令和5年度釧路市民貢献賞受賞者の決定について(令和5年8月18日掲載)

ページ番号1006013  更新日 2023年8月18日

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令和5年度釧路市民貢献賞受賞者が決定いたしました。

産業部門

写真:松田 建治 様


松田 建治 様 (77歳) 昭和20年11月23日生

 松田 建治 氏は、昭和36年に松田電気商会(現.マツダ電気株式会社)に入社し、平成2年に代表取締役社長に就任されました。また、平成3年から釧路市電気設備事業協会の理事を7年間、副会長を14年間、さらに平成24年から現在に至るまで会長を11年間務められ、釧路市内の電気工事業界の発展に尽力されました。
 この間、釧根電業協会の会長を2年間、理事を計30年間務められており、また、釧根電気工事業協同組合の理事を16年間、副理事長を4年間務めるなど、釧路根室地域の電気工事関係団体の役員も歴任されました。
 かつて市内の電気工事会社では大型工事の実績が無く、市内で施工される大規模工事を市外の事業者が受注することが多くありました。このことに危機感を抱いた松田氏は、率先してメーカーや大手電気工事会社との合同研修や勉強会、資格研修会などを開催し、地元の電気工事会社が技術力をつけながら受注実績を伸ばすこと、また、発注者が安心して地元企業に仕事を任せられる体制を作ることに注力し、協会活動を通じてその基盤強化に当たってこられました。
 また、平成5年に発生した釧路沖地震の際には、停電などの復旧作業を迅速に行うなど、業界が一丸となって地域のいち早い復旧、復興に対応できる体制づくりとその実践に力を発揮されました。こうした活動が評価され、平成19年には釧路市と「災害時における釧路市所管施設等の災害応急業務に関する協定」を締結するに至りました。

 以上のとおり、釧路市、さらには釧路根室地域の電気工事業界の振興・発展に寄与された松田氏の功績は極めて大きいものです。
 

社会部門

写真:畠山 京子 様


畠山 京子 様 (72歳) 昭和25年11月24日生

 畠山 京子 氏は、昭和61年に釧路消費者協会理事就任以来、副会長、会長を歴任し、長きにわたり釧路地域の消費者相談や消費者運動を推進されるとともに、一般社団法人北海道消費者協会の会長として、道民の消費生活の安定向上に尽力されました。
 畠山氏は、「食は生存にとって最も重要な要素の一つであり、また大切にすべき問題である」との理念の基、食の安全性に特に力を注がれ、消費者の食の安全安心を守るため、食品検査体制の構築やわかりやすい原産地表示を関係機関や国に対しいち早く求め、市民には、表示を確認する大切さ、表示の見方などの啓発や消費者教育を積極的に行ってこられました。
 また、世界的課題である食料不足には早期より問題意識を持ち、食品ロス削減に繋がる「フードドライブ」を道内の消費者協会に先駆けて行い、その活動は、現在、消費者協会の枠を超えて広がっています。
 さらに、持続可能な「消費者市民社会」形成のため、「くしろ消費者大学」の開催や、買い物難民問題の取り組みなど、多岐にわたるこれらの活動が認められ、平成25年には釧路消費者協会が「消費者支援功労者表彰・内閣府特命担当大臣表彰」を受賞されています。

 以上のとおり、畠山氏は消費者活動の中心的な役割を担い、市民生活の向上に寄与した功績は誠に顕著なものがあります。
 

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