神馬事記念館

ページ番号1006376  更新日 2022年8月25日

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写真:神馬事記念館

釧路の馬産

釧路地方の馬産は、寛政の時代(西暦1800年頃)が始まりと伝えられており、開拓の初期から天恵の地の利を生かし、馬産を主体として推移してきました。特に明治44年に創設された大楽毛馬市は、名実共に日本一と称されていました。
このような中、神八三郎氏のもと、多くの先人たちが、日本人の使役に適する体格の馬造りを目指し、品種改良を重ねた結果「日本釧路種」、「奏上釧路種」という優秀馬を誕生させるに至り、さらには敗戦の混迷期にもかかわらず、昭和21年、27年の2回にわたり優良種牝馬1千頭の大共進会を開催する等、釧路は馬産王国として確固たる地位を築きました。
戦後、交通網の整備と農業の機械化とともに馬の需要は減少し、現在は酪農業へと変遷しましたが、その基盤の多くは馬産によって築かれたものです。
当記念館は釧路馬産の歴史と、神八三郎氏の偉大な業績を永く後世に伝えるため、釧路産馬発祥の地である大楽毛馬市場跡地に建設されました。

碑銘(神翁銅像)

神八三郎翁は明治、大正、昭和の三代に亘り我国の産馬改良とその発展に大功労のあった偉人である。
翁は慶応2年青森県西津軽群鰺ヶ沢村に生まれ、明治20年に釧路に移住し各種の事業を経験の末、明治27年より牧畜業に専念する決意を固め、爾来、昭和30年12月90才の高令で歿するまでの全生涯を捧げて、産馬の改良とその発展に精進し、遂に貧弱な北海道在来種を基に改良に改良を重ね、日本釧路種及び奏上釧路種の2種の改良馬造成の難事をなしとげ、釧路産馬の名声を天下に轟かすと共に、日本の産業用馬の重要資源地として非常な貢献をしたのである。(中略)
神翁夫妻の高徳を慕いその偉業を後世に伝えるため、全国の有志相諮ってこの銅像を建立した。(後略)

写真:神八三郎の銅像

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