2008年12月のどうぶつえん日記

ページ番号1002004  更新日 2022年10月6日

印刷大きな文字で印刷

文中の内容、リンク箇所など、掲載当時のままですので、現在に内容がそぐわないことや、リンク切れしている場合があります。ご了承下さい。

2008年12月24日(水曜日)

昨日、若い獣医師がある飼育係にヘッドロックをかけられてました。
何をやってたかまでは知りませんが。
もっともその後、盛り上がってましたけどね。
(この2人が残ってると本当に帰りが遅くなるのでHP管理人は早めに退散します)

それと人工のクマタカの様子をお伝えしましょうと思って担当4人のうちの1人、若い獣医師に聞いてみたら、襲ってくるから、来ない方がいいと言われ、なおかつ、かかってきた時の話を詳しく教えてくれましたので、ご容赦を。

さて、今日はクリスマスイブですが動物園ではニュースにも書きましたように、昨日の23日に、クリスマスZOOを行いました。

昨年から始めたイベントですが、今年もサンタさんがやってきまして、パクパクタイムやら色々やりました。

ニュースでは使わなかった写真でご来園できなかったお客様にご案内したいと思います。

まずはですねぇ・・・さっそく。

写真:サンタさん


ポーズを決める、うちの園長・・・もとい、サンタさんです。
あちこちにサンタさんが来てくれました。

トナカイ舎の見学では、普段は入ることができないトナカイの寝室まで入っていただき、担当者によるガイドや実際のトナカイの角に触っていただきました。

写真:目の前に来てくれたトナカイ


目の前にトナカイが来てくれましたよ。

スタンプラリーも行い、早いお客様では開園15分でスタンプ3つ全部、押されたお客様もいらっしゃいました。

写真:スタンプを押しているサンタさん


パクパクタイムを行っているサンタさんからもスタンプをもらえました。
ゼニガタアザラシのパクパクタイムではお客様の手から直接、エサのホッケを与えていただきました。

そしてお客様が多くはなかったのですが、ふくろうの鳴き声を聞こうツアーも行いました。
閉園時間から始まったのですが、普段は公開していないクマタカ、シマフクロウをご覧になっていただき、閉園後のタンチョウ観察デッキ、木道散策路、ハクチョウ池、ヒグマとの間にあるシマフクロウやクマタカ、ふくろうの森などを学芸員がご案内いたしました。

アイスキャンドルも、ちょうどその頃が見ごろでして・・・

写真:アイスキャンドル1


写真:アイスキャンドル2


上の写真はハクチョウ池からヒグマ舎へ上がる坂道のアイスキャンドル、下は正門の階段に設置したアイスキャンドルです。

暗くなって浮かび上がるアイスキャンドルはきれいでしたよ。
今年は昨年よりも50個ほど増やして、200個のアイスキャンドルを設置しました。
例によって、職員の手作りです。
あ、手作りというと、スタンプラリーの景品もほとんど手作り。
前回の経理さんの原稿にも書いてましたね。

写真:景品


これらはみんな電気設備の大先生の作品です。

来年もクリスマスイベントを行うのではないかと思うので、是非お越し下さいね。

HP管理人、お休みを頂いて多摩動物公園、冬コミや秋葉原に行く予定ですので、2008年の釧路市動物園HPの更新は、今日をもって終了となります。
本年もご愛読いただき、誠にありがとうございました。

今年はタイガ・ココアや、クマタカの人工、ホッキョクグマのあのことなどがあり、昨年よりも大幅にアクセス数が増えました。(仕事もその分、みんな大変でした)

これもひとえに、ご覧になっていただいている皆さまのおかげですし、動物園にご来園いただいたお客様も昨年より増えております。

2009年も釧路市動物園とHP、ともにお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

本日はタイガとココアのページ、ニュースを更新しております。

さてさて、今日はイブですから、あまり食べたことのないお惣菜を、半額で狙わなければならないので、ここまで。

大晦日も元旦もお仕事のHP管理人でした。

2008年12月20日(土曜日)

今年の忘年会も終わりました。
幹事その5のHP管理人です。

うちの人たち、真面目な人が多いもので、こういう場でも仕事の話が多いんですよ。
普段しないような話もできますし、エキサイトもします。

しかし何よりも、それぞれが動物に、動物園に、理想なり考え方を持っているのは大事ですよね。

年内は私の都合により日記は今回を含め残り2回の更新となります。

そこで今年の10大ニュースでもやってみましょうか。
あくまで近くにいた若い獣医師と園長とHP管理人の主観ですけどね。

  1. ホッキョクグマ「ツヨシ」の性転換?
  2. クマタカの人工ふ化・育雛
  3. アフリカゾウの「ナナ」の死亡
  4. タイガ・ココアの誕生、人工保育
  5. フンボルトペンギンがやってきた
  6. ホッキョクグマの「コロ」の死亡
  7. シマフクロウの誕生
  8. 「旭山動物園物語」の映画ロケ
  9. ニホンザルの「福」の人工保育
  10. エゾモモンガの保護に伴う人工保育
  • 次点.オタリアの誕生
  • 次点.エゾシカの保護に伴う人工保育
  • 次点.シマウマ死亡

以上のようになりました。
こうしてみると、人工の文字と死亡の文字が多いですなぁ・・・。

まぁ、ホッキョクグマの話は皆さんご存じだと思うので、省略。
(うん、省略)

死亡動物のうち、アフリカゾウの「ナナ」とホッキョクグマの「コロ」は釧路市動物園が開園した昭和50年からいた重鎮でしたから。

タイガ・ココアもそうですが、人の手で育てた動物が多かったです。
こんなに人工が多い年も、なかなかありません。
人工は、とっても大変ですから。
大先輩は猛禽類とかの人工あると、その年の検診で必ず胃が再検査になります。

なににせよ、いろいろなことが、あ・り・ま・し・た。

今回は経理さんから原稿をいただきましたので、さっそく。
(みそじと言うと、パンチが飛んできます)

ある日の事務所の会話・・・

「北海道になめくじはいるの?」

「いますよー」

「へー。やっぱり塩かけるの?」

「あたしはぁ、塩コショウしますよー」

北海道ではなめくじを退治するときにも味を大事にするんだなぁ・・と色々と勉強になる、茨城出身の経理担当者です。

昨年からお客様にクリスマスを動物園で楽しんでもらいたいと「クリスマスZOO」を行っています!

春のどうぶつえんまつりや夜のどうぶつえんなど一年を通じてイベントはたくさんありますが、クリスマスZOOはほとんど職員の手作りなんですよー。
写真はできたてほやほやのトナカイの角でできた動物園特製ツリーです。

写真:特製ツリー


クリスマスZOOでは他にもイベントを用意しておりますのでそれは近々行われるイベントの紹介をごらんください。

なのでここではこっそりスタンプラリーの景品をみなさんに教えてあげちゃいます。
(鶴公園の高嶋さんには内緒ですよー!)

この景品は釧路市動物園職員の隠している特技を駆使して作成しておりますので、みなさんにご紹介したいと思います。

電気設備の専門なのに動物の絵や粘土などでの動物制作には電気製品を扱うときより厳しいと思われる大先生の作品です。

厳しさのあまり、トラやチンパンジーの顔も本物そっくり・・・
本物趣向の方には必見の代物!(写真の左側)

写真:本物そっくりのレプリカ


右のドングリはシマフクロウの卵のレプリカなど緻密な作業をなんなくこなし、サマースクールには小中学生に大人気の海獣担当者が作ってくれました。
一見本物のようにみえますが、本物には虫が入っていたりしてキーホルダーには向いていません。
本物そっくりのレプリカです。

トナカイの担当者は工務店のようにいろいろな仕掛けをつくってみんなを驚かせています。
今年は出血大サービスで、な、なんと!トナカイの角首飾りをつくりました!
(トナカイの角ツリーも実は担当者がつくりあげました)

写真:トナカイの角の首飾り


プレゼント用に包装してみましたので分かりにくいですが、上がトナカイの角の景品です。
この他にも卵には右に出るものがいない達人が中身をぬいたダチョウの卵やちびっこに大人気のくじゃくの羽も今年は準備しております。

写真:ほかの景品


なお当日は園内をアイスキャンドルで飾る予定です。
今年は暖かいため、作りおきしたキャンドルも少し溶けてしまったそうです。
みなさまのご来園をお待ちしております!!

最後に。

報道等でご存知の方も多いと思いますが、アムールトラのタイガ・ココアがまた公開されることになりました。

今後の公開日、時間は以下のようになっております。

  • 2008年12月28日(日曜日)
  • 2009年1月16日(金曜日)
  • 2009年1月17日(土曜日)
  • 2009年2月20日(金曜日)
  • 2009年2月21日(土曜日)

時間はいずれも10時30分から11時30分、公開場所は動物園管理事務所裏です。
日光浴、運動をしている2頭をどうぞご覧下さい。

なお、いつものお約束ですが、公開日当日、大雪などの悪天候の場合、健康状態、獣医師の判断により中止することがありますので、ご承知おき下さい。

なおHP管理人が持っている資料には、集合場所などが書いてなかったので、事務所が近いフンボルトペンギン舎の近くにいれば大丈夫かなぁ・・・と思います。

2008年12月14日(日曜日)

今日の朝の打ち合わせ。

「おはようございます。えー、関係ありませんが今日は討ち入りがあった日です」

歴史の勉強もできる動物園のHP管理人です。
(すぐにはわかりませんでした・・・答えはネットで検索して下さい)

11日は釧路でも本格的な積雪となりました。

写真:ハクトウワシの動物舎付近


ハクトウワシのケージとその付近の写真です。5cmほど積もりました。

さて北国の動物園では、温かいところにすんでいる動物たちはどうしているでしょうか?

釧路市動物園の場合ですと、キリン・シマウマ・ダチョウや猛獣類(ライオン・ヒョウ)は寒い朝には、開園時間から遅らせて運動場へ出します。今日は12月のわりにとても冷え込んだので開園から30分ぐらい遅らせて運動場へ出てもらいました。
また雪が激しく降った場合などは、閉園時間前に寝室に収容します。

ヤギやヒツジは雪が降ると、屋根のあるところに入って体を寄せ合います。

アカコンゴウインコ(メスの方は昭和50年からいます)は、雨や雪が降ったらすぐに寝室へ入れますが、寒いときや暑いときには・・・

写真:アカコンゴウインコ


勝手に戻ろうとします。

どう見ても、所定の場所ではありません。
見えるところにいればまだいいのですが動物舎の裏にいることもあるのです。
しかし、歩いて移動している場面を見ないのは不思議なんですけどね。
(実は勝手に戻ろうとするインコの話を書きたかっただけなんです)

隣にいる子ども(と言っても、もう大人)のアカコンゴウインコは戻ろうとはしないんですよねぇ。

そして取材ラッシュ!

写真:朝からカメラが3台もまわっている風景
(映像を撮っている人たちを撮ってみた写真)

12日は、朝からカメラが3台もまわっていました。
寒い中の仕事は我々も取材クルーの皆さんも大変です。
本当におつかれさまです。

あっ!

前回、書き忘れてたことがありました。

写真:ヤギの親子


えー、つい最近、ヤギが生まれました。3組も。
天候や温度で出したり、出していなかったりしていますので、運がよければ、こどもどうぶつえんの一角でご覧になることができます。

今日からしばらくの間、担当者がいるとき限定で、なおかつ、日曜日と祝祭日限定でホッキョクグマのパクパクタイムが行われます。

確実にご覧になりたい方は、動物園までお電話でお問い合わせ下さい。
(0154-56-2121 午前9時から午後5時まで)

なお都合により急遽中止する場合もありますので、ご了承下さい。

近々行なわれるイベントの紹介、12日の金曜日にはタイガとココアのページ、を更新しましたので、お時間があればそちらもご覧下さい。

が、やっと生後196日目までの映像が完成しましたので、近日中にはご覧になれるかと思います。
(ネット配信準備まで、しばらくは手が回らないので、のんびり待ってて下さい)

これからの時期、お車で動物園へお越しの際には、くれぐれも事故にお気をつけ下さい。

2008年12月8日(月曜日)

えー、さっそくですが、

今日は天気予報で雪が降るって、言ってなかったのにーーー!

写真:背中に雪が積もり始めてきたアメリカバイソン


雪らしい雪が降りました。
アメリカバイソンは、なんか楽しそうに見えましたけどね。
気温が上がってきたので、夕方にはいいところ溶けてしまいました。

さて、昨日はクルミとツヨシのお誕生会が行われました。
詳細はニュースにも記載しましたので省略しますが、たくさんのお客様に2頭の誕生日をお祝いしていただきました。
寒い中、ありがとうございます。

せっかくですので、ホッキョクグマのバースデーケーキの作り方をいつもより写真を多く使って紹介したいと思います。

写真:特製の大きいパン


例年どおり、飼育係の奥様が勤めるパン屋さんにお願いして特別に焼いていただいたパンがベースで、直径はおおよそ30cmです。
使用している材料は、獣医師と相談しホッキョクグマにとって安全なものを使用しています。

写真:パンの表面を切り落としている様子


写真:パンにクリームを塗っている様子


クリームがのるように、パンの表面を薄く切り落としていきます。
ちなみに作業しているのはもちろん担当者。
(お休みの日だったので、私服だったりします)

そしてクリームを塗っていきます。

飾りつけの前に!

写真:動物園職員が作ったホッキョクグマの飾り


写真:目や鼻をつけている様子


上の写真は動物園職員(電気屋さん)が作ったホッキョクグマ。
これに目や鼻をつけて魂入れを行なってから、飾り付けに入ります。

写真:ケーキに飾り付けをしている様子1


写真:ケーキに飾りつけをしている様子2


同じ飾り付けではおもしろくないので、それぞれ違うものに。

写真:ツヨシ用誕生ケーキ


写真:クルミ用誕生ケーキ


完成したあとに何回か手直しをして・・・完成したケーキの写真です。
回数を重ねるごとに出来がよくなっていると思うのですが。
なお2つ完成させるのに3時間かかっています。

おまけ
昨年のケーキの写真

写真:2007年のケーキ


去年はツヨシの分だけだったので、厚みが倍ありますねぇ・・・。

ちなみにこの日記を書くにあたって、

HP管理人 「ケーキ作りのコツは?」

担当者 「コツは愛情を注ぐのみ」

後ろにいた園長 「真実ですか、それは?」

担当者 「はい、心を込めて作るだけです。」

結局、ケーキは逆に食べたんですけどね。

最後に。

また日記のページが重たくなってきたので、古いものはおまけのページに移動させてもらいました。
昨日はニュース、今日はタイガとココアのページを更新しましたので、お時間があればそちらもご覧下さい。

あ、タイガとココアの動画のページも出来ました。

2008年12月4日(木曜日)

HP管理人が公休日で不在のため代わりに更新しております。モモ母です。

さて、11月20日の続きになりますが、エゾモモンガ”モモ”の成長記録をご紹介します。
1年の成長を追っているので長くなりますので分割してお送りします。

エゾモモンガの”モモ”が「エゾモモンガのおうち」に入るまで 保護から離乳まで

モモは平成19年9月4日に保護されました。
体重はわずか34g(グラム)。まだ目が開いたばかりの赤ちゃんでした。

容量の関係でダイジェスト版ですが、低速回線用、高速回線用とそれぞれデータがありますよ。

写真:エゾモモンガ1
保護された日のモモ

エゾモモンガが保護される原因の多くは木の伐採によるものです。
エゾモモンガは樹洞に巣を作ります。
巣は外から見るだけではなかなかわかりづらく、木を切り倒して巣からモモンガが転がり出てこない限り、巣があることはわかりません。

モモの巣だった木が伐採された場所は豊頃町。
そこから釧路市内の材木置場まで運ばれて木が置かれたときにモモは発見されました。

発見した方がポケットに入れて体温で温めながら動物園まで運んでくれました。
どんな動物や鳥でもそうですが赤ちゃんは寒さに弱いので、すぐにタオルで包んで暖かく過ごせるようにしました。
親から離れて半日以上経っていたので初日は脱水しないようにスポーツドリンクをあげました。

写真:エゾモモンガ2
ミルクを飲むモモ

最初の1週間くらいは他の動物の赤ちゃんと同じように3時間おきにミルクをあげました。ミルクは犬用のミルクです。
お母さんモモンガのミルクとは違うのでいきなり犬用の濃さであげるとお腹を壊してしまいます。
そこで倍以上に薄めてあげました。
ミルクをあげるときには針を付けない注射器を使います。
ミルクの味に慣れてくるとモモは注射器を両手で持って一生懸命に飲みました。

モモンガといえば木と木の間を飛ぶことで有名ですが、飛ぶのに必要な飛膜(ひまく)はいつからあると思いますか?

・・・・・・・・・・・・・・答えは、「生まれたときから」

大人のモモンガにくらべるとはるかに小さくて薄いのですが、生まれたときからちゃんとあるのです。

1週間を過ぎるとオシッコやウンチも自分でできるようになってきたので離乳食を始めました。
最初はくだものをあげていましたが、すぐに固形物になれたので本来食べている柳やどんぐりの木の葉や枝をあげるようにしました。

写真:エゾモモンガ3
離乳食のバナナを食べているところ

教えてあげなくてもモモは自分で食べられるもの、食べられないものを見分けます。
葉っぱやくだものなどいろいろと食べてモモはどんどん大きくなりました。
1ヵ月後には動きも活発になって飛ぶ練習を始めました。
最初は30cm、次の日には40cmとすこしずつ距離を伸ばすようになりました。
飛べるようになると自信が付いたのか、どんどんやんちゃになってきました。
その頃は夜は自宅へと連れて帰っていましたが、カーテンをよじ登ったり、カーテンレールからタンスに飛び降りたりします。
初めてカーテンレールから飛び降りたときは、着地に失敗して鼻をヒンヒン鳴らしながらかけよってきました。
一度失敗してからはカーテンには寄り付かなかったのですが、またしばらくしてから挑戦して見事成功!!
よほどうれしかったのか私のところに飛び寄ってきて、一生懸命、手や鼻で私の顔を触っていました。まるで、「お母さん、僕うまく飛べたよー!!」と報告してくれているようでした。

その頃になると、ミルクをあげるのも1日1~2回ほどになってきたので夜も動物園の事務所内におくようになりました。

続く

2008年12月2日(火曜日)

ツヨコでいいんじゃない?って思ってるHP管理人です。
(あくまで個人的にね)

写真:生ウグイをもらったツヨシ
(ウグイをもらった今日のツヨシの写真)

事実は小説より奇なりといいますから。
まぁ色々あるものです。

いよいよ師走に入りました。今年も残すところわずかになりましたね。
昨日の12月1日から釧路市動物園オリジナルカレンダーの配布が始まりました。
今年・・・もとい来年のカレンダーは前回の日記にも写真を掲載しましたが「タイガとココア」です。

NPO法人釧路市動物園協会による限定100枚の無料配布ですが今日で残り23本となりました。明日には全部配布が終わっているかと・・・。

そして!

12月4日なら動物園に行けたのに!という方のためには、正門横の総合案内所にて1枚500円で売っております。

さらに!

動物園まで来られない方のために!、
NPO法人釧路市動物園協会によるネット販売が開始されています。
詳しくは以下ののNPO法人釧路市動物園協会のトップページから、販売ページにリンクされておりますので、そちらからご覧下さい。

今年度から、年末年始の休園日が短くなり、また12月~2月に一部休園日があります。

写真:カレンダー


上記のカレンダーの赤いマスの部分が休園日となりますので、お間違えのありませんよう、よろしくお願いいたします。
特に年末年始は、休園期間がとても短くなりました。
2009年は正月3日から開園ですもの。

まぁ、我々飼育係は大晦日も正月も関係なく仕事をしていますからずっと開園しててもいいんですけど。
(大晦日や元旦にお客様が来るとは思えませんがね)

ナナの思い出ガイド、無事に終了しました。
ご案内するのに、いつもゾウ舎の重い鉄の扉を開くわけですが、その度に、ナナがいそうな、そんな気が、ね。
他の元担当者もそうだと思います。

期間中はたくさんのお客様がナナの思い出ガイドに来て下さいました。
お花や果物、手作りの作品、お手紙、お電話、ぬいぐるみなどなど頂戴いたしました。
皆さま、本当にありがとうございます。

ナナは来年2月に公開予定の「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」にて銀幕デビューするはずですので、封切りされたらHP管理人も当然見に行こうと思ってます。
(そもそも釧路で上映するのかなぁ・・・)

だいぶん前・・・今年2月にマキノ(津川)雅彦監督御一行様がロケに来られています。
監督も認める、名女優のナナの姿をご覧くださいね。

さあて、今回は鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそく。

「今日のお便り!」のコーナー

こんにちは、鶴公園の高嶋です。
読者の皆様からいただいたお便りを勝手に紹介してしまうこのコーナーも今回で2度目です。
私がここに原稿をかいて3年になりますが、その間に2通ですからね、皆様からの反応の無さがわかるってモンですよ。
そのうち1度は読者様からのご教示でしたからね、もういろんな意味でアレですよ。
しかも今回のお便りは宛名が「鶴公園の皆様へ」となっていたんですけれども、拝見いたしましたところ「この日記を読んでくださっていた」ということが判明いたしましたので、私が勝手に「私宛」にして、券売所から強奪してしまいりました。

なんか、ここまで必死だとむしろすがすがしいですね。

さて今回お便りくださったのは、名古屋県にお住まいの方からです。
昨年8月13日にご来園いただいたそうで誠にありがとうございます。

この日はですね、ちょうどオスのタウ・メスのニシトコとの間に生れたヒナ(086)に標識をつけていた日なんですね。

「どうしてそうやって断言できるの!?
あなたいつもそう言って後から訂正するじゃない!
この前なんか自分の誕生日訂正してたじゃない!!」

大丈夫!今日は大丈夫!!

なぜならいただいたお便りにちゃ~んと「標識をつけていました」と書かれていたからです。
さらにですね、このお客様は作業中の写真まで送ってくださいました。
ありがとうございます!

判りやすくするために「標識をつける作業」とひとくくりにしているんですけども、この作業っていろいろやることがあるんですよ。

捕まえる為に網を張ったり、捕まえてからは体重や体の大きさを測ったりします。
口の中の粘膜、ヒフや血もちょっぴり、あと、便も採ったりします。
これは何に使うのでしょうか?きっと獣医さんのコレクションでしょうね。

その後、標識をつけまして、めでたく親の元へと戻すわけですが、まれにベテラン獣医がボールペンを落としてみんなで探すという「全員の心を1つにする」アドベンチャーなオプションも追加されます。

これはまあ、その時のキブンですよ。

ちなみに「ボールペンは落としたらマズいので車に置いてきた」という「全員の心を1つに」どころかむしろバラバラになるんじゃないですか?という企画の意図そのものが疑われる素敵オプションです。

とにかく「標識をつけます」という言葉にすると7文字しかない作業でもいろいろ凝縮されておりますが、ここまで読んでいただいて「誰も写真を撮っていない」ということにお気づきになったと思います。

「うん。撮ってないよ。」

いや、一応撮っているんですけども、捕まえたり、上に書いた作業と言うのは皆で分担してやるものですから、割と撮っていないか、撮っていても同じような場面しかないんですよ。

写真:標識を装着している様子


(高嶋さんが本当に写真を用意していなかったので、HP管理人の参考写真でお茶を濁します)

みんな手が空くところって捕まえて少したってからなんですね。
捕まえた直後というのは作業の準備で道具を広げたり、捕まえるために使ったネットを片付けたりと、ちょっとせわしいです。

捕まえた直後というのがほとんど無いんですが、今回いただいた写真には、嫌がるヒナを捕まえている私もあったりして、いやぁ、大変助かりました。

もう、本当に、ありが・・・
あの、突然ですけども、私のような人間が3回もお礼言うとイヤミな感じじゃないですか?
なにか、こうウソくさいといいますか・・・
それは常日頃の行いの結果で毎日の積み重ねが大事だよ、と他人事みたいに言ってる場合ではございません。

お礼の言葉に代えまして最近の086の写真です。

写真:父親のタウと散歩中の様子


父親のタウと散歩中です。

写真:帰る様子1


父、帰ります。

写真:帰る様子2


娘も帰ります。
おかげさまで元気です。

これにて「今日のお礼!」のコーナーを終わります。

最後にHP管理人から。

ニュース、タイガ・ココアのページを更新しましたので、お時間があればそちらもご覧下さい。

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。