釧路市社会教育委員会議（平成30年度第2回　平成31年2月20日開催）

会議名

平成30年度第2回釧路市社会教育委員会議

開催日時及び場所

平成31年2月20日（水曜日）午前10時00／釧路市生涯学習センター801号室

主な議題

1. 釧路市社会教育推進計画第5次（平成29年度）実施計画評価結果及び平成25年度～29年度5か年事業評価結果について
2. 平成31年度各課主要事業計画について
3. 平成31年度研修・会議等の予定
4. その他
   エンジン01in釧路 事業報告
   第74回国民体育大会冬季大会（イランカラプテくしろさっぽろ国体）事業報告

結果

議題2について質疑あり

発言要旨

1.議題3について

委員
「生涯学習課主要事業にアイヌ関係の事業について記載があったが、この事業については博物館と連携して事業を進めていくのか。」
事務局「具体的な事業としてはないが、イオル再生事業に関わる旧柏木小学校横にアイヌの生活にかかわりある植物を育てることとしているが、その際に博物館学芸員にアドバイスを受けるなど連携をもって対応していく。」

委員
「生涯学習部所管の文化施設それぞれに老朽化が激しく、課題懸案事項にもあるとおり更新整備をしていかなければいけない。生涯学習部全体として施設整備についてどうお考えか。」
事務局
「一定の時期に一斉に整備された施設が数多くあり、今ある施設すべてを同じように整備していくことは、人口減少社会の中でかなり難しいという現実もあるため、市全体の施設マネジメントの取組も参考としながら、来年度以降に市の建築部門等と協議しながら将来的な施設更新の在り方、更新時期や修繕方法などを検討していきたい。」

委員
「まち歩きアートマップはどのような場所に置いているのか。」
事務局
「平成25年度に作成したもので、市内公共施設や中心市街地のホテル、観光協会などにも置いており、都度不足を補充しながら対応している。」

委員
「テーマとしてカラスを取り上げていることについて。」
事務局
「カラスは嫌われ者として認識されることの多い鳥獣だが、大変興味深いところも多く、広く市民に見ていただきたい。」

委員
「博物館として、この鉄道遺産の記録化や保存など予定や計画はあるか。」
事務局
「石炭列車の廃止については企業判断のため公的機関より申し上げることはないが、釧路の基幹産業を支えた大切な遺産であり、学術的な意味において学芸員のフォローや、必要に応じて資料の保存などが必要な場合は対応していきたいと考える。」

委員
「博物館でも展示物を活用し、より一層文化発信を進めてほしい。」
事務局
「今冬に1階マンモスホールにて企画展「イピピシプ」展を開催、漫画「ゴールデンカムイ」のスタンプラリーに参加するなど、多方面に向けて今後も積極的に文化発信をしていきたい。」
委員
「入館者が増えているのはそういった活動も影響しているのか。」
事務局
「簡易軌道の展示や魚類コーナーのリニューアルなどもしている。クルーズ船の見学や、SNSの配信も積極的に実施しており、相乗的な効果で入館者数の増につながっていると考える。来館者3万人のうちの6割が市外からの来館であり、市内ブロガーとの連携も図りながら市内外問わず両方の来館者増のために取り組んでいく。」

委員
「呼吸器系の疾病というのは鳥にとって強い影響があるのか。」
事務局
「古賀園長：呼吸器系が非常にデリケートにできている鳥類（特に猛禽類とペンギン）は病気に非常に感染しやすい。飼育は閉鎖施設であり、かつペンギンの飼育では水があるところなのでカビも発生しやすいため、注意をしながら飼育している。このような環境改善のため改修工事を実施する。」

委員
「タンチョウヅルの台湾への貸出について、またマリモの貸出についても詳しくお聞きしたい。」
事務局
「タンチョウについては台湾建国100年として北海道を通して貸出要請があり、2羽を台北動物園に貸出している。タンチョウは台湾としては大変貴重な鳥であり、メインとして展示するため、より良い飼育環境を整えるため飼育舎を作っている。
事務局
「昨年12月にマリモ発見者の川上瀧彌氏が初代国立台湾博物館長を務めていた円で、マリモ発見120周年を記念した企画展を台湾博物館にて開催した。その際、人工マリモを7個貸与し継続展示している。台北市立動物園よりタンチョウとマリモ、釧路を代表する2つの天然記念物を合わせて展示したいという要望を受けたため、人工マリモを貸与し、環境が整い次第天然マリモの展示を進めていきたいと考えている。」

担当課係

生涯学習課生涯学習担当