釧路市社会教育施設等運営審議会(平成30年度第1回 平成30年6月6日開催)

ページ番号1003281  更新日 2022年8月25日

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会議名

平成30年度第1回釧路市社会教育施設等運営審議会

開催日時および場所

平成30年6月6日(水曜日)午後1時00分~午後3時00分
釧路市交流プラザさいわい 3階大ホール

主な議題

  1. 報告事項
    1. 平成29年度主要事業報告及び利用状況について
    2. 平成30年度主要事業計画について
    3. 釧路市社会教育推進計画および釧路市文化芸術振興計画の策定について
    4. 釧路市動物園の条例規則改正について
  2. その他

結果

議題1の2、議題1の3、その他について質疑あり

発言要旨

1.議題1の1について

委員「阿寒町公民館の施設整備で、煙突内側の断熱材の剥離堆積等によりボイラーを修繕しているが、これは定期的な点検はしていないのか。また、阿寒の利用者数が減少したのは定期利用団体が減ったためとあるが、この団体は解散などしたのか。音別も同じく利用者数が減少しているが、その理由を教えてほしい。」

事務局等「ボイラーの定期点検については、煙突がアスベストを含んでおり、容易に点検等ができる状態ではなかった。いずれは何らかの措置が必要だと考えていたが、煙突の詰まりの発生や、上の方の崩れなど、複合的な要因が重なりボイラーが使用不可となった経緯がある。今回は冬場が差し迫っていたため、早急な対応を行ったが、点検が可能な業者が道内に1社しかなく、修繕に至るまで時間がかかってしまった。また、定期利用団体とは学習塾であり、この団体が撤退したため、利用者数が減少した。音別については、28年度に実施した大会が29年度は行われなかったため、利用者数が減少している。」

2.議題1の3について

委員「この計画の具体案は出ているのか。また、今年度における具体的な計画案や、向こう5年間の計画案はいつできるのか。」

事務局等「この計画案はあくまで社会教育・文化芸術推進の際の拠り所という位置付けであり、具体的な計画案としては、これらの計画の下にぶら下がる実施計画がある。その実施計画は毎年作成され、翌年その評価を行うことで、計画どおり事業が実施されたかの検証を行っている。」

委員「社会教育推進計画の17ページに「いつでも、どこでも、だれでも安心・安全に学習できる社会教育施設をめざし、計画的に整備を進めます」とあるが、これに関連して、施設設備の展望を具体的に示してほしい。」

事務局等「この計画は様々な課題を積み重ねて作成している。これらは各施設の修繕・改修時におけるバックアップとしての利用を考えており、これを元に財政当局に訴えかけていくのが目的の一つでもある、また、庁内でも公共施設のあり方について検討を重ねているところだが、釧路市内の施設は他都市同様、建設から30~40年ほど経過しており、一同に老朽化の危機に瀕している。そのため、これら全てを一様に修繕するのは難しいところがあるが、今後も施設設備に関する訴えかけを行っていきたい。」

委員「15ページに学校ブックフェスティバルが挙がっているが、これはこの先実施校を増やす予定があるのか。また、資料の重点事業の中に図書館ボランティア育成事業があるが、これは図書館限定のものなのか、あるいは各小学校で実施している保護者による読み聞かせボランティアも該当するのか教えてほしい。」

事務局等「学校ブックフェスティバルで学校数を増やして実施するか、現状のまま計画的に行っていくのかについては現在、図書館と学校、そして担当課で相談・調整を行っている。また、図書館ボランティア育成事業については、読み聞かせや対面朗読など図書館に関わる様々なボランティアを募集し、育成する事業である。」

委員「社会教育推進計画の17ページに、社会教育施設についての記載があるが、アスベストの件のように改善の先送りをするというのは、計画に明記している以上問題があると感じている。また、アスベストによる健康被害も他都市で発生しており、このような計画案を我々が承認する以上は、安全面について早く手を打つべきだと考える。」

事務局「指摘の通りである。今回の場合は、アスベストが使用された場所が容易に修繕できる場所ではなかったことがあり、このような対応となった。また、アスベストの健康被害については、年に一回大気調査を実施しており、昨年度の時点では問題がなかった。今年度もまた調査を行い、影響があれば対処を行っていく。」

3.その他について

委員「美術館で28年度に体験型の展覧会を実施したと思うが、子どもたちに好評だったため、来年は体験できるイベントを行ってほしい。」

事務局等「28年度に開催した展覧会は「魔法の美術館」である。このような体験型のものは大勢の子どもが来館する一方、大人があまり足を運ばないということがある。企画展に係る費用等の兼ね合いもあるため、今後も継続して検討を行いたい。」

委員「図書館が開館してすぐに駐車場が埋まる。だが、館内の利用者はさほど多くはなく、これは図書館利用者以外の駐車が多いのだと感じている。また、いつも団体貸出で180冊程度借りているが、3月に依頼した際には人員不足のため、通常の団体貸出および非常用エレベーターを利用した貸出が難しく、2~30冊程度なら対応可能だと伝えられた。そのため4月以降、非常用エレベーターを利用している団体や、専用の駐車場に車を横付けして貸出を行っている団体があるのか知りたい。」

事務局等「図書館の駐車場については、開館後暫くは混雑したが、4月以降は落ち着きを見せており、現在は様子を見ているところである。また、団体貸出については車の横付けが難しいという話を聞いているほか、建物の管理会社から施設内での台車使用に関する意見などもあり、現在良い方法を探っているところである。そのため、大量の貸出を行う時には、数人で来館し、手で持ち運べる範囲で借りてもらうなどの方法を依頼している。」

委員「回答を求めるものではないが、社会教育推進計画の11ページにある「地域が子どもを育てる仕組み」は、とても大事なことだと感じている。数値に表れる問題ではないが、子どもたちの安全安心が奪われたら大変な事態となるため、今日明日にでも明確なものが必要だと考える。地域・行政・学校がそれぞれ協力し、連携を図って実効性のある形になればよいと思う。」

事務局等「この会議は社会教育施設等について審議する場であるため、この場での論議は控えさせてもらうが、今回の内容は貴重なご意見としていただきたい。」

委員「動物園は小中学生が無料で、美術館も今年は大学生以下が無料だが、現在、それ以外の施設は有料である。また、子どもの中でも市内在住の子は料金が無料となるが、市外の子は有料となる。いま、全国的に見ても特別展以外は高校生以下が無料という施設が多い。釧路市ももっと考えてほしい。」

事務局等「目的は別だが、博物館では現在入館者の区分別の調査を実施している。以前より無料入館者に関する数字は積み重ねているが、今調査中の数字をもとに、一度考え直す方向となっている。規則等があるため、今すぐとはいかないが、全国的な傾向も踏まえた上で検討を行っていきたい。」

担当課係 生涯学習課生涯学習担当

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