2008年11月のどうぶつえん日記

ページ番号1002005  更新日 2022年10月6日

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文中の内容、リンク箇所など、掲載当時のままですので、現在に内容がそぐわないことや、リンク切れしている場合があります。ご了承下さい。

2008年11月25日(火曜日)

実に寒くなってきました。1ヵ月後にはクリスマスです。
半額のお惣菜を狙う準備をしておかないと、と思ってるHP管理人です。

今月23日から30日まで、アフリカゾウ舎の公開を行っています。
アフリカゾウのナナの思い出ガイドです。
平日は午前11時から、土日は午前11時と午後2時から、それぞれ20分程度です。

写真:ナナの思い出ガイドの様子


ナナの話を聞いてみたい、ナナがいた寝室に入ってみたい、運動場でナナの気分になってみたい方、時間までにゾウ舎前にお越しくださいね。
等身大の写真がお待ちしています。
(元ゾウ担当者もお待ちしております)

さて、釧路市動物園では、毎年オリジナルカレンダーを制作しています。
一昨日、NPO法人釧路市動物園協会様が釧路郊外の大型ショッピングセンターにおいてアムールトラのタイガ・ココア写真展と募金活動を行っていただきましたが、その時に先行発売したそうです。(500円です)

で、今年・・・もとい、2009年 釧路市動物園オリジナルカレンダーの写真はというと!

写真:2009年 釧路市動物園オリジナルカレンダー


はい、タイガとココアです。
デジカメで複写したので、色合いは実際のものとは異なります。
近々行なわれるイベントの紹介にも記載しておりますが、12月1日から、2009年版 釧路市動物園オリジナルカレンダーを正門窓口で有料入園者1家族に1枚、プレゼントいたします。
(NPO法人 釧路市動物園協会提供)

限定100枚ですので、お早めにお越し下さい。
横 約58.8cm 縦 約102.5cmの大きさです。

またNPO法人釧路市動物園協会様によります上記カレンダーの販売を正門横の総合案内所で行います。
1枚500円ですが、こちらも枚数に限りがありますので、お早めにお越し下さい。
(もしかしたら通信販売も行うかも)

ということです。

今日はタイガとココアの撮影をしたので、パソコンにデータ移そうと思って、メモリーカードをデジカメから抜いて、カードリーダーに入れて、USBでパソコンに接続して・・・

あれ?コピーできない?
どうやっても、データが移動できないばかりか、デジカメに戻したら、初期化しますか?って。
要するに中に入っているデータを全部消してしまいますよってことなんですね。

仕方が無いので、初期化してみたら、「このメモリーカードは使用できません」とデジカメに表示されましてね。

あーあ、いい写真があったんですけどね。お蔵入りです。
ですので、今日はタイガ・ココアのページを更新できないのです。

最後に。

前回、若い獣医さんが

次回は「モモ」が釧路市動物園に来て、「エゾモモンガのおうち」に入るまでをご紹介いたします。

って書いてましたけど、忙しいようで原稿をもらってませんので、のんびりとお待ち下さい。

2008年11月20日(木曜日)

この前のナナのお別れ会に使うため、ゾウ舎に貼る写真を園長とかと見ていた時。

園長 「おー、古い写真だねぇ。この人はだれ?」

大先輩 「俺ですよ」

園長 「おぉー若いねぇ。(大先輩の方を見ながら)30年前?フサフサだねぇ!」

さすがに苦笑いするしかなかったHP管理人です。

(ホントですねぇって言いたかったけど)

今回は若い獣医さんと鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、若い獣医さんの原稿から。

♪♪ エゾモモンガのおうち ♪♪
♪♪ 楽しんでいただくために ♪♪

11月3日付けの「ニュース」や「ある日の日記」ですでに紹介させていただいていますが、「エゾモモンガのおうち」が完成しました。

北海道ゾーンにもエゾモモンガのケージはあるのですが、自然のままの生態で飼育しているため(エゾモモンガは夜行性です)、なかなかお客様が目にされることが少ないのが悩みの種でした。

そこで、日中でもエゾモモンガを見ていただくために、人工的に夜の状態を作り出せる新しい施設を作りました。
夜を再現しているので中は暗くなっています。
楽しくご覧になっていただくために、「エゾモモンガのおうち」の歩き方を紹介させていただきます。
案内はペンギンさんにしてもらいました。

まずは、ここをご注目。

写真:出入り口


入り口と出口がわかれています。
中でお客様同士がぶつからないように一方通行になっています。

入り口と書かれている方から入ってくださいね。

写真:入り口


では、さっそく入ってみましょう!!

写真:入り口から入る様子


中に入ると目が慣れるまでは何も見えませんが・・・・、
怖がらないで左手に進んでみましょう!

写真:エゾモモンガのおうちに入った様子


奥へと進んで行くと樹洞のようなものが見えてきます。
ここからエゾモモンガの「モモ」をご覧になっていただけます。

写真:同じくエゾモモンガのおうちの中の様子


木の板の間はガラスで仕切られているので頭をぶつけないように気をつけてくださいね。

普段は活発に動く様子を見ていただくために暗くしていますが、今回は特別サービス!!
明るい状態で中の様子をご覧ください。

どこに「モモ」がいるかわかりますか??

写真:エゾモモンガはどこにいるかな?


まだこのおうちに来て間もないので、落ち着くように以前に使っていたケージを入れてあります。
やっぱり落ち着くのでしょうね、よくケージの上で休んでいます。

写真:休んでいるエゾモモンガ


もうひとつ、「モモ」がよくいるところがあります。

それは、「餌台」

写真:エサ台


お客様からご覧になって左下の方に餌台があります。
朝、開園前に新しい餌をあげるようにしているので午前中は餌を食べている様子もご覧になっていただけると思います。
「エゾモモンガ」は高いところにいる方が落ち着きます。
ですので、餌を食べるときも餌台から別の高い場所へ運んで食べています。
「モモ」はとっても賢いので他のところで餌を食べていても食べ残した餌は必ず、餌台に戻します。

餌を食べている様子や毛づくろいをしている様子などとても愛らしい仕草を見せてくれます。

出口は左手にあります。
中は狭いのでお客さま同士譲り合いながらご覧になってくださいね。

写真:出口


最後にお願いがあります。

「モモ」は大きい音や強い光にとっても敏感です。
おうちの中では静かに見てあげてくださいね。

フラッシュ撮影もしないように気をつけてくださいね。次回は「モモ」が釧路市動物園に来て、「エゾモモンガのおうち」に入るまでをご紹介いたします。

続きまして・・・鶴公園の高嶋さんからいただいた原稿でーす。

サケが来た!来たよ!!

こんにちは、鶴公園の高嶋です。

今年もサケが遡上してきました。
実は今年は来ないんじゃないか?って心配してたんですよ。

昨年はじめて見たのが、10月27日、その前の年が11月9日です。
もう毎日川を覗いていたんですけども、ちっとも見えない。
あまりにも来ないので「サケがこない!こないよ!!」って原稿書きあがったくらいです。
(HP管理人より:ホントにあった)

そんな失意の日々を過ごしていたある日、11月19日なんですけども、ようやっと川にサケの姿を見ることができました。

写真:鶴公園に遡上したサケ


見た感じだけで7、8尾はいたんじゃないかなと思います。
いや、急にそんなにたくさん来られても驚くじゃないですか。
一人で来るのが不安で、どっかで待ち合わせでもしていたのでしょうか?
あるいは誰か日時や集合場所を間違えて遅れてしまったのかもしれません。

いずれにしても、集合時間過ぎてから「ちょっと遅れるから」とか「集合場所どこだっけ?」ってHP管理人の携帯に電話する私よりは、はるかにマシといわざるを得ません。

まぁ、私のことはどうでもいいんですけど、例年に比べて遅い時期にたくさん来たので驚くと同時に安心いたしました。
遅れるなら遅れるで、一言あってもいいのにね。
ホントは私にバレないようにこっそり来ていたのかな?とも思ったんですが、まだ産卵した跡が見られないので、今年は本当に遅かったんですねぇ。

さて、私のサケの知識は過去の原稿で全て書いてしまって何も書くことができません。
上の1行の様なことは昨年も書いておりますので、ここ数年全く進歩していないという事になります。
サケでさえ大きくなっているのに私ときたら・・・ってこれも昨年書きましたね。
そういうことで毎年恒例のお願いだけ。
サケの見られるところは足場が非常に悪いですので、注意してご覧下さい。

「今日の手作り!」のコーナー

サケが来ると思って看板作ってたんですよ。
サケが上ってきましたよー!って看板ですね。
来るのがあまりに遅かったのでお蔵入りになるところでしたが、無事にのぼって来たので飾る事ができました。

写真:ハンドメイドのサケ看板


びょーんと跳ねているサケはがんばっていますけど、彼のことはどうでもいいんですよ。
問題なのは、彼の右にいる、押し戻されてる人ですね。

あらららーって、困っています。
すごろくで言うなら「〇マス戻る」みたいですよ、これ。
彼の人生と言う名のすごろくはスタートから6マス以内全部が「〇マス戻る」なんでしょうね。
がんばって6とか出しても戻っちゃう。

ちょっとカワイソウなんですが、作ってすぐでさえこの有り様ですからね、来シーズン使うときには荒波に戻されちゃっていなくなっているかもしれません。
がんばれ!サケ!

ちなみにホンモノのサケは少々流されてもがんばって戻ってきますので、ご安心ください。
あと、応援すると逃げてしまうと言いますか、せっかく上ってきた川を戻ってしまいます。
本当に「〇マス戻る」になってしまいますので、出来ましたらそっとご覧下さい。

これにて「今日の看板!」のコーナーを終わります。

2008年11月16日(日曜日)

ニュースにも記載いたしましたが、
今日は、アフリカゾウのナナのお別れ会を行いました。

写真:ナナのお別れ会


写真:運動場


写真:実際に使用していた道具など


あいにくの雨模様の中、小さなお子さまからご高齢の方まで、本当にたくさんのお客様がナナのお別れ会に参加して下さいました。
園長挨拶、そしてナナが来てからずっと担当している大先輩の話の後、献花を行い、お客様にもナナが大好きだった果物を供えていただきました。

また長年、動物園のシンボル的存在だったナナのお別れ会を行うにあたり、お客様にもゾウ舎や運動場に入っていただくとともに、
今まで使用していたブラシやフォークなどの道具、ナナエサの様子や、小さいころのレポート、昭和50年から今までの写真の掲示、在りし日の映像や等身大の写真など、限られた時間の中、出来る限りの展示をさせていただきました。

皆さんご存知かと思いますが、11月9日、午後6時30分にナナが天国に旅立ちました。

ナナが横(横臥=おうが)になったのは、その日の昼近くと聞いています。
休みでしたが電話をもらってすぐに動物園へ駆けつけました。
昼休みの時間に着いたのですが、事務所には飼育係が誰一人としていなくて。

みんな昼ごはんも食べずに、ナナの寝室にいました。
アフリカゾウのように体が大きく体重がある動物は、体勢を変えずに横になっていると内臓などが圧迫されて、やがて死に至ります。

ナナも例外ではありません。
園内にあるいろいろな器具を用意し体勢を変える準備をしつつ、獣医さんが薬を注射したりしていました。

壁をハンマーで壊して機器を取り付けたり、ロープなどを駆使しやっとの思いで体勢を反対にすることができました。

それから手が空いている飼育係を除き、ほとんど手をつけていない他の動物舎の掃除や動物の収容に向かいました。
午後5時すぎに遅い昼ごはんを。

そして午後6時から更に反対向きにするための作業を開始し、体勢を入れ替えて、まもなく。
息をしていませんでした。

その場にいた飼育係や事務屋さんも一斉に「ナナ、ナナ!」と声をかけたり、体に触ったりして刺激を与えましたが、残念ながら午後6時30分に天国へ旅立ちました。

しばらく誰もその場を離れることがなく。

ナナに触ったり。

寄りかかったり。

ナナを担当する飼育係は、大先輩、高嶋さんの日記に出てくるマッチョさん、HP管理人の3人と決まっています。
代番(担当が休みで代わりに担当)が入ることはありません。(類人猿舎もね)

しかしゾウ担当者だけでなく、普段、ナナと接することのない飼育係や事務屋さんにとってもナナは特別な存在だったんだな、と。

HP管理人も平成13年4月からナナの担当になり7年7ヶ月。
長かった気もするし、とても短かった気もするし。
生命に接する仕事である以上、色々な覚悟はしてますけど、ね。

平成13年7月からは、「アフリカゾウのナナにエサをあげよう」が始まり、たくさんのお客様がナナと触れ合っていただいて・・・。

ちなみに忘れた頃にこの日記に出てくる大先輩は、ナナが来てからずっと担当でしたから、その思いは、私では計り知れません・・・。

最後になってしまいましたが、本日ご参加いただいた皆さま、メッセージ、お花などをお寄せ下さいました皆さま、本当にありがとうございます。

釧路市動物園には、アフリカゾウがいたんだよ、ナナという名前でね、やさしい目をしたかわいいゾウさんだったんだよ、と思い出していただければ、幸いです。

動物園には、元気な動物たちがたくさんいます。
その動物たちのためにも、悲しんでばかりはいられないのです。
飼育係が悲しんでいると、動物たちにも伝わってしまいますからね。

動物と接するときは、いつでも、どんな時でも、毅然と。
それが飼育係ですから。

最後に。
ニュース、タイガ・ココアのページを更新しましたので、お時間があればそちらもご覧下さい。

2008年11月7日(金曜日) その2

明日、夏休みの予定だったんですけど、鶴公園の高嶋さんには伝えてなかったのです。

で、こういう時に限って、原稿がくるわけですよ。
最近、そんな話もまったくなかったのに。
(打ち込んでいるのを後ろで見ていた高嶋さんも、そう思ってたそうで)

では、さっそく。

レ・ミゼラブル(ああ無情)

おひさしぶりです、高嶋です。
よく他人事っていうんですか、そういうのあるじゃないですか。
ある日、マッチョさんが類人猿舎の入り口、いや出口、ええと・・出入り口?に小屋みたいの作ってたんですよ。

このHPのどこかにきっと書いてあると思うんですが、これはモモンガを見ていただくための施設なんですね。
そのモモンガ施設をマッチョさんが休日返上で作ってたわけでして他人事でも「大変だなあ」と思うわけですよ。

他人事ですから、まあどうでもいいんですけども、円滑な人間関係のために「大変ですねぇ(手伝う気ゼロ)」と、声をおかけしたらマッチョさん「僕、弱いから・・・」

こんなとき皆様はどうするのでしょうか?

自分だけでも手伝える事は手伝う、あるいはエライ人にマッチョさんの窮状を訴えてみる、皆で分担して一人の負担を減らすのもいいかもしれません。

私がとった行動はどれでもない。

「じゃあ、しょうがないっすよ!!」

いや、他人事ってこういう感じじゃないですか。

気の毒だなとは思うけど、あくまでもそれは「他人が気の毒」ですからね、自分に関わってこないと「大変ですねぇ(手伝う気ゼロ)」で済んでしまいます。

マッチョさんの奮闘で無事に完成したんですが、これもやっぱり他人事で「よかったじゃないですか!」と、こんなモンですよ。
「冷たいな」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いいじゃないっすか、皆様の事じゃあないんですから。うはは!

ところで、以前の日記に書いた「上司」がですね、私のことを呼ぶんですよ。
いつもは「高嶋ぁ」なんですけど
この日は「高嶋クン」ですからね。
これは私にとって良くない事が起こるに相違ありません、絶対にマズイ。

で、お話をお伺いするとマッチョさんが作ったモモンガ施設に色を塗りなさいという事だったんですね。

昨日までの他人事が自分の身に降りかかってきてしまった訳ですよ。
そういうことで私はまたペンキ塗りすることになったんですけども、ここでおかしいことが。

こういう時ってアレじゃないですか、私が現場についた時点で全部塗り終わってるミラクルや、缶ジュースを箱ごと差し入れっていうマジックがあってもいいと思うんですよ。

まぁそこまでいかなくても、普通は手伝うモンじゃないですか。

もうね、誰も来やしない。

来てくれたのクモだけだった。背中とか這ってたわ。

そんな中マッチョさんが来てくれたんですよ。
それだけでも大変ありがたいんですけども、こう言ってくれたんですよ。

マッチョさん「高嶋・・・大変だな・・・」

高嶋「僕、弱いから・・・」

上の様な事情があったんですけれども、無事にモモンガを見ていただける事になりました。
色塗りが終わった後にマッチョさんが草とかツタとかつけてくれましてワイルドさが10%ほど増量されております。

展示施設は暗くなっておりまして、夜行性のモモンガの活発な、むしろ落ち着きが無い行動を楽しんでいただけると思いますので、ご来園の折にはぜひご覧下さい。

「今日の親切ちゃん!」のコーナー

モモンガ展示施設は類人猿舎の出入り口にあるんですが、管理事務所からだとちょっと遠いです。
そこへ事務所から経理さんが見に来てくれたんですよ。

昼休みを利用してわざわざ歩いてきたみたいで、一人で作業してるとありがたいモンですよ、ホント。

少しならお手伝いしてくれるとのことだったんですけども、前に「防腐剤人間事件」があったじゃないですか。
前は防腐剤ですからいいですけど、今回はペンキですからね、シャレにならない。

そこで塗料がハネてもいいようにテープを貼ってるところがあったものですから、そのテープを剥がしてもらいました。

ある程度やったら、飽きたんでしょうね。

「時間無いからもう帰りまーす。」とのこと。

午後の勤務時間も近かったですし、事務所までは距離があるので私が乗ってきた自転車乗っていくように言ったんですよ。

そしたら「悪いから、いいですよー。」

いやもう泣かせるじゃないですか、今まで誤解しててごめんねとか言いたくなるじゃないですか。
そしたら、もういなかった。
いないのはいいんですけども私が乗ってきた自転車も無くなってたわ。
残ってるのは彼女が剥がしてくれたテープだけですよ、クチャクチャになって転がってた。

「僕、弱いから・・・」

次は自転車と一緒に、テープも持っていって下さる様お願い致しまして「今日の微妙ちゃん!」のコーナーを終わります。

最後にHP管理人から。

今回は掲載するにあたり、マッチョさんに原稿を確認してもらい、OKをもらっていましたが、経理さんには、見せていません。
高嶋さんに聞いてみたら、「たまにはサプライズも必要!!」って言ってました。

2008年11月7日(金曜日)

明日は遅い夏休みをいただきます、HP管理人です。
まだ1日残ってますけどね。みんなそんなもんです。

で、今回はといいますと・・・。

写真:凍った水


11月5日はとても冷え込みました。
ゾウ舎裏の温度計では、最低気温がマイナス8度でしたもの。
見えにくいかもしれませんが、水も写真のように凍ってしまいます。
そろそろ外に水の元栓がある動物舎では、毎日、水落としが欠かせなくなります。
(暖かい所に住んでいる方、水を落とすってわかるでしょうか?)

前回は霜の写真でしたから、寒いことが連続でしたね。

さて今日はウサギ舎の代番(担当者が休みで代わりに担当)だったのです。
お隣を見てみると、工事してました。

写真:ヤギ・ヒツジ舎の工事中の様子


外の壁が古くなってきたこともあり、色も変えたようです。
この建物は、こどもどうぶつえんにありまして、1階はヤギ・ヒツジやアカコンゴウインコの寝室に、2階はミニ図書室になっています。
1階の動物の寝室には入ることができませんが、ミニ図書室はご自由に利用して下さい。
これからは寒くなる一方ですが、こどもどうぶつえんでは一年を通じて、ヤギやヒツジ、ウサギやモルモットと触れ合うことができます。

写真:ウサギ


写真:モルモット


他にもウコッケイやクジャク、アオメキバタンのしんちゃんもいますよ。
(さすがに鳥には触れ合えませんが)

遊園地は11月3日で営業を終了していますが、動物園は開園してますので、どうぞ遊びにいらしてください。
年末年始や12月から来年2月までは祝祭日を除いて休園日がありますので、釧路市動物園のご利用に関する開園時間・料金などのご案内をご覧下さい。

工事というと、事務所裏でアムールトラのタイガ・ココア用のミニ運動用スペースの工事が行われていたり、

写真:猛獣舎とサル舎の間


とてもわかりにくい写真ですが、猛獣舎とニホンザル舎の間の木を伐採しました。
ここにタイガ・ココアの動物舎が来年3月にできる予定となっています。

今回は日記だけの更新でした。
(時間なくて今週のタイガとココアの写真すら撮っていないのですよ)

2008年11月3日(月曜日)

世間様は三連休なんですね。HP管理人は休日出勤です。

今日は秋の遊園地まつりやら、
前回紹介したニホンザルの「福」の公開(ニュースをご覧下さい)や、園内では別海町の牛乳やプリンやヨーグルトが売っていたりと、色々ありました。
(別海町のプリンやヨーグルトは美味しかったです。牛乳も美味しかったと園長が言ってました。)

今季の大型遊具の営業は、本日で終了いたしましたので、来年の春までお休みです。

トップページやご利用案内に書いていますが、これから4月9日までは、西門が冬季閉鎖となります。
入園は正門からのみとなり、正門前に駐車することができますが、万一、満車の際には西門駐車場をご利用の上、正門から入園くださいますよう、ご協力をお願いいたします。

また、12月から2月まで一部休園日がございます。
釧路市動物園のご利用に関する開園時間・料金などのご案内のページでご確認下さい。

アフリカゾウのナナにエサをあげようを6月ごろから中止しておりましたが、今シーズンはこのまま終了となります。
現在は、爪の治療のため展示しておりませんが、獣医師・3人の担当者が連携して治療にあたっております。
(HP管理人もね)

さて、ここ最近、冷え込みが厳しくなってきました。寒くてたまりません。
釧路市内でも初氷と初霜を観測していますね。
動物園でもと思ったんですが、園内に水溜りがなくてですねぇ。霜の写真だけは確保しました。

写真:霜


早い時間でしたら、猛獣舎向かいの道路の斜面(上にレストハウスがあるところ)でご覧になることができるかと思います。
その日の冷え込み具合によっても左右されますので・・・。
先ほども書きましたが、斜面ですので、霜を踏んで・・・なんてことはできません。

余談ですが、寒くなってきたので、帽子をかぶってみました。
昨年に書いたパンダの目出し帽ではなく、ちょっとデザインに特徴がある帽子なので、HP管理人がかぶってて、どんなものかなぁと思い若い獣医師に聞こうと思ったら、聞く前に、帽子かぶっている姿を見ただけで笑われました。
実は耳がついている帽子なもので・・・。
「角が生えてる!」って言ってくる飼育係もいますけど。
(ちなみに釧路でのコミケで買いました。ロップイヤーの帽子がなかったのが残念。)

寒くても元気な動物がいますが、やっぱり冬でも水に飛び込むこの動物でしょう。

写真:ホッキョクグマのクルミ


写真は、ホッキョクグマのクルミです。
昨日入れたはずの浮き玉が半分になってましたけど、ツヨシともども、半分になった浮き球で遊んでいました。

報道にもありましたが、エゾモモンガのおうちが完成しました。

写真:完成したエゾモモンガのおうち


夜間に活動するエゾモモンガを見ていただこうと、例によって職員手作りの新しいおうちを用意しました。
暗くした室内で動きまわる様子が見られるようになっています。

今日見たところ、部屋に慣らすために、おうちの中に今まで使っていたケージが入っています。
そのケージの扉を開けっ放しにしてありますので、じっくり探してみてください。
室内にいるか、ケージの中にいるのか、本当にじっくり探さないと見えないと思います。

日記をずっとご覧いただいている皆さまならお気づきかもしれませんが、絵のデザインと描いたのは、鶴公園のあの人です。さすがです。
紙でおうちの模型作って、デザインを考えてましたから。

エゾモモンガのおうちがある場所は、

写真:エゾモモンガのおうちがある場所


ナカイ側の類人猿舎入り口です。扉を1枚あけて、すぐ右側が入り口ですよ。
通り過ぎないでくださいね。

最後に。
タイガ・ココアのページを更新しましたので、お時間があればそちらもご覧下さい。

このページに関するお問い合わせ

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〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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