2014年12月のどうぶつえん日記
2014年12月30日(火曜日) 行く年来る年
今日は仕事納めですが、動物園にはあまり関係がありません。
動物たちがいるので、年末年始もシフトを組んで職員が出勤することになっています。
今年は午年でしたので、グラントシマウマの小夏さんを一枚。食事中です。
もともとは熱帯の動物なので冬はやはり寒そうにしています。
さて。
今年もいろいろなことがありました。
なんとなく主な出来事を書き出してみましょう。
- 1月
- オランウータンのりなが誕生
- アムールトラのカフカが富士自然動物公園(静岡)から来園
- ホッキョクグのミルクが秋田県立男鹿水族館(秋田)から来園
- 2月
- サル山のボス、リキが死亡
- 冬の動物園まつりの実施
- ホッキョクグマのミルクの歓迎イベントを実施
- 3月
- チンパンジーのゆみのすけが秋田市大森山動物園(秋田)から来園
- ヒグマのウエストが死亡
- 4月
- ホッキョクグマのユキオが東京都恩賜上野動物園(東京)へ移動
- チャップマンシマウマのヒメが死亡
- アルパカのパールが長野市茶臼山動物園(長野)へ移動
- ライオンのヤマトがおびひろ動物園(帯広市)へ移動
- 5月
- アミメキリンのコハネが羽村市動物公園(東京)から来園
- アムールトラのリングが長野市茶臼山動物園へ移動
- アムールトラのココアの誕生祝いを実施
- 6月 リンの日のイベントを実施
- 7月 夜の動物園まつり、サマースクールの実施。博物館と共催で昆虫観察会の実施
- 8月 夜の動物園まつりの実施、動物園看板のお披露目式を実施
- 9月
- オランウータンのタンゴが死亡
- 秋の動物園まつりを実施
- 10月
- 開園記念行事の実施(39周年)
- キリンのスカイ来園1周年記念イベントの実施
- 11月
- アルパカのマーブルが移動
- レッサーパンダのシンゲンが長野市茶臼山動物園から来園
- 12月
- ベニコンゴウインコのあっちゃんが死亡
- ホッキョクグマの誕生会の実施
主なものをざっと書き出してみました。
今年も、他園との間での動物の移動が多く、また、親しんでいただいていた動物たちの死もありました。
新たな出会い、そして別れは、常であります。
年末を迎え、彼らとの想い出を振り返り、偲ぶ縁にしていただければと思います。
動物園の看板のリニューアルや、大型クルーズ船の来航に伴う、外国のお客様の増加もありました。
ご寄付や、ボランティアなど様々な協力もいただきました。
様々な方々に支えられて、動物園は成り立っております。
今年も1年間、ご来園、ご支援いただきありがとうございました。
新たな年も、ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
皆様良いお年をお迎えください。
2014年12月26日(金曜日) 穴にこもりたいがそういうわけにもいかない
今年も無事にクリスマスを迎えました。
新しい年まであと少しとなります。
クリスマス用の飾り付けを片付けがてら、園内を歩いてみました。
寒くなったからか、エゾリスも秋ほどの活発な動きではありません。
この子は近くまで来てくれました。なんとなくどアップで一枚。
寒いのか、毛を膨らませています。
雪の上で餌を探すタンチョウ。
雪の上だとやはり映えますね。
ヒグマ舎に寄ってみると、観察窓のところに、リンゴが置かれています。
今から出てくるのでしょうか。
上に登ってみると、ヤマトが歩いてきているところでした。
クリスマス飾りを入れていた袋がガサガサいうからか、座り込んでおねだりのポーズをとります。
残念、私は餌を持っていないのだ。
ガサガサ振りながら来た道を戻ると、億劫そうに動き始めます。
途中で横を向き、雪壁の中を掘ります。
リンゴが隠されていたのでした。
ヤマトはリンゴを手に入れた。
窓のところにたどり着くと、リンゴにかぶりつきます。
まいてあったビスケットも、一つ一つ拾って食べます。
早起きは三文の得、ということでもないのでしょうが、一番乗りしたヤマトがここにあった食べ物を全部手に入れました。
そういえば他のクマたちは何をしているのかと、見に行ってみたら、全員入り口付近にいます。
キチノスケは自分の分のビスケットは確保しています。
その足元近くに、コタル。
氷の上は、あまり歩きたくないのかもしれません。
今日もパイプを抱え込んで舐めているオグリ。
どのクマものんびりとしています。
猛獣舎をのぞいてみると。
ライオン親子は、三和土の上だけを使って器用にプロレスをやっています。
雪は嫌いなようです。
気持ちよさそうに泳ぐゼニガタアザラシ。
何か所かのクリスマス飾りを回収していると、指先や耳がしゃっこくなってきます。
あんたらは耳とかしゃっこくなくていいよね、と、ふと思いましたが。
よく考えたら、そもそもアザラシにはヒトのような耳介は無いのでした。
相変わらず、滑りやすい園内です。
ご来園の際は足元にお気を付け下さい。
2014年12月23日(火曜日) 日南の限りを行て日の短きの至りなれば也
よく晴れて冷え込む日です。
暦の上では、昨日から「冬至」に入っています。
冬至というのは、一年のうちで昼間が最も短くなる日ですが、日の出が最も遅いかというと、そうでもないようで。
太陽の周りを回る地球の軌道は完全な円形ではありませんし、赤道(地球の自転軸に直交する面)と黄道(太陽の通り道)は一致していません(地軸が少し傾いている)ので、その影響があると言われます。
と、まあ、細かい話をするともっと面倒で長くなりますので、この辺にしておきます。
今日は類人猿舎まで脚を延ばしてみました。
もう寒いので、また暖かくなるまで、室内のみでの展示となっています。
チンパンジーのゆみのすけとリリー。
今日も仲睦まじい様子です。
オランウータンのひなの部屋には、今日は、おもちゃ?が入っていた様子。
熱心に遊んでいましたが、写真を撮っているのに気付くと、こちらを向きます。
もうちょっと気づかずに遊んでくれていてもいいんだけど。
ロリーとりな。
りながけっこう大きくなったように見えます。
年が明けて少しすれば一歳になるので、当然と言えば当然なのですが。
もう1年が過ぎようとしています。早いものです。
隣は、シロテテナガザルのオンちゃんとミクです。
ガラス窓がコンコンと叩かれるので、のぞいてみたら。
あっという間に奥に行ってしまいました。
長い手肢を使って器用に動き回ります。
写真がいまいちなのは、中の人の腕前がいまいちな所為ですので。
すみませんがご了承ください。
おまけ
今日はポリタンクを入れてもらったミルク。
立ち姿が案外うまいこと撮れた気がするので、載せてみました。
今日も元気に遊んでいます。
さて。
冬至は一年のうちでもっとも昼間が短くなり、太陽の力が弱まる時季とされます。
言い換えれば、ここからは徐々にまた陽が長くなり、力を取り戻していく時季でもあります。
古来より一陽来復、などと言い、太陽が生まれ変わり、陰気が陽気に転ずる日とされます。
すなわち、冬至を境にして、運気が上向いてくるとされ、めでたい日であるのです。
今年もあとわずかとなりましたが、年末に向けて、また、新しい年に向けて、良い方へ進みますように。
2014年12月20日(土曜日) 雨が夜更けより前に雪に変わってくれたらいいなあ
今日は、日中は晴れていましたが、閉園時間頃から小雨が降り始めました。
天気予報のとおり、と言ってしまえばそれまでなのですが。
明日はクリスマスZOOですし、あまり降らずにいてくれるとありがたいのですが。
まあ、仕方ないですね。なるようになる。
さて、本日の園内の様子です。
北海道ゾーンの木道の除雪が済んだので、通行止めが解除されています。
先日の大荒れの際に、だいぶ木が倒れたり、枝が落ちたりしました。
通路に落ちていた枝は基本的に取り除かれてありますが、足元も滑りやすいので、歩く際はお気を付け下さい。
近くの樹に来たハシブトガラ。枝先で虫を探したり、種を食べたりします。
こちらはゴジュウカラ。木の幹を、盛んに上り下りし、さかさまで動くこともできます。
こうした小鳥類、シジュウカラ科の鳥や、近縁のゴジュウカラ、エナガなどをひっくるめて、一般に「カラ類」などと呼びます。
秋から冬にかけては、こうしたカラ類や、コゲラなどのキツツキ類が一緒になって行動する、「混群」という群れを見ることができます。
餌を効率よく探したり、天敵に備えたり、そうしたメリットがあると言われています。
冬は寒いですが、葉っぱも落ちて見やすくなりましたので、割とバードウォッチングに適しています。
開園直前、部屋の中のゆうひです。
体も大きくなり、なんとなく凛々しくなったような。・・・・・・気のせいかしら。
園内を一回りして戻ってみると、キリンが運動場に出ていました。
コハネが、運動場の脇に積まれた雪をせっせと舐めています。
東京育ちなので、雪が珍しいのでしょうか。
スカイはもう、見向きもしません。
雨が降り、路面がずいぶんと濡れています。
12月20日は1960年に道路交通法が施行された日だそうで。
皆様、運転にお気をつけて動物園までお越しください。
2014年12月18日(木曜日) 湿雪
昨日は大荒れで、園内にも大量の雪が積もりました。
一気に、園内が白くなりました。
風も強く、雪が湿っていて重いので、木が倒れたり、網が破れたり、色々とあります。
職員総出で色々と対応をしていますが、手が回りきっていない部分もあります。
自然相手のことですので、ご容赦ください。
さて、例のごとく園内を歩いてみました。
動物たちはどうだったでしょう。
久々にアルパカ舎に寄ってみました。
寒空の下、元気なルビーです。
現在、偶数日の13時15分から散歩を行っていますが、雪も積もったのでコースが変更になります。
体調や天候次第で中止の場合もありますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
ただ、触り心地は変わりませんので、ご安心ください。
レッサーパンダ舎にて、コーアイがササを掴んで食べています。
運動場には雪が積もっていますが、特には気にしていないようです。
一方、サル山のサルたちは、寒そうです。
遊んでいる個体もいますが、こうやっておしくらまんじゅうをしているのもいます。
茶色い塊は、ヒグマのコタルです。
雪が積もったので、歩きづらそうですが、元気なようです。
今日の午後、運動場に雪かきが入ったそうですので。
明日は少し歩きやすくなるのかな。
シマフクロウのケージですが、少し暗く見えます。
実は、天井の金網部分の雪が固まって、積もってしまっているのです。
気温が少し高いので、湿っていて固まったようですね。
今後気温が上がれば、溶けてしまうのでしょう。
トナカイたちは、落ち着いて座り込み、反芻しています。
冬の方が元気そうですね。
角の皮はすっかり剥けましたが、抜け落ちるのはまだ先のことです。
今日は大はしゃぎだったミルク。
雪の上で転がり、レモンブイを抱えて遊んでいました。
最後には、部屋に持って入ってしまいましたが、それだけ気に入っているということなのでしょう。
このまま根雪になるのか、溶けてしまうのか。
おそらくは、あらかた溶けるのだと思いますが、冬本番となってきました。
足元が滑りやすくなっております。
雪も多いので、お気をつけてお越しください。
2014年12月16日(火曜日) 底冷えの季節
今日も冷え込む日でした。
太陽が出ていないと、気温以上に寒く感じます。
なんでも、本州の方から低気圧も近づいているとか。
まあ、これも冬というものです。仕方ありませんね。
ダチョウたちも寒そうにしています。
ジョンの食事シーン。
オスのジョンは、いつもこちらを威嚇しに柵近くまで出てくるので、なかなかこういう写真が撮れません。
今日は珍しく、手前に出て来ませんでした。寒いからでしょうか。
ちょっと凍った雪の上を歩く、グラントシマウマの小夏。
慎重に、ゆっくりと歩いています。
ダチョウ、シマウマ、キリンについては、冬の間は遅く出し、早仕舞いしていますが。
ご了承くださいますようお願いいたします。
北海道ゾーンでは、食事中のエゾリスに見下ろされました。
朝のうちは活発に動いています。
寒いからか、体毛を膨らませているようで、まん丸に見えます。
ワピチ舎に寄ってみると、しっかりと冬毛になっています。
首周りの茶色い毛がふさふさですね。
こちらはエゾシカ。
すっかり冬毛になり、夏毛の鹿の子模様が見えなくなりました。
ただ、柵に近寄ってくるので、いまいちいい写真が撮れません。
もうちょっとこう、適度に距離をとってくれませんかねえ。
幼獣の時に、ヒトが連れてきてしまった個体なので、仕方のないところではあるのですが。
こういう現象を誘拐と言いまして。
エゾシカの仔は野外で一人でうずくまっていることがありますが。
歩けますし、エサも食べられるので、異常ではないのです。
親も近くで見ていますので、ヒトが手を出してはいけません。
また、そういう時期になったら、改めて記事にしたいと思います。
さて。
今日はレッサーパンダ舎まで行ってみました。
すでにお知らせしていますが、レッサーパンダの展示方法が変更になっています。
こちらはメイメイ。
ヤマアラシの隣に移りました。
ちょうど、大好きなリンゴを食べているときでしたので、後ろを向いています。
こちらは、コーアイ
リンゴを片手でうまくつかんで食べています。
レッサーパンダの前脚には、手首の骨が変形して突起のようになっており、手首をうまく曲げることでものをつかむことができます。
今後しばらくの間、お見合い期間としまして。
運動場は、シンゲンとコーアイが交代で使うことになります。
どちらが出るかは、当日に決まりますので、事前にお知らせできませんが、
ご容赦くださいますよう、お願いいたします。
さて、今晩から天気は荒れ模様になるようです。
休園日をはさみますが、お気をつけてお越しください。
2014年12月13日(土曜日) 走ったり走らなかったりする話
今日もよく晴れ、よく冷え込む日でした。
年末も近づき、色々と忙しくなってくる時期です。
アメリカバイソンの体毛も随分と長くなりましたし、
サル山のニホンザルたちも、顔や尻の赤さが際立つようになっています。
クリスマスシーズンですので、展示館にはトナカイの特別展示があります。
ぜひご覧ください。
また、先月末からですが、フクロウの森で、展示場所が少し入れ替わっています。
以前は、サル山側のスペースをワシミミズクが使っていましたが、
現在は一番ヒグマ側の、以前シロフクロウがいたところに移っています。
シロフクロウは、新たに仲間入りしたメスの「アナ」が、以前エゾフクロウたちがいたところに入り、
エゾフクロウはワシミミズクがいたところに移動しています。
文章で書くとわかりにくいですね。
そんなわけで、実際にご覧いただくのが手っ取り早いかと思います。ぜひどうぞ。
ところで12月は、師走とも呼ばれますが、語源については諸説あります。
ただ、古代には、「十有二月」と書いて「しはす」と読んだそうですし、万葉集には
「十二月には沫雪降ると知らねかも 梅の花咲く含めらずして」
という歌があり、この読みに「しはす」とあてられています。
ですので、後世の当て字であろう、という説が有力ですね。
さて。
そんなところで今日の日記を閉めようかと思っていたのですが。
時間泥棒につかまってしまいました。
先日、誕生日を迎えたミルクですが。
その際に、生まれ故郷である男鹿水族館から、メッセージの書かれた大きい浮き球をいただきました。
ありがとうございます。
かじったり、転がしたり、乗っかってみたり、投げてみたり。
時々氷の上で滑りながら、大喜びで遊んでいます。
ミルクが運動場に出るようになってから、雪が積もったり、プールサイドが凍っていたりするのはこの冬が初めてです。
慎重に、時にへっぴり腰になりながら、歩いたり滑ったりしていますが、氷の上での動き方も少しずつ慣れてきています。
こちらは午後になって出てきたツヨシ。
今日はレモンブイをくわえて投げました。
氷の上も慣れた様子で、ミルクよりは落ち着いて歩いています。
時々、氷の上をゴロゴロと転がります。
こうしてみると、ミルクとの体格差はかなりありますね。
まあ、きっちり大人のツヨシと、まだ育ちざかりのミルクとでは、違って当然なのですが。
寒い日が続きます。
園内の各所にも氷が張っていますので、ご来園の際は、足元にご注意ください。
2014年12月12日(金曜日) 寒鷹
昨日から一転して、今日はよく晴れた日でした。
園内の通路には氷が張り、大変滑りやすくなっています。
一部、通行止めのところもありますので、ご了承のほど、お願いいたします。
北海道ゾーンでは、タンチョウのペアが踊っていました。
そろそろ繁殖期が近づいてきましたので、ダンスが見られることがあります。
さて、今日は、午後にクマタカのフライトガイドを見に行きました。
クマタカの「錬(れん)」が飛翔する姿を間近で見ていただき、彼らの生態や生息環境について、考えていただく機会を作るためのものです。
クマタカは、タカ目タカ科に属する大型の鳥類で、主に山地の森林に生息します。
森林から草地に住むヘビ、ウサギなどの小哺乳類や、鳥類など、様々な生き物を捕まえて食べ、行動圏としては4~10キロメートル四方程度の広さの土地が必要だとされます。
そのため、豊かな生態系の指標であると言われています。
生息数はおよそ1800羽とされています。
約30年は生きるとされ、寿命は長いのですが、基本的に一年に1卵しか産みません。
しかし、近年は森林破壊が進んでいたり、繁殖成功率が急激に下がっていたりするため、絶滅の危険性が高まっています。
原因については、諸説ありますが、今のところわからないことが多いままです。
冬のひと時、錬の勇壮な飛翔を見ながら、そうしたことに想いを馳せてみては如何でしょうか。
先月末から3月初旬まで、毎日13時半から実施しています。
天候や錬の体調などにより、中止する場合もありますが、ご理解くださいますよう、お願いいたします。
これから週末、来週頭にかけて、強く冷え込むようです。
風邪など召されぬよう、ご注意ください。
2014年12月11日(木曜日) 雪いよいよ降重ねる折
今朝方、路面は凍っており、出勤してみると雪が積もっておりました。
その後雨に変わり、気温も下がってきました。
そろそろ、冬将軍が本気を出してきたようです。
暦の上では「大雪」となりました。
空寒く冬となり、クマが穴にこもり、サケが群がる季節とされます。
釧路は雪が少ない地域ですし、まだ日中の気温はプラスです
根雪になるにはもう少しかかると思います。
開園前に少し、動物たちの様子を見てみました。
シマウマやダチョウ、キリンなどは、寒さ対策のため、展示時間が短くなります。
今日も、部屋の掃除をする間に外に出ましたが、昼ごろには収容しています。
熱帯の動物ですので、ご了承くださいませ。
寒さが平気な動物たちもいます。
お腹がすいているカナダカワウソ。
職員が通ると立ち上がります。
雪の上で、うまいことバランスをとって、伸びあがったり縮んだり、時々踊っているようにも見えます。
エサの時間までもうちょっと待ってね。
通路の中に座り込んだチョコ。
運動場に出るのを少し渋っていたようです。
その後、ゆっくりと出てきました。
平然と雪の上を歩きます。
一方のライオン親子。寒さがいやなのか、雨が降っているからか。
入口付近で、中に戻りたそうにしています。
生憎の空模様で、寒い日ですが。
動物たちは今日も元気です。
2014年12月10日(水曜日) 休園日
今日は休園日です。
当園では、12月から2月にかけて、毎週水曜日は休園日となっています。
ただ、動物たちの世話はいつも通りありますので。
職員はいつも通り出勤し、いつも通りに世話をします。
生きものを飼うというのは、そういうことです。
北海道ゾーンでは、エゾリスが元気に動いています。
今日は、大きな松かさを大事そうに抱えて食べていました。
タンチョウたちも元気そうです。
さて。
12月に入り、後半にはクリスマスが控えています。
既にお知らせしていますが、12月21日に「クリスマスZOO」と題してイベントを行う予定です。
スタンプラリーや、トナカイの特別展示などが行われますので、ぜひお越しください。
園内は既に飾り付けが行われ、少しずつクリスマスらしい雰囲気になってきています。
サル山前のイチイの樹にはリボンが結ばれ、トナカイ舎の前も飾り付けられています。
クリスマスと言えば、サンタクロースのそりをトナカイが曳く、というのは、有名なお話です。
この数は、当初は決まっていなかったそうですが、現在は、8頭であるとか、9頭であるとの説があり、全個体に名前がついています。
オスもメスもいるそうです。
絵本で見ると、すべてに立派な角が描かれていますが。
オスの角は、クリスマスの頃には抜け落ちていることがほとんどです。
サンタのそりを曳いているのは、すべてメスなのでしょうか。
……と、まあ、それはそれで。
お話の都合というか、見た目は大事といいますか。
あまりつっこんではいけないことというのは、そういうことなのだと思います。
おまけ
ゆうひの爪とぎ。なんだかあまりやる気がなさそうですが。
カフカの爪とぎ。
こうしてみると、体が長いなあ、と思います。
2014年12月9日(火曜日) そこ、あぶないですよ
12月に入り、いっそう寒くなってきました。
朝晩がだいぶ冷え込むようになりましたが、雪はほとんど降りません。
動物園では、獣舎や運動場の掃除で水を使いますが、これからの季節は、氷が張ります。
乾燥も進むので、室内ではほこりもたちます。
これが冬、と、言ってしまえばそれまでなのですが。
夏は夏で、冬は冬で、気を遣うことが色々とあるのです。
さて。
今日もホッキョクグマ舎をのぞいてみました。
12月になり、ミルクは2歳、ツヨシは11歳になり、誕生会も先週行われました。
展示方法も元に戻り、ミルクは午前中、ツヨシは午後に運動場に出てきます。
プールの縁には、少し氷が張っています。
ミルクはいつも通り立ち上がりますが、少しバランスを気にしているようですし、歩く時もかなり慎重です。
時々、そりすべりのように、お腹で滑っています。
あまり勢いはつけていませんが、慣れてくればまた違ってくるのかもしれません。
いただいたレモンブイで、今日も元気に遊んでいます。
こちらは、午後になって出てきたツヨシ。
おやつのリンゴをもらい、両手で抱えてかじります。
1個ずつじゃなくて、2個ともしっかり確保しています。
……かじるんですが。
もうちょっと、こう。
壁際すれすれじゃない所で食べてくれませんかね。ツヨシさん。
それ、見づらいの。
……まあ、そういう気分だったということで。
仕方ありませんね。
先月末から、奇数日には、午後にフンボルトペンギンの散歩を行っています。
極地のペンギンではないので、寒さは少し苦手なのですが。
寒い時期には運動不足気味になるので、その解消のために実施しています。
今日は、10羽が出てきました。
だいたい10~15分程度で、コースを一周します。
帰りの階段の前で、ちょっと一時停止。
まだよ、まだまだ。
スタートさせると、一目散に駆けていきます。
階段もジャンプでのぼります。
ペンギンが間近で見られる機会はなかなかないと思いますので。
ぜひ一度お試しください。
雪が積もるまで、奇数日の13時15分から実施の予定です。
なお、天候や体調によっては中止の場合もありますので。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
2014年12月4日(木曜日) 行儀がよかったり悪かったり
12月になり、順当に寒さが増してきています。
北海道ゾーンも、ヨシが枯れ、ずいぶんと見通しがよくなりました。
池の水面にも氷が張り、じきに完全に凍ってしまうでしょう。
生きものでにぎわうのは、また暖かくなってからです。
さて、動物たちの様子はどうだったでしょうか。
仲良く乾草を食べるスカイとコハネ。
コハネに発情の兆候が見られたため、運動場をスカイと分けて使用することになりました。
プール際で寝そべるツヨシと、隣が気になるミルク。
ホームページ上でお知らせしてある通り、ここ数日は展示方法が少し変更となっております。
ツヨシが大放飼場、ミルクが小放飼場での終日展示となりますので、ご了承くださいますようお願いいたします。
北海道ゾーンの木道を抜けて、クマタカのケージに寄ってみました。
珍しく2羽とも手前に出てきています。
向かって左がメスのコール、右がオスのスカイです。
タカやワシの仲間は、基本的にメスの方が大きいです。
ヒグマ舎に寄ってみると、窓の近くに来ているようです。
いや、そこ脚を置くところじゃないんだけど。
そんなわけで、ヤマトが腹を出して寝ていたのでした。
確かに、陽を浴びるには合理的かもしれないのだけど。
まあ、いいか。
猛獣舎に寄ってみると。
ゆうひが卵型ブイを大事そうに抱えて遊んでいました。
くわえて、親に見せびらかしに行きます。
一緒に遊ぶと見せかけて、見せるだけ見せて、また別のところに持っていきました。
まだまだやんちゃな盛りです。
寒い日々が続きますが、動物たちは元気に過ごしています。
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〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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