オタリア

ページ番号1001539  更新日 2024年3月11日

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鰭脚(ききゃく)目 アシカ科

写真:オタリア

特徴

飼育個体情報

愛称 トキ うるる トキオ
性別 オス メス オス
出生日 2012年7月22日
(姫路市立動物園)
不明 2021年7月19日
(釧路市動物園)
来園日 2016年10月6日 2010年1月18日
(ウルグアイ)
 
備考    

2022年11月2日

(東北サファリパークへ貸与中)

一般情報

分類

食肉目
アシカ科
学名(種名)
Otaria flavescens
英名
South American sealion

形態

全長
オス 2~2.5m メス 平均2m
体重
オス 200~300kg メス 140~150kg
性差
オスはメスの3倍。オスには鬣(たてがみ)がある。首はメスよりも太く筋肉質。
外毛特徴
毛皮の色は茶色からあ黄色まで。メスはオスよりも色が少し明るい。

分布

南米の海岸:大西洋側はリオデジャネイロから、太平洋側はペルーの南緯5度から、南米大陸先端まで。ガラパゴス諸島やフォークランド諸島での記録もある。

生物学的特性

生息環境
砂質、砂礫、岩、玉砂利など海岸。潮間帯プールや丸石のある平らな岩棚や崖も利用
食性
肉食:魚類、頭足類(イカ、タコなど)、甲殻類(カニ、エビなど)。たまにペンギン、ミナミアメリカオットセイ
縄張り
繁殖期(8月上旬から12月)にハーレムの縄張り防衛
繁殖
  • 一夫多妻
  • 出生:12月中旬~2月初旬(1月中旬に集中:野生)
    (北半球にある動物園の事例は、うんちくに紹介)
  • 妊娠期間:11.75ヶ月(357日)
  • 産仔数:1(出生後体重10-15kg、全長0.8-0.85m)
  • 出産後メスは発情する
  • 授乳期間 6-12ヶ月まで=離乳(次の仔が生まれるまで)
性成熟
オス 6歳齢 メス 4歳齢(雌雄とも成獣の大きさに達するのはおよそ8歳齢)
寿命
平均16-20年(野生)、飼育下30年(平均24.8年)
行動・生態など
  • メス親は鳴き声で場所を探し、最終的に臭いで個体を確認する。
  • 幼獣は約3-4週齢で他のオタリアと一緒に初めて水の中に入る。

うんちく

釧路市動物園でのオタリアの出産について:
オタリアは南半球に暮らす動物です。北半球にある釧路市動物園での出生時期はちょうど6か月後の7月がピークになります。
これまでの記録では、7月に8頭、6月に1頭、8月に1頭です。ただし、2月にも1頭出産の記録もあります。

参考資料

(1)Liu, S. 2000 "Otaria flavescens" (On-line), Animal Diversity Web. Accessed August 21 20016 at
http://animaldiversity.org/accounts/Otaria/flavescens/
University of Michigan Museum of Zoology (ミシガン大学動物博物館)

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。