2024年12月のどうぶつえん日記
2024年12月28日(土曜日)
最近「寒い」ばっかり書いていますね。
こんにちは。
だって寒いんですもの…。
陽射しがあって風がなければ、だいぶん違うんですけどねぇ。
ある飼育員との会話でも
「寒いのは嫌だな」
「ええ、そうですね」
「寒気、どっかに行ってくんないかな」
ですから。
寒いのは平気なゼニガタアザラシの
メスの「エリモ」、14歳です。
小顔で特徴である銭形模様があまりありません。
赤ちゃんの時に保護されてきました。
メスの「まあ」、18歳です。
普通というかノーマルというか、ゼニガタアザラシらしい姿と形をしております。
赤ちゃんの時に保護されてきました。
メスの「アラレ」、35歳です。
国内飼育個体では2番目の高齢です。
そのため眼は白内障になっているため魚を追いかけることはせず、飼育員の前に来て魚をくれるのを待っています。
日中など他の個体と一緒に泳いで遊んでいることもあります。
白っぽい毛が多いのが特徴ですが、歳を重ねて白くなったわけではありません。
当園繁殖個体です。
これでご覧になっている皆さんも個体識別ができるようになりましたね!
そして
オシドリです。どちらもエサを食べている時でしたのでくちばしが開いています。
日記を書いている現在、フライングケージやオオワシなどの鳥類は近づいてご覧になることができますが、ハクトウワシや展示館前の猛禽舎は野鳥侵入防止ネットを張ったままとなっております。
鳥インフルエンザ発生状況次第で園内対策マニュアルに基づいて対応レベルが変わりますので、その際はご容赦ください。
これ以上、発生してほしくないですね。
2024年も釧路市動物園へたくさんのご来園と応援と激励をいただき、誠にありがとうございました。
またこの拙い日記をご覧になっていただいている方にも感謝申し上げます。
新年は2025年1月3日(金曜日)午前10時から開園いたします。
動物たちと皆さまのご来園をお待ちしております!
そして、2025年10月1日に釧路市動物園は開園50年を迎えます。
長年にわたる釧路市民の皆さまをはじめ応援いただいているすべての皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。
というわけで、勝手にプレ50年ということにして来年の日記には昔の写真もご紹介していければと思っております。(上司のokが出れば)
どうぞよいお年をお迎えください。
中の人は仕事ですけど。
おまけ
来年の干支でございます。
爬虫類は飼育していませんが運がよければ暖かい時季に園内で会えますよ。
2024年12月23日(月曜日)
釧路市内でも積雪がありましたよ。
こんにちは。
中の人、寒いのは嫌ですがアイスバーンはもっと嫌です。
もっとも雪が積もらないとソリ山を作れないので、制作担当はやきもきしているみたい。
さて、12月の猛獣たち。
雪が降る前に撮ったものです。
アムールトラのメス「ナージャ」です。
ちょうど盛り上がっておりました。当たり前かもしれませんがよい反射神経をしております。
隣のライオンのオス「ゆうひ」は室内で横になっていてうまく撮れませんでしたので、そのうち。
そしてゆうひのお父さん
「アキラ」くん。
午後だったせいもあり、はよ扉を開けてくれないかなぁという感じでした。
こちらも室内でした
メスの「フウ」ちゃん。
寝ていましたが、こちらに気づいてチラッと見たあとはまた寝てました。
続いて
アムールトラのオス「アサマ」くん。
ゴロゴロ。
最後は
おなじみ「ココア」です。
ココアのことは飼育担当者が書いている
アムールトラのタイガとココアのページをご覧になってくださいね♪
をご覧になってくださいね♪
改めまして年末年始の話ですが
となりますのでお間違えのありませんようお気をつけください。
おまけ
アスナロ「えっ!リンゴ持ってないんですか!?」
あ、レッサーパンダは午前がオスの「シンゲン」、午後はメスの「アスナロ」と交替展示になっております。
2024年12月16日(月曜日)
最近の最低気温はマイナス12℃でしたよ。
こんにちは。
それでもアレ以降の降雪はなく、まさに釧路という感じで週間予報でも雪マークがありません。
(雪が多くて大変な地域の皆さま、すみません)
園内は除雪と陽射しのおかげで歩きやすくなっております。
寒いのは変わりませんので防寒着、防寒靴でお越しくださいね。
(…と、日記を書いている時点ではこんな感じでしたが、12月16日現在、15日に降雪があり園内は白くなっております…。)
寒くても清掃の時は外へ出す
フンボルトペンギンたち。
水中の様子を撮ってみました。
自由自在に泳いでいましたがカメラに不慣れなのであまり近づいて来ず…。
この時の様子は後日、XやInstagramにアップしますね。
寒い日でも陸で寝ている時もある
オタリアたち。
1枚目はオスの「トキ」くんで12歳、2枚目はメスの「うるる」ちゃん14歳。
過去にもこのペアで繁殖が成功していますが、7月から同居中なので早ければ来年5月には赤ちゃんが誕生するかも?
トキくんは大きいので、是非会いに来てくださいね。
雪の上だと冷たいだろうからと
担当が前日に食べなかった乾草を地面に敷き始めました。
エゾシカの「ペロ」も「ペネロペ」も存分に利用してくれています。
おまけ
寝室のシャッターが開いているのを知っているのに、じらしてくるスカイです…寒いんだからはよ入りましょうよ。
2024年12月9日(月曜日)
年末感が漂うことのない動物園です。
こんにちは。
中の人たちは盆も正月も関係なく頑張っております。
たぶん。
さて、釧路市でも4日に4cmの積雪がありました。
動物園はもう少し多かったかな?
雪が降っても
ゼニガタアザラシのメス、35歳の「アラレ」は
「雪がどうかしましたか?早くおさかな~」
という勢いでこっちにきていました。
トナカイだって
雪の上は座り心地が良いようです。
おねむでしたよ。
しかし!
アミメキリンのオス「スカイ」は、シャッターを開けて運動場に出そうとするも、外を見て
「は?雪が降っているじゃないですか!」
という感じで室内に戻っていきました。
そういう時は本当に出ていかないので、スカイがいる寝室に入ってエサの交換などを行います。
あ、次の日は2日分の清掃が待っています。
園内は
クリスマスの飾りつけがされています。
スタッフが雪の降る中で作業をしていましたので、足をお運びの際にはぜひご覧になってみてくださいね。
おまけ
グラントシマウマのオス「チョビミチ」です。
シマウマの顎の下はこんな感じになっております。
2024年12月3日(火曜日)
防寒長靴を履くと歩くたびに靴下が脱げてくる現象はなんとかならないものでしょうか。
こんにちは。
今年は右だけがよく脱げてきます。
動物園では今シーズン1度だけ軽く雪が積もりましたが
日記を書いている現在はほとんど溶けておりアスファルトが出ておりますので、寒さと飛び出てくるエゾシカ以外は気にせずご来園ください。
12月ということで
12月8日(日曜日)に「クリスマスZOO」を開催します!
詳しくは下記のページを最後までご覧くださいね。
さてさて
ニホンザルたちですが、暖かい陽射しのところにかたまっていました。
今年生まれの子たち、時折お母さんから離れて遊びに行っては戻って温まりにきていたようです。
久しぶりの寒さは大丈夫かな?
ハクトウワシのオス「チャップ」くんは当園で生まれ育ちましたが、しばらく静岡にいましたので少し心配です。
かねてから静岡にいた頃よりもエサの量を増やすことで体重を増やし、寒さに耐えられる体作りを目指しています。
前に日記で
シマフクロウの運動場に砂を入れ、山ができるとそこに足跡が多い話を書きましたが、その理由がわかりました。
10月にシマフクロウのロックへ夜間カメラを仕掛け、地面に降りる時に複数ヶ所に降りるのを確認しましたが、柔らかい場所をめがけて降りてきているのが観察されました。
周りの変化を見て考えて行動していることがわかりますね。
おまけ
お立ち台に登ってご満悦(?)のソックスくん。
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