2011年6月のどうぶつえん日記

ページ番号1001971  更新日 2022年8月25日

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2011年6月27日

巣立ちしました! ハクトウワシのヒナ

写真:ハクトウワシ(6月27日)1


写真:ハクトウワシ(6月27日)2


ハクトウワシのヒナが6月18日に巣立ちしました!
ふ化後70日目のことです。
その日の朝、開園する約1時間前に確認しに行ったところ、止まり木に真っ黒なヒナが立っていました。
大人への一歩が始まりました!
巣立ち1日目は、開園してすぐにまた巣に戻ってしまい閉園までずっと巣に入ったままでした。
日にちが少し経つにつれ、徐々に止まり木に立っている時間も増えてきたようで、お客さんから
「もしかして、あの真っ黒い鳥がヒナですか!?」
「はい、そうです!」
「ヒナって小さいと思っていたら、親と同じくらいの大きさなのね!?」
お客さんが言うとおり、ヒナの体長(頭の先から尾の先までの長さ)は、親と同じくらいです。
今、見分けられるのは、真っ黒い方が『ヒナ』と、いえることです。
この先、徐々に慣れてきましたら、止まり木に立つ時間も長くなってきますので、御来園の際は、仲の良いハクトウワシの親子をご覧ください。

Y.M

2011年6月21日

動物園内では湿原の花々が今見ごろに!

写真:湿原の花1
エゾカンゾウ(エゾノゼンテイカ)

エゾカンゾウ(ユリ科)
今、レストハウス前の斜面一帯は「エゾカンゾウ」(エゾゼンテイカ)が群生。
黄色のラッパ状の花が次から次へと咲き始めました。
花は、朝に咲いたものは夕方にはしぼむ一日花です。以前は笹原でしたが、エゾカンゾウの勢いが優ったかのようです。ホッキョクグマのツヨシを右に、左にエゾカンゾウの群生をぜひ体感ください。

写真:湿原の花2
クシロハナシノブ

クシロハナシノブ(ハナシノブ科)
この時期必見の「クシロハナシノブ」です。
木道散策路(330メートル)界隈で「クシロハナシノブ」見つけました。
氷河期から残っている希少な花といわれますが、小鳥たちのさえずりと共に、今が旬の可憐に咲く湿原の花々をごゆっくり木道散歩で堪能ください。

山口園長

2011年6月9日

ゴマちゃん退院(ゴマフアザラシ)

写真:ゴマちゃん1


先月、5月25日に広尾町からゴマフアザラシのメスの赤ちゃんが保護されました。

あばらが浮いて見えるぐらいガリガリに痩せていて、しばらく入院することになりました。

写真:ゴマちゃん2


チューブを使ってミルクを飲ませます。
体は日に日に丸くなり、「おなかがすいたよー!!」と大きな声で鳴けるまでに回復しました。

写真:ゴマちゃん3


今はもうミルクを卒業して、ホッケやイカナゴを食べています。魚を食べるのが、とっても上手なんですよ。私たちも大助かり。

そして今日、退院して海獣舎のバックヤードに移ることになりました。
まだしばらくはお客様にご覧いただくことはできませんが、きたるべき海獣舎デビューに向けて頑張っています。

動物病院

おまけ

ある日の動物病院(の棚)

チュリチュリチュリ・・・・

写真:動物病院の棚


ん?

あれ?

写真:スズメの巣1


写真:スズメの巣2


あっ!!スズメの巣!!

ガチョウの羽、ヤギの毛、餌の乾草・・・などなど、いかにも動物園らしい素材でできた動物病院の中のスズメの巣。巣の中には4羽のヒナ。いったいいつの間に・・・。巣立ちまで温かく見守ろうと思います。

2011年6月6日

動物園では初アルパカの毛刈り

写真:アルパカの毛刈り1
エルシー・トパーズ

写真:アルパカの毛刈り2
エルシー毛刈りの様子

写真:アルパカの毛刈り
エルシー毛刈後

6月5日アルパカの初の毛刈りを行ないました。
初めての試みということもあって、安全管理から今年は非公開でした。
毎年ヒツジの毛刈りをお願いしている鶴居村在住の山村さんの協力のもと行いました。
オスのネプチューンから始まりメスのエルシー、トパーズの順に行い、1頭あたり約25分で終え、刈り取った毛は、2.7キログラム~4キログラムでした。
それにしても、刈る前、刈った後の写真をくらべてみてください。
ふわふわモコモコのアルパカ?すっきりしすぎ?
どうぞ1年で一番スリムになったアルパカに会いにきてください。
来年は公開のもと行なってまいります。

山口園長

2011年6月3日

ハクトウワシ子育て奮闘中!!

写真:ハクトウワシ(6月3日)1


写真:ハクトウワシ(6月3日)2


写真:ハクトウワシ(6月3日)3


写真:ハクトウワシ(6月3日)4
ハクトウワシ ヒナ

ハクトウワシの餌は主にホッケ、活ウグイ、ヒナや牛肉です。
水槽に入れた餌は、まず鋭い爪で掴み、嘴で引き裂いて食べます。
母親のカズエは近くに人がいると水槽に近づきません。担当者の私でさえ、近くにいると『あっちへ行って!』という感じで、威嚇するほどです。
写真は、お客様が撮影したもので、「大きな音をたてながら羽ばたいているカズエに気付きケージに近寄ると、すでに活ウグイを加えていました。加えたまま巣へ運び、嘴でちぎってヒナの嘴に与えていた」とのことでした。
ヒナの写真は孵化後44日目で、懸命なカズエの子育てのお陰で順調に成長し、立っている時には巣の上に頭が少し見えるほどになりました。
ヒナが羽ばたいて練習している姿も見られる時があります。
巣立ちは今月の17日前後と考えています。親子3羽が寄り添っている姿が見られる日も近いと思います。

Y・M

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