2008年4月のどうぶつえん日記

ページ番号1002012  更新日 2022年12月7日

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2008年4月30日(水曜日)

ただの飼育係が更新してます、HP管理人です。
明日からもう5月ですね。
今日は早めに帰って給油したいと思っておりますが・・・。
(2日前に給油したんですけどね)

4月29日から、春の動物園まつりが始まっております。
29日は、シマフクロウとオタリアの命名式、パクパクタイムスペシャル初日にメンヨウの毛刈り公開ってこともあったものですから、記録写真を撮りつつ、自分の担当動物と代番(担当者の代わりに担当すること)の作業も行ないつつ、園内を走り回っておりました。

メンヨウの毛刈り公開は鶴居村在住の山村さんにお願いしております。
私もヤギ・ヒツジを担当していたことがあって、1度だけ、閉園してから動物園にあるメンヨウの毛刈り用バリカンを使って、毛刈りのようなことをしたことがあるのですが、完全なトラ刈りになってしまいましてね・・・。

それはともかく、下の写真が毛刈り前のメンヨウ。

写真:毛刈り前のメンヨウ

写真:手を入れて毛の厚みをチェックする様子


左の写真は順番待ちしているメンヨウ。
右の写真は、手を入れて毛の厚みをチェック。10センチぐらいでした。

そして毛刈り。

写真:毛刈り体験中


山村さんによる毛刈り公開のあと、お子さまに毛刈り体験をしていただきました。

写真:毛刈り終了後のメンヨウ


きれいさっぱり、ですね。これで暑い夏を乗り切ることができます。
毛刈り体験終了後には、メンヨウの毛のプレゼントも行ないました。
当たり前の話ですが、ウール100%です。

鶴公園ではタンチョウのヒナが生まれて多忙の中、高嶋さんから原稿をいただきましたので、どうぞ。

ヒナが生まれました

写真:タンチョウのエムコとヒナ
(メスのエムコと生後9日目のヒナ。昨日の撮影です。)

こんにちは、鶴公園です。今回も前回と同じくドウサン、エムコのペアのお話です。
同じツルのことばかり続くので「ホントは鶴公園にはタンチョウが2羽しかいないんじゃないの?」と思われてしまうかもしれません。
いや、ちゃんと18羽おりますよ?

そうは申しましても私の言う事ですからね、「そんなのウソよ!ウソに決まっているわ!!」と思われた方はぜひ、ご自分の目で確認に来ていただけますと私も大変助かります。

ただですね、ええと、以前にもお知らせしましたように今日現在卵を抱いているペアもおりますので、全てのツルを見ていただくことができません。
「じゃ、じゃあ、やっぱり・・・?18羽いないのね!?」って思われてしまうかもしれません。

いや、ちゃんと、おりますよ。
「そんなのウソ!ウソよ!」と思われた方はぜひ・・・あの、話が進まないので、
このやりとりはここで終わらせていただきますね。

どうしても続けたい!という方は、上の部分を繰り返し読んで頂けるとよろしいかと存じます。

さて、同じペアのお話で恐縮なんですが、去る4月21日にドウサン、エムコが抱いていた卵のふ化を確認いたしました。
おそらく、20日のふ化と思われますがちょっとここでの報告が遅れてしまってすみませんでした。

実は遅れたと申しますか、あえて遅らせたところもございまして、はっきり申し上げますとヒナが小さすぎて見えにくいんですね。
生れたばかりのタンチョウのヒナというのは背丈が10センチくらいなんですよ。
薄茶色のような色で周りの景色に溶け込む、つまり保護色ですね。

鶴公園のケージの中は、ほぼ自然のままですので地面にでこぼこがあると普通に立っていても見えないですし、小さい頃というのは座ることが多いです。
そうなると全く見ていただくことができません。
また、ヒナが餌を食べた後というのは、眠る事が多いんですけども、小さいうちは座った親の羽根の中にもぐって寝るんですね。

そうなると、卵を抱いている姿とまったくおなじですし、寒い日ですと、2時間くらいはそのままですから

「やっぱりウソよ!ヒナなんていないんだわ!」

いや、おりますよ。と、またもや同じ問答の繰り返し、私も打ち込みがたいへんということになってしまいます。

写真:タンチョウのエムコの羽の中で温まっているヒナ
(この写真も生後9日目。この時は起きてました。ラッキーです、わたし)

まぁ、冗談はさておいてですね、ヒナが生まれますと全国から写真撮影のためお客様がたくさん来てくださります。

大変ありがとうございます

カメラを構えているお客様のように長い時間お待ちいただけると、きっと見ていただけるんですが、短い時間ですと、上のような理由でなかなか見ていただくことができません。
それなのに「見えます!」という感じでお知らせするのもいかがなものかと思いまして、ここでのお知らせまで少しお時間をいただきました。

今頃ですと、体も大きくなっておりますし行動も活発になっております。
ご来園いただいたときに見ていただけなくても、他のペアを見ていただきながら、ちょっとまっていただくとですね、
見ていただけるかなと思います。

そんなことで無事にヒナが誕生いたしましたので遅ればせながら、お知らせいたします。

「今日のご注意!」のコーナー

上の本文でも書きましたとおり、ヒナを見ていただくときに少しお待ちいただくことになるかもしれません。
そこでご用意いただきたいものがございまして、

それは何ぞや?

ということなんですが、それは「防寒着」なんですよ。
この時期でも釧路地方は大変寒いです。
暖かい日もあるにはあるんですが、少ないですし、何より暑かったら脱いでもいいわけです。
北海道以外の方からみるとウソのような話かもしれませんが、「冬用の防寒着」でもいいかもしれません。

特に自動車で移動されるお客様は1着くらい車に積んでおくことを強くおすすめします。
もう、1着といわず、積み込めるだけ積んでみてもよろしいのですが、あまり積み込みすぎるとエアバッグ状態になってしまうので注意しましょう。
前も後ろも見えやしない、だいたい運転手だって乗れないじゃないですか。

寒さ対策ついでにもう1つです。
これは北海道全体のことなんですけども、道路を走っておりますと、キタキツネやらエゾシカやらが道路を横切ることがあります。
エゾシカなんかですと、1頭が横切った後、後ろにもう1頭、そのまた後ろにもう1頭という事がよくあります。

F1レースのようにビュンビュン横切りますからね。
こちらもビュンビュンいくと大変危険です。
あと、道路の真ん中で突然止まってこちらを見ることもありますので、くどいようですがご注意ください。
さらにですね、雨や曇りの日、日の出、日の入り前後などはエゾシカも活発に動き回りますので、もう、あれなんですけど、ご注意ください。

いろいろご注意していただいてにもかかわらず、暑い日だったとか、キタキツネやエゾシカも見なかったという方はですね、

「やっぱりウソだったのね!だましたのね!」とですね・・・

イヤ、あの、もう、キリがないのでこれにて「今日のお願い!」のコーナーを終わらせていただきます。

最後にHP管理人より。

ニュースのページを更新しましたので、そちらもご覧下さい。
シマフクロウとオタリアの命名、28日には、シマフクロウが順調に育っているニュースを掲載しております。

ゴールデンウィーク期間中は、動物園周辺道路が大変混雑いたします。
お車でご来園のお客様は交通事故等にくれぐれもお気をつけの上、安全運転でお願いいたします。

2008年4月24日(木曜日)

ゴールデンウィークはもちろん仕事のHP管理人です。
当然、憲法記念日も、みどりの日も、こどもの日も、振替休日も。
おかげで休みの日に写真を撮りに出てこなくても済むのです。
ゴールデンウィーク期間、HPの更新は、上位の公開承認の関係で更新が遅くなる可能性がありますので、ご了承下さい。

前々回、鶴公園の高嶋さんが、ずいぶん慌てて更新に入れてって原稿をもってきて掲載したのですが、その理由がやっとわかりました。

新聞やテレビでご存知の方もいると思いますが、オスの「ドウサン」、メスの「エムコ」の間に、ヒナが誕生しました。

写真:タンチョウの「ドウサン」とヒナ


高嶋さんの撮影による、オスの「ドウサン」とヒナの写真です。
かわいいですねぇ。生後2日目です。
ヒナがまだまだ小さいので、今回はふ化記念で写真を大きく、サイズも普段の2.5倍(といっても50KB)にしてあります。
詳細は、こちらの釧路市丹頂鶴自然公園トップページや動物園のニュースにも記載しております。
あ、ニュースといえば、ニホンザルの赤ちゃんも誕生しています。
こそっと更新してますので・・・。

プール開きしました。
桜も咲いていない釧路で何の話かと申しますと冬にヒグマ舎の運動場の工事を行なっていたのですがその時に完成した新プールに水を張りましたっていう話です。
ヒグマの担当者が無線で呼んでくれましたので、早速駆けつけました。

写真:ヒグマ運動場の新プール周辺


プールの水が濁っています。
担当者に「泥水を入れたの?」と思わず聞いてしまいましたが決して泥水をいれたわけではありません!
冬は凍ってしまうのでプールに水を張ることができないですから23日が久しぶりの水浴びなのです。
ですから体の汚れが落ちて、ヒグマはきれいになり水はとても汚れてしまった、ということです。

写真:順番待ちするヒグマ


みんなプールに入りたがっているので、順番待ちしています。

写真:ヒグマ観察窓から見た新プール


ヒグマ観察窓から見ると、写真のようになります。

し・か・し

ヒグマにとってはプールが1ヶ所増えたわけですから、いいことですね。
お客様にとっても、ヒグマがプールに入っている姿を近くで見られるわけです。

ということは、もちろんお気づきでしょうが、ガラスに近いわけです。

写真:ヒグマがにおいづけをしている様子


お願いですからせめてHP管理人が代番(担当者の代わりに担当すること)の時だけはあまりガラスを汚さないでほしいと思ってます。

最後に。

今日は釧路市のコミュニティFM放送局のFMくしろに経理さんが出演しました。
お昼の「まいど!カンパニー」のコーナーで春の動物園まつりのPRをさせて頂きました。
その会話の中で「未公開情報!」って話のやりとりがあったんですが実は今朝HPを更新した時に、すでに書いちゃってたんですよ。
cloverさんがミニライブを行なうって。
HP管理人、ちょっとフライングでした。

cloverさんのミニライブ情報を含め、ゴールデンウィーク期間中の催し物の詳細はこちらの特設ページ 春の動物園まつりでご覧下さい。

ちなみに経理さんの趣味は新商品のお菓子を食べること特技はすぐに眠れることって、生放送で言ってました。

2008年4月21日(月曜日)

今日は防寒着を着ていて汗だくだったHP管理人です。
不定期更新ですからね、いつもと違う間隔にしてみましたよ。

昨日から遊具がオープンしました。
コイン式を除いて無料だったこともありたくさんのお客様にご来園いただきました。ありがとうございます。
(休みだったので、私もお客様のフリをして記録写真撮りに来ました)

今日は園長情報からです。

昨日、今日と暖かい日が続いています。
当園には北海道ゾーンという場所があります。
園長がその中の木道散策路を通ったときに、お子さんがたくさん集まっていてにぎやかだったので、何かと思ったら、カエル(きっとエゾアカガエル)がたくさんいたとのこと。
そしてカエルの卵も盛りだくさん!

写真:アメンボとエゾアカガエルの卵


中央にいるのは、いわゆる「アメンボ」です。
そしてその下には、カエルの卵がたくさんあります。
園長から話を聞いて、私も今日、見に行ってきたのです。
近づいていくと、普段は静かな木道散策路からカエルの鳴き声がとてもよく聞こえます。
トンボ池周辺と聞いていたので、現場についてみると・・・

鳴き声が消え、姿も見せてくれません。
どうやら、カエルに嫌われているようです。
(もちろん記録写真を撮るのに、少し粘りましたけど、結局。)

上の写真のアメンボとかは悠々としてましたけどね。
「水の底に潜るカエル、かな?」っていう動きをしているものしか見えなかったので資料写真で勘弁してください。

写真:たぶんエゾアカガエル


これがエゾアカガエルの写真です。

昨日はとても暖かかったですから、いつもよりも元気に動き回っていたんでしょうね。
寒いと、どうしても動きが鈍くなってしまいますから。

写真:エゾアカゲラ


だいぶん拡大していますが、エゾアカゲラも木道散策路で見かけました。
姿が見えなくても、木をつついている(ドラミング)音も時折、聞こえますよ。
昨年は園内のある場所で巣を作り、繁殖していましたので、今年も期待してます。

今年は私も一度だけ聞いていますが運がよければ、ウグイスの鳴き声も聞こえます。
(いい写真がないので、省略)

木道散策路で見られる自然の情報は、

写真:木道散策路で見られる自然の看板


キリン側からは、タンチョウ観察デッキ横に、ハクチョウ池側からは、木道の入口に看板がありますので、どうぞご覧下さい。

平日は北海道ゾーンガイドを行なっております。
午後1時15分に、正門横の総合案内所前にお集まり下さい。(50分程度)
また土曜、日曜日、祝祭日は、北海道ゾーンワンポイントガイドとなります。
正門・西門にある看板に掲示をしております。
こちらは現地集合ですので、ご了承下さい。
(春の動物園まつり期間中、土曜日・日曜日・祝祭日のワンポイントガイドは中止致します)

なお、園内の生き物は持ち帰りできません。
動植物の様子などをじっくり観察していただいたり春を感じていただければと思います。

自然に囲まれた釧路市動物園のこの時期にしか見られない姿をぜひ、ご覧になりに来てください。

2008年4月18日(金曜日)

20日は春の遊園地まつりですね、HP管理人です。
今シーズンの遊具の営業が始まります。
20日はコイン式を除くすべての遊具が無料でご利用いただけますので、是非、ご利用下さい。

「アフリカゾウのナナにエサをあげよう」も20日から始まります。
今年もナナにエサをあげて、お鼻を触ってください。
こちらは開園と同時に正門・西門で整理券を合計50枚、配布しますので、ご希望のお客様は早めに動物園へお越し下さい。

今日、ヒグマの担当者が園内移動用の自転車に空気を入れてました。
閉園後、話をしていたら自転車に乗ってまもなく、タイヤがパン!といったそうで・・・。
(とっても古い自転車なんでゴムが劣化してますからね。私が乗っていたら、重たいからとか言われるんだろうなぁ。)

今回のある日の日記は前回の予告に加えて、鶴公園の高嶋さんからも今回の更新時に載せて!という強い強い希望もありましたので、2本立てです。
(1本を次回にまわせると、さらに楽ができたのですが)

まずは予告にありましたレッサーパンダの担当者から頂いた原稿です。
ある日の日記、初登場です。今後もお願いしますね!

レッサーパンダの飼育作業をしていると、いつも来られるリピーターの方に声をかけられました。
レッサーパンダに差し入れのぶどうを下さいました。
さすがリピーターさんです。レッサーパンダの好物を知っていらっしゃる!!

パクパクタイムの時間でしたから、「早速やりましょう。」ということで、リピーターさんとエサやりをしました。

写真:レッサーパンダ
(レッサーパンダのパクパクタイム中の写真)

ところが・・・

オスのゴウはおいしそうに食べたのですが、メスのコウアイはにおいを嗅いで、プイッと離れてしまいました。

「アレー?」とリピーターさん。

やってしまいました、コウアイ。失礼なことを。

せっかく頂いたご好意を簡単に拒否しちゃって。
動物は正直ですから、「イヤなものはイヤ!」ですよ。

コウアイもぶどうは大好きなんですよ、本当は。
ただある品種だけは好きじゃないのです。
リピーターさんが下さったのがその品種だったんです。運悪く・・・。
リピーターさんにはコウアイに謝りながら「今度は違うの買ってくるからネ」と去っていかれました。

これからレッサーパンダに差し入れをしようと考えている方は、黒か緑の皮のぶどうを御用意されることをおすすめします。

ここから管理人です。
原稿を打ち込んでいて、近くにいた若い方の獣医師に「ぶどうの色って何色?」って聞いたら、「紫」って言われました。
色って難しいですね・・・。私は黒いぶどうが好きですけど。

続きまして、鶴公園の高嶋さんからどうしても今日掲載したいと言っていた原稿です。

名前つけました

こんにちは、鶴公園です。
皆様は昨年の今ごろ私が書いた「016」というタンチョウのことを覚えておいででしょうか?
私はすっかり忘れていました。

昨年の3月下旬に飛来してから、メスのエムコと一緒に生活しております。
ひょっとしたら突然いなくなってしまうかな?と思っていたんですが、まだいるんですねぇ。
で、脚についている標識の数字から「016」と呼んでいたんですが、1年も鶴公園にいるし、なんか名前つけてあげようと思った訳です。

で、自慢じゃないですけど、私こういうのはね、自信あるんですよ。

ただ本人が「自信があります!」と叫んでもですね、今まで私の奇行をいやおうなく見せ付けられてきた読者の皆様は不安を禁じえない事と思います。

それでは私も不本意ですから、実家で飼っている「カメ」、いわゆる「緑ガメ(メス)」の名前をお知らせして皆様にご安心していただきたいと思います。

「緑ガメ」だから「グリーンちゃん」とか考えた読者の方は、こっそり反省なさってください。
いくら私でもそこまで安直じゃないですよ?
我が家のカメ(メス)の名前はですね、「カメ吉」です。
皆様の不安的中!期待を裏切らない奇才っぷり。

メスだって言っているのに「カメ吉」ですから、名前をつけるセンス以前にもっと大事なところがおかしい。
カメだからカメ吉、大きくなってからメスだと知ったので今じゃ単なる「カメ」ですからね。
それ、動物の種類じゃないですか。名前を付ける意味がわかっているかどうかも疑わしい。

うちの「カメ」みたくならないように、ちゃんと考えて名前をつけるべきだと思ったので、「016」の特徴を洗いなおしてみました。

  • 釧路市美濃(みの)生まれで、昨年3月に飛んできて今も住み着いている。
  • 飛来してまもなく隣のケージに侵入して揉めた。
  • ときどきふらっといなくなってエムコ(メス)が心配する。

・・・いいとこないです。

気を取り直して、上の中で変わっているのが、釧路市美濃というところです。
釧路市に美濃という地域があるんですが、岐阜県にも同じ美濃という地名があります。
北海道の地名はアイヌ語の当て字や、本州から入植された方のふるさとの名前が多いので、岐阜の美濃と関係があるかもしれません。
(違ってたらすみません)

ところで、岐阜と言えば岐阜城、岐阜城といえば織田信長です。
ただ、信長は尾張の国から美濃を攻略したので、信長の前には誰が美濃を治めていたのか?ということになるんですが、斎藤さんが治めておりました。

もちろん斎藤さんの前にも誰かが治めていたんですけども、斎藤さんが乗っ取ってしまいました。

いわゆる「国盗り」ですが、この国盗りを成功させたのが斎藤道三という人物です。

昔は道三が一人で国盗りをしたと習いましたが最近の研究では道三パパと親子2代で国盗りをした可能性があるそうです。
(違ってたらごめんなさい)

勝手にケージに飛び込んで住み着いてしまった誰かさんのようです。

美濃という地名といい、やっている事といい016が似ておりますので、名前をいただいてしまおうと思いました。
思いましたではなくて既にいただいてしまいました。

本当はご本人の了解を得ないとあれなんでしょうけど、勝手にいただいてしまいました。すみません。
そういうことで016は道三(ドウサン)と相成りました。
私が考えると「ツルくん」なってしまうので、良かったなと思っております。

「今日の緻密な計画!」のコーナー

名前の事ばかり書いていて忘れるところでした。
肝心の写真がなかったです。
これじゃ、誰が「ドウサン」かわからないじゃないですか。
そういうことで写真を載せなくてはいけないんですが、申し訳ないんですけども、
前回の私の日記を見てください。

卵を抱いているツルの写真がありますね。
彼が「ドウサン」君です。
こうやって、前にさかのぼってみていただくとですね、特に初めて見てこの日記を見てくださった方には、「こんなことが書いてあるんだな。」と判っていただけるわけです。

もし、気に入っていただけたら読者様が増えてありがたいことになります。
こういう感じで、いかに皆様に読んでいただくか、私なりに考えて書いておりますよ。
全て「綿密な計画どおり」の行動ですね。

次は「綿密な計画」の中に「日記用の写真を撮り忘れないこと!」も入れる事に致しまして、「今日のズサンな計画!」のコーナーを終わります。

最後にHP管理人から。

今回は高嶋さんが日記用の写真を撮っていないので、掲載写真は1枚だけです。
(最近は時間がなくて私もあまり記録写真を撮っていないのです)

他のページの更新は、以下の通りです。
ニュースを更新しました。
平成19年度のニュースはおまけのページに移動しました。
特設ページに、春の動物園まつりの情報をアップしました。

あ、春の動物園まつりに気をとられていて、近々行なわれる行事のページに、春の遊園地まつりの情報をアップし忘れているのに気づいてしまいました。明後日なのに・・・。

2008年4月11日(金曜日)

今日は雨に濡れたHP管理人です。
カッパ(今風ならレインウェアっていうのかな?)を着るのが面倒なので、防寒着と帽子だけで乗り切りました。
春の雨らしく、体が冷えこむような雨ではありませんでした。

前回、クラカケアザラシが保護された話を書きました。

保護されたのは今月3日。前回の日記の上側の写真です。
ミルクを与えている写真は、今月5日。前回の日記で、中段の写真になります。

取材も多く来られたので、その後の様子を紹介しますね。

それでは最近はというと。

4月9日(水曜日)

写真:4月9日のクラカケアザラシ


ちょっと外へ出ていました。

4月10日(木曜日)

写真:4月10日のクラカケアザラシ


あれ?別なアザラシの写真?

なんてことはありません。

4月から着任した新園長いわく「まるで別な生き物みたいだ」と。
きっとこれを見ている方も、そう思われるでしょう。
(飼育係は、白い産毛は抜けるのが当たり前と思っていますので・・・)

まだ赤ちゃんであることには変わらないのですが白い産毛が抜けてきたということは、成長した証拠ですね。

そして今日(4月11日)の朝

写真:4月11日のクラカケアザラシ


白い毛が顔と、おなかまわり、そして背中にちょこんと残っています。
それでもまた1日でだいぶん抜けましたね。
床が白く見える部分は、クラカケアザラシが自分で動き回って抜けた産毛です。

今日のお昼の写真

写真:同じく4月11日のクラカケアザラシ
(ミルクが終わったクラカケアザラシ)

背中の産毛が減っていますね。
普段、ゼニガタアザラシの体を見慣れているせいか、紋様がないアザラシを見ると、ちょっと新鮮です。

今日現在も、前回同様、ミルクを1日3回与えております。

前回も書きましたが、人間に保護される状態でしたので、順調に成長してくれればと思います。

最後に。
資料写真を撮るのに、フラッシュを使っていないので、撮った写真がブレるブレる・・・。
感度を上げすぎると、粗い写真になるので、悩みどころです。
まぁ、クラカケアザラシに限ったことではないんですけど。
(よほど暗ければ、フラッシュを使いますよ)

次回予告!

写真:次回用に原稿をくれた飼育係


前にも使った写真をそのまま使ってますが、上の写真の飼育係から原稿をいただきましたので、乞うご期待!

2008年4月6日(日曜日)

今年度もお世話になります、HP管理人です。
前回は平成20年度の行事予定のリンク先を間違えてました。
前々回の雪の話、予想以上にひどい雪となりました。
多少のミスには目をつぶってあげてください。
(あとからこっそり直しますから)

4月10日から体育の日(今年は10月13日)までは、
開園時間は午前9時30分
閉園時間は午後4時30分(入園は午後4時まで)となります。
この間は休園日がありませんので、いつでも日本で唯一、シマフクロウに逢える釧路市動物園へどうぞお越し下さい。

4月3日の夕方に、外で聞きなれない鳴き声が。
色々な鳴き声が聞こえてくる職場ですので、あまり気にしなかったのですが、それにしても、あまりにも近いところで聞こえてくるので外へ見に行ってみたところ、白い何かが鳴いています。

写真:保護されたクラカケアザラシ


ゴマフアザラシ、と思ったら、クラカケアザラシが保護されてきました。
写真で後ろの足を持ち上げているのは、性別を見るためです。(メスでした)

クラカケアザラシは、あまり保護されることはありません。当園の海獣担当者の話では、クラカケアザラシのほとんどが流氷の上で出産し、流氷が南下するのにあわせて親も南下しますが、何らかの理由で離れてしまったのだろう、また生後約2週間ではないか、とのことでした。

まだ赤ちゃんですから、白い毛皮に覆われていますが、成長すると、毛が抜けていきます。
現在、哺乳は1日3回、1回につき500ccを与えています。

写真:保護されたクラカケアザラシに哺乳をしている様子


哺乳瓶では専用ミルクを飲まないので、管を入れて直接、流し込みます。
魚を自力で食べられるようになったら、一人前ですね。
人間に保護される状態でしたので、健康状態が心配ですが、順調に大きくなってほしいですね。

ゼニガタアザラシとは一緒にできないので、公開の予定はありません。どうぞご了承下さい。

今回は、鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそく。

「今日のお知らせ!」のコーナー

こんにちは、鶴公園です。
唐突ですが私はパソコンというものに大変、うといです。

どれくらいうといかと申しますと、使える機能が3つだけです。

一つ目は「インターネット」に接続ですね。
これは便利で、動画なんかもバンバン見られるハズなんですが、我が家は回線が遅いですからね、「動画」じゃなくて紙芝居になってしまいます。

最後の方は映像も止まってラジオ状態です。高価なラジオですね。

二つ目は、この原稿を書くのにも大活躍の「ワープロ機能(商品名の可能性があるのでこういう書き方にしました)」ですね。
これがですよ、ツルの餌の「魚」が「肴」、「釧路市阿寒町」が「駆使ロシア官庁」と変換される、「国際的でお酒好き」のようなスグレモノ、なんか映画にでてくる黒幕みたい。

三つ目はお部屋のインテリアとして使っています。
人が来た時に、部屋にパソコンあるとインテリっぽく見えるじゃないですか。
まぁ、コウモリと虫しか来ないから意味無いんですけどね。

さて問題は二つ目の「ワープロ機能」なんですが、これ色々機能があって便利ですよ。
この前見つけたのが「あいさつ文」なんですけども、これすごいです!
クリックしたらあいさつの文例がいろいろ出るんですねぇ。
こんなものがあったのか!って、なんか「道路工事していたら埋蔵金が!」みたいな感じです。

私は経験ないですけれども、きっと埋蔵金を見つけたらパーッと使ってしまうと思うんですよ。
「動画の見られる家」、「コウモリの来ない家」に引っ越すとかね。

そこで早速、今回掘り当てた「あいさつ文」という名の埋蔵金を使ってみようと思います。

日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
早速ですが、今回お知らせさせていただきますのは、園内のタンチョウの事についてでございます。
現在、卵を抱いているので全てのタンチョウをご覧いただくことができません。
悪しからずご了承ください。

いやぁ、すごいですねぇ。
何が凄いって話の趣旨が「あいさつ文」から、いつのまにか「都合の悪いお知らせ」に摩り替わっているじゃないですか。
どんなマジックを使えばこんなことになってしまうのか!?マジシャンみたい。

って、ふざけていないで説明させていただきます。
園内のタンチョウが卵を抱いているのは上に書いたとおりなんですが、もともと警戒心が強いので園路からは見えないところに巣を作ります。
そこで卵を抱くものですからペアのうち片方だけしか見ていただくことができません。

写真:タンチョウが卵を抱いている様子


現在鶴公園には9ペア、つまり18羽のタンチョウがおります。
すべてのペアが卵を抱きますと、9羽しか見ていただけない、餌を探しにケージの奥まで行くと更に見える数が減ってしまうというわけです。
この時期にご来園下さるお客様には大変申し訳ないんですけれども、上のような事情で全てのタンチョウをご覧いただけない状態です。

私や他の飼育員も見回りの回数を増やして気を付けてはいるんですが、もし、ご来園いただいてタンチョウの数が少ない場合には、呼ぶだけは呼んでみますので、ご遠慮なさらずにおっしゃってくださいね。
いつになくピシッとまとまっている感じがいたしますので、ボロが出る前に「今日のすりかえ!」のコーナーを終わります。

 

大きさは縦320ピクセル、横240ピクセル、サイズは15キロバイトのみとなっております。
二次元バーコードを利用できる方は、そちらをご利用ください。
または待受写真をパソコンに保存し、メールで添付するなどしてご利用下さい。
一部機種では正常に動作しない可能性もありますので、ご了承下さい。

なお携帯電話のダウンロード等にかかる通信料等はダウンロードされる方のご負担となりますので、くれぐれも通信料にはお気をつけ下さい。

ちなみにパソコン用デスクトップ壁紙は、いい写真が撮れていませんので・・・。

今年度も週1回ほどの更新になると思いますが、色々な情報を発信してまいりますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。