめでとう!高嶋!」に期待してしまうんですね。

ところが特別天然記念物にも指定の基準があるようで、それを定めているのが文化財保護法らしいのですが、文化財かどうかはともかく、まずは保護されていないとダメだと思うんですよ。

はたして私は動物園で「保護」されているのか?

具体例をたくさん書きたいんですけれども、そうすると「釧路市動物園の裏側、赤裸々!ある日の日記」の単行本化のときに載せる話がなくなるじゃないですか。
(すみません!今のところそんな話も計画もございません。)

そこで今回はつい最近のお話を1つだけ。

私の日記って、その、くだけた物言いをしますと、表現がふざけているんですが、原稿の段階ではHPにはあげられないような表現や言葉(動物園のイメージにふさわしくないという意味です)がてんこ盛りなんですね。
伏字でも載せられないんですが、HPにアップする時には担当者と相談して変えます。
(ええ、今も変えています:HP管理人)
まぁ、実際はほぼ丸投げなんですけどね。
で、担当者もアップする時に判断に困る事があるようなんですけれども、そんな時どうするか聞いてみたんですよ。

「上司に相談します。」

おいおいおい!何てことするんだよ!!ってことになるじゃないですか。
怖くなって具体的には聞けなかったんですが、きっと原稿をそのまま見せていると思うんですよ。
先ほども書きましたように伏字でも載せられないような表現がそのまま書いてあるわけですが、私の「道徳」と「常識」がそのままですよ?
そんな事知らなかったから、上司と普通に会話していたじゃないですか。
動物園事務所の席替えに、私の名前がなかったのも納得いくってもんですよ。
(確かに最初はなかったんですよねぇ・・・誰が作ったかは知りませんが:HP管理人)
「保護」どころか「駆除」されているじゃないですか。
上司には寿司やラーメンをごちそうしていただいた事もあるんですが、喜んでいる場合じゃないです。
特別天然記念物指定おめでとう!って私の「おめでたさ」が特別天然記念物指定ものですよ。

ということでですね、「がんばってください。」とのありがたいお言葉どおりがんばってみましたが、がんばりすぎて長くなってしまいました。ごめんなさい。

「HP見ましたよ。」と、たくさんのお客様にご来園いただいて、特別天然記念物はムリでも「がんばったで賞」くらいはいただけるよう努力したいと思っております。

これにて、「今日のお礼!」のコーナーを終わります。

2008年2月26日(火曜日)

今日も、ちまちまといじる、HP管理人です。

24日はとても風が強かったですね。

こんな寒い日に、遠くは神奈川県からホッキョクグマの「ツヨシ」、わたしと、鶴公園の高嶋さんに会いにご来園いただいたお客様、応援ありがとうございます!

さて前回予告どおり(本人いわく、若いほうの)獣医師から原稿をいただきましたので、さっそく。

マイクロチップについて・続報

HP管理人さんからニホンザルにマイクロチップを入れることについて詳細な説明が先日(2月8日の日記)ありましたね(ありがとうございます)。(いえいえ)

実はマイクロチップ本体がどのような形、大きさをしているのか、扱っている私たち獣医師もわかっていなかったので、一つ無駄になってしまいますが出してみることにしました。

マイクロチップは針の中に入っています。
でかい針です。
どれくらいでかいかというと献血のときに使う針くらいでかいです。
つまようじよりも太い、と思ってください。

マイクロチップは針の中でスムーズに動けるようになっています。
当然そのままでは針先を下に向けるとすぐに落っこちてしまいます。
確認したところ、それを防ぐためにストッパーが付いていました。

写真:マイクロチップの針


では、押し出してみましょう!!

写真:マイクロチップが出てきている様子


出ました!!

写真:マイクロチップが出てきた様子


長さは約1.2cm。一見、ゴキブリの卵のようです。
(飼育員の皆さんは道産子なのでそういった意見は聞かれませんでしたが。)
(※注 北海道には基本的にゴキブリはいないのです。基本的に、ね。:管理人)

この『小さい』ものの中に12桁の長~い数字が詰まっているのです。
12桁の番号は同じものが一つもありません。
これを専用の機械で読み取ることで一頭一頭を見分けることができます。

釧路市動物園では希少な鳥を多く飼育しています。
万一、逃げたり、盗難にあったり(?)しても、マイクロチップを読むことで当園で飼育していたか確認することができます。
そこで、法律では指定されていないシマフクロウやクマタカにもマイクロチップを入れています。

いままでに園内の動物では、ライオン、ペルシャヒョウ、ニホンザル、オオワシ、オジロワシ、ハクトウワシ、クマタカ、シマフクロウで行いました。

写真:ペルシャヒョウに埋め込んだマイクロチップの動作確認中の様子


これは昨年12月にペルシャヒョウの治療の際にマイクロチップを確認したときの写真です。

でも、皮膚の下に入れるには十分『でかい』ですよね・・・・・

以上、若いほうの獣医師から頂いた日記です。
(確実に若いって、今、横でアピールを受けてます。そりゃあ事実ですもんね)
ありがとうございました。
関係者の皆さま、いつでもネタをお待ちしています。

最後に、2つ、3つ。
まずはじめに、日記を書き終わったら、ニュースにも掲載しますが、オタリアが2月16日に生まれました。

写真:オタリアのお母さん「シンコ」と子ども


写真は、生まれたその日に撮影しました。
左にいるお母さんは「シンコ」といいます。子どもの性別はまだ判明していません。
見えにくいことがとても多いですが、粘れば何とかなるかもしれません。
姿が見えないとき、かん高い声が子どもの声ですので、それでご容赦を。
(それすら聞こえなければ・・・どうしましょう)

ついで、ひなまつりの季節になりました。

写真:ひな飾り


動物園でも、ヒナ・雛・ひなまつりを行ないます。

また2007年生まれのシマフクロウの愛称募集をします。
詳細は、近々行なわれるイベントの紹介をご覧下さい。

また今回は試しに、写真を大きくしてみました。
1枚あたりのサイズは変わらないのですが、画像が荒くなります。
まわりの声を聞きながら、大きさは今後検討しますね。

では本当に最後。
獣医さんの話、ゴキブリの卵そっくりっていうのが一番のポイントだと思うのは、私だけでしょうか?
(見たことはないんですけどね)

(今回の日記は、一部修正しました 2月29日)

2008年2月19日(火曜日)

「テスト!」と「本番!」の声が聞こえたら緊張してしまうHP管理人です。

トップページのリンク、ちゃんとはったつもりだったんですが、ごちゃごちゃでしたね・・・。修正し確認いたしました。

ホームページ等でお伝え致しましたとおり、2月16日から18日まで園内において映画のロケが行なわれました。
撮影のため一部動物を展示していなかったり、一部観覧通路上での通行制限などがありましたが、お客様のご協力のもと、当園でのロケは無事に終了しました。
ありがとうございました。

2回にわたってタイトルを伏せてきましたが、今回は書きます。

角川映画製作 マキノ雅彦(津川雅彦)監督「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」です。
(しつこいようですが「釧路市動物園物語」じゃないですよ)

16日から始まりました。テレビのロケっていうのは見たことがあったのですが、映画のロケは初めて見ました。とても大人数でびっくりしましたが、関係者の皆さんそれぞれの仕事をしっかりと果たされていました。

「一人でも欠けると映画が完成しない」

あるスタッフの方が言っていた言葉が印象的でした。

写真:ゾウ舎に照明をあてている様子


写真は日本で最大の照明だそうで、18キロワット(100ワットの電球1800個分!)の明るさとのことです。
(これだけでも映画撮影のスケールの大きさがわかりますよね)
ゾウ舎の屋根は一部がガラス張りになっていますので、ゴンドラ車で照らしていました。
これだけ高いものがあると、キリンなどが気にしてしまうので展示しておりませんでした。

初日はゾウ舎内で行なわれたのですが、ゾウ舎に入ってきた長門裕之さん、中村靖日さんがナナに向かって普通に話しかけていたのですが、あとからゾウ担当者(私も含め3人います)と話をしていたら、「あれはセリフだよ」って言われて、あー、そういえば台本に書いてあったなぁ・・・と。
あまりにも自然すぎて、セリフであることにまったく気づきませんでした。
やっぱりプロの役者さんって、すごいです。
監督はもちろんですが、西田敏行さん、前田愛さんもロケに来られていました。

17日はゾウ舎付近で、18日は非公開施設にて撮影を行ないました。

写真:リハーサルをしている時の様子
上記の話とは別のリハーサル中の写真です
写真:撮影風景
園内での撮影風景

今回のロケについて、HP管理人が思う、特にすごかったと思うこと。

  • ロケ隊の人数と機材、仕事ぶり
  • 役者さんの自然すぎる演技
  • テスト、本番の時の緊張感
  • 2日間の撮影予定を1日で終わらせたアフリカゾウのナナの演技力

え?最後は、なにって?

いや、書いてあるとおりでして・・・

ここ最近、機嫌があまりよろしくなかったのですが、それはもう、お見事!
ちゃんとカメラがまわっているのを知っているかのように、素晴らしい演技をしてくれました。
撮影していたスタッフの方も、「女優だねっ」て言ってました。
その大人しさに、毎日カメラがまわっていればって思っちゃいましたよ。
(先輩方の育て方がよかったのでしょう、ナナは基本的におとなしいんですけどね)

前回書きましたシジュウカラガンですが、フライングケージに復帰しております。ご心配をおかけいたしました。

次回予告!

写真:獣医師


当園の獣医師による話が登場予定です。お楽しみに!

2008年2月14日(水曜日)

今日はホッキョクグマの寝室で、思いっきり転んだHP管理人です。

階段を登るときだったんで、水洗いして、水切りしたけど、残った水が凍って、そこで滑った、と思ったら、氷のかけらすらありませんでした。ええ。
(要は、ただ単に転んだだけです)

前回も書きましたけど、2月16日から18日まで、映画撮影協力のためにキリン、シマウマ、ダチョウ、アフリカゾウが出ていない場合がありますので、ご了承下さい。

写真:アフリカゾウのナナを撮影している様子


とは言いながらも、実はすでに映画撮影協力しています。

観覧通路からも撮影していたので、ご来園になった方は見かけたかもしれませんが、アフリカゾウのナナが銀幕にデビューすることになりそうです。

何の映画って?前回書きませんでしたね。
断言できるのは、「釧路市動物園物語」ではないということです。
(断言しなくてもわかると思いますが。詳細はそのうちに。)

フライングケージで飼育していたシジュウカラガンですが、現在、展示しておりません。右足に異常が見られたため非公開施設にて飼育しています。

写真:シジュウカラガン


そして体重を測ってみたら、3kgもありました。
特段、高カロリーなエサを与えているわけでもなく、白菜などの野菜をよく食べる個体なのですが。
別な非公開施設で飼育している他のシジュウカラガンは、2kg前後ですので・・・
今はダイエット生活って、獣医師が言ってました。

話は変わりますが、飼育動物一覧のページを更新しました。

日本国内ではブロードバンド(高速回線)が使えない地域がまだまだありますので、アナログ回線にやさしい、サイズが大きくならないHP作りを心がけております。
(この日記が一番やさしくないページなんですけどね)

しかしパソコンのモニターの高密度化(最近はXGAが主流だったのに、SXGAやUXGAとか・・・あ、すみません)により飼育動物一覧に使用している現在の小さい動物アイコンでは「ひと目でわかる」という機能を果たすことができないため、大きくしました。
できるだけ画像が荒くならないよう、サイズを落としていますが、今までよりも読み込みに時間がかかります。ご容赦下さい。

肝心な中身の飼育動物の紹介については、手をつけたいのですが、なかなか時間がとれません。のんびりとお待ち下さーい。

えー、次は勝手に追加されました。

勝手に追加

こんにちは、鶴公園です。今日は勝手に追加です。
何の追加かと申しますと、前回の日記の最後の方に「匿名希望」の事務係さんから、一言、二言があったんですが、それに勝手に追加してしまおうという日記です。
だいたい、HP担当者とも、事務係さんとも打ち合わせもなく、いきなり原稿あげたので「勝手に追加」なんですね。

この事務係さんって、いわゆる経理さんなんですよ。
私の認識では経理さんは「財布を握る権力者」ですからね。
こういう方に相談も無く勝手に追加して私、大丈夫でしょうか?
定期会議の資料で鶴公園分だけ、上下逆に印刷されるんじゃないか?
という懸念はあります。でも「まあ、いいか。」って事で進めてしまいます。

前回の日記にあるように山花温泉リフレさんと釧路市動物園で「山花温泉リフレに宿泊で冬の動物たちに会えるキャンペーン」というのをやっております。

わかりやすく申しますと、山花温泉リフレにお泊まりいただいたお客様のうち先着200名様に釧路市動物園へ無料でご招待します、という企画です。

釧路から離れた地域の読者の方にはもう、ぴったりの企画でございますが、「山花温泉リフレ」さんについてはご存じない方もいらっしゃるのかな?と。

どんなところか判らないと不安じゃないかな?と思いまして「勝手に追加」ついでに「勝手に宣伝」までしてしまおうという無謀とも思える、今回の日記です。
ちなみにあくまでも私の主観での宣伝ですのであまりあてになさいませんように・・・

さて、この「山花温泉リフレ」は名前の通り温泉宿泊施設なんですが、旬の食材を生かした薬膳料理も食べられたりと、なにか、こう健康になりそうな施設です。

大体名前が「リフレ」ですからね。
リフレッシュ(再び生き生きとさせる、元気を回復させる)からリフレだと思うんですけども、ひょっとしたらリフレクション(反射)からかも知れません。

ってそんなハズないですね。反射してどうするんでしょうか?
お客様がまぶしいじゃないですか。

で、温泉に薬膳ですから、もう、これでもか!ってくらいに健康になりそうです。
パンフレットによりますと温泉は「神経痛、疲労回復、筋肉痛、関節痛、冷え性、健康増進」「数学と英語が苦手」に効くそうです。
! すみません!最後の「英語うんぬん」のくだりは私の願望でございました。
英語と数学は難しそうですが、他にも効能があるそうですので、詳しくはリフレさんのHPを見てくださいね。

あと加工体験ということもできるそうで、事前に予約するとパンを焼いたり、ソーセージを作ったりできるそうです。
体験した事のない私が言うのもあつかましいんですが、私のお勧めは、「アイスクリーム作り(コーヒー味かバニラ味)」です。
700円で5つ、1,200円で10、2,200円で20個のアイス作りを体験できるそうです。
うぅーん、10個だと多いから5個でいいですね。

鶴公園は、アイスが溶けないうちに着くと思いますので、お客様は「アイス作り」を、私めは「おいしい体験」と、よかった、よかった、さぁ、お手を拝借ってな具合に丸く収まる訳ですね。

って全然丸く収まってません!
いつのまにか宣伝からお客様への催促になってるじゃないですか。
これ以上続けると会議の資料が逆さまどころじゃない、私自身が・・・
ひとまず、これにて失礼致します!

最後に、ご招待できるのは200名様限りですのでお早めにどうぞ!

追伸

泊まる前でも後でもいいんですけども、鶴公園にも寄ってくださいね。
寄ってくれないと「鶴公園に関係ないのに日記書いちゃだめですよ?」と叱られたり、来月の会議資料の鶴公園分だけが上下さかさまに印刷されてしまうかもしれません。皆様、お願いしましたよ?

「今日の三言!」のコーナー

一言、二言は前回の日記にありましたので今回は三言めです。
ある日、上にある「経理さん」と私が同じ誕生日だと発覚したんですよ。
まあ、「経理さん」の方から私に教えてくれたんですけども。
そうなると私だって人間ですから親近感とか、わくじゃないですか?

私 「いやぁー。奇遇だねぇ。」(←うれしそう)

経理さん 「うぇっ」(小声)

もう、どうかしちゃってます。経理さん自分で話題ふっといておかしいです。
まぁ、事務用品の「のり」くれたからいいんですけどね。
これにて「今日の内部事情!」のコーナーを終わります。

2008年2月8日(金曜日)

今日はインターンシップ(就業体験)を受け持ってましたHP管理人です。
3日間、動物園での様々な仕事を体験してみて、いかがだったでしょうか?

トップページにも書きましたけど、2月16日から18日まで、映画撮影協力のため、キリン、シマウマ、ダチョウ、アフリカゾウが出ていない場合があります。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご了承下さい。
(何の映画かは、まだ秘密ってことにしておきます)

今年の1月9日に発情が見られたアムールトラのリング(オス)とチョコ(メス)を同居させ、交尾も確認し、うまくいっていれば今月は発情が来ない予定だったのですが、再び発情行動が確認されました。

写真:アムールトラ 奥がオスのリング、手前がメスのチョコ


そこで再び、同居を試みております。(手前はメスのチョコ)前回よりもさらに仲を深めてくれればと思うばかりです。
発情状態を見ながらの同居となりますので、ご承知おきを。

ついでって訳ではないですが、

写真:猛獣舎の看板


猛獣の展示位置プレートが新しくなりました。
室内観覧通路出入り口は2ヶ所ありますので、もちろん2枚あります。
担当者が飼育作業の合間をぬって、2月5日に完成・設置しました。

写真:ストッパーくん


1月14日の日記にも掲載したストッパーくん(仮称)ともども、担当者の手作りです。

ニュースにも書きましたけど毎年恒例!ニホンザルの健康チェックを行ないました。

写真:サル山の登る飼育係


山の上に立っているのは、飼育係です。
ニホンザルたちの山を、この日だけは飼育係が占領します。
(昨年は裏山からの写真だったので、今年は正面から。)

そして全頭を室内に収容して一頭一頭、顔のマーキングや、内股にある番号を確認し個体識別をした上で、体重測定や採血、今年から導入したマイクロチップの埋め込みを行ないました。

写真:マイクロシップを挿入している様子


マイクロチップとは、あらかじめ番号が入力されている小さなチップを体内に埋め込み、専用の機械をかざすと番号が表示されます。

これは動物の愛護及び管理に関する法律に基づき行ないました。
いままでは顔と内股に個体識別のための番号を入れ墨していましたが、導入することで顔にのみ、入れ墨を行なうだけで済むことになります。

最後に事務の「匿名希望」さんから、一言、二言!

一言目

ニホンザルと飼育係のサル山での合戦はなかなか見ものですよ♪
お客様の中には「ここの飼育係はサル並みに運動神経がいいんですね」といって去っていかれた方もいました。
(お願いして観覧通路側から写真を撮ってもらっておりました)

二言目

ご近所の山花温泉リフレと釧路市動物園からのお知らせです。

山花温泉リフレに宿泊で冬の動物たちに出会えるキャンペーン!

本年2月8日より山花温泉リフレにご宿泊され、釧路市動物園にご入園を希望されるお客様に先着200名様を無料でご招待いたします。
山花温泉リフレと共同で取り組むことで、お客様に冬季も開園している釧路市動物園の魅力をPRし、山花地域の冬季の見どころを楽しんでいただけるよう、企画致しましたので、ぜひ、ご利用下さい。

お問い合わせ
路市動物園 0154-56-2121
山花温泉リフレ 0154-56-2233

2008年2月2日(土曜日)

久しぶりに冷えた金属を濡れた手で触ってしまったHP管理人です。
寒い地方の方なら、少なからず経験があると思うのですが、金属と手が、くっついてしまうんですよ。
鍵を開けるときに、つい、うっかりと。
はがし方が悪かったり、皮ふが弱い方ですと、はがすときに出血してしまうこともあるぐらい、くっつきます。

昨日は、ご近所の釧路市立山花小中学校の皆さんが総合学習のため、飼育体験に来ていました。
年に数回、行なわれており、全学年の生徒さんが学習にきます。
普段は見ることのできない場所から動物をみたり、話を聞いたり、飼育作業をやってみたりと動物園での経験が、少しでも生徒さんの将来に生かせれば、と思います。

写真:総合学習中の様子


先週の話になりますが、シマフクロウを移動しました。
若い個体が繁殖可能年齢に達したので、繁殖シーズンにあわせて一緒に(ペアリング)しました。

展示館向かいの猛禽舎にいた、個体名「ロロ」(オス)を非公開施設へ移動し、非公開施設にいた個体名「クク」(オス)を展示館向かい猛禽舎へ移動しました。
他にも非公開施設で飼育中の個体を移動しています。

写真:シマフクロウ


「ペペ」(メス)と「ロロ」(オス)の写真。どっちがどっちかは、私にはわかりません・・・

一緒にしたら、ペアができるというものではありません。
実際にペアになるかどうかは、シマフクロウの相性次第です。
鳴き合いを交わし、仲良くなってくれればよいのですが。
まだまだ寒い季節ですが、春に向かっての準備は、進んでいます。

前回、休載させていただいた鶴公園の高嶋さんから2日前に原稿をいただきました。

ガイド始めました。

こんにちは。前回は原稿を落としてしまった鶴公園です。
今回は原稿が長いので触れられないんですけども、機会がありましたら「言い訳」じゃなくて、「事実経過の報告」をいたしたいと思います。

さて、早々に本題です。鶴公園のページにもありますように、夏ごろから飼育職員が交代で「タンチョウガイド」を行っておりました。

1日1度、時間を決めてタンチョウの事や公園の事などをお話しさせて頂いていたのですが、冬になってお客様のご来園が少なくなってくると、ガイドする機会が少なくなってまいりました。

ガイドの時間にお客様がいらっしゃらない事もあったりで、もう、お客様がいらっしゃらなくても一人でお話ししちゃおうかな?とも思ったのですが、それだとあまりに寂しくて切ないじゃないですか。
そこで、まぁ、主に「私が寂しい」という理由でですね、冬場は「タンチョウガイド」はやめてしまう事にしました。

ここで終わると私としては大変楽でよかったなという事になるんですが、そうはいかないんですね。
昨今の動物園や水族館を取り巻く環境と申しますか状況には大変厳しいものがあるんですけれども、それでも全国の動物園や水族館の関係者は、よりお客様に喜んでいただこうと努力しております。
その中で私だけが今までお客様に対して提供していたサービスを中止するというのはあまり関心できません。
ありていに申し上げれば大変まずいわけです。

しかも理由が「私が寂しいから。」ですからね。

これはもう、お客様は言うまでも無く、全国の関係者、上司や同僚、うちのツルだって怒るに決まっています。

ツルなんか怒ると突っつきますからね。

私としましては突っつかれるのも嫌ですけどお客様にお叱りを受けるのが1番怖いので、それだけは避けたい。何としても避けたい!と切に願っておりますが、願っても駄目なものは駄目なのでお叱りを受けないような何かを考えなければいけないわけです。

いつも通り言い訳で逃れようか?
否、ご説明させていただいてご理解の程をいただこうか?

ひょっとしたら心の広いお客様からのご理解は頂けるかもしれませんが、ツルはそうはいきません。
なんといっても言葉が通じませんから、「餌はくれないんだな。」と知った途端に突っつかれるのは明白です。

で、言葉で伝わらないときは態度で示そうと思いまして、冬期間の「タンチョウガイド」をやめる替わりに何か別のことをやろうと考えたわけであります。

しかし高校時代の期末テストでクラス1番の私といえども、さすがにいいアイデアが思い浮かばず悶々とした日々を送っていました。
そして、ついに閃いてしまったと申しますか、天啓がございました。

「そうだ!ガイドをやろう!!」

・・・ガイドをやめる替わりにガイドをするって・・・

なにか、こう1回まわって同じところに戻ってきた感じといいますか、ある意味突き抜けちゃったという感じです。
さすがはクラスで下から1番です。

「忙しい中読んだのにわけわからん!」とお怒りの事と思います。
ごもっともです。書いている本人も訳がわからなくなって参りました。
そこで私がちゃんと理解するために、公の場を勝手にお借りしてメモしておこうと思います。

鶴公園冬季間のガイド(2月から3月まで)

  • 基本的に私がガイドをさせていただきます
  • 出来ない場合もございますので、ガイドを行なえる時のみ券売所(入園券を買っていただくところです)に掲示をいたします
  • 掲示がない場合は、何らかの理由で私がガイドができない時ですが、窓口で声をかけていただければ、他の職員がガイドいたしますがどうしても対応できない場合もございますので、ご了承ください。
  • 日本語しか喋れません。

と、最後は変な自己紹介になってしまいましたが、夏季とは違った形でのガイドを始めます。

当面は上記のようにガイドをしておりますので、ご来園の際には、ぜひ声をおかけください!

「今日の近況!」のコーナー

  • 釧路方面は23~24日に雪が降りました。路面も一部に雪や氷が残っております。
    特に、朝夕は路面が出ていても気温が下がって滑ることがありますので自家用車でご来園の方はご注意ください。
  • 野生のオジロワシが、ほぼ毎日1-2羽来ています。来月あたりから数が増えるかもしれません。
  • ここ、2,3日は暖かいですが突然寒くなります。大変な寒さです!
    鶴公園の建物内に暖房がある部屋とお茶もご用意しておりますので、飲んじゃってください。

こんなところです。読み返してみると本文よりよっぽどまともじゃないですか。
まとも過ぎてつまらないので、これにて「今日の近況!」のコーナーを終わります。

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このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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