2016年8月のどうぶつえん日記
2016年8月24日(水曜日)暑さが和らいだような気がした
3つも台風が来ていましたが、ようやく過ぎました。
こんなに続くのは初めてです。
雨続きで涼しかったせいもありますが、今日は久々によく晴れて暑い日でした。
と言っても、少し風があり、気温もさほどではなかったようなので。
陽射しは強かったのですが、まだましな暑さでした。
プールで泳ぐフンボルトペンギンたち。
換羽も終わって、新しい羽になりました。
反芻中のアミメキリンのスカイ。
もぐもぐしながらこちらに来ました。
人間なら、行儀が悪い、と言われてしまう所ですが。
キリンですので、仕方ありません。
いつものように大口を開けるダチョウのジョンと、グラントシマウマの小夏さん。
熱帯舎の動物たちは、雨続きの間は早めにしまうことが多かったのですが。
今日は久々に晴れたので、のんびりしています。
総合獣舎にて、餌箱に入る子どもと、おとな3頭。
だいぶ大きくなり、得意げに箱の中に入っています。
あまり入らないでほしいところですが、まあ、仕方ありません。そういうこともあります。
日陰に入るメンヨウたち。
暑い日でしたので、休みたかったのでしょうか。
レッサーパンダのパクパクタイムにお邪魔しました。
前脚で持ったリンゴをかじるキン。
シンゲンはというと、ちょっと離れたところにいます。
位置関係がこんな感じ。
手前がキン、奥がシンゲンです。
シンゲンやコーアイ、メイメイは、リンゴをもらうといったん後ろに下がって、食べ終わったらまた手前に出てくる、という行動をとっていたのですが。
キンは、食べることにこだわりがあるのでしょうか。食べる時も手前にずっといます。
シンゲンとしては、ちょっと入りづらいのかもしれません。
まあ、なんだ。
がんばれ。
8月もそろそろ終わりが近づいてきました。
とはいえ、暑すぎず、寒すぎず。過ごしやすい季節です。
そろそろ秋です。
おまけ
ミルクのポリタンクつぶし
キロルのポリタンクつぶし。
こちらのほうが豪快ですね。雄ですし、体も大きいので当然と言えば当然ですが。
2016年8月18日(木曜日)深き霧まとう
お盆も過ぎ、少し暑さが和らいだ動物園です。
もっとも、ここのところ天気が悪い日が続くので、暑いような涼しいような、微妙な陽気です。
昨晩は台風のため風雨が強く、園内の樹が倒れたり、看板が吹っ飛んだりしてしまいました。
朝から片づけをして、だいたいは何とかなったところです。
今朝の木道の様子です。
ヤナギの樹が根元から倒れてしまい、木道にかぶさっていました。
あとでチェーンソーで切り、現在は通れるようになっています。
ミゾソバ(左)やサワヒヨドリ(右)が咲き始めました。
秋の気配がだんだんと強くなっていきます。
オオバセンキュウも咲きました。ハナアブの仲間など、虫たちがやってきています。
タチギボウシに止まっているミドリヒョウモン(たぶん)
ヨシの葉の上で休むエゾオオマルハナバチ。
普通なら、ここまで近づけないことが多いのですが、今日は動きが鈍く、近づくことができました。
木道沿いで見かけたツツドリ(たぶん)の巣立ち雛。
主にセンダイムシクイに托卵(卵を別の鳥に育てさせる)する鳥で、木道周辺でも時々見ることができます。
「ポンポン」という鳴き声は6月や7月によく聞かれます。
筒を叩くような声で鳴く鳥、ということで、ツツドリの名があります。
なお、こうやって道ばたでバタバタとしていて、飛ぶのもへたくそですが。
別にケガなどではありませんので。
見かけても追い回したり保護したりしないようにお願いいたします。
通常、親が近くで見守っていますし、そのうちに自分で餌を見つけ、飛べるようになっていきます。
事務所裏のツバメの巣では、そろそろ巣立ちが近くなってきたようです。
大きくなったヒナは3羽います。
右の写真はヒナが翼を広げたところですが、割としっかり風切り羽が伸びてきているのがわかります。
台風も過ぎたので、そう遠くないうちに、自由に空を舞うことになるでしょう。
夏も残り少なくなってきました。
天気予報が良くない日が続きますが、秋を迎えつつある動物園までぜひお越しください。
2016年8月12日(金曜日)秋の気配
今日も晴れていて、暑い日です。
ただ、陽射しが少し柔らかくなったようにも思います。
暦の上では立秋となり、一応、秋と言うことになっています。
実際には、暑さがピークを迎えたので、これから涼しくなるよ、という。
そういう季節なのですが。
さて。
それはそれとして、園内の様子はどうだったでしょう。
北海道ゾーンにて、マユタテアカネ(だと思う)が目立つようになりました。
ハンゴンソウ(左)やエゾゴマナ(右)など、夏の花がそろそろ満開になってきます。
草丈も伸び、春先とはまた違った様子の北海道ゾーンです。
猛獣舎にて、日陰で寝ころがるライオンのゆうひ。
お隣のアキラとゆうき。
暑いのであまり動きたくない様子。
アムールトラのチョコの大あくび。
お昼ごろにはカフカに交代しますが、出てきてすぐ寝てしまいます。
声をかけると、一応こちらを見ました。
サル山にて、親子のお昼寝。
フクロウの森にて、今年生まれたオオコノハズクの巣立ち雛。
まだぽわぽわの幼羽に包まれています。
シロフクロウのしらたま君。
ちょうど大きく口を開けていたので、そこを一枚。
ちょっと暑そうにしているワシミミズクのオス。
エゾフクロウのヒナは、こんな変なポーズをしていました。
上の方が風通しがいいのだと思いますが、止まりづらかったのでしょうか。
あとで行ってみたら、ちゃんと立っていましたので、ご安心ください。
明日は今年最後の、夜の動物園まつりです。
夜20時半まで開園(入園は20時まで)していますので、普段見られない動物たちの姿を見に、ぜひお越しください。
おまけ


2016年8月11日(木曜日)そういえば祝日が増えたらしい
今年から、山の日と言うのが増えたらしいのですが。
まあ、そういうこともあるのでしょう。
さて、本日も暑い動物園です。
午後に少し、園内を歩いてみました。
お昼寝中のアメリカビーバーの菊丸。
ガラス越しで見づらいのですが、完全に腹を出して寝ています。
自分の部屋の中なので、安心しているのでしょう。
ときどき、「生きてるの?」と聞かれることがあるのですが。
ちゃんと元気に生きております。
呼吸のたびにお腹が動くので、確認してみてください。
部屋の中に入りたいカワウソたち。
ちょうど掃除中だったようです。
ゼニガタアザラシの背泳ぎ。
これはたぶんセイッチでしょう
泳いでいるのがいれば、寝ているのもいます。
プールの縁にあごを乗せて、のんびりと寝ます。
首が疲れないのでしょうか。
まあ、人間とは少々骨格も違うので、あまり気にならないのかもしれません。
お隣のオタリアも、元気に泳いでいます。
一頭足りないなあ、と思っていたら。
プールの端っこ、水中で寝ています。
呼吸のためにちょっと浮いてきたところ。
鼻の孔が開いているのが見えます。
人間はこんな器用な真似はできませんので、ちょっとうらやましくもありますね。
昨日の写真ですが、久々に三角コーンを入れてもらったミルク。
なお、ちゃんと事故防止のために、自分で外せるように切れ込みを入れてあります。
夢中で遊んでいたら、階段から水中に落ちたところです。
こちらはキロル。
気に入ったらしく、砂場に持っていきます。
おやすみなさい。
2016年8月5日(金曜日)暑気いたりつまりたるゆえんなればなり
連日、蒸し暑い日が続きます。
釧路の一番暑い季節が今頃ですが、そんなに長続きはしないと思います。
夕方になれば気温も下がって涼しくなりますしね。
内地からいらしたお客様と話していると、涼しい、と仰られる方も多く、斯様に日本と言うのは広いのだなあと思うのであります。
さて、動物たちの様子ですが。
暑いせいか、じべたに座りこむアルパカたちです。
水浴びが大好きで、水飲み用においてあるバットにときどき脚や顔を突っ込んでいることもあります。
隣のネプチューンも暑そうにしています。
そのうちに座りなおして、大あくび。
今日も仲のいい様子の、アカコンゴウインコの親子。
レッサーパンダ舎にて、枝でたれているキン。
シンゲンはモミジの上の方の枝にいます。
ちょっと顔が似ていますが。
シンゲンの方が大柄なことと、尻尾が白っぽいこと、眼の上の白い斑の大きさなどで見分けることができます。
物おじしないキンに対し、シンゲンが押され気味なようです。
類人猿舎に寄ってみると、ひなが変顔をしています。
小枝を投げてきたり、水を口に含んでこぼしてみたり。
もちろん、ロープや単管をうまく使って、元気に動き回っています。
お隣のチンパンジー親子。
ゆづるは、あと1週間ほどで1歳になります。
しっかり歯も生えそろい、少し大きくなりました。
元気にしていますので、ぜひ会いにお越しください。

明日は、今年2回目の夜の動物園まつりです。
天気はよさそうですので、普段見られない夜の動物たちを見に、ぜひお越しください。
事務所裏のツバメたち。
7度目(くらい)の正直で、無事にひなが孵ったようです。
親がせっせと餌を運び、ヒナたちは大きな口を開けてねだっています。
無事に大きくなってほしいですね。

昔は、この筒状の花の中に蛍を入れて楽しむという遊びがあったのだとか。
園内でも、夜になればヘイケボタルが飛んでいるのを見ることができます。
こちらは、木道沿いで見たオバボタル。
おなじ蛍の仲間ですが、光らない種類です。
ホタルの仲間には多くの種類がありますが、実は大多数が光を出さない種類です。
光を出すのは、ヘイケボタル、ゲンジボタル、マドボタルなどの限られた種類だけなのです。
冷光と言い、熱を持たない光ですが、水辺を光りながら飛ぶ姿は、昔から人々を魅了してきました。
アイヌ語ではニンニンケプ(消え・消え・するもの)、やトムトムキキリ(光り・光り・するもの)と呼ばれています。
暦の上ではそろそろ大暑が終わり、立秋に差し掛かります。
釧路の短い夏が過ぎようとしています。
ゆく蛍雲のうへまでいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ(後撰和歌集:在原業平)
2016年8月2日(火曜日)大雨ときどき降る
8月になりました。
雨が続いたからか、湿度が高く、蒸し暑いです。
予報では最高気温26度とのことで、釧路では最も暑い季節になりました。
24節気では「大暑」、その末候の「大雨時行(たいうときどきふる)」となり、一年で最も暑い季節とされます。
ボロボロに見える個体が増え、羽があちこちに散っています。
また、この時季は全くと言っていいほど泳ぎません。浸水してしまいますからね。
ちなみにペンギンの羽は、ぱっと見は硬く、ごわごわして見えますが。
触ってみると案外普通の羽です。
ペンギン舎の柵のところのボックスに、洗った羽が入っていますので、気が向いたら触ってみてください。
北海道ゾーンでは、夏の花が開き始めました。
クルマユリ(左)とタチギボウシ(右)
どちらもユリ科の植物です。
クサレダマ(左)とノリウツギ(右)
彩り豊かな花々が開き始めました。
暑い日が続きますが、木道で散策はいかがでしょう。
ヒグマ舎にて
ヤマトの水浴び。
座り込んで尻を掻く姿が完全にオヤジです。
こちらはキチノスケ。
いまさら冬毛が抜けているように見えます。
ホッキョクグマ舎にて
今日のミルクは、この丸いボールがお気に入りのようです。
午後になって、キロル
同じように、ボールで遊びます。
くわえてみたり、砂場に持って行ってみたり。
蒸し暑い日でしたが、動物たちは元気です。
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