釧路市社会教育委員会議(平成28年度第1回 平成28年6月9日開催)

ページ番号1003275  更新日 2022年8月25日

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会議名

平成28年度第1回釧路市社会教育委員会議

開催日時及び場所

日時:平成28年6月9日(木曜日)
場所:釧路市生涯学習センター801号室

主な議題

  1. 釧路市社会教育推進計画第4次(平成28年度)実施計画について
  2. 釧路市社会教育推進計画第3次(平成27年度)実施計画の評価について
  3. 釧路市文化芸術振興計画第2次(平成28年度)実施計画について
  4. 釧路市子ども読書活動推進計画について
  5. 釧路市社会教育推進計画に基づく主要事業
    1. 釧路地域イオル再生事業について(アイヌ文化振興主幹)
    2. 市民球場改修事業について(スポーツ課)
    3. トランクキットの活用等について(博物館)
    4. 動物園内案内システムについて(動物園)
    5. 智のレシピ「阿寒の自然と文化」について(マリモ研究室)
  6. 第59回全国社会教育研究大会北海道大会開催に向けての進捗状況及び平成28年度釧路管内社会教育委員連絡協議会事業について
  7. 平成28年度研修・会議等の予定
  8. その他

結果

質問はなし

発言要旨

1.議題4について

委員「子ども読書活動推進計画に基づく事業について、他の行政で成功している例や全国レベルで上手くいっている例があるか。」
事務局「学校ブックフェスティバルについては、図書館がない釧路町で道立図書館と連携して行っており、その事例を参考にさせていただきながら実施したい。
全国レベルでは、具体的には調べていないが、道内のほぼ全ての自治体で計画を持っているので、それぞれ独自の活動をしており、それらを参考にして計画を策定している。」
委員「新しい図書館と絡めた活動は、計画に何か入れているか。」
事務局「新しい図書館には、子どもが自由に本を読めるような場所や親子で本を楽しめるような場所も設置する予定なので、それもPRしながら進めていきたい。」
委員「学校単位で図書館に行き、色々な活動をするのも一つかと思う。」
事務局「新しい図書館は学校への支援機能を強化しようということで、図書館の館外支援のためのスペースも広くとり、各学校に本が足りなければ本を貸し出し、読書の相談ができる人材を派遣しようというような事業を強化しようと思っている。」
委員「今年度、学校ブックフェスティバルの開催校として、鳥取小学校と東雲小学校が選定された経緯があるか。またコミュニティスクールとの整合性やこれからの進め方について何かあれば教えてほしい。」
事務局「東雲小学校の近くにはコア大空(東部地区図書館)が、鳥取小学校の近くにはコア鳥取(西部地区図書館)があり、このフェスティバルをきっかけに、子どもたちに近くにある施設を活用してもらうことを考えている。今回は近くの図書館から学校に本を持っていく方法をとりたいと考えており、足りない部分は図書館本館から持っていくが、基本的には地域にある施設から本を持ち出して、学校で活用してもらうという考え方でいる。
コミュニティスクールとの連携については、そこまで協議をしていなかったため、どのような連携ができるか、今後協議をしていきたい。」
委員「今年度だけの取組か。事業を拡大し、学校の数を増やしていくのか。」
事務局「今年度だけでなく、今後続けていきたいと考えている。また、全部の学校で行うとなると大変な部分もあるため、できれば順にまわるように考えている。ただし、2校だけではなく、もう少し拡大し、中学校も増やすような考えでいる。」

2.議題5について

委員「情報発信基地としての市立博物館とイオルの連携や阿寒を訪れた観光客を釧路に引き戻す、または情報発信のために博物館を整備する予定があるか聞かせてほしい。」
事務局「イオル再生事業でハード部分の整備はほとんどされないため、既存の施設である博物館を使うこととなる。今現在も、博物館にはアイヌ文化に関する色々な情報が集積しているので、これらを活用し、旅客船の寄港によって来釧した海外の方々にも対応できるような紹介をしていきたい。」
委員「イオル事業に関して、白老や札幌などで実施しているが、阿寒と釧路の両方がウィンウィンになれるような方向性で頑張っていただきたい。」
委員「博物館でアイヌ関連の学芸員など、専門の方の配置は考えているか。」
事務局「現在、歴史関係、産業部分の社会関係で2名の学芸員がいるが、アイヌの専門家としての学芸員はいない。社会関係の学芸員のほか、考古学の学芸員が3人いるので、それらも併せて強化は図りたいと思っている。」

委員「市民球場観客席の改修・補修はいつか。」
事務局「平成26年度に終了している。」
委員「プロ野球を呼べる状態になっているか。」
事務局「これまでプロ野球の試合については、釧路市スポーツ振興財団の自主事業として行っており、財団を通して要請はしている。」
委員「バックネットもきれいになり、芝生も非常に良い状態だが、今後内野グラウンドを人工芝に切り替えるのか。」
事務局「全面人工芝を考えている。」
委員「外野も全部人工芝ということか。」
事務局「例えばベースまわりのホーム・一塁・二塁・三塁の4か所とマウンドはクレイ部分になるが、それ以外は全て人工芝ということで考えている。」
委員「内野スタンドの整備だが、これは例えばプロ野球チームを呼べるだけの施設整備になっているか。」
事務局「十分対応できるのではないかと考えている。」
委員「なんとかプロ野球チームにきてもらいたいと思うので、スポーツ振興財団と一緒に頑張っていただきたい。」

委員「トランクキットの種類について、6セットの種類は何か。」
事務局「鳥類、昆虫、植物、魚類・両生類、石炭、歴史の6分野である。」
委員「利用等はその貸し出しも含めて盛んになっているか。貸し出しは一つずつか、複数か。小中学校で積極的に活用していただければと思う。」
事務局「現時点で、貸出数6の他に、出前講座や博物館内で実際に触れていただいている。貸し出しは複数行っているケースもある。」

委員「動物園内に休憩所のような、寒さを防げる場所がないか。また、障害者が来園した時に車いすへの整備がどのようになっているか、バリアフリーに関して少し説明いただきたい。」
事務局「休憩所は園内に何か所かあり、キリン観覧席には暖房設備がある。
バリアフリーについては、西門からの入園は急坂があるため、正門から入園すると、緩やかなスロープがあり、入口で声をかけていただければ職員が手助けできる。バリアフリー化は急務だが、現状ではなかなか進んでいない。」
委員「バリアフリーということだけではなく、多少ハンディキャップがある方には優しい園を作っていただきたい。」

委員「マリモは阿寒だけではなく、イギリスにもあると思うがいかがか。」
事務局「マリモの世界的な分布は広く、ロシアからヨーロッパにかけてと北米にも分布している。ただし、球状になる湖は限られていて、現在群生するのは世界でも阿寒湖だけとなっている。」
委員「マリモサミットなどを釧路で開催する案はないか。」
事務局「2012年にマリモの特別天然記念物指定60周年を記念し、当時まだマリモの群生地が残っていたアイスランドの研究者と、新進気鋭の研究で知られるドイツ出身でニュージーランドの大学に勤める研究者に来ていただき、阿寒湖畔で国際シンポジウムを開催したことがある。この成果については、インターネットのマリモウェブというサイトで要録を公開している。」
委員「釧路市と阿寒町が合併し、大変貴重な自然があるので、それを活かして、もう少し複合的な形で色々な面から検討いただきたい。学問的な形では阿寒湖のマリモは大会評価が得られていると思うので、それを還元していただければと思う。」

担当課係

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