2016年5月のどうぶつえん日記

ページ番号1001921  更新日 2022年8月25日

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2016年5月26日(木曜日)玄鳥来る

今日は少し涼しい日です。
暑くなったなあと思っていたら、急に涼しくなりまして。
コロコロと気候が変わります。

写真:エゾノコリンゴの花


事務所の隣に生えているエゾノコリンゴの花が満開になりました。
あと1か月程度で、エゾシロチョウが舞う季節になりますが、今年はどうでしょうか。

そういえば先日から、事務所裏の休憩スペースのところで、ツバメが巣を作り始めています。
どこかから泥を運んできて、せっせと増築しています。

写真:6日前のツバメの巣


これが先週の金曜日

写真:4日前のツバメの巣


これが日曜日の様子です。

写真:今日の巣の様子


今日で6日目。
増築は順調なようです。

無事に繁殖できるといいですね。

写真:アミメキリン1

写真:アミメキリン2


柵越しですが、仲のいい様子のアミメキリンのスカイとコハネ。
スカイがコハネのにおいを嗅いだり、タテガミをちょっとかじってみたり。

ときどき、右の写真のように、上唇をめくりあげています。
これはフレーメンと呼ばれる、臭いに対する反応で、馬など数種の哺乳類でよく知られています。

鼻の中に鋤鼻器(じょびき)という器官があって、これはフェロモンなどを感じ取るのですが、
ここに臭い物質を多く取り込むために、このような反応をすると言われています。

異性の尿などを嗅いだ時によく起こると言われますが、その他の臭い(タバコや油など)に反応することもあるようです。

まあ、スカイ君もそろそろお年頃と言うことなのでしょう。
大きくなるまでもうちょっと待ってね。

なお、どうでもいい話ですが、人間ではこの器官は退化しているので、この反応は起こりません。

写真:トナカイ1

写真:トナカイ2


トナカイ舎にて、親子がのんびりと寝そべっています。
そのうち起き上がって、授乳が始まりました。

トナカイは今月の初めに3頭が誕生しています。
まだ小さいですが、元気に親のあとをついて駆け回っています。

写真:オランウータン りな


類人猿舎にて、今日は段ボールを入れてもらっていたオランウータンのりな。
中の人が見に行ったときには、かなりバラバラにしていましたが。
かぶったりちぎったりしながらよく遊んでいました。

写真:チンパンジー親子


チンパンジーの赤ちゃんは、今日は疲れていたのか、よく寝ています。

写真:チンパンジー 昨年8月の赤ちゃん

写真:チンパンジー 昨年12月の赤ちゃん


左が8月、右が12月の写真です。
こうしてみると、だいぶ大きくなったと思います。

6月5日まで、愛称の募集を行っていますので、類人猿舎入り口にて、応募用紙にご記入ください。
ふるってご参加くださいますよう、お願いいたします。

2016年5月24日(火曜日)目に青葉

今日もいい天気で、暖かい日です。ただ、風があると少し涼しく感じます。
午後に少し、園内を歩いてみました。

写真:アムールトラ カフカ


猛獣舎にて、寝そべるカフカ。
落ち着いた様子です。

写真:ニホンザル1

写真:ニホンザル2


ニホンザルの赤ちゃんが、だいぶ活発になってきました。
親にちょっかいをかけ、そのあと走りだします。

写真:ニホンザル3


すぐに親が捕まえに行きました。
だんだんとやんちゃになってくるころです。

園内では、花の季節が移ろっていきます。

写真:ニリンソウ

写真:オオバナノエンレイソウ


ニリンソウ(左)とオオバナノエンレイソウ(右)。
この2つはそろそろピークでしょうか。
緑の葉に大きな白い花が映えます。

写真:クロユリ


クロユリが咲き始めました。
白鳥池からシマフクロウのケージに行く道筋に多く生えています。

写真:エンコウソウ


木道沿いでは、エンコウソウが咲き始めました。
湿ったところを好む種で、黄色い可憐な花が目立ちます。

写真:エゾノウワミズザクラ


エゾヤマザクラがほぼ終わり、エゾノウワミズザクラが咲き始めています。
同じバラ科なのですが、花の色や付き方が違うので、違う仲間のようにも見えます。

写真:エゾオオサクラソウ


道ばたに目立つようになってきたエゾオオサクラソウ。
ピンクの花が目を惹きます。

写真:ツマトリソウ


こちらはツマトリソウ。
木々が葉を伸ばす頃に咲き始めます。

若葉が伸びてきて緑が増え、園内の印象もガラッと変わってきました。

ホトトギスも初鰹もありませんが、それはそれとして、春の動物園へどうぞお越し下さい。

2016年5月14日(土曜日)山桜

ポカポカとして、いいお天気の日でした。
根室でも開花宣言が出て、釧路でもサクラがほぼ満開に近づいています。

ホッキョクグマのキロル君は、昨日も部屋に入ってくれませんでした。

写真:5月14日 ホッキョクグマ キロル1


開園直後くらいの様子です。
入り口の前で座り込んでいます。

写真:5月14日 ホッキョクグマ キロル2


こちらは午後、砂場からプールに向けて歩いているところです。

スムーズに出入りできるようになるには、まだもう少しかかるようです。
気長にお待ちくださいますよう、お願いいたします。

今日はレッサーパンダのパクパクタイムをのぞいてみました。

写真:レッサーパンダ1


こちらはメイメイ。お歳なので一人、悠々自適に過ごしています。
珍しく起きていました。

写真:レッサーパンダ2


コーアイがリンゴをもらっています。

写真:レッサーパンダ3


その奥の枝でたれていたシンゲンですが、そのうち起きてきました。

写真:レッサーパンダ4


リンゴが欲しくて立ち上がっているところです。

うさぎドームをのぞいてみました。

写真:アオメキバタン


会いに行くと、ポーズを採ってくれたアオメキバタンのしんちゃん。
今日はごきげんだった様子。

写真:テンジクネズミ


陽を浴びるテンジクネズミたち。
相変わらずにぎやかにおしゃべりしています。

写真:ウサギ1


先月から、ウサギの子どもが生まれています。
ケージに入れて親子で展示をしていますので、静かにご覧ください。
なお、親や干し草に紛れて、子ウサギが見づらいこともありますが、ご了承くださいますよう、お願いいたします。

写真:ウサギ2


暖かいからか、ウトウトしていることもあります。

ふれ合いの際は、追いかけ回したりせず、優しく触ってあげてくださいね。

写真:ヤギの子ども

写真:ヒツジの子ども


ヤギとヒツジの子どもが、だいぶ大きくなってきました。
親のあとをついて、元気に歩いています。

写真:満開のエゾヤマザクラ


園内のエゾヤマザクラもようやく咲き、ほぼ満開になりました。

春の動物園へどうぞお越しください。

久方の雲居のどかにいづる日の ひかりににほふやまざくらかな(兼好法師集:兼好)

2016年5月12日(木曜日)ごろ寝日和

天気は回復しましたが、途中で陰ってきてちょっと肌寒い日でした。

連休が過ぎて、若葉が出たり花が咲いたり。
少しずつ色鮮やかになってきました。

写真:エゾタンポポ


道ばたにエゾタンポポが目立つようになりました。

写真:カキドオシ


こちらはカキドオシ(だと思う)。
背が低く、あまり目立たないのですが、ひっそりと咲いています。

写真:ニリンソウ


ニリンソウの花もようやく増えてきました。

写真:カブスゲのヤチボウズ


北海道ゾーンでは、ヤチボウズに新しいスゲが伸びてきて、茶坊主から緑坊主になりました。
たぶんカブスゲのヤチボウズ。

写真:マユミの冬芽

写真:エゾニワトコの冬芽


マユミ(左)とエゾニワトコ(右)の冬芽から、葉と花芽が伸びてきました。
あんなに小さな冬芽から、よくこんなでかいものが伸びてきたものです。
自然というものは、よくできているというか、不思議なものであります。

写真:オオハクチョウ


今週から、白鳥池でオオハクチョウの展示を再開しております。
今日は対岸にいて、近づいてきませんでした。
10羽いますが、岸に上がっているものもいるので、この写真には8羽しかいません。

写真:ライオン1


猛獣舎にて、完全にリラックスしているライオンのゆうひ。

写真:ライオン2

写真:ライオン3


お隣でもウトウト、のんびりしています。

写真:5月12日 ホッキョクグマ ミルク1


2日ぶりにプールに出たので、はしゃいでいるミルクです。

写真:5月12日 ホッキョクグマ ミルク2

写真:5月12日 ホッキョクグマ ミルク3


今朝までキロルが入室しなかったため、ミルクは2日ぶりのプールです。
予定していたプール掃除ができませんでしたが、まあ、仕方ありませんね。そういうこともあります。

2016年5月6日(金曜日)視線の先に

今日もいい天気です。

午後に少し園内を歩いてみました。

写真:アムールトラ チョコ1

写真:アムールトラ チョコ2


アムールトラのチョコが何かを狙っています。

実は、アルパカのルビーが散歩で通りがかっていたのでした。
魅力的な餌に見えたのかもしれません。

写真:ハクトウワシ


精悍な様子のハクトウワシ

写真:ワシミミズク


フクロウの森にて、巣に座っているワシミミズクのメス。
そっと覗いてくださいね。

写真:ヒグマ ヤマト


相変わらず面白い寝相をしているヒグマのヤマト。
よく、ヒグマはもう1頭しかいないんですか、と聞かれることがありますが。
ちゃんと2頭います。

写真:ヒグマ キチノスケ


キチノスケは、現在、ちょっと仕切りをしたところに入っています。
収容に時間がかかってしまうためです。

どちらもお歳ですので、おやつに反応しない時もあります。
寄ってこない時もありますが、ご了承くださいますよう、お願いいたします。

写真:エゾクロテン テンテン


こちらはちょっとボーっとしている、エゾクロテンのてんてん。
今日は部屋をのぞいても怒られませんでした。

写真:ミヤマスミレ

写真:フッキソウ


ミヤマスミレ(左)とフッキソウ(右)
林床の花が少しずつ増えていきます。

今日はそういう日でした。

2016年5月5日(木曜日)こどもの日

昨日のどしゃ降りから一転、よく晴れた日でした。

写真:フンボルトペンギン1

写真:フンボルトペンギン2


プールで泳ぐフンボルトペンギン。
泳ぐ方向は割と揃っていて、だいたい同じタイミングでターンします。

中に一羽だけ上陸して休んでいる個体がいますが、別に調子が悪いわけではありません。
単に休憩しているだけです。

写真:ゼニガタアザラシ1

写真:ゼニガタアザラシ2


連休中なので、アザラシのパクパクタイムでは、お客様から餌をあげてもらいました。
楽しんでいただけたでしょうか。

写真:ニホンザル親子1

写真:ニホンザル親子2


サル山では、ニホンザルの赤ちゃんが生まれています。
今年の1頭目です。

まだ小さいので、母親にしっかりくっついています。
見つけづらいかもしれませんが、探してみてください。

写真:アメリカンバイソン


壁に体をこすりつけていたアメリカバイソンのポロロ。
換毛期なので、かゆいのかもしれません。

写真:トナカイ親子


トナカイにも赤ちゃんが生まれています。

生まれてすぐ、親のあとをついてちょこまかと歩くようになります。

写真:チンパンジー赤ちゃん


類人猿舎にて、チンパンジーの赤ちゃんです。
一人で動く範囲がだいぶ広がりました。

先日から愛称の募集が始まっていますので、類人猿舎入り口の応募用紙をご利用ください。
たくさんのご応募をお待ちしております。

写真:5月5日 ホッキョクグマ ミルク1

写真:5月5日 ホッキョクグマ ミルク2


ホッキョクグマのミルクは今日も良く遊んでいます。

写真:5月5日 ホッキョクグマ キロル1

写真:5月5日 ホッキョクグマ キロル2


午後になってキロルが出てきます。
砂浴びをして真っ黒になっています。
その辺、ツヨシと似ているような。

前日まで天気が悪かったせいか、今日は多くのお客様がお越し下さいました。
ご来場ありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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