2015年5月のどうぶつえん日記

ページ番号1001934  更新日 2022年8月25日

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2015年5月30日(土曜日) じりじり

今日は曇っていて、少し霧がかかっていました。
霧なのか霧雨なのか、判断に困るところであります。

釧路ではこういう霧を「じり」と呼ぶのだそうで。
海からきた霧が滞留しやすいためだそうです。

もっとも、今日くらいのものであれば、単なる霧なのかもしれません。
まあ、細かい話ですが。

ペンギン舎にて

写真:プールサイドに立つペンギン

写真:プールで泳ぐペンギン


みんなが泳いでいる中、一羽だけプールサイドに立っています。
泳ぎたくないのか、出待ちをしているのか、それともなんとなく立ちんぼしているのか。
生憎とペンギンではないのでわかりません。

既にお知らせしてありますが。
来週日曜日の6月7日から21日までの間、奇数日午後2時からペンギンウォーキングを実施します。
ペンギンたちが歩く姿を間近で観察できますので、お時間のある方はぜひお越しください。

また、同じ6月7日に、アミメキリンのスカイ、コハネの誕生会を実施します。

写真:アミメキリン1


スタンプラリー、フェイスペイント等のイベントのほか、抽選により20名に餌やり体験があたります。
また、キリン舎内部の見学もありますので、ぜひこちらもあわせてご参加ください。
詳細は、動物園からのお知らせをご覧ください。

今日のミルク

写真:ホッキョクグマ1


お客様から差し入れのおもちゃをいただきましたが、3分とかからずに壊してしまいました。
なんとなく得意げな顔で、バラバラにして遊びました。

写真:ホッキョクグマ2


久々に三角コーンを入れてもらいました。
頭を入れたり、持って構えたりしています。

霧に煙る北海道ゾーンにて

写真:エゾニワトコ


エゾニワトコ(スイカズラ科)が咲き始めました。
クリーム色の地味な花ですが、夏には真っ赤な実をつけます。

写真:コンロンソウ

写真:タネツケバナ


コンロンソウ(アブラナ科)(左)とタネツケバナ(アブラナ科)(右)
どちらも白い花で、似ているように見えますが。
葉っぱや花の形が違うので見分けることができます。

写真:オオアマドコロ


こちらはオオアマドコロ(ユリ科)
釣り鐘のような花がいくつも茎からぶら下がります。
木々の葉が徐々に伸びてきて、少しずつ林床が暗くなるにつれ、初夏の花が増えてきました。

写真:オオバナノエンレイソウ


そろそろ咲き終わるものも出てきたオオバナノエンレイソウ(ユリ科)
釧路など道東では、「雨降りボタン」と呼ばれることがあります。

葉や花弁に細かく水滴が付き、今日のような天気の中で見ると、また趣があるものです。

そういえば今日は、文化財保護法公布記念日です。
文化財保護法は1950年の5月30日に公布されました。

形があったりなかったりしますが、様々な文化財を保存、活用し、文化的な向上を目的とする法律です。

写真:タンチョウ


当園では、タンチョウ(特別天然記念物)、シマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、ヒシクイ(天然記念物)を飼育しています。

数が少なくなったり、生息地が減っていたり。
或いは、その一方で農業被害や事故などで人間との関係があったり。
遠くにいるように見えて、実のところ、意外と自分の生活と関係があるものです。

彼らを見る時に、そうしたこともちらっと考えていただけるといいかな、と。
そう思うのであります。

2015年5月27日(水曜日) 万物盈満すれば草木枝葉茂る

今日は少し気温が上がり、少し暑く感じる日でした。
午後のひと時、園内を歩いてみました。

写真:アミメキリン2


アミメキリンのスカイが今日も座り込んでいます。
熱帯の動物には、なんてことのない気温なのでしょう。

写真:オタリア


並んでお昼寝中のオタリア。
脚を折りたたんでいると、おいなりさんみたいだなあ、と。
いつも思うのであります。

それはさておき、いつものように北海道ゾーンに行ってみました。

写真:アキタブキの雌株の茎


そういえば今園内では、白い小さいものが飛んでいますが。
アキタブキの種が風に乗っているようです。
雌株の茎はここまで高くなり、種を飛ばし終えると枯れます。なお、雄株はとっくの昔に枯れています。

写真:ヒラタシデムシ


園路沿いを、ヒラタシデムシが歩いていました。
触ると嫌なにおいがしますので、触らない方が良いです。

春の花が終わりかけ、初夏の花が増えてきました。

写真:エゾノクサイチゴ

写真:ツボスミレ


エゾノクサイチゴ(バラ科)とツボスミレ(スミレ科)

写真:ツマトリソウ

写真:クロユリ


ツマトリソウ(サクラソウ科)とクロユリ(ユリ科)

写真:クロミノウグイスカグラ

写真:マイヅルソウ


クロミノウグイスカグラ(スイカズラ科)とマイヅルソウ(ユリ科)

写真:ベニバナイチヤクソウ


ベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科)は咲きかけです。

花も虫も色々と見られるようになり、種類も増えてきました。

暦の上では「小満」となります。
陽気がよくなり、草木などの生物が次第に成長し生い茂ることからそう呼ばれるようです。

春から夏に向けて園内も賑やかになりましたが、まだ春の面影も残っています。
風が吹くと少し涼しいですが、新緑の中、散策はいかがでしょう。

おまけ

写真:ニホンザルの親子1


ニホンザルの母。赤ん坊を抱えていますが、背中にももう1頭います。昨年生まれの仔が甘えているのでしょうか。

写真:ニホンザルの親子2


こちらはもう1頭。
先ほどの赤ん坊よりちょっとだけ大きいようです。
時々、母親から離れて動いていることもあるようですが、まだ甘えんぼです。

2015年5月22日(金曜日) 更衣

5月も半ばを過ぎました。
少しずつ木々の葉が伸び、色鮮やかになってきています。

園内のエゾヤマザクラはもうほとんど散ってしまいましたが、まだ咲いているサクラもあります。

写真:ヤエザクラ


少し遅咲きの、ヤエザクラ。釧路八重という品種だと思います。
あと少しで花の時季は終わりでしょう。

写真:エゾノウワミズザクラ


こちらはエゾノウワミズザクラ。
サクラという名のイメージからは、少し離れた形に見えますが。
これもサクラの仲間です。属は違いますが、まあ、細かい話は置いておきましょう。

写真:アオサギコロニー


北海道ゾーンのアオサギコロニーも、少しずつ騒がしくなってきました。
もうそろそろヒナがかえるころでしょうか。
カラスやトビが様子を伺っていて、時々、警戒する親鳥と激しく争っています。

写真:ハムシ


木道沿いのヤチハンノキの葉が伸びはじめ、さっそくハムシがついています。
ハンノキハムシ(だと思う)です。

ハムシという甲虫の仲間で、種によって食べる葉っぱの好みがあります。
よく言えばグルメ、悪く言えば偏食となりましょうか。

写真:ワピチ


ワピチ舎に行ってみると、ただいま絶賛換毛中です。
ふさふさした冬毛の下から、すっきりした夏毛が顔を出しています。

写真:エゾシカ


こちらはエゾシカ。
同じく換毛中で、冬毛の下から、鹿の子模様の夏毛が出てきているのがわかります。

植物も動物も、ついでに人間も、気候に合わせて衣替えです。

春暮れし昨日もおなじ浅緑 けふやはかはる夏山の色(後伏見院:風雅集)

さて。
山道を越えて総合獣舎まで行ってみました。

写真:メンヨウの親子1

写真:メンヨウの親子2


メンヨウの子どもがだいぶ大きくなっています。
親のあとをついて歩き、親のまねをして柵の向こうの青草を食べようとしています。

好奇心も出てきたようで、じっとしていると寄ってくることがあります。
静かに待ってあげてください。

写真:アオメキバタン


こども動物園にて、アオメキバタンのしんちゃんに会ってきました。
今日はごきげんだったようです。

そういえば今月は日記に出してなかった気がするので、今日のミルク。

写真:ホッキョクグマ3

写真:ホッキョクグマ4


こちらはツヨシ

写真:ホッキョクグマ5

写真:ホッキョクグマ6


最近は、おもちゃをふたつ抱えるのがブームのようです。

最後に宣伝ですが。

写真:アムールトラ1


明後日の24日(日曜日)、午前11時から1時間程度、アムールトラ「ココア」の誕生会を猛獣舎前で行います。
御用とお急ぎでない方は、ぜひご参加ください。

2015年5月20日(水曜日) 若葉

昨日は冷え込みましたが、今日は晴れて暖かい日でした。

木々が葉を伸ばしはじめ、緑が日に日に深くなっていきます。

写真:木道上に落ちたヤチダモの葯


北海道ゾーンの木道上に、何やらいろいろ落ちているなあ、と思って見上げてみると。

写真:ヤチダモの花


ヤチダモが花をつけていました。
いつ見ても、なかなか花とは思えないのですが、これでも咲いています。

写真:エゾノネコノメソウ

写真:レンプクソウ


園路脇の地味な植物たち。
左がエゾノネコノメソウ(ユキノシタ科)、右がレンプクソウ(レンプクソウ科)です。

写真:オオバナノエンレイソウ


こちらはオオバナノエンレイソウ。道東のものは、特に花が大きく感じます。

写真:エゾオオサクラソウ


こちらはエゾオオサクラソウ(サクラソウ科)
大きな赤い花が、ひときわ目を惹きます。

写真:ヒメイチゲ


道沿いでは、ヒメイチゲが種を付けました。

これらの春先に咲く花たちは、樹が葉を伸ばして林床が暗くなる頃には、花を終えて種をつけ、夏になれば葉も落とします。
陽の光がよく当たるうちにさっと成長し、暗くなる前に子孫を残し、暗いうちは地中で過ごすという戦略なのです。

こうした植物たちを「春植物」、或いは「スプリング・エフェメラル(春の儚きものたち)」と呼びます。
春の花が見られるのも、あと少しです。

写真:白鳥池


白鳥池に、オオハクチョウが帰ってきました。

写真:オオハクチョウ


対岸にいて、近くに来ないこともありますが、生きものですのでご了承くださいますよう。

久々にサル山に寄ってみました。

写真:ニホンザル1

写真:ニホンザル2


日を浴びながら、ウトウトしたり、毛づくろいをしたり。
思い思いに過ごしています。

写真:ニホンザル3

写真:ニホンザル4


先日、赤ん坊が生れましたが、母親がしっかり抱えています。

あまりじっとしていないので、見つかりにくいかもしれませんが。
気が向いたら探してみてください。

こうして見ていると、晴れて暖かい日には、お昼寝がしたくなりますね。
午後のひと時、動物たちを見ながらのんびりと過ごしてみませんか。

おまけ

写真:サル用ビスケット自販機と記念写真機

写真:記念写真機


サル山の、サル用ビスケット自販機の横で、記念写真が撮れるようになりました。
興味のある方は、ぜひお試しください。

2015年5月14日(木曜日) 葉桜

昨晩は久々に雨が降り、サクラも散り始めてしまいました。
今日は少し涼しく感じましたが、陽が射すとやはり暖かいですね。

さて、今週は愛鳥週間(バードウィークとも言う)です。
正確には、5月10日から16日までの1週間を指し、野鳥保護の普及のために1950年に定められたものです。

身近な鳥、希少な鳥、水辺の鳥、山野の鳥、などなど。
色々な見方、分け方がありますが、日本にも世界にも、色々な鳥が、色々なところに住んでいます。

写真:センダイムシクイ


北海道ゾーンにて、活発にさえずるようになったセンダイムシクイです。
地味な小鳥で、枝先をちょろちょろしているので大変見づらいのですが。
声がでかいので、鳴き始めればいるのはわかります。
「焼酎一杯グイー」という聞きなしがあり、さえずりがわかりやすい鳥です。

写真:ウグイス1

写真:ウグイス2


ウグイスが鳴くところが撮れたので載せてみました。
2枚目の写真で、のどが大きくふくらんでいるのがわかります。
この小さい体のどこからあんなに大きい声が出せるのか、実に不思議です。

写真:5月14日シマフクロウ1

写真:5月14日シマフクロウ2


今日も静かに見下ろすシマフクロウ。一個体は、倒木のところまで下りてきていました。
現在、道東を中心として140羽ほどしかいないと言われています。
減少した原因としては、大木のある森林や魚が捕れる川が少なくなるなど、生息環境の悪化や、交通事故や感電など、人間の影響が大きいと言われます。

写真:クマタカ


その隣のケージにいるクマタカ。
凛々しい顔つきですが、今日は鼻先にワンポイントで綿毛がついていました。

写真:オジロワシ

写真:オオワシ


こちらはオジロワシとオオワシ。

これらの大型猛禽類にとっても、生息環境の悪化や、事故、鉛中毒などによる犠牲が大きな問題になっています。

写真:マガモ


一方、こちらはフライングケージで泳ぐマガモです。
オスは頭が鮮やかな緑色で、嘴が黄色いのでわかりやすいです。

写真:オシドリ


こちらはオシドリ。
オスには、イチョウ羽と呼ばれる飾り羽があり、華やかな鳥です。
木の洞に巣を作って卵を産みます。

写真:コガモ


こちらはコガモ。
よく誤解されていますが、小さいカモだから「コガモ」なのであって、「子ガモ」ではないのです。
オスは、目の周りが緑色で、お尻が黄色いです。
「緑のサングラスに黄色いパンツ」と覚えましょう。

これらの水鳥たちは、今のところ、野生での個体数も多く、急に絶滅に近づくほどの大きな問題は抱えていないとされていますが。
水辺に生息するので、川や池、沼など生息地の減少や、狩猟、事故などの影響を受けています。

希少であろうとなかろうと、事故にあう時はあいます。

そうして保護されてきて、野生に帰れなかった個体もいます。

写真:トビ

写真:オオタカ


トビ(左)とオオタカ(右)
正面から見ると、ユーモラスにも見えますが、精悍な目つきをしています。

写真:ノスリ


こちらはノスリ。顔に八の字ヒゲのような模様があり、かわいらしく見えます。

いずれも、事故などで保護されてきて、野生に戻せなかった個体です。
展示館前の猛禽類舎におります。

動物園では、これら以外にも多くの鳥類を飼育しています。
それぞれの種に、それぞれの背景があります。
人間の活動は、多かれ少なかれ、他の生きものに影響を与えています。

愛鳥週間を機に、野鳥について、あるいは、彼らの住む環境について、思いを馳せてみてはいかがでしょう。
ついでに、春の交通安全週間でもありますので、安全運転で動物園までお越しください。

なお、ケガをした野鳥の保護については、動物園で直接は受けておりません。
このあたりの場合ですが、希少種(タンチョウやシマフクロウなど)は環境省釧路自然環境事務所まで。
それ以外の種類については、釧路総合振興局環境生活課までお問い合わせください。

2015年5月12日(火曜日) ミルクグッズ

東京在住のイラストレーターの方が、ホッキョクグマのミルクがいる釧路市動物園を応援したいと、釧路市動物園協会にミルク関連グッズ開発のためにイラストをご提供していただきました。
お蔭をもちまして、大変可愛らしいTシャツ、キッチンハンカチ、ランチバッグ、バンダナ、ボールペン、クリアファイルが完成し、GWから販売を開始しています。ご来園の際には、ぜひ売店にお立ち寄りください。

詳しくは釧路市動物園協会のホームページで紹介されておりますので、ご覧ください。

釧路市民のみならず、道外からも釧路市動物園に応援していただき、誠にありがたく感謝しております。

写真:ミルクオリジナルグッズ
ランチバッグ(左下)、キッチンハンカチ(左上)、クリアファイル(右上)、Tシャツ(右)

2015年5月8日(金曜日) 母の日に寄せて

連休も過ぎ、少し静かになりました。
期間中は、大勢のお客様がお越しになり、イベント等にご参加くださいました。
ご来園くださり、まことにありがとうございます。

暑いほどだった気温も少し落ち着いたようで、春らしさが戻ってきたような気もします。
園内のエゾヤマザクラは8分咲きといったところでしょうか。
この週末あたり、見ごろだと思いますので、お時間のある方はぜひどうぞ。

さて、今週末は母の日であります。
日頃の母の労苦をねぎらい、母への感謝を示す日です。

動物園にも、多くの母がおります。
園としては特別に何かをするというわけでもないのですが、なんとなく写真を撮ってきました(一部、今日の写真でないものもあります)。
ちなみに、なんで当日に書かないのかといえば。どうでもいい話ですが中の人がお休みだからです。

写真:メンヨウ


今一番忙しい母は、メンヨウでしょうか。
子どもたちは元気にしており、そろそろ自分でもエサを食べていると思いますが、時々いきおいよく乳房に吸い付こうとしています。

なお、時々追い掛け回すお客様がいらっしゃいますが。
追うと逃げますので、ゆっくりと接してあげてください。
知らんぷりしてじっとしていると、少し近づいてくると思います。

写真:アルパカ


お隣のアルパカ舎にて、のんびり座っているトパーズ。
お散歩で大人気の、ルビーの母です。
おでこの白い毛がチャームポイントです。

写真:アカコンゴウインコ


その隣にいる、アカコンゴウインコの親子。
最近、止まり木をかじるのがブームのようです。

手前を向いているのが母親で、奥が息子です。
息子はツンデレなので、母に突っかかっていることがありますが。
親子の仲は良いので、ご安心ください。

よく似ていますが、母親の方が足の指が白っぽいこと、羽の光沢がやや薄いこと、近くで見ると目が白っぽいことなどから見分けることができます。

写真:ボルネオオランウータン1


こちらは類人猿舎の、オランウータンのロリー。
娘のりながだいぶやんちゃになってきたようですが、しっかりと子育てをしています。

写真:フンボルトペンギン1

写真:フンボルトペンギン2


フンボルトペンギンの母二人。
子どもたちと一緒に、元気に泳いでいます。
見分けるには、フリッパーについているカラーバンドをご確認ください。

写真:ゼニガタアザラシ


こちらはゼニガタアザラシの母アラレと、仔のミゾレ。
プール掃除の際に、並んで昼寝をしているところです。
アラレは顔が白っぽいので、見分けやすいと思います。

写真:アムールトラ2


猛獣舎にて、今日も美トラなチョコ。皆様ご存知の、ココアの母です
割と愛想も良いですが、観覧通路に向けてマーキングおしっこをすることがありますので。
手前に来て、お尻を向けたときはご注意ください。

写真:ライオン


ライオンのアキラとゆうきは、仲睦まじい様子です。
息子のゆうひは独り立ちしましたので、隣におります。

暖かくなり、日中だいぶ過ごしやすそうですが、寝ていることも多いです。
まあ、仕方ありませんね。肉食獣だもの。

他にもまだ色々とおりますが、見分けのつきやすいものをざっと挙げてみました。

動物園の意義の一つに、種の保存というものがあります。
その手段の一つとして、飼育下での繁殖が行われ、動物たちに子を産み育ててもらっています。

重要な役割を担っている彼女たちに感謝を述べて、本日の日記を終えたいと思います。
いつもありがとうございます。これからもどうぞよろしく。

おまけ

写真:タンチョウのヒナと母親


丹頂鶴自然公園で、先月ふ化したヒナと、母親の様子です。
ヒナはすぐ大きくなりますので、小さいうちにご覧になりたい方はお急ぎください。

2015年5月5日(火曜日) 蛙初めて鳴くどころかすでに鳴き止む

連休も後半に入りました。
天候は少し危ぶまれていましたが、今日はよく晴れた一日でした。

暦の上では「立夏」となり、今日から夏なのですが。
釧路基準ではどう考えてもまだ春です。

余談ながら、72候では「蛙初めて鳴く」となります。
この「蛙」は、どうやらアマガエルを指しているようですが。
このあたりではまだ鳴いていません。エゾアカガエルは先月鳴いていましたが、もう鳴き止んでいるようです。

写真:エゾヤマザクラ1

写真:エゾヤマザクラ2


ステージ前広場のエゾヤマザクラが開き始めていて、3分か4分咲きといったところでしょうか。
例年よりは気温も高めで、ずいぶんと早めの開花です。

写真:アオジのオス

写真:アオジのメス


木道脇の樹の枝で、朗々とさえずるアオジ。
左がオス、右がメスです。
オスの夏羽では、黄色い胸と、目の周りが黒いのが特徴です。

「黒いサングラスに黄色のチョッキ」と覚えると良いかと思います。

写真:ウグイス


こちらはウグイス。
やぶの中をちょろちょろしているイメージがありますが。
春先に渡ってきてから少しの間は、案外高い枝でもさえずっているので、見つかりやすいです。

写真:キバナノアマナ

写真:エンコウソウ


木道脇で咲いていたキバナノアマナ(ユリ科)とエンコウソウ(キンポウゲ科)
沢ぞいなどの湿った場所に咲く花で、春先のまだ色の少ない林床に色を添えてくれます。

写真:5月5日シマフクロウ1

写真:5月5日シマフクロウ2


今日は下の方にある止まり木に下りてきていたシマフクロウ。
風があるからか、少し羽がぼさぼさして見えます。
樹に同化していると見つけづらいのですが、今日は見やすいところにいてくれました。

今朝はにぎやかだったヒグマ舎。

写真:ヒグマ1

写真:ヒグマ2


水浴び中のキチノスケ(左)とコタル(右)

写真:ヒグマ3
ヤマトは、白いポリタンクで遊んでいました。

いよいよ明日で、GWも終わりとなります。
明日は、今シーズン最後のコミミズクのフライトガイドが行われます。

まだ遊び足りないという方、なんとなく暇な方、動物が見たい方。
ぜひ動物園までお越しください。

2015年5月1日(金曜日) 太陽

ここのところ、いい天気の日が続いています。
阿寒も随分と気温が上がり、暑く感じる日もあります。

ニュースでお知らせしているように、昨日ちょっとトラブルがありましたので。
本日はツヨシが大放飼場を1日使うことになりました。

写真:ホッキョクグマ7

写真:ホッキョクグマ8


お気に入りのブイで遊びます。

写真:ホッキョクグマ9


お昼のパクパクタイムでは、ニジマスをもらってうまそうに食べました。

写真:ホッキョクグマ10


食べ終わったら、腹ごなしの運動です。

写真:ミルクのパクパクタイムにお越し下さったお客様


ミルクのパクパクタイムには、多くのお客様がお越し下さいました。
ミルクは元気ですので、ご安心くださいますよう。

写真:ダチョウ1
大口を開けて威嚇してくる、ダチョウのジョン。

写真:ダチョウ2
こちらはメスのヨーコ。翼を広げて、風を通しているのでしょうか。

気温も上がり、熱帯の動物たちにとっては過ごしやすくなってきたと思います。

暖かくなったので、類人猿たちも外の運動場に出られるようになりました。
まだ冷える時もありますので、天候や気温次第ではあるのですが。

写真:チンパンジー


チンパンジーのリリーとゆみのすけが並んで日向ぼっこをしています。

写真:ボルネオオランウータン2
こちらはオランウータンのロリー親子。

写真:ボルネオオランウータンの子ども
りなも大きくなり、だいぶやんちゃになってきたように思います。

写真:アルパカ散歩


今日も大人気、アルパカ散歩です。13時30分から実施しています。

そろそろ草が伸びはじめて来ていて、ルビーとしてはそちらが気になるようでした。
後ろから近づくと驚いてしまいますので、前の方から触りに行くようにお願いいたします。

写真:ツクシ


数日前から、園内の芝生にはツクシが顔を出しました。

さて、GWも半ばに差し掛かりました。
明日からイベントが色々と企画されております。
元気な動物たちに会いに、ぜひ動物園までお越しください。

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
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