令和3年度第2回阿寒地域協議会

ページ番号1003041  更新日 2022年8月25日

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日時・場所

日時 令和3年12月13日(月曜日) 午後1時00分~午後2時45分
場所 阿寒町行政センター 2階会議室

内容

(1)開会

(2)センター長挨拶

(3)説明
議事録署名委員について
会長より、坂本委員、八幡委員が指名され、承認された

1.「阿寒丹頂の里エリアの今後のあり方について」
資料に基づき、地域振興課地域振興担当草皆補佐より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
管理運営体制を改善しないと難しいと思う。
管理運営体制の改善は検討内容の5でやっていくということでよろしいか。

【事務局】
管理運営体制の改善は市としても必要なことと考えております。
検討内容の5「収益に繋がるソフト施策の展開」のなかで、国の制度を活用し、経営改善支援を図りたいと考えております。

【委員】
全体的に見て、経費がかかるのがやむを得ない施設と改善しなきゃいけない施設というのを分けて考えなければいけないと思うが如何ですか。

【事務局】
ご指摘のとおりです。
収益性のある施設と収益性のない施設がありますので、施設単体で赤字であっても必要と考えられる施設は引き続きどんな形で残せるのか、検討を進めていきたいと考えております。

【委員】
仮に露天風呂を作るとなると赤いベレーの施設全部を壊さないと出来ないのではないかと思うが、どのような考えを持っているのかお聞かせください。

【事務局】
提案の中では、今の温浴施設はそのままで外に露天風呂を新たに設置すると言う提案です。
ただ、外の敷地も広くないので、温浴施設全体をどう改修できるのかについて、引き続き検討を進めていきたいと考えております。

【委員】
宿泊を廃止するという提案でよろしいか。
町内に素泊まり出来る宿泊施設はありますが、赤いベレーのような宿泊施設がなくなると不便にならないかなと思う。人件費をかけない形で残すという考えはないのですか。

【事務局】
宿泊廃止は決定しているわけではございませんので、ご理解ください。
宿泊継続の方法も、例えば部屋を改修して維持するとか、季節限定で営業できないかもしくは、宿泊のターゲットを個人客か団体客どちらかに絞った形で経営が出来ないか等、宿泊継続の可能性について、幅広く検討してまいりたいと考えております。

【委員】
赤いベレーの風呂場に背もたれの椅子があると、足の悪い人や介助が必要な方の入浴用に良いのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

【事務局】
浴場内に1個程度置いて、必要な方はお使いくださいと言うイメージで、設置については指定管理者と情報を共有し、可能な範囲で対応を検討したいと思います。

【委員】
決して魅力のない施設や地域ではないと思います。いろんな痛みも伴うと思いますが、手を挙げてくれる民間企業があれば売却するという考えが、議論の中であったのかどうかお聞かせください。

【事務局】
調査の中でも阿寒丹頂の里エリアの魅力は非常に高く、ポテンシャルは高い。
ですが、活かしきれていないのが大きな課題と分析されたところです。
現在は、指定管理者制度に則って施設管理を行っております。
次回、令和7年度以降の指定管理者を令和6年度に選定することになりますが、そこで民間企業が手を挙げる可能性はあります。現時点において、売却するといった具体的な話は出ておりません。

【委員】
住民アンケートでは多く利用する温浴施設にはいろんな要望があって、宿泊施設は地元の人が利用しない。地元の意見として利用するしないでいえば、しないということなので、宿泊はなくても良いとの方向性になる可能性もある。
一方、夏場のスポーツ合宿やゴルファー利用者、阿寒ロイヤルバレイスキー場も夏は自転車の競技大会を行う等、スポーツ関連と宿泊施設が連動できる部分があると思う。スポーツ合宿は誘致活動に関わる部分があるので、慎重に協議頂き、宿泊についての検討をして頂きたいと思います。
スポーツ合宿の場合、今の施設のままで十分という評価がありますし、修学旅行等の利用もあるようですので、ターゲットを絞った検討もして頂ければと思います。

【事務局】
宿泊部門に関しても、地域の団体や企業等と連携した取り組みや営業等が十分ではなかったという分析がございました。地域との連携の道を模索するなかで宿泊施設継続の可能性が出てくると思います。修学旅行や宿泊研修等を含めた利用者ニーズもしっかりと把握し、検討してまいりたいと思います。

2.「地域おこし協力隊の活動について」
資料に基づき、地域振興課地域振興担当長出補佐より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

3.「気象警報等に伴う阿寒地区の対応について」
資料に基づき、地域振興課総務担当久保田補佐より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は以下のとおり。

【委員】
行政センターの正面玄関に向かって鹿が数十頭駆けて来て、役場の玄関に入ってくるのではないか思ったという話を聞いた。車の事故の話は聞いていないので大丈夫であったと思うが、こういうときの対応はどうなっているのか。川の水だけではなく、動物が逃げてきた場合の対応など配慮した方が良いのではないか。

【事務局】
動物が逃げてくるというのは今までなかったので、今後は監視しながら、交通が途絶えないような形で対応をしなければならないと考えております。

【委員】
気象警報の関係で、2つに分けて質問したい。
11月9日~10日にかけての大雨のとき、一斉にスマートフォンが鳴り、避難指示のお知らせメールが届いたが、その日の夕方くらいまで携帯電話が圏外表示になり使えなくなった。大雨の関係でアンテナ中継局等の被害があり、一時的に使えなくなったのかと思ったが、そういう報告はなかったのか。

【事務局】
エリアメールで避難開始の情報が出ましたが、携帯が使えなくなったという問い合わせはありませんでした。

【委員】
わかりました。ありがとうございます。
続いて12月3日~4日の落雷と停電についてですが、ニュースで朝の4時くらいまで停電が復旧しなかったと知った。避難所は5カ所設置されたが同じようなことが起きた場合、電気は使えるのか、電気の備えはどの程度あるのか。

【事務局】
今回の停電に関しては、防災危機管理課の方ですぐに釧路市電気設備事業協会に連絡をして、発電機と電源の確保が可能となりました。また、北海道電力株式会社から電源車が配置されたため、5箇所の避難所を開設できました。行政センターは非常用発電機がすぐに稼働して電気が使える状況になったため、第1次避難所として受入れ可能でしたが、多くの方が避難されるとなると、公民館など徐々に避難所を開設していかなければなりません。また、前回のブラックアウトのような全道規模の災害では、そこまで対応できるか難しいところではあります。まずは大きい避難所に電気や照明を確保しますが、冬場のストーブについては限られるため、電源車や非常用発電機を用意しなければならないと思われます。

【委員】
分かりました。

【委員】
11月の災害、12月の停電のときもそうだが、どんな状況なのか防災無線で放送される。ところが前にも話したと思うが、防災無線がなかなかなか聞こえない。その辺の情報提供の仕方や、防災無線の場所を工夫しないと伝わらないと思うが如何か。

【事務局】
防災無線に関しては、前々からそのような話がありますが、施設設備自体も古く、家の機密性が高くなっている状況もあり、気象状況が悪い大雨のとき、風が強いときは余計に聞こえづらいと思われます。防災無線は、スピーカーの向きや音量の大小など、それぞれ受信状況が違いますが、FMくしろとの連携で、災害情報を流すことになっていますので、各家庭に電池や手回し式電気で作動するラジオを1台は用意していただきたいと考えております。

【委員】
私もFMくしろをずっと聞いていたのですが、情報が提供されるのは夜11時頃迄で、その後はずっと音楽が流れている。そういう情報っていうのはなかなか入らないんです。その辺も、もし連携が取れるのであれば30分おきとか、情報を流してもらえるような体制があると、安心すると思います。

【事務局】
このようなご意見があったことは、防災危機管理課にも情報共有したいと思います。

【委員】
平成21年の災害時の富士見橋と、この11月の災害時の富士見橋の写真を見ていると、水量が増えているように見える。舌辛川と阿寒川が合流する箇所で阿寒川の改修が終わらなかったら、水が溢れてくると思うが河川改修の計画はどうなっているのか、分かればお知らせ願いたい。

【事務局】
阿寒川の河川管理者は北海道でありまして、平成22年度から事業を進め、河川改修の完了時期が今後10年程度を目標に進めていると聞いています。北町地区の整備は、整備延長(河川延長)で4,600mの工事が予定されており、令和2年度末事業費ベース50%の進捗状況で、令和3年度では阿寒町新町、富士見地区の土砂掘削を予定しているとのことです。

【事務局】
河川改修は少しずつ進んでいると思うが、もう一方で水位周知河川に指定してもらいハザードマップを作れるようになるまで進めていきたい。今回の溢水を受け、改めて北海道に要望していきたいと考えておりますのでもう少しお待ちください。
併せて市民の皆さんには自主避難の備えをお願いしたいと考えております。

【委員】
今回の停電で、広報車が放送していたのは北海道電力株式会社だけだったのでしょうか。
国道沿いだけの放送で住宅付近の道路には入って来なかったので、せっかく広報しているのであれば、脇道にも入っていただければ、気持ち的にも安心できると思います。

【事務局】
釧路市においても広報車で周知していたところですが、今後のためにもご意見として伺い検討させていただきます。

【事務局】
現在、非常用発電機を保有している公共施設はあまりないので、発電機を借りて施設に繋ぐことになります。準備に1時間、接続するにも1時間を要し、準備ができ次第避難所を開設することになるため、停電の発生時間帯によって準備の仕方も変わります。広報車で回る際は、夜9時、10時になると寝ている方もいらっしゃるのでどういった情報の伝え方をするのが良いか、今回の事例を参考にしながら、市民の皆さんに分かりやすい周知の仕方を検討したいと思います。

【委員】
電源復旧が4時頃となっていますが、どこが点くとか、そのあたりはどうなっていたのか。

【事務局】
ブラックアウトの時もそうなんですけど、電気の系統はどうなっているのか、北電の電源車が入って来ると、そこの地区は電源車で電気を賄うことになるので、次に電気が復旧しても今度は電源車の設備を外さないと通電できないということがあり、地域によって違いがあると思われます。

【事務局】
ケースバイケースで違うということなんですね。

4.「阿寒幼稚園の認定こども園移行について」
保健福祉課久保田課長より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
認定こども園の移行に伴い、保育園側、幼稚園側にそれぞれ園長を置かなければならないのか。

【事務局】
現行の阿寒幼稚園を、そのまま認定こども園として移行するため、現状の職員に不足分の職員を採用して対応するので、園長は別々にはならない。

【委員】
開園時間としては午前7時30分から午後6時30分とかなり長くなりますね。

【事務局】
市内の保育所と同様の保育機能を持たせるためで、同じ開園時間となります。
幼児教育としての時間は、午前9時から午後2時まで行い、その前後を保育時間にあて、土曜日も開園いたします。

【委員】
給食が出るというように聞いてますが。

【事務局】
今回、耐震改修をメインで行っておりますが、認定こども園の移行に伴い、給食を提供するための調理室も完備し、園児全員に給食を提供いたします。

【委員】
施設の中で調理するのか。

【事務局】
自園調理となる。その為、調理員や栄養士も会計年度任用職員で採用する予定でおります。

【委員】
釧路と同じですね。分かりました。

5.「阿寒診療所医師採用について」
資料に基づき、阿寒診療所奥山事務長より説明。

委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
整形外科の医師がいなくなることになるのか。

【事務局】
基本的に中村医師が整形外科を担当しておりましたが、専門的な治療については、これまでも専門の診療科を紹介する流れになっており、後任の医師についても十分に対応可能と思っています。
新年度以降は、総合診療科として対応していく予定です。

【委員】
分かりました。

【委員】
脳神経外科の診察は可能となるのか。

【事務局】
脳神経外科は手術が基本となるため、阿寒診療所での対応は難しいと考えている。
基本的には一般的な外科的処置、内科診療を行う予定です。

6.「(仮称)阿寒アイヌクラフトセンターについて」
資料に基づき、阿寒湖アイヌ施策推進室大澤室長より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

7.「釧路市過疎地域持続的発展市町村計画について」
資料に基づき、地域振興課地域振興担当鈴木専門員より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

8.「釧路市辺地総合整備計画の策定について」
資料に基づき、地域振興課地域振興担当鈴木専門員より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

9.「令和4年度予算要求事業の概要について」
資料に基づき、地域振興課地域振興担当長出補佐より説明。
委員から寄せられた質問・意見等はなし。

【事務局】

(4)その他

1.阿寒地域に関する意見交換
委員から寄せられた質問・意見等は、以下のとおり。

【委員】
公民館の2階のトイレについて、高齢者が使用する際、大変使用しずらい状況であるため、和式便座から洋式便座への変更、又は、簡易洋式便座でもいいので対応いただきたい。併せて、水を流すレバー等も渋いため、改修していただきたい。

【事務局】
施設所管の教育委員会に伝えます。

【委員】
新型コロナウイルスワクチンの2回接種について、釧路市全体でどの程度接種が進んでいるのか。

【事務局】
現在の釧路市全体の状況としては、12歳以上の接種で2回目終了しているのは、合計86.3%となっております。高齢者の方は90%以上超えてますが、年齢層が低くなるにつれて接種率が低くなってきてるというような状態で、12歳から19歳までの2回接種が68.5%となっております。
ただ12歳の場合は誕生日の前日から打てるということになっておりますので、まだ誕生日が来ていない小学6年生については、今後、誕生日の前月に案内を発送いたします。

【委員】
新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について、釧路市の全体的なスケジュールをお聞きしたい。
また、以前の地域協議会並びに議会報告会でも発言させていただいた、まだ接種したくても接種できない方や小学生、幼稚園の12歳以下の方もいるのでその方たちへの対応も併せてお聞きしたい。

【事務局】
3回目の接種については、現在オミクロン株が世界的に感染拡大しているため、3回目の接種に伴う有効性というところが検討されているところでございます。釧路市といたしましても、2回目の接種完了から原則8ヶ月以上経過した18歳以上の方に対して、追加接種3回目を行うということで、一番最初に接種したのは医療関係者、そのあと高齢者、施設職員等になっておりますので、その順番に随時12月から行っていく予定ですが、まだ国よりワクチン供給の全体計画というものがはっきりと示されているものではないため、正確に今ここで高齢者の接種を何月から始めるというのはお示しできない状態であります。
本12月定例市議会において、健康推進課の方で3回目の接種に向けての予算面も補正予算に計上されていますので、準備の方は粛々と進めている状況であります。
後は、まだ1回目も2回目も接種出来ていないという方につきましては、集団接種会場としては縮小をかけてきていますが、現在も12月の土曜、日曜日、1月の土曜、日曜日にかけ、予約・接種が出来る体制をとっております。
ただその中で、ワクチン接種は12歳以上となっておりますので、12歳未満の方の対応については、国の方で、今検討している段階なので、方向性が示されたのちに、釧路市としても対応していくものと思います。

【委員】
分かりました。

【委員】
新型コロナウイルスワクチン接種に伴い、ワクチン接種済みに対する、各種接種証明書等について、釧路市の対応をお聞きしたい。

【事務局】
基本的には、ワクチン接種の時に頂く接種済証明書が証明機能を有しており、対象となる様々な割引・特典等で使用可能となっております。
また、釧路市では現在、他の自治体でも進めているスマートフォン上で専用アプリから申請・表示可能となるアプリの開発を検討しております。

【委員】
アプリを開発した際、保健福祉課にスマートフォンを持っていけば、接続方法等教えていただけるのか。

【事務局】
阿寒の場合は、ご自身で出来ないのであれば、保健福祉課の方でお手伝いさせていただきます。

2.次回の日程について
2月を予定しており、日程が決まり次第ご案内する旨事務局より説明。

(5)閉会

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