令和6年度 釧路市文化賞・文化奨励賞(令和6年8月29日掲載)
令和6年度釧路市文化賞・文化奨励賞について
令和6年度釧路市文化賞・文化奨励賞受賞者が決定いたしました。
釧路市文化賞

昭和44年、釧路市史編さん事務局の市史編さん員として地域史研究の第一歩を踏み出されて以来、釧路市のみならず、釧路地域広範にわたる歴史的事象の解明、自然科学・文化・産業等さまざまな分野に及ぶ史的・学術的資料の編さんに長年尽力されてこられました。
とりわけ、「釧路の近世絵図集成」「釧路川文化論」をはじめとする、地域・地域史研究の成果として刊行された多数の著書・編著書は、地域の歴史認識をより深め、将来の貴重な地域・学術研究資料として確立されました。
また、釧路市をはじめ、地域の文化財や史跡の歴史資産の所在を明確化し、その保護と価値を高める活動に尽力されるとともに、文化財が地域にとって歴史的に重要であることを提唱されるなど、日常生活における「文化」の意味と重要性を示されました。
さらに、地域の歴史や文化、風土等を学ぶ「道東文化塾」や「くしろ再発見セミナー」など、各種講座や講演を釧路市内外で行い、その知見を広く伝えるとともに、住民と連携した地域発展のための活動を続けられており、本市の文化の発展・向上に多大な貢献をされています。

昭和44年に渡欧し15年間パリを拠点に世界各地で制作活動・個展を開催され、ナイーブ派画家として活躍されました。繊細に描かれた現実と空想がつくる幻想的な世界は、世界中で不動の人気を博し、昭和55年から8年間担当された「NHKフランス語講座」テキストの表紙絵は、その世界観を日本国内に広めました。
昭和59年に釧路市に自宅兼アトリエを構え、活動拠点を移された後も、画集の刊行や、日本巡回展をはじめとした数々の個展を精力的に開催しながら、釧路市や道内ゆかりの作品も多く手がけられました。平成2年には、パリの景色を描いた作品がフランス政府観光局の年賀状に使用されるなど、国内外で幅広いご活躍をされました。
晩年は、その画風や人柄に魅かれて個展やアトリエを訪れた多くの方と交流されながら、亡くなる一か月前まで制作活動を続けられ、釧路の画家として、本市の文化芸術の振興に多大な貢献をされました。
釧路市文化奨励賞
該当ありませんでした。
釧路市文化賞とは
「釧路市文化賞」及び「釧路市文化奨励賞」は、釧路市の文化の発達に貢献した個人又は団体を表彰するため、昭和30年に創設されました。
これまで、芸術(音楽、文学、美術及び芸能)及び科学(自然科学及び人文科学)の分野で釧路市に多大なご貢献をいただいた方々・団体を表彰しています。
釧路市文化賞~個人:55名、団体:13団体(令和6年度現在)
釧路市文化奨励賞~個人:47名、団体:24団体(令和6年度現在)
過去の受賞者
過去3年間の受賞者は表のとおりです(過去の受賞者一覧は下記ファイルをご覧ください)。
年度 |
文化賞 個人 |
文化賞 団体 |
文化奨励賞 個人 |
文化奨励賞 団体 |
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R3年度 |
吾孫子 雄子 (美術) 小林 民子 (文学) |
- |
- |
- |
R4年度 |
北畠 立朴 (文学研究) |
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石田 憲一 (音楽) |
釧路市民吹奏楽団 (音楽) |
R5年度 |
- |
- |
- |
釧路交響楽団 (音楽) |
ダウンロード
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過去の受賞者一覧 (PDF 206.5KB)
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釧路市文化賞条例施行規則 (PDF 101.0KB)
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申請書・推薦書(個人) (Excel 68.5KB)
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申請書・推薦書(団体) (Excel 66.5KB)
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このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 生涯学習課 生涯学習係
〒085-0016 北海道釧路市錦町2丁目4番地 釧路フィッシャーマンズワーフMOO4階
電話:0154-31-4579 ファクス:0154-22-9096
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