広報くしろ2024年5月号の解説
はじめに
このページには、広報くしろ2024年5月号の表紙と2ページをご覧になった方に向けての解説などを掲載しています。
このページの内容を読み進める前に、広報くしろ2024年5月号をご覧になることを推奨いたします。
将来のまちづくりをイメージしてみませんか
釧路市では、鉄道高架を基本としたまちづくりの検討を進めています。
その目的は、駅舎等の鉄道施設を新しくすることだけではありません。
都心部が抱える様々な課題を解決するために検討をしているものです。
子や孫が安全に楽しく暮らせる、将来を見据えたまちづくりについて、イメージしてみませんか。
跨線橋の老朽化について
旭跨線橋は1963年、北中跨線橋は1973年に架橋されました。
橋梁の耐用年数は一般的に50年程度とされています。
補強等による延命にも限界があり、架け替え等の抜本的な対策が喫緊の課題となっています。

鉄道を横断する道路の位置
現在の道路網(跨線橋を架け替えた場合も同様です)と、鉄道を高架化した場合の将来の道路網について、鉄道交差する道路等の位置を地図上にお示しします。

「現在の道路網」では、津波などの災害発生時に"走行中の自動車"が内陸部へ避難しようとした場合、
(1)北中跨線橋と(4)旭跨線橋に自動車が集中することにより、(1)と(4)の周辺で大規模な渋滞が発生することが予測されています。

そこで、「将来の道路網」では(6)と(9)の新たに鉄道を横断する道路を追加して交通量を分散し、円滑に自動車が流れるように計画しています。
なお、津波避難について、多くの避難者が自動車を利用すると渋滞や交通事故の恐れが高いことから、釧路市が策定した「釧路市津波避難計画」において、緊急避難場所等へ徒歩で避難することを原則としており、ここに記載している内容も、その原則を前提としています。
歩いて鉄道を横断する際にも、「現在の道路網」では(1)から(4)まで全て階段による移動を伴いますが、「将来の道路網」では(5)から(10)まで全ての道路等が地上を走るため、高齢者や障がいのある方、ベビーカー等も快適に移動できるようになり、災害時にも現状と比較して円滑な避難が可能となります。

また「将来の道路網」で示す(8)歩行者専用道路は、北大通と共栄新橋大通を直線で結び、歩行者の利便性を高めると共に、北大通などの沿道に歩いて楽しめる道路空間をつくることで、賑わいの創出などの活性化が期待されます。

跨線橋を架け替えた場合と鉄道を高架化した場合の比較
広報くしろに掲載した「表1 整備効果の比較」について、もう少し詳しく記載いたします。
なお、以下に示す道路等の番号は前述の地図と対応しています。

ご意見、ご質問
鉄道高架を基本とした都心部のまちづくりに関するご意見、ご質問がございましたら、
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このページに関するお問い合わせ
都市整備部 都心部まちづくり推進室 都心部まちづくり推進係
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