令和元年度第1回音別地域協議会

ページ番号1003064  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 令和元年8月29日(木曜日) 午前10時00分~午前11時30分

場所 音別町行政センター 3階 会議室(1)

内容

(1)開会

(2)委嘱状の交付
宮下センター長より、各委員へ委嘱状を交付。

(3)センター長挨拶
今回3名の新しい委員を迎えて第1回目の協議会となり、今後とも真摯なご意見を賜りますこと、また、本協議会へのご理解とご協力をお願いする。

※各委員自己紹介及び当市職員紹介
新体制において第1回目の協議会により、各委員より自己紹介及び当市職員の紹介を行なう。

(4)地域協議会について
資料に基づき、事務局より「市政への住民意思の反映及び市民協働の推進による市民の一体感の醸成を図る」ことを目的に地域協議会を設置した旨説明。また、令和3年度中にはそれ以降のあり方について、あらためて議論いただくことを説明。

委員から寄せられた質問、意見等はなし。

(5)会長・副会長の選出
会長に川村委員、副会長に大坂委員が推薦され承認される。

(6)会長就任挨拶

(7)議事録署名委員について
会長より鈴木委員・長谷川委員が指名され承認される。

【議事(1) 今年度の予定について】

【事務局】
今年度の音別地域協議会の予定につきましては、今回が1回目ということになりますが、第2回目は、11月の開催を予定しており、また、同月、3地区合同会議の開催を予定しております。3地区合同会議について、議題につきましては釧路市まち・ひと・しごと・創生総合戦略と釧路市まちづくり基本条例についての意見交換を予定しております。
第3回目は、まとまった予算案の報告をさせて頂き、ご意見を伺いたいと考えており、来年の2月の開催を予定しております。
委員から寄せられた質問、意見等なし。

【議事(2) 令和2年度予算について】

【事務局】
それでは令和2年度予算について説明をさせていただきます。資料をご覧ください。市の予算編成の流れを大まかに記載した図になっております。まず初めに、市としての予算編成方針が全庁に示されてまいります。この予算編成方針につきましてはのちほど説明させていただきますが、次の資料にございます。この予算編成方針を踏まえながら、我々行政センターはじめ各部各課において、予算の要求を積み上げて進めていくわけでございますが、その中において本日開催させていただきました地域協議会におきまして地域課題、そしてまた行政として取り組んで欲しいこと等々、ご意見ご要望を承りまして十分に念頭におきながら予算要求をしてまいりたいと考えております。この予算要求のスケジュールにつきまして、今年度から変更がございましたので説明をさせていただきます。これまでですと、年末が近づいてきた11月・12月頃に各部各課の方から予算要求を行い、年末から年明けにかけまして資料3でいう予算の査定が行われ、その後2月末から3月に行われます市議会に市としての予算の提案が行われていたところではございますが、今年度からは政策議論にも十分に時間を割いていくことになったため、予算要求時期が前倒しとなり8月末から始まっているところでございます。この予算要求の全庁的な締め切りが9月末のため、これを予定した形で進めていたところでございます。こうしたことを踏まえまして、本日この地域協議会を開催させていただいたところでございます。例年ですと、先ほど申し上げた通り12月の予算要求に向けて10月・11月頃に皆様からご意見を頂戴していたかと思いますけれども、こうしたスケジュールの変更に伴いまして、本日議題として提示させていただきまして、ご議論いただきたいというところでございますので、ぜひ来年度に向けた音別地区における事業・取り組みの方と、先ほど会長からも様々思うところ、ということでお話もございましたが、そうした様々なご意見・ご要望等をいただければと思っております。そうした皆様からのご意見・ご要望を十分に我々受け止めまして、行政センター各課で議論し予算の要求をして参りたいと思います。それでは、先ほど若干触れました次の資料4、予算編成方針についてでございます。こちらにつきましては、市としての新年度予算についての基本的な考えを全庁に示したものでありまして、こちらにつきましては8月21日付けにて全庁的に周知、市のホームページでの公表も行われているところでございます。この内容につきましては記載にありますように3項目に分かれておりまして、まずは基本的事項といたしまして、わが国全体としての状況、そして地方を取り巻く状況、こうした認識を一致させるため記載がなされております。そして真ん中の段、健全で安定した財政運営の確保、ということで皆様ご承知のとおり、決して潤沢な財政状況とは申し上げられない状況もございますことから、収支不足の解消、歳出の徹底した見直し、そしてまた歳出予算の見直しだけでなく、限られた財源を重点的に投資していくこと、そうしたことを目指していきたいということを記載しております。そして最後の段が、目指すべきまちづくりの実現に向けて、となっております。来年度の予算編成におきましては、こちらにも記載されておりますが、地元企業の振興と地域経済を担う人材の確保、地域資源を活かした世界一級の観光地域づくり、学力向上と幅広い連携による子どもたちの可能性の拡大、コンパクト・プラス・ネットワークを基本とする持続可能なまちづくり、「強靭化」「防災」の考え方を取り入れた地域社会の構築、こうした5つの政策テーマを設けまして、それを実現する事業に対して、予算の重点化を図るということが謳われております。こうした編成の方針を念頭に置きながら皆様方のご意見・ご要望を十分に踏まえ、来年度の予算を組み立てを行い、予算の獲得に向けて要求して参りたいと考えておりますので、繰り返しで申し訳ございませんが、皆様から是非ともご意見等をお聞かせいただければと考えております。なお、以下参考といたしまして今年度の予算のポイント、今年度の予算の概要がお手元にあろうかと思いますので、そちらのほうも改めてご覧いただければと思います。
私からの予算の説明につきましては以上でございます。

【センター長】
只今説明をさせていただきましたが、私からも来年度予算について補足にて説明をさせていただきたいと思います。来年度予算についてのスケジュールを説明させていただきましたが、9月30日までのため現在センター内各課で来年度予算について作業中でありますので、はっきりと示すことができませんが、私としては重点項目として4つの項目を特に予算獲得に向けて頑張っていきたいと思っております。まず1点目につきましては、旧音別町行政センターの跡地の活用の問題です。皆様ご存じのとおり、新しい行政センターができて以来、旧センターの建物がそのままになっている状況にあります。これにつきましては、来年度取り壊しが決定されておりまして、その取り壊した跡地には市営住宅を建築することも決定しております。建設年次は、令和3年度となっております。ここに建設される市営住宅につきましては、所得制限が今までの市営住宅より若干高めの方を対象にという予定でございますので、そういう面では今まで所得制限で入られなかった方も入られるようになるのかなと思っております。それに合わせて残った跡地も活用したいということで、今年度に基本構想を作成する予定でございます。それを受けまして、来年度は基本設計に入っていきたいと考えております。具体的な内容やどの程度の大きさ等、より詳細な設計を来年度していきたいと思います。これにつきましては、市の職員だけではできないため、外注ということになるとは思いますが、その関係予算につきましては是非とも獲得に向けてセンターを挙げて取り組んでいきたいと思います。2点目につきましては富貴紙でございます。この地域の特産品である蕗を使用した富貴紙作りは、まだまだ名前は知れ渡ってはいませんが、少しながらですが様々なところから問い合わせが来ているところでございます。それを活用しながら地域が活性化できるように、富貴紙の事業についても引き続き取り組んでいきたいと思います。3点目につきましては、今年度より取り組んでおります音別地域の観光資源発掘でございます。今年度につきましては、可能性調査ということで30万円の予算が計上されておりますが、おんべつ振興協会の方としっかり連携を取りながら、次年度以降も進めていきたいと思います。最後4点目ですが、鷲敷中学校と音別中学校の交流でございます。毎年7月に音別中学校の生徒が鷲敷、今の那賀町を訪問する、逆に鷲敷中学校の生徒が冬の1月に音別町に訪問するという相互交流を行っておりますが、これにつきましても次年度以降も何とか継続できるように、引き続き教育委員会と連携を取りながら予算獲得に向かっていきたいと考えております。その他様々、住民サービスの関係などの予算要求も行いますけれども、特にこの4点につきましては是が非でも獲得していきたいと私は思っておりますので、関係部署と連携を取りながら市長ヒアリング等に臨んでいきたいと思います。以上です。

【委員】
観光ということで先週土曜日に調査をしていただいたが、音別地域としてどこまでなにができるのかというのを、地元に住む我々の意見を取り入れて頂きながら、進めていただかなくてはいけないと思っていますので、協力はしていきたいと思っておりますし、予算要求についても色々と難しい部分はあるかと思いますが、是非とも頑張っていただきたいと思っています。よろしくお願いします。

【委員】
センター長の重点項目の話にありました旧センター跡地の活用についてですが、町の景観をよくしていくためにも頑張ってもらいたい。また、富貴紙について新聞等で目にすることは増えたが、私自身製造工程等がわからないということがある。自らも勉強する必要があることを感じた。

【事務局】
今お話しにありました2点の項目、先ほどもお話しましたが、旧センターの跡地につきましては、来年度予算の頭出しというのが非常に大事だと私自身思っておりまして、この予算が取れるか取れないか、というのが今後の行く末を左右すると思っています。そういう面では、しっかりと今のご意見を踏まえながら、予算編成に向けて頑張っていきたいと思います。もう1点の富貴紙に関しては、私たちは富貴紙についてPRはしているのですが、やはりお話にありましたように地域の方々にももっとご理解をいただかなければいけないのかなと思っています。そういう面では、作り手の問題でありますとか、今後の販売促進の部分もありますし、やはり地域の方々に認められて、応援してもらえるような事業でなくてはダメだと思っております。今年度も地域の方々を対象とした富貴紙の体験会等も予定しておりますので、もっとそういう形で地域の方に理解されるような取り組みを今後していきたいと思っております。

【委員】
鷲敷中学校の交流についてですが、子供達にとってそういう体験は貴重だと思いますので、是非来年度も続けていただきたいので、予算を確保していただきたい。あとは皆さんの意見に賛成です。

【委員】
近隣に猫が3~4匹出没しており、誰かが餌やりをしているのではないか。畑に悪さをしているため対策をしてほしい。
道路の脇に生えている草が伸びてしまい、邪魔で仕方ない。
冬の歩道が除雪していないことがあるため、そのあたりを改善してほしい。
商店がなくなってきているため、面道路の見栄えをよくしてほしい。

【委員】
旧センター跡地について以前アンケートを取っていたと思うが、もし結果がまとめられていれば教えていただきたい。
以前よりは酪農や様々な基幹産業が衰退していると感じる。また、蕗・菊芋・しいたけ等が徐々に浸透してきていると感じており、そういった特色を活かしていけるよう頑張ってほしい。
少子高齢化といわれる中、高齢者は高齢者で横断歩道に立って子供の登校を見守っていたり、地域の行事に積極的に参加している方もいる。その一方で、お年寄りの引きこもりが多いという話もテレビで見かけることもある。健康面からもあまりいい傾向ではないため、高齢者ならではのノウハウを活かせるような仕組みができればと思う。

【委員】
国の政策で森林環境譲与税というのが前倒しで令和2年度から入ってくるようですが、是非、釧路市は阿寒・音別と合併して森林面積が増えておりますので、森林環境譲与税を活用できるようにしてもらいたい。思っているのは、先ほどの憩いの森のグランピングとかで、木育の指導・森林体験等で予算が使えれば活用してもらいたい。

【事務局】
先ほど何点か質問がありましたので、お話させていただきたいと思います。まずは跡地のアンケートについては過去に行っておりまして、その時に住民の方々からのご要望があったのは、地域住民の方が集える場所を作ってほしいということでした。それを受けまして私たちが考えているのは、跡地に施設を建てて、第1に地域の方が気軽に集えるようなスペースを作りたい、もう1つが先ほどからお話している富貴紙の関係で、現在富貴紙はふれあい図書館の1室を使用して作っているのですが、作業場としては非常に狭く環境が悪いと思っております。それを新しい施設の中に取り込んで、外から来た方も作業風景が見えるようなものにしていきたいと考えています。他には、公共交通の再編計画ということでバス関係等の制度が10月から大きく変わりますけれども、そうした要素も跡地の活用について考えていかなければならないと思いますし、物販の部分も含めて内部で様々検討している段階でございます。そこをある程度踏まえたうえで、できれば次回11月くらいにこの内容について、詳細にはならないかもしれませんが説明できればと思っています。あと特産品の関係でございますが、地域で思い浮かぶのは蕗ということでございますけれども、その他にもカラマツ、音別学園のシイタケ、そういう部分をPRしていくような仕組みも大切だと考えております。それと高齢者の関係でございますが、15歳までの年少人口、15歳から64歳までの生産年齢人口、65歳以上の高齢人口、この3つの区分けでいきますと、圧倒的に高齢人口の割合が高いということでございます。釧路市全体としては約32%の高齢化率なのですが、音別地区に限っていいますと約38%ということで、釧路市全体よりも高齢者の割合が多いということになります。さらに高齢人口の中でも、前期高齢者という言い方が適切かわかりませんが、65歳から74歳までの方の割合が釧路市より多いのがこの地域の特徴です。そういう面では、まだまだ地域で役割を担える人口が多いのかなと思いますので、そういう方々が気軽に集える場所、あるいは様々活動できる仕組み、そういうものをしっかりと考えていかなければならないかなと思います。最後に、委員からお話がありました森林環境譲与税の関係は、産業振興部としっかり連携を取り、音別町行政センターの農林課も交えながら予算獲得に向けて努力していきたいと思います。

【議事(3) その他】

【事務局】
わたくしの方から音別地区の事業の進捗状況ということで、2点ほど報告をさせていただきます。まず1点目につきましては、先ほどの予算の話で意見等をいただいたところ、また宮下センター長からも少し説明をさせていただきましたが、観光に関する部分でございます。音別地域には観光資源が様々あると思います。また、おんべつ振興協会さん初め皆様方にもお祭り等々を通じながら、この地域への来客増にお力添えをいただいていたところではございますが、さらに観光を通じて入込者数増加、ましてや釧路市全体の入込者数増加、こうしたことを目的といたしまして、おんべつ振興協会さんと連携をして、音別地区の観光スポットになりそうな場所等の今後の可能性を探りたいと考えており、ちょうど明日明後日にキャンプ・グランピングの専門業者を音別地区に招き、音別地区の観光資源そしてまた憩いの森、ふれあいの森、こうしたところを実際に見て頂き、こうしたものを活用して活動ができないか、またより良くするための率直な意見をいただいて、そしてまた通常どおり憩いの森でキャンプをしても音別地区にあまりお金が落ちてこないですが、グランピングとなるとこちら側が物を用意して宿泊をしてもらうという形になりますので、地域にお金が回るという部分もあるため、そうした循環を図れないかという検討を進めているところであります。明日明後日行われる現地調査、ここでいただいた意見を踏まえながら、産業振興部とも連携をして来年の予算獲得、事業へと繋げていきたいと活動しているところでございます。
そしてもう1点、先ほども少し話にはでていましたが、再来月から音別地区で行われますコミュニティバスになります。現在、来月から行われます9月定例会に条例及び補正予算の提案を行っているところでございますので、そちらの議決を受けたのちという前提にはなりますけれども、10月1日から音別地区にてコミュニティバスを運行したいと考えています。どういったバスかと申しますと、そもそも平成30年3月にそれまでくしろバスで運行していた音別線が廃止となり、さらには今年、直別駅・尺別駅が廃止となったことで、この地域内の交通機関が極めて弱い形となっていたところでございます。そしてまた、音別診療所の患者輸送バスがこれまで長らく運行していましたが、地区・曜日限定ということもあり、ご利用はいただいているものの不便な部分もありました。そうしたことを踏まえながら、もっと便利なバスを運行できないかということで、10月1日からはオンデマンド型という、時刻表の設定をしたうえで予約があれば運行するバスという形のものを茶安別・霧里方面に1日3往復程度、直別・尺別方面に1日2往復程度、その他海光方面も、という形で運行していきたいと考えております。料金につきましては、音別地区の中心部にはバス停を設けまして、バス停区間ですと1回200円、これを超えて茶安別・霧里・直別・尺別方面となりますとバス停は設けていないので、予約をいただいた方の自宅前にお迎えに行きますと1回500円、という形を考えております。ただ、先ほど高齢化等の話もありましたが、ご高齢の方に対して福祉部の方でおでかけパスポートというものがあり、70歳以上の方を対象に初回手続きで500円払っていただければ、バス1回100円で乗車できる制度を今年度から実施しております。そちらもご利用いただけますので、今申し上げた200円・500円の区間をおでかけパスポートを取得していただいた高齢者の方は1回100円で利用できる形で準備を進めています。ただ、正直申しましてこちらの方も皆さまにアンケートですとか様々な会議の場でご意見をいただきながら制度をつくりましたものの、やはり利用される方、そして運行する我々、いずれもやったことがなく、見たことのないバスの運行でございますので、まずは運行していきながら様々な機会を通じてご意見をいただいて、どんどん改良できる部分を改良していきながらより便利なバスの形を作っていきたいと考えているところであります。

委員から寄せられた質問、意見等なし。

(8)次回の日程について

【事務局】
次回協議会については11月開催予定、新年度予算についてご意見を伺う旨、また、同時期に3地区合同会議の開催を予定。詳細は確定次第、別途ご案内する旨説明。

(9)閉会

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