子どもの発達にあったおもちゃと絵本の紹介

ページ番号1005294  更新日 2022年8月25日

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おもちゃ&絵本

子供にとっておもちゃ・絵本の出会いとは

生まれてまだ間もない赤ちゃんは、一番身近なお母さんとの様々なふれあいを通して少しずつ、目・耳・口(味)・皮膚・手足・身体・・・と様々な感覚が育っていきます。乳児から幼児、学童へと育つ過程で、一番その子に合った適切な「おもちゃ」や「絵本」に出会いふれあうことは子どもがより健やかに成長していくための、大切な栄養なのです。

おもちゃ

0歳の赤ちゃんは、身体の発育と共に、心の発達が日々めまぐるしいです。
お母さんやお父さんにとっても、嬉しさや感動を味わう楽しい時期です。おもちゃにはいろいろな種類があります。
年齢に応じて大切に選びましょう。

0か月~6か月

  • 目で見て楽しむ……メリーゴーランド・モビール
  • 手で触って楽しむ……ガラガラ・チェーン(鎖)
  • 口で楽しむ………歯がため
  • 身体を使って楽しむ……風船・ボール
  • 耳(音)を楽しむ……オルゴール 他

イラスト:子どもの発達にあったおもちゃ トリオとガラガラ

6か月~12か月

  • 目で楽しむ……モビール・ぬいぐるみ
  • 身体を動かして遊ぶ……大きな箱・ボール 他

1歳~2歳

  • 身体や手足のの発達を促すもの……押し車・ボール(大、小)・カラーむかで
  • 指先の遊び……積木(大きめ)・ポストボックス・玉ころがし
  • 目で楽しむ……人形・ぬいぐるみ・絵本
  • 想像力を膨らませるもの……ままごと具・人形・つみき 他

イラスト:子どもの発達にあったおもちゃ ハンマートイとカラーむかでとポストボックス

3歳~5歳

  • 身体の動きを活発にさせるもの……ボール・縄跳び・三輪車
  • 細かい指先の遊び……ひも通し・積み木(小さいもの)・粘土・クレヨン・はさみ・キュウブビーズ・おはじき・ハンマートーイ・モザイク・コマ
  • ごっこ遊びを楽しむ……ぬいぐるみ・人形・ままごと道具・絵本
  • 想像力、工夫を膨らませるもの……ブロック・積み木(中、小)・絵本・ゲームカード・カルタ・トランプ・パズル 他

おねがい

おもちゃは、子どもにただ与えるだけでなく、大人と子どもが一緒になって遊びましょう。
子どもがそのおもちゃの扱い方や遊び方に戸惑ったり、困惑した時にはすぐ適切な手助けをしてあげましょう。
おもちゃを工夫したり、想像性をもって楽しんでいる時にはその遊びがより発展し、継続して遊べるよう見守り、子どもと一緒にその感動を味わいましょう。
そういう中で子どもは、おもちゃを大切に思いじっくりと遊びに取り組み自ら集中して楽しめるようになっていきます。
すぐあきて捨てたり壊れても平気になってしまうようなおもちゃは避けましょう。

おもちゃを選ぶ時のポイントは…?

  1. 安全性の確かなものを選ぶ。
    壊れにくいもの、環境ホルモンを使っていないもの、口に入れても安心なもの、角のとがっていないもの。
  2. 丈夫なものを選ぶ。
    丁寧に作ってあるもの、木製のもの(ぬくもりがある。)
  3. 刺激の少ないもの(色・形・音)を選ぶ。
  4. 子どもが自発的、想像的に遊べるものを選ぶ。
  5. 電動的なものより手動的なものの方が遊びを工夫しやすい。
  6. 繰り返し遊べるものを選ぶ。

絵本

赤ちゃんはお母さんのお腹にいる時から、自然にお母さんの声を聞いて大きくなっていきます。
誕生してからは、赤ちゃんとふれあう様々な環境〔人、音、匂い、自然等〕から少しずつ外界の様子を知り、声を聞き、模倣しながら言葉を獲得していきます。
言葉を聞き話すことができるようになると、生活の知恵、豊かな情緒、想像力、社会性…へと発展していきます。
そういった成長の過程の中で、赤ちゃん(こども)にとっての絵本はとても大切な役割をもっています。(育児の力強い味方というところです。)
「絵本」も「おもちゃ」と同じく、その時の子どもの年令、理解力、興味にぴったり合った「絵本」に出会えることで、楽しい発見、感動を繰り返し、健やかな成長へとつながっていくのです。

赤ちゃんの絵本(0歳~2歳頃まで)

  • 「ちいさなうさこちゃん」シリーズ ディック・ブルーナー作 福音館
  • 「おふろでちゃぷちゃぷ」 松谷みよこ文 童心社
  • 「のせてのせて」 松谷みよこ文 童心社
  • 「いやだいやだ」 せなけいこ作 福音館
  • 「赤ちゃんにおくる絵本」 とだこうしろう絵 戸田デザイン研究室
  • 「にんじん」 せなけいこ作 福音館
  • 「きゅっ きゅっ、きゅっ」 林明子作 福音館
  • 「はけたよはけたよ」 かんざわとしこ文 偕成社
  • 「いろいろなたべもの」 武井正雄写真 小学館
  • 「ねないこはだれだ」 せなけいこ作 福音館
  • 「しろくまちゃんのホットケーキ」 わかやまけん作 こぐま社
  • 「がたんごとんがたんごとん」 安西水丸作 福音館

写真:子どもの発達にあった絵本1

経験と想像の絵本

  • 「しょうぼうじどうしゃぶた」 渡辺茂男作 福音館
  • 「ぐりとぐら」 中川李枝子作 福音館
  • 「どんどんどんどん」 かたやまけん作 文研出版
  • 「みんなうんち」 五味太郎作 福音館
  • 「わたしのワンピース」 にしまきかやこ作 こぐま社
  • 「もこもこもこ」 谷川俊太郎文 文研出版
  • 「ばばばあちゃん」 さとうわきこ作 福音館
  • 「ねずみくんのチョッキ」 なかえよしお作 ポプラ社
  • 「はじめてのおつかい」 林明子作 福音館
  • 「はじめてのおるすばん」 しみずみちお作 岩崎書店
  • 「ひとまねこざる」 H.A.レイ作 岩波書店
  • 「とこちゃんはどこ」 松岡享子作 福音館
  • 「ぐるんぱのようちえん」 西内みなみ作 福音館
  • 「おおきなかぶ」 内田莉沙子作 福音館
  • 「はらぺこあおむし」 エリックカール作 偕成社
  • 「おだんごぱん」 せたていじ訳ロシア民話 福音館
  • 「どろんこハリー」 ジーン・ジオン文 福音館
  • 「すてきな三人組」 アンゲラー作 偕成社
  • 「三びきのやぎのがらがらどん」 せたていじ訳北欧民話 福音館
  • 「てぶくろ」 内田莉沙子訳ウクライナ民話 福音館

写真:子どもの発達にあった絵本2

お話の絵本

  • 「いやいやえん」 中川李枝子作 福音館
  • 「おおきなおおきなおいも」 市村久子作 福音館
  • 「エルマーのぼうけん」 ガネット作 福音館
  • 「おしいれのぼうけん」 ふるたたるひ作 童心社

日本むかし話と民話

  • 「三枚のおふだ」 水沢謙一再話 福音館
  • 「だいくとおにろく」 松井直再話 福音館
  • 「かにむかし」 木下順二文 岩波書店
  • 「泣いた赤鬼」 浜田ひろすけ文 偕成社
  • 「八郎」 斎藤隆介文 福音館
  • 「もちもちの木」 斎藤隆介文 岩波書店

科学の絵本

  • 「おたまじゃくしの101ちゃん」 加古里子作 偕成社
  • 「ゆかいなかえる」 キープス作 福音館
  • 「ちのはなし」 堀内誠一作 福音館
  • 「はははのはなし」 加古里子作 福音館

絵本を読んでもらう楽しさってなーに?

子どもは絵本を読んでもらうのがとても好きです。字を覚え自分で読めるようになっても、やはりお母さん(お父さん、祖父母、保育士…)に読んでもらいたいのです。
それは次のような楽しいことがあるからです。

  1. 読み手のやさしい声、肌、ぬくもりに触れる安心感、心地よさ
  2. 一冊の絵本を読み合い、イメージ、感動、楽しさを共有できる嬉しさ
  3. 正しい言葉、豊かな言葉、ユーモアのある言葉を自然に覚える
  4. わからない言葉や意味を、読み手からその場でわかりやすく伝えてもらえる
  5. すばらしい絵、豊かな絵が言葉のもつイメージを膨らませてくれる
  6. 聞く事の大切さを知ると共に、人の話をきちんと聞く習慣が自然に育つ

絵本を選ぶ時のポイントは…?

  1. 子どもの年齢や理解力にぴったり合った絵本を選びましょう
  2. いろいろなジャンルの絵本を選びましょう。その中で子どもは大好きな絵本、大切な絵本にめぐりあえるのです
  3. 子どもの好きなテレビや漫画のキャラクターだけにとらわれないでください
    (ひとつのイメージに固まって、豊かな想像力が育ちにくくなります)
  4. 子どもが大好きな絵本を何度も読んでほしがるときは、どうぞ繰り返し読んであげてください
    (その子の想像の世界が広がっているのです)
  5. お母さんやお父さんが子どものころ感動した絵本、楽しかった絵本、大好きだった絵本も選んでみましょう
    (絵本を通してお母さんやお父さんの思い出、子どもへの願いや愛情が自然に伝わっていくでしょう)

このページに関するお問い合わせ

こども保健部 こども育成課 保育係
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