水道水の『におい』について

ページ番号1004676  更新日 2022年11月7日

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水道水につく『におい』について解説します。

かびくさい、土くさい、生ぐさい

釧路地区

愛国浄水場の水源である釧路川の上流には湿地や湖沼があり、さまざまな植物プランクトンや微生物が生息しています。この中には、においの原因となる物質を持っているものがあり、これらが釧路川に流れ込むことで、水ににおいがつくことがあります。
かびくさいにおいや土くさいにおいの原因となる植物プランクトンなどは、夏場や雨が降った後、雪解けの時期(2~5月ごろ)に、釧路川に流れ込む量が増えるため、においが強くなることがあります。
また、生ぐさいにおいの原因となる植物プランクトンなどは、あたたかくなり始める時期(5~6月ごろ)に急激に増え、雨とともに釧路川に流れ込むため、においが強くなることがあります。
このような場合、愛国浄水場では薬品(粉末活性炭)を使って、これらのにおいを減らす処理をおこなっており、おおむね1~2日以内で改善します。
なお、においの原因となる物質は健康に問題を引き起こすものではありません。

阿寒地区

阿寒浄水場の水源であるシュンクシタカラ川の上流には、かびくさいにおいの原因となる植物プランクトンが生息しており、水温の高い時期に急激に増え、水ににおいがつくことがあります。
このような場合、阿寒浄水場ではにおいのない別の水源の水を使って薄めており、おおむね1~2日以内に改善します。
なお、においの原因となる物質は健康に問題を引き起こすものではありません。

油くさい、薬品くさい

給水管がポリエチレン製や塩化ビニル製の場合、給水管が埋まっている周辺に灯油などをこぼしたり、農薬などをまくと、油や薬品が給水管にしみ込み、水道水ににおいがつくことがあります。
このような場合、給水管周辺の土の入れ替えや給水管の交換が必要となることがありますので、取り扱いには十分お気を付けください。

塩素(カルキ)くさい

水道水は、水道法により塩素(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒をおこなうことが義務付けられています。
塩素のにおいは、水道水がきちんと消毒された衛生的で安全な水であることを示すものですが、水温の変化や体調によっては、強く感じることがあります。
また、雪解けの時期(2~5月ごろ)における大雨の後など、水源である釧路川の水質が悪化した場合、浄水場では消毒剤である塩素の量を増やすため、においが強くなることがあります。

においが気になるときは

塩素(カルキ)くさいにおいが気になる場合には、以下の方法で軽減できることがあります。

  • 冷やす(10~15℃)
  • 汲み置く
  • 煮沸する
  • ※においが完全になくなるわけではありません。
  • ※汲み置いたり煮沸した水は、塩素による消毒効果が弱まり、細菌などが繁殖しやすくなるため、早めに使い切るようにしてください。

魚類の飼育について

魚類の飼育に水道水を使う場合、魚が弱ることを防ぐため、水中の塩素を除去する必要があります。
水槽の水を入れ替えるときは、

  • 汲み置いて1~2日間、太陽光にさらす。
  • 塩素抜き剤を使う。(商品に記載されている規定の量を守ってください。)

などの方法で、必ず塩素抜きをおこなってください。

関連情報

このページに関するお問い合わせ

上下水道部 水質管理課 水質係
〒085-0057 北海道釧路市愛国西4丁目9番25号 愛国浄水場
電話:0154-36-9562 ファクス:0154-36-5549
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。