マンガで知ろう 釧路市中小企業基本条例 第3話 えぞっ子リング(その2)

ページ番号1006435  更新日 2022年8月25日

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第3話 えぞっ子リング(その2)

イラスト:第3話(その2)の1
えぞっ子リング「お金より先に回るもの。それはココロ」 なちゅろう「ココロはお金より先に回るんだ」
イラスト:第3話(その2)の2
例えば1円でも安いものを買うのは「損をしたくない」というココロ。でも、少し値段が高くても自然食品を買うのは「健康になりたい」というココロ。もっと高くても習い事をするのは「自分を高めたい」というココロ。寄付をするのは「誰かをたすけたい」というココロ。
イラスト:第3話(その2)の3
企業がお金を使うときにもココロがある。それは「従業員を幸せにしたい」というココロ。「お客さまに喜んでもらいたい」というココロ。「よい会社にしたい」というココロ。
イラスト:第3話(その2)の4
個人のココロ。企業のココロ。共通するココロがある。
それが「マチをよくすることで自分たちの生活をよくしていこう」というココロ。
イラスト:第3話(その2)の5
お金の動きは変えることはできないけれど、ココロの動きはココロに寄りそえば自然に変わっていくものなんだい。
イラスト:第3話(その2)の6
なちゅろう「すごいね。どうやればココロが寄りそうの」
イラスト:第3話(その2)の7
やり方はそのマチごとに、自分で考えなければならないけれどもひとつ実際の例を示そう。中小企業のココロと地域のみんなが助け合うココロが寄りそったしくみだい。
イラスト:第3話(その2)の8
釧路市内にある自主夜間中学「くるかい」の取り組み
イラスト:第3話(その2)の9
「くるかい」はさまざまな事情で読み書きができない人の学び直しをボランティアで手伝っているんだ。
イラスト:第3話(その2)の10
読み書きができないとその人の生活もとても不便になるし、マチにとっても残念なんだい。けれども夜間自主中学の運営はすごく大変なんだい。
イラスト:第3話(その2)の11
それで自主夜間中学を助けようと立ち上がったのがスキップカード。ポイントカードのポイントを「くるかい」に寄付するしくみを作りました。
イラスト:第3話(その2)の12
そのしくみとは、最初にカードの地域限定の加盟店で商品を買うと、ポイントカードにポイントがたまる。
スキップカードは100円買うと1ポイントたまる。
イラスト:第3話(その2)の13
そのポイントは次の買い物にも使える。けれど寄付することもできる。
イラスト:第3話(その2)の14
この機能を使って自主夜間中学などへポイントを寄付するしくみが釧路市でつくられた。こうして集まったポイントはお金にかわって、学び直しの活動に使われるし、ポイントの百倍のお金が地域で消費されたことになる善意の域内循環だい。
イラスト:第3話(その2)の15
なちゅろう「つまりポイントカードが地域で使われることが大事ということなの」えぞっ子リング「それだけじゃないんだい。ゆうエールのいちばん大事なことは加盟店という中小企業がマチにココロを寄りそわせたこと」
イラスト:第3話(その2)の16
中小企業がマチにココロを寄りそわせると、マチを大事にする消費者がマチにココロを寄りそわせた中小企業にココロを寄りそわせる。
イラスト:第3話(その2)の17
グレイ「ココロってなんだ。そんなものよりケーザイ活動が大事なはずだ。教育や福祉の活動はケーザイ活動があってこそだろう。じゃないと地球ケーザイをハカイするわたしの使命がむだになる」
イラスト:第3話(その2)の18
えぞっ子リング「たしかに経済はすごく大切だい。経済はなければ教育も福祉も成り立たない。その経済を支えるのは消費者。でも消費者は経済を意識して商品を買っているわけではない。経済は黒子なんだい」
イラスト:第3話(その2)の19
なちゅろう「黒子って」 えぞっ子リング「それは忍者だい」
イラスト:第3話(その2)の20
釧路市中小企業基本条例第7条第3項では「市民は中小企業を育てる視点に立って、中小企業の経営や社会貢献に関心を持つよう努めるものとする。
イラスト:第3話(その2)の21
経済はマチを支えている。けれど黒子だからその姿は目立たない。目立たないから消費者はその存在を意識しない。でも黒子がいることを知って黒子を育てれば、その黒子はもっともっと力強くマチを支えてくれる。まず黒子がいることを知るのが大事。そしてマチのために努力してくれている黒子、つまり中小企業を応援するという気持ちを少しでもいいからものを買う動機に加えてほしい。
イラスト:第3話(その2)の22
えぞっ子リング「釧路市中小企業基本条例は、企業活動(経営)や社会貢献を通してまちづくりに努めている企業を市民が守り育てることを定めているんだい。そしてマチのためにがんばる会社を釧路市民は必ず応援するんだい」
イラスト:第3話(その2)の23
えぞっ子リング「釧路の市民性は意気に感じると損得抜きでひと肌ぬいで助けるぞという粋なココロ。江戸時代の「江戸っ子」みたいな気質が釧路人だい」
イラスト:第3話(その2)の24
えぞっ子リング「北海道はその昔、「えぞ」と呼ばれていた。だから江戸っ子みないな釧路人は粋な「えぞっ子」だい。えぞっ子は粋な企業を助けるんだい。粋な、いい企業を助けるんだい」
イラスト:第3話(その2)の25
えぞっ子リング「粋ないい企業。いきないい企業。つまり、域内企業を助け合うのがえぞっ子だい」
イラスト:第3話(その2)の26
なちゅろう「えーと、いまのダジャレかな」 グレイ「さっそくキャラにほころびが見えてきたな」 キホンマン「弟よ、ナイスジョークだ」
イラスト:第3話(その2)の27
えぞっ子リング「でも、どういうふうに域内企業がマチをよくしようと活動しているのかはなかなか市民にはわからない。それをいろいろな形で伝えるのはマスコミや行政の仕事でもあるんだい」

イラスト:第3話(その2)の28

イラスト:第3話(その2)の29
キホンマン「すばらしいそ。そうやってココロの循環が進めばオレの体ももとどおりになるんだ」
イラスト:第3話(その2)の30
キホンマン「ココロの循環でパワー復活」

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