2010年3月のどうぶつえん日記

ページ番号1001987  更新日 2022年8月25日

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2010年3月23日(火曜日)

昔の人は季節を色々なことで感じているものだと関心している影です。

本当に「彼岸荒れ」がやってきましたね。
雪に雨に風。
来なかったのは雷ぐらいなものでしょうか。

とはいえ、園内では春のあるものを見つけました。

ふきのとう、です。
普段はフキが生えないところで見つけましたので、園内でも群生しているところなら、もっと発見できたのかもしれません。
(春、雷とか、ふきのとうをかけたつもりは・・・年がばれる)

さて、最近動物園に足をお運びになられたお客様ならご存知だと思いますが、ビーバー舎の中が「巣」の状態になっています。

今後の出産(すると思われるけど未定)のため、担当者がビーバーのために今時季だけ室内の木を片付けないようにしています。

とてもマメに運び込んでいるのが写真でもお分かりいただけると思います。

もちろん、この木はですねぇ、昨年11月26日の日記に・・・
あ、写真全部落ちてる!

というわけで写真を埋め戻さなければならないので、今宵はここまで。

あ、その前に大事なことを。

ニュースに記載されていますが、ライオンのメス「マナミ」が天国へ旅立ちました。
詳細はニュースに記載されていますので省略しますが、ふと見かえした2006年に撮った写真から、見つめあうオス「キング(右)」と「マナミ」です。

2頭は仲良しでしたから。

マナミ、ありがとう。

2010年3月11日(木曜日)

えー・・・前回は出だしで、何て書いたっけ・・・

あ、影です。
いやぁ、降りましたね、雪!
だけど予報よりも降りが少なくてよかったですね!

世間様の言葉にあるかどうか知りませんが、少なくとも動物園では「彼岸荒れ」と言って、春分の日近くになると、大抵、大雪が降るってことになっています。
今回の雪が彼岸荒れなのか、また別に雪が降るのか。

そんな雪が降っていた昨日の動物たち(閉園後)。

左:ニホンザル 雪の中で、竹の葉をつまんで食べていました
右:アメリカバイソン 背中が真っ白ですね。閉園後に開く寝室から外を見ていました

トナカイ あら雪なのねぇって感じで、特に気にした様子もなかったような。

おまけ。

斜めに降った雪でしたので、屋根のある場所にも、たんまりと雪が積もりましたとも。
あ、今朝のウサギドームの中です。

さて当園HP内のニュースや、報道等で皆さまご存知かと思いますが、3月1日、オランウータンの子どもが誕生しました。
名前は「ひな」ちゃん、女の子です。
詳細はニュースに記載していますので、そちらをご覧下さい。

いずれ改めて専用ページを立てますが、
ひとまず今日11日、生後10日目、人工保育9日目の様子です。

午後5時のミルクの時の写真です。
ミルクを与えている飼育係の手をしっかりと両手で掴みながら、ミルクを飲んでいますね。
お口が素敵でしょ?

現在、1日8回、最初は朝5時、最後は午前1時にミルクを与えています。
人間の赤ちゃんと同じぐらい・・・かな?

一般公開は、まだまだ先になると思いますが、朝も早くから夜も遅くまで、ひなちゃんが無事に大きく成長できるよう動物園は頑張りますので、応援、よろしくお願いします!

最後に新人獣医師から。

もう無線機を振らなくても使えるようになったそうで。
(新品の電池もらいましたーって言ってました)

2010年3月3日(水曜日)

今日はひなまつりですね。
釧路にも春が近づいていることを感じている影です。

気温があがって、園内も舗装面がだいぶん出てきて歩きやすくなりました。
まだ園内の木々はまだ芽吹くことはないですけどね。

今だからこそ、見えるものがあります。

いまさらかも知れませんが、冬の間、園内を歩いていて、鳴き声が上空から聞こえると、オオハクチョウが通過する合図だったり、木を「コツコツ」と突く音を聞いたことがあるでしょうか?
その時は、静かに、音のする方を探してみてください。

その正体は・・・

エゾアカゲラが木を突いている音です。
動物園内で見慣れていますが、やっぱり見かけると、自然が豊かなところに動物園があるんだなと実感します。
園内で巣作りをして、ヒナが巣立ちしたこともありますからね。

そして最近、一番、春を感じたこと。

こども動物園にいるインドクジャクが、開花・・・羽を広げました。夏から秋にかけて、大きく広がってる長い羽が抜け落ち、ちょっと寂しいクジャクでしたが冬の間に徐々に羽が伸びてきて、写真のようになりました。
例年ですと、遅くて6月上旬までは、羽を広げた姿をご覧になることができます。
(しかしクジャクのご機嫌次第ですよ)

このページの更新までの間、2月21日(日曜日)にオタリアのオス「おんつ」が天国へ行きました。

影が今年1月28日に撮った最後のおんつの写真です。

左にいるのは担当者です。
エサ入ったバケツを取りに行くと、必ずと言っていいほど、あとをついてきます。
そして写真のように、エサをちょうだーい、と。

影が動物園で仕事をするようになった時には、すでにおんつはいました。
最初の研修や、慣れていない頃の代番の時には、あの巨体が、ザバーッとプールから勢いよく出てくるわけですから、ドキドキものでした。

おんつに限らずですが、当園のオタリアは好奇心旺盛ですから、何でも興味を持って近づいてきました。

前担当者の時のものですが、こんな感じで。

決して噛んだりとか悪いことはしなかったです。

体は大きくて、心はやさしい、おんつでした。
エサを与える前に、近くを歩いていると聞こえる、あの鳴き声が聞けないのが残念です。

最後に。

3月になりましたので、休園日は12月までありません。
毎日開園しておりますので、どうぞ動物園に足をお運び下さい。
なお開園時間はまだ冬時間(午前10時~午後3時30分)ですので、お間違えのありませんように。

やることが増えそうな気がしている影でした。

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