釧路市の町名の由来

ページ番号1006191  更新日 2025年1月22日

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釧路市の町名

 釧路市では、1932年(昭和7年)7月に実施された釧路市字地番改正によって各町の区域が改められ、各区域ごとに地域の由緒等を考慮して町名が決められました。

 この時に決められた町名のほとんどが現在の町名にも引き継がれて使われています。

町名の命名理由

※当時の町名の命名理由を記載しているため、現在の町名と異なる場合があります。

※「釧路郷土史考」(1936年(昭和11年)1月15日発行)より一部引用・要約したものを記載しています。詳細な内容につきましては下記よりダウンロードください。

町名

命名理由

旭町

(あさひまち)

旭に向かう地勢であることにちなんで旭町と命名する。

入舟町

(現:入舟(いりふね))

築港事業の進捗により水運関係で発展し豊かになる商業地区であることから、旧名を踏襲して入舟町とする。

浦見町

(現:浦見(うらみ))

港内を一望できる地形であることから旧名を継続して浦見町とする。

大川町

(おおかわちょう)

釧路川の川岸にある舟運輸送の始まりの場所であり、とても便利な地区であることから大川町と命名する。

大町

(おおまち)

運輸関係に非常に便利な地区で、将来町勢が進展することを鑑みて大町と命名する。

興津

(おこつ)

船着場があり産業振興の運命があることから、旧名オコツナイを修正して興津と命名する。

大楽毛

(おたのしけ)

大楽毛馬市が全国に知られていることにちなんで、原名を尊重し大楽毛とする。

貝塚町

(現:貝塚(かいづか))

地区の中央に貝塚があることにちなんで貝塚町と命名する。

柏木町

(かしわぎちょう)

昔は柏の木の密生地であったことから柏木町と命名する。

桂恋

(かつらこい)

アイヌ語「カツラコイ」がとても詩的情緒味ある意味であることから、原名を尊重して桂恋とする。

川上町

(かわかみちょう)

地区周辺が通称川上と呼ばれていたことにちなんで川上町と命名する。

北大通

(きたおおどおり)

1919年(大正8年)に道路幅が拡張されて住民たちが北大通と呼ぶようになったという由来を尊重して北大通と命名する。

黒金町

(くろがねちょう)

釧路市で最初の鉄道停車場があり、鉄道と関係が深いことにちなんで黒金町と命名する。

寿町

(現:寿(ことぶき))

市立寿尋常高等小学校があり、児童の健康を祈る意味を込めて寿町と命名する。

材木町

(ざいもくちょう)

地区内のほとんどの土地が木材貯蔵に利用されており、将来木材関係の利用が益々多くなることにちなんで材木町と命名する。

幸町

(さいわいちょう)

幸倶楽部と呼ばれる町内団体があることにちなんで幸町と命名する。

栄町

(さかえまち)

市の発展に伴い町勢が向上する運命があり、前途多望であることを鑑みて栄町と命名する。

桜ケ岡

(さくらがおか)

桜の木が有名であることから桜ケ岡と命名する。

紫雲台

(しうんだい)

共同墓地と火葬場があり、有縁無縁の霊を供養する意味を加味して仏縁にちなみ紫雲台と命名する。

知人町

(しりとちょう)

釧路岬灯台があり、名所や旧跡がとても多いことから旧名を尊重して知人町と命名する。

城山町

(現:城山(しろやま))

アイヌの砦跡があることにちなんで城山町と命名する。

新富士町

(しんふじちょう)

新富士駅があることから駅名にちなんで新富士町と命名する。

末広町

(すえひろちょう)

昔に結成した町内団体が末広会と呼ばれていることにちなんで末広町と命名する。

住吉町

(現:住吉(すみよし))

住み心地が良い土地であることにちなんで住吉町と命名する。

高山

(たかやま)

市内で最も海抜が高く、原名が適当であることから高山とする。

宝町

(たからまち)

漁港が近く物産に関係深い地区になることにちなんで宝町と命名する。

千歳町

(ちとせちょう)

時々丹頂鶴が飛翔している姿を見ることができるため、鶴は千年の寿命があるという故事にちなんで千歳町と命名する。

千代の浦

(ちよのうら)

地区に接している春採湖で丹頂鶴を見られることから千代の浦と命名する。

鶴ケ岱

(つるがだい)

時々丹頂鶴が飛来する姿を見ることができ、また市街地区の中で唯一の樹林地帯であることにちなんで鶴ケ岱と命名する。

仲浜町

(なかはまちょう)

釧路川の川北沿岸の中央に位置することから仲浜町と命名する。

浪花町

(なにわちょう)

将来一大発展が見込まれる地区であることから、その繁栄が大阪にあやかって良くなることを願い浪花町と命名する。

錦町

(にしきちょう)

未開の地に艱苦奮闘してやがて故郷に錦を飾るという縁起にちなんで錦町と命名する。

幣舞町

(ぬさまいちょう)

アイヌがカムイを祀るために木幣(イナウ)を挿して崇敬してきた場所があり、開拓使の時にアイヌ語「ノサウシ」を改めて命名したという由来を尊重して幣舞町とする。

浜町

(はまちょう)

釧路港の副港があり水産に関係深い地区になることにちなんで浜町と命名する。

春採

(はるとり)

原名のアイヌ語「ハルトル」(沼の両側で食料を採るという意味)を尊重して春採とする。

富士見町

(現:富士見(ふじみ))

阿寒富士を始め雌雄阿寒岳やその他の連峰を一望できることから富士見町と命名する。

古川町

(ふるかわちょう)

地区内に旧阿寒川(廃川)があることにちなんで古川町と命名する。

弁天ケ浜

(べんてんがはま)

産土鎮守として弁天様を崇敬した名残を地名に残すため弁天ケ浜と命名する。

益浦

(ますうら)

産業が益々盛んな海浜になることにちなんで益浦と命名する。

松浦町

(まつうらちょう)

松浦武四郎が久寿里場所(現:釧路)を「東蝦夷地で一番の都会になるだろう」と言ったことを残すため松浦町と命名する。

三津浦

(みつうら)

3つの浜をまとめて1つの地区としたことにちなんで三津浦と命名する。

緑ケ岡

(みどりがおか)

5月から6月にかけて野外で花を摘み蝶を追いかける光景が印象深いことから緑ケ岡と命名する。

港町

(みなとまち)

埠頭船入澗等の築造予定があり、港湾施設の重要な地点となることにちなんで港町と命名する。

南大通

(みなみおおどおり)

地区の中央に幅22mの道路があることから南大通と命名する。

南浜町

(みなみはまちょう)

釧路川の川北沿岸の最南部に位置することから南浜町と命名する。

宮本町

(現:宮本(みやもと))

昔の釧路郡長宮本千萬樹の功績を残すため宮本町と命名する。

武佐

(むさ)

旧名別保原野の一部と「フレムサ」が合わさった地区であるため、原名を修正して武佐と命名する。

弥生町

(現:弥生(やよい))

春は丘陵で花を摘み緑を楽しむという意味を込めて弥生町と命名する。

米町

(よねまち)

釧路市の町名の始まりの地であり、米屋の功績を称えた由緒を鑑みて原名を継続して米町とする。

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