令和6年度水道工事概要

(1)　老朽管更新工事

　釧路市は、市街地の拡大に伴い集中的に整備された水道管路が一斉に更新時期を迎え、約38％（令和4年度末現在）の管路が法定耐用年数40年を超過しています。
　従来の更新ペースでは、全ての管路更新に非常に長い期間を要し、老朽管の割合が増加することで事故などのリスクが高まり、安定給水が困難となる恐れがあります。そのような事態を回避するために、長期的な視野に立った計画的な更新事業の実施が必要であり、令和2年度に「釧路市水道管路更新基本計画・実施計画」を策定しました。

　釧路市では、この基本計画を基に令和4年度から本格的な老朽管更新事業に着手しており、令和6年度も引き続き、破損・漏水が発生すると市民の皆さんへの影響が大きい基幹管路（導水管・送水管・配水本管）を中心に、長寿命かつ耐震性能を有する「地震に強い水道管」への更新を行います。

(2)　道路・他工事関連配水管新設工事

　水道工事を行う際は、道路の掘り返しを避けるために道路工事や下水道工事等にあわせて水道工事を行うように心がけています。その結果、工事費の節減につながっています。

(3)　配水管新設工事

　配水管が布設されておらず給水管が輻輳している地区では、水量・水圧の不足や漏水の発生件数が多くなります。そういった地区を中心に配水管の布設を行っています。