2011年11月のどうぶつえん日記
2011年11月28日
北海道ゾーンのエゾヒグマ舎から坂を下った所にハクチョウ池があります。面積は約6千平方メートルほどで、ここに以前からあった池を掘り下げて地下水を汲み上げ、池のほとりにある「とりみロッヂ」と合わせて平成5年に整備されました。
翌年から野生のオオハクチョウが飛来し始め、平成13年ごろには400羽ほどが確認されています。
しかし、その後渡り鳥などから高病原性鳥インフルエンザが確認されました。当園では希少鳥類や近隣の養鶏場への感染防止のため、現在では冬場の流水を止め、池を全面凍結させることにより渡り鳥の飛来を防いでいます。
当園で飼育している7羽のオオハクチョウも野生の鳥との接触を避けるため、冬季間はカモ類などが飛来する前に池から隔離して飼育しています。
当園のある北海道東部は渡り鳥の通り道となっており、湿原の湖沼などは、ちょうど高速道路のサービスエリアのような役割を果たしているそうです。
現在ハクチョウ池で羽を休めている野生のカモ達も、池が凍りつく前にはまた旅立たねばなりません。
A.Y
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