平成30年度第1回音別地域協議会

ページ番号1003069  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 平成31年2月21日(木曜日) 午前10時00分~午前11時10分

場所 音別町行政センター 3階 会議室(1)

内容

(1)開会

挨拶
宮下音別町行政センター長挨拶。

議事録署名委員について
川村会長より伊東委員、荻原委員が指名、承認される。

(2)議題
議事(1)2019年度釧路市予算案について

【事務局】
資料1-1(2019年度当初予算案のポイント)、資料1-2(2019年度釧路市予算案の概要)に基づき音別町行政センター次長より説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【委員】
説明内容から富貴紙は拡大の方向と捉えたが、扇子は今年度100本作り、来年度は200本とのことだが、売れ行きはどうなのか。

【事務局】
今年度製作した100本は大変好評で早々に完売となり、完売後、踊りの団体やお土産品としての問い合わせ等を受けたことから、引き続き来年度も販売していくこととしている。

【委員】
一本いくらで販売して収益はどれくらいあったのかなど、具体的なことを伺いたい。拡大していくためにはどこをどのようにしていかなければならないだとか、販売ルートだとかそういったことが分かっていないと、思いだけで終わってしまう気がするので、そのあたりを教えていただければと思う。

【事務局】
富貴紙については扇子に限らず販売ルートや、製作コストの低減を図るような検討も含めて今後取り組んでいかなければならないと考えている。

【委員】
職人から技術の教示を受けるなど、人的な環境へのコストはかかると思う。原料については蕗工場が再開したということで問題ないのだろう。具体的な数字はいえないかもしれないがコストはどのくらいかかっているのか、その収益はどのように流れているのかなど、私たちは納税者であるからそういったことを知りたい。

【事務局】
扇子については、1本5,000円(税別)で販売している。そのコストは1本あたり3,000円程度であるが、現在、コーチャンフォー釧路店と佐藤紙店で取り扱っていただいているので、そちらに卸すことで卸値ということもある。

【会長】
この説明のやりとりには時間を要するものと思われる。このことを別の資料で出していただき、その上で説明するという形にしていただければ有難いのだが、それでよろしいか。

【委員】
それでお願いしたい。

【委員】
滞在体験観光促進事業について、音別では観光という言葉がなかなかなじまないが、今回ここに「観光コンテンツの開発・検討」ということが掲げられているので、このことの説明をお願いしたい。加えて、記載を見ると30万円と非常に少額であるが、現時点においてはこの事業の開始に向けてある程度の案や見通しがついているものなのか、それとも全くの白紙なのか、その進捗について伺いたい。

【事務局】
観光コンテンツの開発については、委員がおっしゃられたように、今まで音別ではそれほど大きな観光事業はなかったが、音別地域には広大な自然や、魅力的な海岸線があり、渓流釣りもさかんに行われている。また、体験学習センターこころみでは様々な体験が出来るなど、そういった資源を活かしながら具体的な体験型の観光ツアーの造成に向けて、ツアーの受け入れ態勢も含めて、その可能性について調査していきたいと考えている。
その中のひとつとして、道内でも数か所で行われている「グランピング」という、豪華なテントに宿泊して、ホテル並みのサービスや食事をしながら自然とのふれあいを楽しんでいただくといった、簡単にいえば贅沢なキャンプスタイルに自然体験を含めたツアーが出来ないかという可能性を調査していきたいと考えている。

【委員】
その可能性について、情報収集などの調査を行うということか。

【事務局】
例えば旅行エージェントの方に来ていただき、渓流釣りなど音別の地域資源を見ていただいた上で、それがツアーとして成り立つものかなど、可能性を探るもの。

【委員】
そういったことに30万円かけるという意味か。30万円の予算の中身は何なのか。

【事務局】
旅行会社を招聘したりなど、調査にかかる費用である。

【委員】
30万円でできるのだろうか。

【会長】
まとめると、観光コンテンツの開発にあたっての30万円という予算額について、その額の意味付けはどこでなされたのか、ということを委員が確認したいところだと思う。「観光コンテンツの開発・検討」といった文言をいきなり示されると、我々含め今まで携わってきた人たちはこれまで何も取り組みをしてこなかったのか、と受け取られてしまう。実際はそうではなく、少なくとも様々な場面で行動を起こしてきている。それに人がついて来なかったり、売り込みが下手だったりなどがあると思う。このことは富貴紙でも何にでもいえることだ。音別はそういったコンテンツをそれなりに持っているはずなのに、それが活かされていないということをどうするのか、少なくともそういったことを考えている人は考えている。そういった人たちに対して「観光コンテンツの開発、30万円」といったものを示したら、この中身は?使い道は?となるに決まっている。その内容を示した資料を出していただくと分かりやすいと思うがどうだろうか。

【委員】
そのとおりだと思う。市としてはこのように予算がついたと。ではこの音別地域ではこの30万円をどう活かすかという理念が必要だと思う。その上で会長がおっしゃったことがあって、それがこの地域協議会のあり方ということだと思う。

【会長】
せっかくなので、この事業への取り組みに対して地域協議会委員の中からも参加できるという形にしてもらえれば有難いと思う。
他に質問等ある方は。

【副会長】
空き家の関係だが、空き家等対策事業との記載があるが、どのくらいの助成が有って空き家を取り壊したりすることが出来るのか。

【事務局】
のちほど、改めて資料を提出する。

議事(2)高齢者外出促進バス事業について

【事務局】
資料2(高齢者外出促進バス事業について)に基づき介護高齢課課長より説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【委員】
15ページに記載の「乗車証「おでかけパスポート70」利用可能エリア」について、現在、音別から釧路駅まで直通で朝・晩何便か走っているが、それが一律100円ということか。

【事務局】
その通りである。一回の乗降毎に100円としている。

【委員】
白糠までも100円か。

【事務局】
その通りである。
乗り換えを行った際はまた100円がかかってしまうが、一本の路線であれば100円ということである。

【委員】
非常に考えられた案だと思うし、これについては特に意見はないが、音別のタクシー券の利用者はどのくらいいるのか伺いたい。

【事務局】
平成29年度のデータではあるが、全体で交付された方は237人で、そのうちタクシー券を選択された方は139人となっている。

【委員】
自分の知り合いも海光団地に住んでいて高齢である。バスが100円は良いのだが、音別の中での移動については、駅などから距離が有る人はタクシーを利用したいと考えていると思うのだが、そういった人達が一方では犠牲になるというか、可哀そうだと思ったりもする。

【事務局】
確かにバスだと停留所から遠いなどの事情もあるかとは思う。そういった中様々な議論の中でタクシーも、といった意見も有ったのだが、どうしても今の事業だと4,800円に限定されてしまい、タクシーにて長距離を移動した場合、一回で使い切ってしまうといった事態にもなっていることから、そのことは先ほどご説明申し上げた事業の本来の趣旨である高齢者の方の外出促進、社会参加の促進、健康づくりの推進には合致しないものであると考えるとともに、後ほどご説明する地域公共交通の見直しの中で、一定程度生活交通のほうを整えるという方向となり、そちらにおいてバスを100円で利用出来るものとして制度的に見直しを行ったということでご理解いただきたい。

【委員】
音別から釧路まで100円でというのは考えられなかった。これは大変有難いことだが、一方で139人のタクシー利用者には打撃であるとも思うので、少しそこを心配している。

【会長】
音別地区の事情に適した外出促進を進めていく必要があると思う。市内での利便性はもちろんだが、音別地区にどうやって住み続けていくかということは別次元であるから、違った施策が必要であるし、昼でも夜でも足を運べるような仕組みづくりも必要だと思う。そうしなければなかなか最後まで音別地区に住み続けてはもらえない。議事は交通体系の説明のため話は違うかもしれないが、合併した時もそうだが、市としてひとつにはなったものの音別は飛び地ということも有るから、地域的特性というものを常に考えつつ進めていただければ有難い。何につけてもそういう形でお願いしたい。

議事(3)音別地域の公共交通について

【事務局】
資料3(音別地域の公共交通について)に基づき都市経営課企画担当主査より説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【委員】
「デマンド型バス」というのは、効率的で良いと感じた。利用目的は何でもよいのか。また、運賃はどうなるのか。

【事務局】
誰が、どんな目的で利用しても構わないものとしており、運賃については、主な利用者は70歳以上の方と思われるので、乗車証を発行の上、100円で利用出来るもの。70歳未満の方や、乗車証の交付を受けない方については、設ける区間ごとの料金を考えているが、基本的にはタクシー利用料金よりは安い料金で利用できることを想定している。音別駅から川西地区までを例えば300円、以北を500円など、エリア的な増運賃を考えている。

【委員】
利用者が一人でも運行してくれるのか。

【事務局】
デマンドとはいえ、やはり二人以上の利用が望ましいところだが、一人でも運行する予定である。前日まで予約を受け付け、それに基づき音別ハイヤーさんが運行していくという流れである。

【会長】
患者輸送バス、スクールバス、一般のバスと、三つに分かれている現状で、利用者によって変わるものだが、これらはまとめた感覚にならないものか。

【事務局】
現在、まとめていく方向では考えている。患者輸送バスと呼んでいるものは、ご説明申し上げたコミュニティバスに統合していくため、10月以降音別地域にはコミュニティバスとスクールバスが有ることになる。ただ、スクールバスはコミュニティバスに吸収出来るものではないと思っており、スクールバスでも住民の方の利用を認めることとすれば、その二つが相互に補完していけることになり、さらに利便性が上がるものと考えている。

【会長】
住民が利用できる公共交通機関がどういったものでどれだけあるのかを初めに示すと住民にとっても分かりやすいと思う。

【委員】
停留所はどうなるのか。

【事務局】
「ドアツードア」と呼ばれるもので、利用者宅の前までの送迎が最も良いのはいうまでもないが、音別の市街地で行うと効率性が失われるため、住民が密集している地区については停留所を決めておき、中心部から離れていて住宅が点在している地区はフリー乗降、いわゆるドアツードアとする方向で考えている。音別ハイヤーさんとの話し合いで詰めることとなる。

【委員】
利用時間については、任意なのか。

【事務局】
任意とするとそれはタクシーとなるので、乗り合いタクシーというのは運行ダイヤは決めておくもの。例えば10時台音別駅発、など。その時間帯に利用したい旨を前日に予約し、当日利用するという流れとなる。ダイヤについては、くしろバスの白糠線や、JRの運行時刻などともリンクしたものとし、乗り継ぎしやすいものを想定している。住民の方々の意見も取り入れながら、決めていきたい。

議事(4)尺別駅及び直別駅の廃止について

【事務局】
音別町行政センター次長より口頭にて説明。

委員から寄せられた質問、意見等は以下のとおり。

【会長】
利用者がいない、あるいは少ないため廃止とのことだが、利用者をいかに作っていくかということを地域として今までどのように考えてきたかということであり、そうしてきた結果がこういうことであれば仕方がないことといえるかもしれないが、尺別駅・直別駅が「歴史ある両駅」であり、先ほどの議事では「観光コンテンツ、開発」というものがあったが、かつて炭鉱であった歴史や尺直の自然というものを、そういった分野に上手くつなげられなかったこと、作りえなかったことに対して、個人的には非常に残念であるし、考えなければならない部分であると感じている。
これは先ほどの話に通じるものだが、この町はこれからそういったことに対してどのように地域として守っていけばよいのかというのは非常に大事なことである。何かを見つけ出すなどの作業を続けていかなければならない。それは決して思い付きの中では出来ることではなく、予算の有無の中で進んでいくものでもないと思っている。種は残しておかないと、何か行動を起こそうとしたときにどうしようもない。今だと種さえ作らせてもらえず、忸怩たる思いでいるところだが。

(3)その他
【事務局】
音別建設課より情報提供ですが、JR音別駅構内に架かっている跨線橋について、建設から49年が経過し老朽化が進行していることや、塩害による腐食等が有ることから、現在架け替え事業を計画しております。実施については釧路市道路河川課が鉄道事業者と協議を行っておりますが、今後のスケジュールについては平成31年度に鉄道事業者との協定締結、32年度に橋桁の製作、33年度に桁の架け替え工事予定と伺っております。なお、架け替え工事への着手となりますと、完成までの期間中、利用者の皆様には近くの踏切へ迂回していただくこととなり、大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。また、時期は未定ですが、このことについて住民説明会を予定していることを申し添えます。

(4)閉会

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