令和3年度第1回阿寒地域協議会

ページ番号1003043  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 令和3年7月21日(水曜日)13時5分から14時30分
場所 阿寒町行政センター2階会議室

内容

(1)開会

(2)センター長挨拶

(3)説明
議事録署名委員について
会長より、島田委員、山本委員が指名され、承認された

1.阿寒丹頂の里エリア調査委員事業について
資料に基づき、草皆補佐より説明。

委員から寄せられた主な質問、意見等は以下のとおり

【委員】
今、第三セクターが経営しているが、経営のやり方としてどんなやり方が良いのかを基本的に考えてやらないと、どんなプランの提案があってもうまくいかないのではないか。
宿泊設備も、洗面所もトイレもついてない部屋がいくつかあるなかで、どう改修をすればお客さんが来るのか。どういうパターンで行くか、客層をつかむのかということを考えなければならないと思う。
宿泊設備だけではなく、パークゴルフ場から野営場等も含め、どういうやり方であれば採算性が合うのか、いろいろと考えながらやっていく必要があるかと思う。

【事務局】
阿寒丹頂の里エリアの管理運営は、指定管理者制度により選定し、現在の指定管理期間は令和6年度までの5年間となっております。
令和7年度以降に関しては、現時点においては現在の指定管理者制度でやると考えていますが、管理運営の方法についても情報収集を行い、検討しているところでございます。仮に指定管理者制度による選定を行う場合、公募型プロポーザル方式による選定になりますので、市としては将来にわたって継続して残していける施設、エリアとして、収益性の見込める管理者の選定を行いたいという思いでございます。
また、宿泊設備の件について、ご指摘の件は課題の一つとして承知をしているところでございます。
現在の宿泊利用者は宿泊料金が安いから利用している方が多いと認識しております。
部屋にトイレや洗面所のほか、エアコン設備がない等の課題を解決するためには設備投資の金額が増え、宿泊料金の見直しを考えなければと思います。宿泊料金が仮に上がったときに利用者がどの程度見込めるのかや、近隣の宿泊施設とのバランス等も含め、検討を進めていきたいと考えております。

【委員】
いろいろな施設がある中で、どう頑張っても採算性が合わない施設があると思う。
そのあたりはいろんな施設があるエリアなので、採算性が合わない施設をエリア全体の中でどうするのかというのを考えなければいけないのではないかと思う。

【事務局】
今回の調査の中で、施設ごとの収益分析をしていただいており、施設単体で見ると廃止した方が良い施設も、この施設があるから別のところで収益が上がるという考えのなかで廃止はしない方が良いという分析結果もありますので、エリア全体の考えのなかで進めていきたいと考えております。

【委員】
赤いベレーの建物だけ民間の業者に運営してもらうことはできないのでしょうか。
民間業者が、新しく建てて運営してもらうという考えはできないものでしょうか。

【事務局】
赤いベレーのみの管理運営であれば何社かあると思います。エリア全体では採算性の合わない施設が含まれていますので、そこがなければやってくれる民間業者はあると考えております。

【委員】
それでは難しいですね。

【事務局】
判断によっては民間業者にやっていただくという可能性もある。指定管理者は、今やっていただいている株式会社阿寒町観光振興公社さんに限定しているわけではなく、このエリアの指定管理に関しての問い合わせがない状況であります。

【事務局】
施設単体で考えれば赤字ですが、その施設があることによって別な施設では収益を生んでいるというのもありますので、やめるとかやめないという判断は、今の段階では難しいと考えております。

【委員】
道の駅と阿寒マルシェを繋ぐ回廊というのは、屋根付きにして施設間を繋ぐということなのか。効果も含めて考え方をお聞きしたい。

【事務局】
イメージはお話しされた通りです。道の駅と阿寒マルシェを、屋根付きの渡り廊下で繋ぎます。これまで道の駅だけを利用される方も、導線を作ることで阿寒マルシェに立ち寄っていただいたり、降雨時も往来しやすいという効果があると考えております。

【委員】
道の駅の駐車場にある屋根付き駐車場は、どれだけ利用があるのか。

【事務局】
屋根付き駐車場については、釧路開発建設部が整備したものでございます。
利用状況は把握していませんが、車椅子の方や妊婦の方等にとって、非常に利便性は高いと思います。

【委員】
条件付きの駐車スペースだとは思いますが、そこに人が付いているわけではないので誰が使おうが自由ですよね。整備の趣旨はわかるのですが、果たしてどの程度その効果があるのかどうか。

【事務局】
実際、間違った使い方をしている方もいますので、その時は株式会社阿寒町観光振興公社の従業員が注意や声掛けを行っております。

【委員】
このプランは夢がないように見える。昨今のアウトドアブームで、このエリアは非常に良い立地なので、もう少し集客できるような前向きな構想というものを盛り込んでいただきたい。
宿泊に関しては、水回り設備が無いので、批判も多いとは思うが、例えばスポーツ合宿的な使い方をすると、あのままでも十分だと伺っている。
特に夏場の釧路での合宿、阿寒町も今、サッカー場とか野球場などいろいろな設備もあるので、そのためには宿泊施設を残した方が良いという意見も聞いていますので、違う視点からの検討もしていただきたい。
今後の進め方に関し、関係団体というものが出ていますが、これは具体的に誰を指しているのか。それとも、その都度みたいな考え方なのか。

【事務局】
関係団体につきましては、例えば道の駅と阿寒マルシェの機能再編を検討する場合には、道の駅に入っているJA阿寒さんとの協議が必要になると考えております。
また、宿泊に関しては、スポーツ合宿で利用しているNPO法人グルスの杜あかんさんとの協議は必要と考えております。
プランについては、あくまで収益性を上げるための、現実的な提案をというなかで進めてきた経緯があり、このような提案となっております。
一方で、何か目玉になるようなものについて現時点で具体的なものはございませんが、行政だけで考えるのではなく、民間事業者からの提案があった場合には、未利用の市有地の活用等も含め、官民が連携した形のなかで目玉になるものを検討していきたいと考えております。

【委員】
今、阿寒町内のスキー場でキャンプ等のイベントなどが行われていますので、阿寒地域の中で連携できないものかと思います。例えば、旧阿寒地域としてアウトドアの聖地として一つになる等、阿寒地域の中で結び付けられるものがあると思うので、一体となって一つの目標に向かって頂きたいと思います。
今後、事業の経過などを協議会のなかでお伝えいただきたいと思います。

2.徹別地区テレビ視聴環境整備事業について
資料に基づき、長出補佐より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
アンテナを設置する工事が終了した後、この設備は個人に譲渡され、その後は個人で維持管理するという考え方なのか。

【事務局】
そのとおりである。

【委員】
アンテナ機器は必ず老朽化する。その後の維持が個人負担となると、家から離れて設置された場合、それなりの持ち出しが必要となると思うが、その時は市の方で負担して頂けるのか。

【事務局】
機器についてはそれぞれ保証や瑕疵があるため期間内であれば対応し、それ以降については、基本的に個人負担と考えている。
また、今後の修理等に関しては業者等を紹介できる体制を整えていきたい。
併せて、地域の方にも相談や説明をしていきたいと思います。

3.旧阿寒湖温泉除雪ステーションの取得について
資料に基づき、阿寒湖アイヌ施策推進室舘田補佐より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

4.阿寒地域における新型コロナワクチン接種状況について
保健福祉課久保田課長より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
新聞等でも市長が回答しているが、改めてワクチンの確保等の見通しなどについて伺いたい。(地域協議会開催時点)

【事務局】
64歳以下12歳以上の接種対象者に対し、8月中に基礎疾患の方を優先し、予約受付を行う予定である。また、一般の方につきましても、ワクチンの確保状況に合わせ、接種を予定しています。

【委員】
ワクチンの確保状況にもよるが、早急にお願いしたい。

【事務局】
出来る限り早急に対応したい。

【委員】
今、社会のムードや空気感はどんどんワクチンを打てという風潮になってきている。
一方で、ワクチン接種を望まない方々がいるのも事実である。コロナの脅威を収めていくためにも、基本的に接種を推奨していくのは当然だと思うが、未接種者への差別がないよう行政の方でうまく対応願いたい。

【事務局】
出来る限り対応したい。

5.令和3年度阿寒町ヒグマ出没状況について
資料に基づき、市民課武利課長より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
ヒグマの目撃情報が入ると、注意喚起の為、すぐに注意看板が設置される。その看板は雪が降るまで設置したままである。市民への注意喚起の方法や駆除等による対応を検討していただきたい。

【事務局】
今後の課題とする。

【委員】
今年度より、阿寒湖義務教育学校が設置され、小学生の子供たちはスクールバスでの登校が可能になり大変ありがたく思う。最近、ヒグマの出没が通学路付近に多くみられ危険な状況である。中学生の自転車通学は許可されているが、スクールバスには乗車できない為、親御さんとしては、中学生も乗せていただければとの意見もある。

【事務局】
意見としてお受けします。

(4)その他

1.阿寒地域に関する意見交換
委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
阿寒湖温泉地区で、若草地区に新しい高所得者用の公営住宅が建設されましたが、現在1世帯しか入居されていないと聞いているが、募集しても入居がない状況なのか。

【事務局】
現時点では、3世帯が入居する予定と伺っている。

【委員】
阿寒湖温泉地区で新しい公住が建設されても、コロナの影響等で、就業する人が少ない状況も影響しているのか。

【事務局】
公営住宅の入居には、収入制限があり入居できないケースもあることから、事前アンケートを参考に戸数等を確定し、若草公住を建設し、少し収入の高い方でも入居が可能な公営住宅とした。
建設前は、ホテルの宿舎等が溢れている状況と確認していたが、コロナの影響により、当初予定していた入居申込みには至っていない。

【委員】
若草地区でも、他に古い公営住宅を解体して新しい公営住宅の計画があるみたいですが。

【事務局】
若草地区における公営住宅の建替計画はある。建替えについては、古い公営住宅を10棟解体したとしても、同様に10棟が建設されるわけではなく、入居の意向調査など行いながら、必要な戸数分を建替えしていくことになる。

【委員】
旧阿寒湖小学校並びにすでに廃校している徹別、仁々志別及び布伏内の廃校跡地の利用計画について確認したい。

【事務局】
阿寒湖小学校の跡地については、情報はないが、徹別、布伏内や仁々志別の廃校跡地利用に関しては多少なりとも話は来ているが、最終的な話までにはなっていない。

【委員】
いずれにしてもアンテナを広げて、廃校跡地利用を進めていただきたい。

【委員】
ワクチン接種が行き渡れば、これまでの各施設の使用方法等は緩和されるのか。

【事務局】
施設の使用方法等については、今回答出来る状況にはない。ワクチンを接種したからといって、重症化はしなくなるだけで罹患しないわけではない。しかしながら、高齢化が進み人口減少する中で、隣近所の繋がりが益々重要になってくると思われることから、色々なご意見を頂戴し必要な事業は検討していきたい。

【委員】
昨年も行った釧路・阿寒・音別地区の三地区合同地域協議会の開催について、議題や話題等ある場合は事前に確認したい。

【事務局】
開催時期等に関しましては未定ですが、今後の開催に向け内部調整を図るために確認したい。

【委員】
昨年、リモートにより三地区合同地域協議会が開催されたが、我々が慣れていない部分もあるが、出席者も多く、話題も含め、何かずれが生じて上手く進行していなかった感がある。
三地区合同地域協議会をリモートで開催する場合、進め方等、事前に事務局等で協議していただきたい。

【事務局】
三地区合同でのリモート開催については、初めてのこともあり進行等の問題もあったかと思う。2回目の課題として取り組みたい。

2.次回の日程について
日程が決まり次第ご案内する旨事務局より説明。

(5)閉会

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