2009年1月のどうぶつえん日記

ページ番号1002002  更新日 2022年10月14日

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文中の内容、リンク箇所など、掲載当時のままですので、現在に内容がそぐわないことや、リンク切れしている場合があります。ご了承下さい。

2009年1月24日(土曜日)

午後11時を過ぎました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか、HP管理人です。

最近驚いたこと。
1月なのに、たくさんの雨が降ったこと。
そして、ご来園いただいたお客様のブログで、自分の顔を見たこと。
その顔の丸さにも驚きましたがきっと着膨れのせいと思いたい。
(ご来園ありがとうございまーす。変な帽子かぶってたら、HP管理人です。きっと。)

さて、もう皆さまご存知かと思います。
ニュースにも記載しましたが、1月22日に、根室からワモンアザラシが保護されてきました。

写真:保護されたワモンアザラシ1
乾いている時の写真

写真:保護されたワモンアザラシ2
だいたいの大きさがわかると思う写真

一番小さい種類のアザラシです。
ニュースに使った写真は体が濡れている時のものですが、わざわざ日記を見てくださっている皆さまに同じ写真を使うわけにはいきませんので、別な記録写真を用意させていただきました。

公開はしておりませんので、ご了承ください。
動物が保護されてきた時には、いつも記載していますが、人間に捕獲されてしまう状態なので、順調に回復することを期待するのみですね。
(23日の夜にネットをチェックしたら、もう載ってましたね)

今回は、アフリカタテガミヤマアラシの担当者より原稿をいただきましたので、さっそく。
(写真ともども、ありがとうございまーす)

「奇跡の歯」

前回の高嶋さんの日記のタイトルをパクリ、ついにシリーズ化か?
今回は動物の潜在能力に驚かされた話をしたいと思います。

先日のことですが、いつものようにヤマアラシを外の運動場へ出そうとした時です。
ヤマアラシの出し入れは「吊りとびら」の開閉によって行います。
吊りとびらにはワイヤーが付いていて、それを引くと扉が上がり開くようになっています。

が、その時は開かなかったのです。

ワイヤーを引いてもスカっと抜けてきます。
「滑車からはずれてしまったか?」などと考えながらよーく見てみると、

写真:ワイヤーが切れている様子


「切れている!」

位置からして擦り切れたのとはちがう。

なんと噛み切っていたのです。

「信じられん!」

いくらげっ歯類で歯が丈夫だからって、あなた。
太さ6ミリもあるステンレス製のワイヤーですからね。相当硬いですよ。

何でそんなもんかじろうと思うのか?
ほかにかじるもん無いからかって、あったじゃん、木が。
かじり木用意してあるのに・・・
もちろん木もかじっていましたけどね。でも木じゃ満足できなかったのかいな。

写真:ヤマアラシの歯


当のヤマアラシは何事も無かったという顔してますし、口もケガしてるわけではないらしい。

つまり、ヤマアラシにとってはこんな事当たり前の事なんですよ。
人間が見くびっていただけの話で、本来持っている能力なんです。
いつもはおとなしく人間に従ってはいますが、本気で怒らせでもしたら私のような貧弱な足の骨なんて噛み砕くことぐらいできるのです。

何を言いたいのかというと、動物は本来の能力を最大限出せば人間をも支配できるはずなのに、人間の支配下に甘んじているところに、動物のふところの深さを感じたのです。

どのような環境であってもそれを現実として受け入れるのが動物の強さだと教えられた気がしました。

話が横道にそれましたが、ヤマアラシはすごいです。
獣舎の壊し屋と呼ばれているのも納得です。
これからは舐めてかからないようにしないと。

壊れたワイヤーを修理しながら明日から安全靴(靴の先に鉄板が入っている靴)を履こうかと本気で考えた弱い人間でした・・・

最後にHP管理人から。

誤解のないように、もう一度書きますけど、今回の原稿は、ヤマアラシの担当者が書いたものですからね。
次回も「奇跡の・・・」シリーズ、続くんでしょうか?
関係者の皆さま、次回の奇跡シリーズの原稿をお待ちしております。

2月6日(金曜日)から2月8日(日曜日)、「第45回くしろ氷まつり」が開催されますね。

写真:第45回 くしろ氷まつりのパンフレット


その「第45回 くしろ氷まつり」の前に!

2月1日(日曜日)、冬の動物園まつり、やります。
(第何回かは知らないけど)

ツル公園では同じく2月1日(日曜日)に、釧路市公園緑化協会による釧路市丹頂鶴自然公園来園者感謝Dayがあります。

2009年1月19日(月曜日)

日記を書いている今日も、雪が・・・。
次回更新するときも雪だったら、しばらく書くのをやめようかと思っているHP管理人です。
ちなみに事務屋さんは、夕方から事務仕事です。
ずっと除雪で大わらわですから。

前回も今回も、雪が・・・って話を書きましたが、その後、お客様からソリ山はまだ?っていう問い合わせをいただいておりますが、1月16日の閉園後に一応、完成しましたので使用することができます。
(毎年のソリ山は作っているんですけどね)

写真:ソリ山の上から見た風景


ソリ山の上に立って、下を見下ろした写真です。案外、高さがあります。
まだ作業中だったので、奥に車が写っていますね。

写真:ソリ山から滑ってくる様子


ソリ山から滑ってくる写真です。
えー、最初の方に、一応、完成って書いていましたね。

写真:運が悪かった時の様子


運が悪いと、写真のようになります。
まだ、まっすぐ進むようにはなっていないようで・・・
次第に表面が整ってくると、いい感じになると思います。

また「一応」ということで、ソリ山の幅を拡張したり、階段を手直ししたりしなければならないと製作者が言っておりました。安全確保には努めていますが、保護者の方は、お子様から目を離さないようお願いします。

そして動物園にわざわざ、ソリを持ってくるのは面倒!というお客様のために!

写真:ソリおきば


動物園でソリもゴムチューブも用意しておりますので、小さなお友達から、大きなお友達まで、自由に使用して下さい。

ちなみに写っている人に、写真使うからって言ったら、事務所を通してくださいって通達が来ました。

あ、今回は動物のネタが何にもないですね・・・。

写真:ニホンザル


雪に映えるニホンザルの写真でも。
閉園時間近くで、そばに担当者がいて、早くエサがある寝室のゲートをあけてーっと言わんばかりに、「クゥー」って鳴いていました。

去年も今年も、タイガ・ココアなど釧路市動物園の取り組みや話題が各種メディアに取り上げられています。ありがとうございます。

ついこの前も、フジテレビ系の「とくダネ!」でタイガ・ココアが放送されていましたね。
放送日が早めにわかっていれば、日記に掲載しますね。

ということで、次の日曜日ですから・・・25日にTBS系の「動物奇想天外」で、釧路市動物園の話も放映される予定ですので、乞うご期待。
(放送局の都合により、番組・内容が変更される場合があります)

そして2月7日には、マキノ雅彦監督「旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ」がいよいよ公開になりますね。
日記をご覧になり続けている皆さまはご存知と思いますが、釧路市動物園でも映画のロケがありまして、昨年11月に他界したアフリカゾウのナナが、スクリーンに出ます。いよいよ銀幕デビューです。

今まで当園HP上、またこの日記でも、報道各社の釧路市動物園に関する話題はHP管理人が完全に掌握できないこともあり、掲載を見送ってきました。
また新聞につきましても、同様の理由で記事の掲載を見送っておりましたが今後は、HP管理人が知りえる範囲内の情報で掲載をさせていただきますので、よろしくお願いします。
(下っ端のHP管理人に、どれだけ情報がくることやら・・・)

今回も鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそく。

シリーズ 2008年を振り返る
第2回 「奇跡の泉」

こんにちは、鶴公園の高嶋です。
昨年起きたことを今年の日記に載せるためにムリヤリはじめたこのシリーズも2回目を迎えました。

今回は昨年の秋に鶴公園で起こった奇跡を紹介いたします。

鶴公園のタンチョウには、餌としてウグイという魚を与えています。
天然物ですので夏の獲れない時期は冷凍なんですが、秋から春までは活(い)きたものを与えています。
園内には「いけす」があってですね、そこにストックしておくんですが、久しぶりに活きたウグイがはいった時のことです。

活きたまま運んでもらうので、業者のトラックの荷台にスペシャルな水槽があって、水ごと「いけす」にいれます。

急にたくさんの魚と水が入るものですから、「いけす」の排水用マンホールから水が溢れてしまいますが、放ってくと自然におさまります。
今回も例のごとく、一時溢れてすぐにおさまりました。

写真:水が溢れている様子


写真 溢れた後です。水浸しです。

ところが次の日の朝見てみると、マンホールから、こんこんと水が溢れ出ている。
昼には止まって、また次の朝にこんこんと溢れております。

私の科学的な考察によれば、これは「奇跡」です。
よく超常現象とかで奇跡の泉ってあるじゃないですか、有名なところでは「ルルド(ルールド)の泉」とか、そういうの。

「聖地」と言う言葉が私の脳裏をよぎります。
世界中から救いを求め集まってくる民衆たち。
「高嶋さん!」
「高嶋さん!!」
「高嶋さん!!!」
海外からも「タケィシマサーン!」
うら若き乙女も「高嶋さん素敵!!結婚して!」
私「うむ。よかろう」
時を同じくして二人の将来を祝福するかのように、我が家から飛び立つ無数のコウモリたち。

・・・だめじゃん。どう考えてもコウモリは場違いです。出てこなくていいよ。

まぁ、コウモリのお陰で私も我に帰りましてね、夢を見るより、現実を見なくちゃいけない!と認識を新たにしたんですけども、その前に奇跡の原因を突き止めなくてはいけない。

とりあえず、いつもの「上司」に相談してみたところ私には思いもよらない回答が。

「この前さぁ、サケ上ってきてたじゃん。あれが住んでるんだよ」

あのですね、どんな住宅事情ですか。
だいたい産卵に来たのに住んでどうするんですか。

「断続的に水が溢れるんです!」と力説する私。

そしたら、経理さんの向かいの席で聞いていた技術屋さんがですね

「それは、配水管の中でサケが体をひねってるんだよ。こう、クイッとひねって隙間が閉じると溢れるんだよ」

・・・・人というものが信じられなくなりました。

どうして見てきたようなウソを平気で言うのでしょうか?
二人の見解は全く持って科学的ではないと断ぜざるをえません。
これなら「タケィシマサーン!」のほうがよっぽど科学的ってモンですよ。
結局、次の日に高圧洗浄機という洗車場にあるアレで管の中を洗浄してくれる事になりました。

作業の前日、こっそり私がマンホールを開けて中をのぞいてみたところ
・・・いた!2匹いた!!管の奥のほうに逃げてった!!スーッって!!

写真:マンホール


写真 ここに住んでました。引っ越してすぐのせいか生活感がありません。

サケではなく、ウグイだったんですけども、管の中でおくつろぎのご様子。
じゃましてごめんね。

洗浄してもらってわかったんですけども、どうもマンホールの内側に生えてたコケとかが剥がれて下に落ちたみたいなんですよ。
そこに水が急に流れたんで押されて管に詰まっちゃったんですね。

水と一緒に流されたウグイさんは、出れなくなっちゃって管の中にいたんでしょうけど、体が管をふさぐ形になったときだけ水が溢れたんでしょうね。

こうして「奇跡の泉」は枯れました。

私の夢も枯れました。

おしまい。

最後にHP管理人から。

うら若き乙女、限定?って聞いたら、「いや、そんなことは言ってられない」って。
そして園長が後ろからそっときて、「高嶋、大人気だな!」って言って帰っていきました。

1月16日に、タイガとココアのページを更新しましたので、お時間があればそちらもご覧下さい。

以下は、ほとんどの方はわからないと思うので、スルーしてください。
おまけ。
最近の常連のお客様との会話。
お客様 「動物園の公式HPの中で冬コミって言葉を見るとは思いませんでした」
HP管理人 「あはははは」
お客様 「まさか3日目じゃないですよね」

3日目は行ったことがないのです。はい。

2009年1月13日(火曜日)

また最近の会話。

類人猿担当者 「しばれてきたねぇ(寒くなってきたねぇ)。」

HP管理人 「はい」

類人猿担当者 「地面がツルツルでいつでも転びそうだもんなぁ」

HP管理人 「さっき転んできました」

いきなり両手を挙げて満面の笑みで「やったー!」と喜ばれてしまったHP管理人です。

釧路にしては、どか雪と言ってもいいでしょう、動物園でも25cmほど積もりました。

写真:雪の積もり具合


そりゃあもう除雪、じょせつ、ジョセツ・・・。

もう疲れました。腰が痛いです。

写真:シロフクロウ


写真は、ふくろうの森にいるシロフクロウのオスです。
地上性のフクロウで地面にいることが多いですが、雪があって、遠めにみると姿が見えにくいです。写真ではわかりやすいように背景を入れました。

もし野生のシロフクロウを観察に行っても、きっと見つけにくいんでしょうね。

他にも園内に目を向けてみると・・・

写真:園内の樹木


ベタ雪(水分が多く、重たい雪)だったので、風の影響もあり、木の片面だけに雪が張り付いたり、

写真:雪の花


木の枝ぶりによっては、雪の花が咲いていたり、

写真:氷の実がついた草


雪が解けたものが凍って、氷の実がついた(枯れ)草の見かけることができます。

こんな感じで、冬の動物園でも色々なカットの写真を狙うことができますので、写真好きな皆さん、そうでないみなさんも、暖かい服装でご来園くださいね。
(写真撮る方は予備バッテリー必須ですよ)

今回も高嶋さんから原稿をいただきました。
落とされたら困るので、前回、予告しなかったんですねぇ。
しかも新たなシリーズになりそうですので、乞うご期待。

シリーズ 2008年を振り返る
第1回 「名古屋からありがとう!」

こんにちは、鶴公園の高嶋です。
昨年起きたことを、今年に書くためにムリヤリ作ったこのシリーズ。

「2008年よりも、あなたの38年を振り返ってみたら?」

イヤだ!そんなことしたら涙が出ちゃう!

さて、記念すべき第1回目は、昨年末に名古屋からご来園いただきましたお客様のお話です。
いつも読んでくださっている方にはおなじみの「今日のお客様!」のコーナーですね。

昨年12月2日の「ある日の日記」に私の原稿があります。
(このページの一番下にあります)

夏にご来園いただいたお客様が、ヒナに標識をつけているときの写真を送ってくださいまして、どうもありがとう!という内容ですね。

その方が、わざわざ鶴公園にご来園くださいました。ありがとうございます!
そのとき私は、観覧通路の氷割り業務を遂行していたのですが、正直、ありていに申せば「飽きたな」という感情が沸き起こるのを押さえきれない、むしろ、その感情をかくしきれない状態でございました。

そんなおりに声をかけていただきまして、いやぁ、良かった、実に良かったですよ。

ドウサン親子や、タウ親子が、飛んでケージに戻るところや、扉からケージに戻るところなども見ていただけました。

ちょうど標識を付ける作業(バンディングと呼びます。)の話になりまして、昨年夏にご来園いただいた日も、086のバンディングをしていました。
バンディングのときに素敵なアドヴェンチャーが用意されているのは、12月2日の原稿にも書いたとおりです。

なんと、086のバンディングの時にもサプライズがあったんですね。
お話をお伺いするまで忘れておりました。

これはですね、086の標識を上下逆につけそうになっていたんですよ。
標識と言うのは黄色のアルミリングに黒字で数字が、この場合は縦に086とあります。
違うのは数字だけで色とか大きさも同じですからね、個性も何もありやしない。

そこで個性を追求する為に、標識を上下逆、天地逆さまにつけてしまう!
という神をも恐れぬ所業に至った次第です。

あ、いや、至っておりません、未遂でした。

獣医さんが、つける前に位置やら、向きやら確認してたのは、間違えないためだったんですねぇ。
そもそも、標識をつけるのは個体識別のためであって、個性を追求するためじゃないですからね。
私一人だけバンディングの目的を見失ってた。
つける位置を確認し終わった標識には触れないとここに誓います!

写真:085の標識
参考資料:085番の標識の写真

お客様とお話しさせていただいて、私も過去の過ちに気付くことができました。
これもひとえに「日記を読んできました」とご来園くださるお客様のおかげです。
ありがとうございます!

ここをご覧になっている皆様が、ご来園された折には、ぜひ声をおかけになってください。
バンディングの目的を見失うだけでなく、人生の目的を見失ってる、まちがえちゃってる人をご覧いただけるかもしれません。

2009年1月7日(水曜日)

最近の会話。

猛獣担当者 「今日、ある会社の社長が来るって聞いていたんだけど」

HP管理人 「ええ」

猛獣担当者 「社長っていうから、どれぐらいの年齢の人かと思ったら、俺と同じぐらいで、若いんだよ」

HP管理人 「えっ、それって、若いの?」

少し間があいてから、足が飛んできましたけど。
(会ったことありませんけど、社長、軽い冗談ですから、広い大きな心で受け止めてください。)

はい、飼育係の中では一番、若輩者のHP管理人です。

まだ松の内があける前ですので・・・

昨年もたくさんのお客様にご来園いただき、誠にありがとうございました。

写真:新年のご挨拶


今年も釧路市動物園にたくさん足を運んでいただけますよう頑張りますので、皆さまのご来園をお待ちしています。

以上、HP管理人より皆さまに新年のご挨拶でした。

さて、年末はお休みをいただき、羽村市動物公園と多摩動物公園とズーラシアに行ってきました。
(もちろん冬コミと秋葉原も。ケバスは4日間連続で食べてました。)

HP管理人が動物園へ行った際には、いろいろなものを見ます。

周辺案内看板から始まり、入口ゲート、入園券のデザイン、パンフレット類、通路の広さ、通路上の見せ方、動物舎の外観、見せ方、網などの隠し方、動物の頭数や状態、展示方法、運動場の広さ、与えているもの(エサや動物の遊具など)、解説看板、サインボード、飼育係が使用しているだろうと思われる道具や車両、園内放送の入れ方、売店商品や値段、自動販売機から喫煙所、ゴミ箱、散水栓、遊具にトイレ(もちろん片方しか入れません)にマンホールの蓋のデザインに至るまで、観覧通路から見えるところは全部見てきました。

今のHP管理人の視線だと、これぐらいだったでしょうか。
同業者の方であればもっと奥深く見るかもしれませんけどね。

ちなみに、一番時間をかけて見たのは、多摩動物公園のモグラの家でした。
昔から聞いたことがある動物で、メジャーな名前にもかかわらず、見たのは初めてだったもので。
見せ方もよかったなぁ。トウキョウトガリネズミも初めて見ました。

今回、見たこと、感じたこと、思ったことを今後の釧路市動物園の将来に生かせることができれば。
そのためにも時間とアイデアが欲しいHP管理人でした。

ついで、昨年の業務を個人的に振り返りますと・・・2008年に撮影した写真は17000枚以上でした。
ピンボケの写真とか完全に消去してはいませんけどね。
昨年も実によく撮影したものです。
ちなみに今、使用しているカメラでの撮影枚数は40000枚超えてます。
今年、最初に撮った写真はというと、

写真:元旦のタイガとココア


元旦のタイガとココアです。
獣医さんが建物の中で作業しており、物音がしていたので、ごはんか、ごはんか?と出入り口でウロウロしていました。

今回は鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそく。

あけましておめでとうございます
鶴公園の高嶋です。

実はですね、私はこの新年のごあいさつが1番楽しみな原稿なんですよ。
なぜかというというとですね、ご挨拶ですから、鶴公園とか動物園とかに触れなくてもいいじゃないですか。

たまにはこういう息抜きも必要です。
最近は、ほぼ全ての原稿が息抜きのような気もしますけど、まあ、去年の話ですからね、気にしない気にしない。

さて、私はいつもどおり年末年始は仕事でですね、あまりお正月が来た気がいたしません。
こういう特別なイベントっていうのは、アレですよ、自分も何かしないといけないんですよ。

じゃないと、大晦日でも元旦でも普通の1日と同じ事になってしまいます。
お正月らしさを演出することでお正月を実感するんですね。

たとえば羽子板なんかは、いかにもお正月って感じです。
ミスしたら墨で顔にラクガキとかしちゃうの。

「高嶋さん、あたしの顔になんて書いたの?」

気になって鏡を見る彼女。

鏡の中の彼女の顔には「結婚しよう!」の文字が。

「まぁ、高嶋さんったら・・・(ポッ)」

と、まあこんなモンですよ。

でも、実際は私一人ですから、壁に向かって羽子板やってるのね。卓球の壁うちみたい。
壁うちは球が帰ってくる分マシですけど、羽子板は帰ってきやしない。
自分で歩いて、拾って、戻って、またポンって打って、また歩いて・・・
最後の方なんか歩くのもメンドくさくなって、手の届く距離で座ったまま壁に打ってんの。
自分で書いた顔の墨なんかも涙で落ちてきちゃうのね。
そもそも何がしたいんだ?
自分でも判らない。

カルタも思い浮かんだんですけども、読み手が私で取るのも私。
それ、普通に片付けてるだけじゃないですか。
札読まなきゃならない分、効率悪いですよ。

スゴロクなんかは子供の頃、あまりに退屈で本当にやってみた事ありますけどね、あがった瞬間何とも言えない気分になりました。

ダメですね。
なにかもう、書けば書くほどダメになっていく気がいたします。
新年早々あまりにダメだと私も今年1年が大変不安になってきますので、ご挨拶だけしておいとまさせていただきます。

本年も皆様のご来園をお待ち申し上げております。

「今日の年賀状!」のコーナー

写真:高嶋さんの年賀状


ウシさんがえらくコーフンしていますが、その中に無邪気さを感じさせる、素晴らしい作品です。
とても38歳の大人が描いたものとは思えません。

まぁ、絵を見ていただくと私が何を言いたいのか一目でわかると思うんですけども、一応説明しますね。
このウシさんは「今年もがんばるぞ!」という意気込みを表現したんですよ。

具体的に何をがんばるのか?それはまだ考えていないので、これからの課題として年末までには決めたいと思っております。
鼻息もフンゴー!って出てますけど、力みすぎて鼻水とかヨダレまで飛び散ってしまいました。

バッチイ、大変バッチイ。

またまた新年早々、鼻水とかヨダレとか、先行きが怪しくなってきたところで「今日のやめときゃ良かった!」のコーナーを終わります。

最後にHP管理人から。
お正月、めでたい動物ってこと亀とか鶴ってあるけど、本当に全く触れていませんでしたねぇ。

タイガとココアのページ、ニュースを更新しておりますので、お時間がありましたらどうぞご覧下さい。

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