2010年10月のどうぶつえん日記
2010年10月27日
ドウエム子のちょっとそこまでお引越し(タンチョウ)
ちょっと部屋が小さくなりました。
今日、ドウエム子がいるケージに、元の持ち主(借家人はシチロウ【オス】とK子【メス】)が戻ることになりましたので、隣のケージにちょっとお引越ししました。番いの来年の繁殖が楽しみです。
ついでにドウエム子の体重を測ったところ7.2kgでした。ずいぶん大きくなりました。
新しい家は隣なので、ドウエム子はすぐに慣れました。しかし、まだ不安なのか、親人の姿が見えるといつになく大きな声でビェー、ビェーと呼びます。
<ツル担当>
2010年10月17日
エクのお引越し(タンチョウ)
ドウエム子の下顎の羽毛が少し黒くなってきました。
野生や自然繁殖の個体ではこんなにじっくり見ることができないので、今まで気付きませんでした。
急なことでしたが、本日、エクが動物園の保護増殖センターから阿寒国際ツルセンターに引っ越しました。そこでは、非公開のケージに入っています。
実は、2羽の血液検査をしたところ、ドウエム子の尿酸値がとても高かったので(つまり、お魚の食べすぎが原因らしいです)、食事制限する必要が出てきました。2羽を同じ施設内で分けて飼育すると、寂しさのあまり鳴きあって、落ち着かなかったり、フェンスに体をこすりつけて怪我するかもしれません。そのため、急なことですが、ドウエム子はお医者さんの目が届く増殖センターに、健康なエクは遠くの阿寒国際ツルセンターに移すことにしました。ドウエム子のわが天下となりましたが、人親がケージを出るとき、以前のときのようにビエー、ビエーと大きな声で叫びます。やはりさびしいか・・。
<ツル担当>
2010年10月9日「梅子、歯医者さんへ行く。」(9月21日のできごと)
ビーバーのライフワークは、木を齧ること。
齧って倒した木の枝をエサとして食べたり、ダムや巣の材料に使ったりします。木を齧るための、立派な前歯は一生伸び続けます。しかし、木をガリガリ齧ることで、歯も削られて、いつもちょうど良い長さに保たれているはずなのですが・・・
前歯の並びがゆがんでしまったアメリカビーバーの梅子さん。噛み合わせが悪いため、上手に木を齧れないので、前歯をちょうど良い長さに保つことができません。
すっかり前歯が伸びてしまっています。
特に左下の歯(矢印)。左上の歯が伸びてこなくなったため、伸び放題。歯が伸び過ぎると、うまく餌が食べられなくなったり、歯が口の中を傷つけてしまったりします。
伸び過ぎた歯は、カットしてちょうど良い長さに調整します。
写真は、麻酔をかけた梅子に、園内にある動物病院で処置を行っている所です。
ホームセンターにおいてある「ルーター」という工具を使って、カットしています。
出来上がり。すっきりしましたね。
でもまた1か月半もすれば、最初の写真の歯に戻ってしまいます。梅子は、もう2年以上も、1か月半に1回の歯医者さん通いを続けているのです。
1年間でカットした歯の長さの合計は、左下の前歯(矢印の歯)で、なんと!!20cmにもなるんですよ!!
H.I.
2010年10月5日
本日晴れ、動物たちもおおはしゃぎ




昨日は雨で肌寒い一日でしたが、雨の上がった今日は暑くもなく、寒くもなく、とても心地よい日でした。動物たちも、そんな日を楽しんでいるかのようでした。ココアはケージの中を走りまわっていましたし、暑い夏には昼間ゴロゴロしていたライオンも、今日はフェンスの前を歩いてお客様に大サービスしてくれました。今日来てくださった幼稚園のみなさんは、パクパクタイムのペンギンやカワウソ、ビーバーに、そして はしゃいで走るココア、のしのしと歩くライオンの姿に大喜びして下さいました。また、猛獣舎近くのケージにいる威厳あるハクトウワシの姿にも見入っていました。
紅葉の季節を迎えた今、動物園では冬に備えた準備を着々と進めています。もちろん、北方系の動物たちも厳しい冬に備えてたくさん食べて脂肪を貯え、毛並みも整えつつあります。もちろん鳥たちも。そんな変化を見つけるのも秋の動物園での楽しみです。
K.K.
2010年10月3日
油まみれオオセグロカモメを無事放鳥しました!
7月19日に大楽毛で保護されたオオセグロカモメ・・
油汚染によって羽がとても汚れていました。
エサも取れずに衰弱していたところを保護されてきたと推測されます。

すっかり羽もキレイになったあとは、ペンギン横のケージで飛ぶ練習してリハビリをしました。

仲間のたくさんいそうな西港の砂浜で放すことにしました。








もう、油汚れに出会わないようにね。
Ku&H.I.
2010年10月2日
悲しいお知らせ(タンチョウ)
懐かしの親子睦まじい写真です
今朝、ミーティングが終了してすぐに、電話が鳴りました。鶴公園からです。
ドウサンとエム子の今年生まれの子供(幼鳥)が亡くなってしまったという知らせ。ドウエム子のお姉さんです。聞いた主任は、一瞬、えっ?!と・・。
動物園で死因を調べたところ、何かに激突して脳挫傷で即死だったようです。とても上手に飛べるようになっていたので、驚きでした。とても残念です。
<ツル担当>
2010年10月1日
何の写真かわかりますか?
正解はドングリです。今年はドングリやクルミなどの山の幸が豊作なのか、園内を歩いていると通路にコロコロとたくさん転がっています。
調べてみると、ドングリというのはブナ科の樹木の実の総称で、道東では大半がミズナラの実とのことです。
当園ではお客様にドングリを拾ってもらい、園路にバケツを置いて中に入れてもらっています。
さて、どうするのでしょうか。
そう、動物にあげるのです。ニホンザルやエゾヒグマ、エゾリスが喜んで食べるそうです。
やはり動物も食欲の秋なのでしょうね。
A.Y
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