平成30年度第2回阿寒地域協議会

ページ番号1003067  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 平成31年2月21日(木曜日) 14時00分から16時15分
場所 阿寒町行政センター2階 会議室

内容

(1)開会

(2)センター長挨拶

(3)議事録署名委員について
曽我部会長より石川委員・坂本委員が指名され、承認された。

(4)議題

1.国民健康保険阿寒診療所にかかる医師確保に向けて
資料に基づき、阿寒町行政センター長より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
医師は必要ですからいろいろな努力をしていかなければならないですけれども、市の運営状況に問題は無いと考えてよろしいでしょうか。

【事務局】
年度途中でありましても、できるだけ早く来ていただいた方が財政的な影響はむしろ少なくなります。いつでも来ていただきたいと思っております。

【委員】
例えば、市立病院から派遣してもらうという方法はとれませんか。
医師が居ないのであれば、市内の病院に掛かる患者さんも出てくるのではないでしょうか。

【事務局】
所長は内科の診療も可能ですので診察は行いますが、現実には医師が一人体制となるため、市内の病院に掛かられる方も出てくるのではないかと率直に思っております。そうならないよう、できるだけ早期に新しい医師を見つけたいと思っております。
市立病院には既に相談しておりますが、市立病院自体で医師の定数確保ができていないため、常勤の医師を派遣するというのは難しいということです。ただ、スポットスポットでの応援をして頂けるという可能性はあると返答をいただいておりますので、今後詰めていきたいと考えております。

【委員】
スポットスポットでの応援とは、具体的にどのようなことですか。

【事務局】
所長が患者さんを診きれないことが当然に出てくると想定されますが、その場合に派遣の医師にお手伝いしていただくことを考えていきたい。
土日については、札幌医大より月に3回来ていただいていますが、月4回に増やすということも行っております。どちらにしましても、所長お一人では患者さんを診きれませんので、それをどれだけカバーできるかというところを検討して参りたい。

【委員】
他の病院へ行くことができる方は救われると思いますが、高齢者の中には、出掛けることが難しく、阿寒診療所でなければ行くことができないという方もたくさんいると思います。その方たちのことを考えると、ぜひ早く医師の確保をしていただきたい。

【委員】
この問題はとても難しく、阿寒にしろ音別にしろ、センター長や事務長の枠を超えている問題だと思います。大きな病院の場合は、病院の院長が医師の確保に対応しますが、町村の場合は理事者が院長を兼務する訳ですから、市長が先頭に立って医師の確保に動いていただきたい。その旨は伝えていただいているのでしょうか。

【事務局】
当然に、市長・副市長にも報告をしております。

2.平成31年度釧路市予算(案)の概要について
資料に基づき、事務局より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
保健福祉課の阿寒幼稚園に係る耐震診断について、これは現存の幼稚園を改修するという考えでしょうか。

【事務局】
阿寒地区は3歳児未満の保育事業の確保がされていない現状がありますので、検討するうえで現存の建物が活用できるかどうかを判断するための耐震診断となります。

【委員】
移設の考えは無いということでしょうか。

【事務局】
現施設において、幼稚園の認定こども園化を目指すための足掛かりとなります。

【委員】
改修をするのと新しく建てるのとで、助成金や補助金についての比較をされたのでしょうか。

【事務局】
その点につきましては、この後の協議になります。まずは耐震診断を行い、どの程度の改修が必要となるのかの判断をするための診断となります。

【事務局】
0~2歳児の保育について、認定こども園化を目指すという方向性で進めるにあたり、これまで行われていなかった耐震診断を行い、その結果を踏まえて、次年度に必要な施設整備の設計をし、3年目に施設整備に着手するという3年計画で検討しているところです。

【委員】
阿寒湖のまりも団地というのは、消防署の奥にある団地のことでしょうか。

【事務局】
まりも団地というのは、若草にある団地のことを言います。

【委員】
確か、入って左側の2階建ての棟にはほぼ誰も入居していないため、そこを建て替えるのだと思いますが、解体の金額も含まれているのでしょうか。

【事務局】
解体工事費は含まれておりません。

【事務局】
昨年、小学校寄りの2棟の解体を終了しております。

【委員】
まずは解体したところに建てるということですね。そして並行して順次、解体を進めていくということでしょうか。

【事務局】
そのように聞いておりますが、確認してお答えいたします。

【委員】
手元に資料がありませんが、建設する1棟目につきましては、通常の市営住宅よりも所得の高い方も入居することができる特定公共賃貸住宅を建設いたします。この建設後、順次、市営住宅を何棟か建設する計画となっております。

【委員】
阿寒湖には民地が少ないため、所得の高い方が住む住宅がありません。

【事務局】
そういった事情があり、この特定公共賃貸住宅を先行して建設いたします。

【委員】
入居することができるのは何戸ですか。

【事務局】
16戸の入居が可能です。先ほどの解体工事につきましては、今年度に終了しております。平成31年度・平成32年度の2か年をかけての建設を計画しております。

【事務局】
全体では、何戸の入居が出来るのですか。

【事務局】
5棟80戸になります。

【委員】
高さはどれくらいを予定していますか。
現存する4階建ての市営住宅には、エレベーターがありません。高齢化している中で、これから建設する市営住宅にエレベーターが無いということにならないように、そういったことに配慮して建設工事を計画する必要があると思います。

【事務局】
確認しましたところ、高さは13m以下の4階建てとなります。エレベーターも設置いたします。

【委員】
赤いベレーの温泉のジャグジーが、2年程前から故障中となっており、使用できません。予算計上されている給湯配管更新工事に温泉の配管は含まれているのでしょうか。

【事務局】
含まれておりません。

【委員】
ジャグジーの再開予定はあるのでしょうか。

【事務局】
今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

【委員】
予算要求だけでもしていただけたらと思います。

【委員長】
以前の議会において、赤いベレーに関する質問がされていませんでしたか。

【事務局】
松永議員より、バリアフリー化や建て替えについての質問がされました。赤いベレーの施設整備については課題が多々ありまして、詳細な施設利用の分析や必要となる施設機能、規模についての検討をし、収支改善に取り組みながら、可能な限り平成30年度内に検討の進め方について整理していきたいということです。
現課としましては大規模改修という形で考えており、全庁的な協議の中で今後どのように進めていくのかということになります。

【事務局】
予算編成において、一定のスケジュール案を提出いたしましたが、入口の段階で、市長より「施設や部門がたくさんあるが、それぞれの収支はどのようになっているのか、詳細を提出されなければ、判断できない」と言われ、課題になっております。
流れとしましては、収支の詳細な実態を把握し、そのうえで施設のあり方を検討し、次の段階で施設整備をしていくという流れになるかと思います。
次年度の予算において給湯配管の更新について計上されておりますが、緊急性が高いという理由で計上されたものです。それ以外については、今後の施設整備を検討する中で、様々な課題について整理をしていくことになるのだろうと思います。財政的に厳しい状況にありまして、道の駅全体で年間5,500万円程の市の持ち出しがありますが、これは市の施設の中では「まなぼっと(釧路市生涯学習センター)」「コーチャンフォー釧路文化ホール(釧路市民文化会館)」に次ぐ金額となっております。そういった意味では、収支をどう考えていくのかということは、今後、相当問われていくことになると思います。

【委員長】
年度内に方向性を決めるものと認識していましたが、検討することを決めるということでしょうか。

【事務局】
検討の進め方を整理するということになります。

【委員】
道の駅管理運営費の中で看板撤去工事が計上されていますが、これはどちらの看板でしょうか。

【事務局】
セイコーマート阿寒店に隣接されております牧場のソフトの横に立てられている「布伏内工業団地 10km」と書かれた看板になります。

【事務局】
老朽化により台風で外枠の鉄板が飛ぶなど、危険であるため、撤去工事費を計上しております。

【委員】
難視聴地域対策関係で、徹別の各町内会の総会の際に、事業の流れを説明していただきたい。テレビが途切れてよく見えないという苦情も入っておりますので、今後の流れだけ説明いただけたらと思います。

【委員】
公民館の花壇の撤去について、撤去後は芝生にするのでしょうか。駐車場にするのでしょうか。

【事務局】
撤去のみ予算計上しております。

3.平成30年度釧路市民意見提出手続(パブリックコメント)の実施状況について
資料に基づき、事務局より説明。
委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。
なし。

4.高齢者のおでかけと公共交通の利用について
資料に基づき、介護高齢課長及び都市経営課 主査より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
障がいをお持ちでバスに乗ることが難しい方がタクシー券を待っていたと思うのですが、そういった方への対応はどうお考えでしょうか。

【事務局】
事業の趣旨が高齢者のみなさまの外出促進を通じた生きがいづくりや健康づくりを進めるということであり、乗車手段はバスに限られてしまいますが、何度も乗車できるような形で見直していくということになりました。バス利用を基本とさせていただきました。
タクシーに対する需要もあるということは理解をしておりますけれども、ご理解をいただきたいと思います。

【委員】
バスに乗れないということが利用が減った大きな理由ではないでしょうか。ステップが厳しいとかがあるからタクシーを利用するという部分があって、タクシーが高いから1回でも2回でもタクシー券を補助にしながら外出していたという方になると、確かに70歳代の方はお元気かもしれませんが、80歳代、90歳代の方も多いです。
お子さんたちが近くにいてバス利用をしない方は問題ないかもしれませんが、そこまでのことが高齢者に対して検討されたかどうかというところですよね。

【事務局】
色々な状況を抱えている方がおりまして、当然にしてバスに乗れないという方がおられることも把握をしております。合併以降、タクシー乗車券を配布してきた経緯があったということは考えております。
ただ、この事業を進めていく中で、限られた予算の中で効率的にということと、高齢者の外出支援という目的と併せて、例えば運転免許証を返納された方の対応ですとか、あるいは地域公共交通を守っていくということを勘案した中で、タクシーに代わるものということでは無く、バス利用に一本化をさせていただいたところです。

【事務局】
補完すると、路線バスにはノンステップバスという、バスのステップが歩道と同じ高さになっている車両も順次導入されているのですが、未だ全てのバスではありません。ノンステップバスの導入ということも引き続きバス会社と連携しながら行っていくというのが一つあると思います。
もう一つは、布伏内の乗り合いタクシーや仁々志別線のマイクロバスには若干の段差がありますが、「乗り降りが大変だ」という地域の方からのお声も聞いておりますので、例えば現在使用されている踏み台よりもさらに段差を感じにくくする介助ができたらと思っております。誰もが使える公共交通を作っていきたいという思いは持っております。

【委員】
事業自体はすごく良いと思います。元気な高齢者というタイトルでいくと、元気ではない高齢者は関係ないという意味合いにとらえられると思います。高齢者を対象とする取り組みの部分で、そこの分け方ということなのかなと思います。前の部分でしたら、ある程度年齢が高齢になっても全員にメリットを感じることができたのですが。

【事務局】
バス事業と地域公共交通の見直しとを上手く組み合わせて、例えば阿寒地区から釧路地区等へ移動する場合には全市統一の運賃を設けまして、阿寒地区のバス停までご自宅から行かれる際には公共交通を上手く使いながら組み合わせて行っていこうと、そこに予算を集中させて維持していきたいと思っております。

【委員】
事業自体は素晴らしいと思いますが、対象とならない方への配慮が無いのかなというところでした。

【委員】
社会福祉協議会で実施している事業で移送サービス等がありますので、福祉的なもので利用できるものも弱者にはあるので、活用していただけたら良いのではないかと思います。前々から、「阿寒・音別でタクシーを利用しているのだから、釧路市内も利用可能として欲しい」「夫婦で入浴に行くのに、妻は非課税者で無料だけれども、夫は課税者で有料となるため、妻の入浴券を使用したい」などの意見が出ていました。今回、逆にすっきりしたのではないかと思っています。

【委員】
移送サービスの部分は制限が多く、利用できる方が限られています。介護タクシーの特に車いすの乗車が高くなっています。そういうこともちょっとあればなということで要望を付け加えます。

【委員】
定期券が毎月1,000円引きとなっていますが、昨年、私は入浴券を受け取らずに7,200円を支払って3か月定期券をいただいていました。1か月は無料というかたちでしたので、実質は2か月分になりますが、1か月に3回程度の乗車をしなければ、運賃が7,200円を下回るので、かえって利用に対する支払い金額が多くなっていました。
今回は1往復200円で乗り換えをしたら400円になりますけれども、月に2~3回程度しか市内に行かれない方にとっては定期券を購入するよりも安くなりますが、市内に毎日行かれる方ですと定期券を購入した方が安くなるということですよね。乗車券と定期券の併用利用は可能でしょうか。

【事務局】
併用してご利用できます。シルバー定期65でしたら、月に32回以上のご利用で定期券の方がお得になります。

【事務局】
庁内での議論では、定期券から乗車券に流れる方が結構いるのではないかという話が出ていました。

【委員】
今までは利用者が選択でき、脚の悪い方にとってはバス停に行くまでが大変であるため、入浴券をもらっていたが、これからはバスについてのみとなり、苦情が出てくると思います。対処はどのようになっていますか。

【事務局】
タクシー券と同様に、入浴券につきましても選択される割合が多かったという実績が出ております。そういった中で、繰り返しになりますが、生きがいづくりと地域公共交通を維持存続していくという因子的な効果も含めて限られた予算をバスに集中させていくといったことで、これまで入浴券を選ばれていた方には申し訳ありませんが、こういった方向で進めさせていただきたい。

【委員】
阿寒湖から市内の歯科医院へ通っている方が多いと感じるので、そういった方は助かるのではないかと思います。

【事務局】
課長は相当阿寒バスと協議を重ねておりまして、「市内と同じく100円で」とがんばっていたのですが、現状は国の補助を受けて運営をしておりまして、補助を受けるためには500円までが限界だということでした。

【委員】
インバウンドの方々が阿寒バスを利用しているように見えますので、利用者数は増えているのではないかと思っております。

【事務局】
特に冬は空港から乗車され、途中の道の駅に立ち寄られて鶴を見たり、買い物をされたりした後に、また阿寒バスに乗車されて阿寒湖温泉まで行かれているようですが、採算を合わせるにはまだ遠い現状です。

【委員】
1ページにつきまして、布伏内線・阿寒線・仁々志別線の3路線はわかりますが、例えば東栄・共進・蘇牛・大正・西徹別・西阿寒の辺りに住んでいる方々は、どこに出るにしても歩くには距離があります。この地域にデマンド型乗り合いタクシーは入りますか。

【事務局】
結論から申し上げますと、入って行くことができません。紫の線及び赤い線の沿線区域の住民の方々に入っていくものになります。例えば国道274号線に入っていくという想定は、現時点ではしておりません。確かに、阿寒線や仁々志別線のバス停から何キロメートル歩いたらいいのかというお叱りを受けるかと思いますが、公共交通というのは使う方が居て移動のニーズがあってはじめて交通を作っていくものですが、3年程、交通体系の議論をしておりますけれども、こちらの地域は公共交通を盛んに使われている地域では無いという認識を持っておりまして、酪農家さんが多いかと思いますが、高齢化社会が進んでいき、車の運転免許証の返納をされて、公共交通に頼っていくことになった場合のことは、将来ビジョンとしては公共交通体系を検討していくことになると思います。ただ、現状として、この地域にお住いの方がどれくらい使用されるのかという部分も出てくるかと思っております。

【委員】
蘇牛から私の家まで1キロメートル程あるのですが、1週間に3日程、乗車されているおばあさんがいらっしゃいました。この頃は見かけなくなりました。90歳を超えて、さすがに息子さんやお嫁さんが車で送っているのだろうと思います。元気だからバス停まで歩けていたのだと思うのですが、「まだ車の運転ができるからいいや」と思っている方々は、運転ができなくなったときにどうするのかと心配しています。
一番心配なのは、少々の事故を起こしても車を手放さない人が出てくることです。私の住んでいるところはバス停に近く、バスが夏期に4往復、冬期に3往復していますが、バス停まで歩くのは不便です。いつ車を手放そうかと考えてしまいます。無理してでも自動車を手放せない方が多くいると思うので、そこをどうするのかを考える必要があると思います。

【事務局】
無理をして車の運転をした結果、事故を起こしてしまうのは本末転倒ですから、そのために公共交通というセーフティネットがあると思っておりますので、蘇牛や徹別地区の方々の移動ニーズ、構成について再協議しながら精査する必要があります。
現状としては、維持確保することがまずありまして、そこからさらに枝線として構築していくということも、住民の方々がどれだけ公共交通を一緒に守っていってくださるのかという声も含めて、みなさまと一緒に取り組んで参りたい。

【委員】
週に1回、診療所行きの患者輸送バスが小まめに走ってくれており、利用が上手くいっています。診療所行きですので、買い物を目的とした乗車はできませんが、診療所に行くと言って利用したりもして、行政も親切にしてくださっているのは皆理解していると思います。

【事務局】
タクシー券を利用して通院されている方もいらっしゃると思います。そうなると、どうやって通院をしたらよいのかという話になりますけれども、それでは患者輸送バスが走っているということはみなさんに周知されているのでしょうけれども、実際はどの程度認知されているのか、週に1回、1往復ではありますが、通院以外の生活利用も一体として交通を捉えていくことができたら、そういった方々も救っていけるのかなと思っております。教育委員会や診療所との話し合いも必要になってきます。

【委員】
6月1日から開始となっておりますが、今のものは3月31日までとなっておりますけれども、来年度の4月・5月は途切れるということでしょうか。

【事務局】
来年度の4月・5月のみ途切れますけれども、始まりましたら、期間は1年間となり、年度は関係なくなります。定期券の中で、シルバー定期券とグリーン定期券をご紹介しておりますが、ゆうゆう定期券も割引の対象となってまいります。

【委員長】
非常に良い取り組みだと思いますし、合併した後も話が進んでいて良いなと思っておりますが、一方で、高校生の通学費用の問題があります。
阿寒地区から市内の高校に通う生徒や市内から阿寒高校に通う生徒の通学費用が高額となり、問題となっております。都市経営課や介護高齢課の所管では無いかと思いますが、校長先生のお話しを伺うと、市内の中学校には阿寒高校に進学したいという生徒は居りますが、通学費用の問題で白糠高校などの他校に進学しているそうです。旧阿寒町時代は、助成をしていたこともありましたが、今一度考えていただきたいということを要望したいと思います。

【委員】
一学年だけですと大した人数では無いかと思いますが、1学年から3学年までとなりますと、バスが1台では間に合わない時代がありまして、増便のお願いをしたこともありましたができないとの回答でした。市内から通うことは大変だと思います。

【委員長】
阿寒地区から市内に行くのも大変なんですよね。定期券を購入しても大楽毛からでなければ乗れません。阿寒地区も利用できるようになると良いと思います。

【委員】
白糠町・音別地区はJRがあり、阿寒と同じくらいの距離ですが、競合しているために運賃が半分程度になっています。阿寒地区はその点でも弱いと思います。

5.第1回地域協議会での課題の対応について
資料に基づき、事務局より説明。
委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。
なし。

(5)その他

阿寒地域に関する議題について

委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
阿寒湖温泉地区の義務教育学校の設立が1年前倒しになるということで、ハード面・ソフト面ともに協議が必要なことがあるかと思うのですが、前回の会議において、次回の会議予定を2月中とされておりましたが、何も動きが見えておりませんでして、地域の方々が疑問を持っているという話が聞こえています。
2月の説明会が開催されないとなると、また決まった内容を押し付けられることになるのではないかと思っております。通学路の関係でスクールバスを導入するかしないかといった話がまとまらなかったので、どうなっているのかと地域で揉めております。

【委員長】
これは、教育委員会の所管でしょうか。

【事務局】
教育委員会になりますので、私から伝えます。

【委員】
防災無線についてお伺いしたい。
年明けくらいに戸別受信機の調子が悪くなり、電化製品と同じ考えでおりましたので、電気屋さんに連絡をしましたら、「行政が設置したものなので、勝手に修理することはできません」と言われました。最終的には、地域振興課の担当者に家まで来ていただいて、別の戸別受信機と取り換えてもらいました。
そこで思いましたのが、ここ数年の間に地区内で転居された方がいるのですが、家屋は取り壊されずにそのままありまして、戸別受信機は行政で撤去されたのでしょうか。故障したときに業者さんに依頼して修理できるものではないとしたら、都度、地域振興課に連絡をして交換や修理をしていただくことになるのかもしれませんが、交換する機械のストックがあるのかどうかもわかりませんし、今後のこともありますので、農村地域の各家庭に設置している防災無線の機械というものに何かトラブルが発生した場合に、最終的には行政センターに連絡するしか無いのだと思いますけれども、そういった事情をご存じなく使用されている方もかなりいると思いますので、情報がありましたら、ぜひお伺いしたい。

【委員】
初めに設置したのは相当前の話になりますけれども、その後、何年前か記憶にありませんが、リニューアルしたものを設置していただきました。いずれにしても経費負担はしておりません。電気料金のみ負担しております。

【事務局】
戸別受信機につきましては、貸与という形になっておりまして、返却していただくことになっているかと思いますので、空家の部分は、確認させていただきまして、トラブルがあった際の対応の周知方法につきましても、確認させていただきます。

【事務局】
前回も防災無線に関するご質問をいただきまして、そのことも含めてどのようになっているのか、一度我々で整理をいたしまして、次回の地域協議会でご報告したいと思います。

【委員】
良い話がでたなと思って聞いておりましたが、以前に防災無線のことで、いろいろな放送がされていますが、現在の住宅事情や設置状況からして、ほとんど聞こえません。何か放送が流れているなと思い、外に出ても放送が終わっている状況の中で、何とか改善の方法を探っていただきたい。

【委員】
行政と農協と受益者との話になるのかなという気がするのですが、ブラックアウトで乳房炎になった牛がたくさん居ました。農協でみなさんを集めてお話しをされて、自家発電の設備を整備すると、電気保安協会に月々2万5千円程度の点検料を支払う必要があるとのことでした。点検料が高額であるため、整備するのを止めようという話になったそうです。私は偶然に農協の副組合長からこのお話を聞いたのですが、「例えば、配電盤のところに仮設の配電盤を設置して、発電機を置かなければ良いのではないかと思います。ある程度の台数の発電機を農協で購入しておいて、いざというときには順番に貸し出すようにしておけば、接続すれば電気の復旧ができると思うが、それでも点検料は発生するのか」と聞きました。他の農協でも発電機を所有しているところがある訳ですから、農協だけの問題としていて良いのかと思います。
搾った牛乳を廃棄するのは良いが、搾れないのが一番困ります。乳房炎になると何か月もの間、乳が出なくなってしまいます。行政はその辺りの話にタッチしていないのだと思うのですが。

【事務局】
全ての酪農家さんに発電機を導入するというお話を伺っておりますが、それ以上のことは把握しておりません。

【委員】
方法がいろいろとあるということを農協が指導できない場合に誰が指導するのかということになります。何か工夫があるのだと思います。もう少し上手くやって工夫していかなければ、生き残っていけません。搾乳農家が減っていますが、どこまで減るのか見通しを考えたことはありますか。

【事務局】
聞いてはおります。

【委員】
このままですと大変だなと思っております。農協が規模を縮小して職員が減るのであれば良いのですが、職員は減らないため、農家何戸で一人の職員を支えていくのかと考えると、恐ろしいことになります。上手く気を使いながらお付き合いをしていただきたいと思います。
農林課は本庁に集約されてしまい、阿寒町行政センターにはありません。合併して良い面と悪い面がありますが、こういうケースを見ると、悪い面が出ているのかなと思います。

【事務局】
現在の農林課長と農業委員会の事務局長は旧阿寒町役場出身者ですから、その辺りは配慮していると思います。新規就農や法人など、少しでも酪農を守っていく・増やしていくためにやっていることだとは思います。

【委員】
ブラックアウトにつきまして、小型の発電機を使用する際の注意点で、パソコンやテレビを使用してはいけないということを住民に周知していただきたい。電圧が一定で無いため、使用すると壊れてしまいます。3年か4年前に台風がきた際に知らずにテレビに使用してしまい、寿命が短くなってしまいました。何かのついでで構いませんので、注意書きをお願いしたいと思います。

【委員】
安定器の付いている発電機であれば問題ありません。

【委員】
そういった知識がありません。

【委員】
使ってみなければわからないと思います。ガソリンで動くポータブル的な発電機は安定器が付いておらず、テレビやパソコンを使用するのは危険だと思います。

【委員長】
農協には、電気保安協会の関係等につきまして、農林課を通じて確認して頂き、ためらっているようでしたら他農協の事例を示す等して伝えてください。

【事務局】
農林課を通じて確認いたします。

【委員】
富士見橋の下流の方、舌辛側の川岸の木が伐採されており、何もありませんでした。何かする予定があるのでしょうか。

【事務局】
予定は特に無いと思います。木の伐採に関する要望が相当数あり、建設課より建設管理部に要請し、伐採していただきました。

【委員】
河川改修でもするのかと思っていたのですが、そうでは無いのでしょうか。

【事務局】
それとは別に、川自体をどうするのかというのは検討課題としてあります。反対側の木がまだ少し残ってはおりますが、議論はあるのですが、建設管理部の方で全て伐採してはいけない箇所というものがあるそうでして、私としては疑問でして、「よくわからない」と建設課長には伝えているのですが。

【委員長】
今後、簡易的な水位計が設置されるようなお話も聞こえていますが。

【事務局】
舌辛川の水位計は17線の方に設置されております。

【委員】
台風や大雨のときに富士見橋まであと何メートルかというところまで水位が上昇して水浸しになっているところを何度も見ていますので、

【委員】
阿寒川が改修されなければ、Tの字の形で水がぶつかっているため、膨らんでいくのだと思います。

【事務局】
危ないと言われているところには、水位計が設置されているか、年度内には設置することになっております。

【委員長】
建設管理部と情報を共有していただきたい。

【委員】
高速道路の進捗状況について教えていただきたい。土地につきましては強制終了したようで、問題は無くなったようです。

【事務局】
国はなかなか本当のところを言ってくれません。正式に公表できるところまではいっていないのではないかと思います。ただ、土地の整理は精力的にされておりますし、道路局長が工事現場を見に来られておりますので、早く進めようという思いは持っていただけているものと思っております。

【委員長】
空港ICのお話はどうなっているのでしょうか。

【事務局】
乗り降りともに二車線にすると伺っております。

【委員】
西ICの完成形についてはおわかりになりますか。

【委員】
土盛りしているところが高速道路になるのだなと思っているくらいです。現状のみを見てイメージするのは難しいと思います。

【委員長】
おそらく、今は一車線にしておりますが、幅が広いので、二車線になるのではないかと思います。

【委員】
阿寒ICにおいて、釧路から札幌に向かう際に、冬になるとトレーラーが交差点で滑って曲がりきれず、ぶつかってしまいます。降りる際は膨らみがあるためにこのようなことはありません。作りが悪いのだと思います。おそらく、釧路西ICから阿寒ICが繋がることを見越してあのような作り方をしているのだと思います。

【委員】
高速道路に関して、阿寒湖畔スキー場のお客さんが少なくなったと聞いております。釧路からのお客さんがトマムなどに行かれているようです。阿寒湖において、スキー場としてもう少しいろいろなことを考えなければならないと思っている方々は結構居るようです。こういった動きを加速していただけたらと思います。
いろいろな大会を阿寒湖に誘致してくださっておりますが、大会だけではなく、阿寒湖畔スキー場にみなさんが喜んで来てくださるようなスキー場作りを検討していただけたら良いのではないかと思っております。維持していただきたいという思いがあります。

【委員長】
大会の誘致につきましては、早くに取り掛かって大きな大会が開催されておりますが、家族連れが他のスキー場に行ってしまっているということだと思います。

【委員】
全て少子高齢化が原因だと思います。スキーのみではなく、スケートも人口が減っています。少子高齢化は恐ろしいです。

【委員長】
あとは、外国人のお客さんでしょうか。トマムやニセコでは、パウダースノーでオーストラリア人などでもの凄いことになっています。そういった需要があるかと思います。

【委員】
スキー場を利用していただけるような、例えばインストラクターがたくさん居るですとか、ツアーに組み込んで飛行機で来釧したらスキーを楽しめるようにするですとか、体制づくりを工夫したらお客さんが増えるのかなと思います。

【事務局】
阿寒観光振興課では意識をしてはおります。

【委員】
スキー場の利用を冬に限定せず、夏も利用できるようにしてみてはどうか。ある地域では、星が綺麗に見えるということで人が多く集まるようになったという事例もあります。二番煎じでも良いので、工夫できるところがあれば、観光地としての魅力を発信することができるのではないかと思います。

【事務局】
何とかがんばって既存施設を維持するのが精一杯という現状と、スキーの全日本選手権を2年続けて開催しまして「もっと何とかならないのか」というご意見を皆川賢太郎さんからもいただいており、国立公園内になりますので、環境省の理解を得るのはハードルが高いことです。

【委員】
木を1本切ると言っても許可を得るのが難しいですね。電柱を1本動かすだけでも、簡単にはいかない。国立公園というのは本当に大変です。阿寒湖はがんばっている方だと思います。

(6)次回の開催時期について(事務局より)

事務局:
今年度の地域協議会につきまして、例年、三地区合同での会議を開催しておりましたが、先般、釧路・音別の各担当者と協議をいたしまして、三地区共通の議題が無いということもありまして、今年度につきましては三地区合同での会議の開催を見送ることとなりましたので、この場を借りてご報告いたします。
最後に、平成31年度の第一回地域協議会の開催時期につきましては、5月頃を予定しております。委員のみなさまにつきましては、平成31年4月31日までの任期で委嘱をしておりますので、今回の地域協議会をもちまして、任期終了となります。
来年度につきましては、改めて関係機関への推薦依頼及び公募により改選とさせていただきたいと思いますので、その際には、ご協力をよろしくお願いいたします。
推薦依頼及び公募のご案内につきましては、改めて送付いたしますので、重ねてよろしくお願いいたします。
事務局からの報告は以上となります。
以上をもちまして、平成30年度第2回地域協議会を終了いたします。
委員のみなさま、長時間ありがとうございました。

(7)閉会

このページに関するお問い合わせ

阿寒町行政センター 地域振興課 地域振興係
〒085-0292 北海道釧路市阿寒町中央1丁目4番1号 阿寒町行政センター2階
電話:0154-66-2122 ファクス:0154-66-3959
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