ヒグマの痕跡の見分け方
ヒグマの痕跡の特徴や他の動物の痕跡との見分け方について紹介します。
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足跡
ヒグマの足跡
【特徴】
- ヒグマの足跡には5本の指と多くの場合に爪跡が残る
- 前掌幅(前足の幅)の大きさで年齢や雌雄を判断出来る場合もある
- 一般的に道内では、前足の幅が最大で14cmを超える足跡はオスである可能性が高くなると言われている

間違いやすいその他の野生動物の足跡
エゾシカの足跡
【特徴】
- 2つの大きな蹄の跡が残る
【ヒグマの足跡との見間違い】
- 複数の足跡が重なった場合
- 雪上に足跡が付いた際に蹄のまわりの雪が解けて崩れることで大きくなる
タヌキの足跡

アライグマの足跡

糞
ヒグマの糞
【特徴】
- 基本的には太い俵型をしているが、食べているものや時間の経過によって形状も変化する
- ヒグマは消化能力が高くないため、食べた物の色や臭いがほとんど残ったまま排出されることが多い
デントコーンを食べたヒグマの糞

草本を食べたヒグマの糞

クルミを食べたヒグマの糞

ミズナラを食べたヒグマの糞

その他のヒグマの糞
間違いやすいその他の野生動物の糞
エゾシカの糞
【特徴】
- 基本的には粒状
- 植物の繊維が細かく均一にすり潰されている
【ヒグマの糞との見間違い】
- 粒状の糞が集まり大きな塊になる
- 消化不良により不定形な糞が排出され重なり合う
タヌキの糞
【特徴】
- 同じ場所に繰り返し排泄する(ため糞)
- 新旧の糞が混ざっている
- 強烈な臭いがする
【ヒグマの糞との見間違い】
- ため糞が一見大きな一つの糞に見えることがある

爪跡・角の研ぎ跡
ヒグマの爪跡
【特徴】
- マーキングとして残す場合や、ヤマブドウなどのつる植物を採取するために木に登り下りした際に残る場合がある
- 指(爪)の幅に合わせて数本の跡が並んで残る

間違いやすいエゾシカの角の研ぎ跡

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