子どもたちの健全育成のための域校連携共同宣言

ページ番号1005655  更新日 2022年9月7日

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釧路市教育委員会と釧路市連合町内会及び釧路市小中学校校長会は、平成27年6月18日付で、「子どもたちの健全育成のための域校連携共同宣言」に署名しました。

これまでも、地域の皆さんには、学校の協議会などへの参加によりご協力をいただいておりましたが、それらを明文化するとともに、学校長が連合町内会の専門部に参加、協力できることを示し、釧路市連合町内会と釧路市小中学校校長会の相互の関係を築き、釧路市教育委員会は、その調整役を担うこととしたものです。

※「域校」とは、「地域」と「学校」を指しています。

写真:調印式
調印式の様子 左から大場会長(校長会)、西村会長(連町)、林教育長(市教委)

共同宣言の趣意

子どもたちの教育は家庭が第一義責任を有する(教育基本法第10条)とされながらも、学校と地域における教育もまた極めて重要であり、「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」に努めなければなりません。(教育基本法第13条)
釧路市では釧路市連合町内会が、永年にわたり地域コミュニティの核となり、声かけ、見守りなどの取組や地域行事などを通して、子どもたちとのつながりを深めてきました。
また、釧路市立小・中学校は、児童生徒に家族や社会の一員としての基礎・基本を教え社会生活の基盤を育むと共に、地域との連携を図り、また教育活動や学校運営の情報を積極的に提供してきました。
しかしながら、子どもたちをめぐる社会的環境は目まぐるしく変化しており、全国的に、「新しいメディア技術の発達」「家族・地域社会等の変化を背景とした体験活動の減少」「利己的な風潮等、社会の風潮の変化」「厳しい家庭環境の中で育つ子どもの存在」などが、「個々のモラルや意識のみには帰し得ない大きな社会構造の問題」として、子どもたちの前に立ちふさがっています。(「子どもの徳育に関する懇談会」平成21年09月11日報告より一部抜粋 文部科学省初等中等教育局児童生徒課)
急激に変化し新しい課題が生み出される全国的な傾向の中にあって、釧路市においても、各学校、各地区の、地域と学校との連携にとどまらず、広域(全市)的な視野を持ち、組織的な取り組みを通して、家庭を支援し、子どもたちを教え育むことが求められる時代になっていると言えるのではないかと考えます。
そこで、共に地区ごとに活動の単位を持ちつつ全市的な体制を有し、子どもたちに関する地域社会の問題を、自らの問題としてとらえその解決に向けて行動する、釧路市連合町内会と釧路市小中学校校長会が相互協力の関係を築き、さらに釧路市教育委員会が両者を調整する役割を持った、子どもたちの健全育成に向けた新しい連携の取組を「域校連携」(いきこうれんけい)と命名し、我々は共同宣言を通じてその推進を図ることといたしました。
なお、去る平成26年9月26日には、釧路市連合町内会と釧路市との間で「釧路市連合町内会と釧路市との連携基本協定書」が取り交わされ、平成27年には、釧路市連合町内会設立50周年の節目を迎えることから、この共同宣言が、記念の年に当たって、連携基本協定の一部をより具体化するものであるとの意義も、併せて深く認識するものです。

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