大規模盛土造成地(令和5年3月24日更新)
防災・減災意識を高めていただくために
宅地の災害を防ぐためには、所有者の皆さんが宅地や擁壁に目を配るなど、日頃から点検し、適切な管理を行うことが重要です。
大規模盛土造成地マップとは
国がガイドラインに基づき、造成前の地形図と造成後の地形図を重ね合わせ、標高を比較し、抽出した大規模盛土造成地の概ねの位置、規模を示したものです。
釧路市の大規模盛土造成地マップは、昭和31年の地形図と平成28年の地形図を重ね合わせて作成されたものです。
大規模盛土造成地とは
大規模盛土造成地には、2つの種類があります。
谷埋め型大規模盛土造成地
盛土の面積が3,000平方メートル以上
腹付け型大規模盛土造成地
盛土をする前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上、かつ、盛土の高さが5メートル以上
(画像は大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説より)
大規模盛土造成地の安全性把握の取り組みを進めています
国の方針に基づき、大規模盛土造成地82か所の安全性把握の取り組みを進めています。
(令和4年3月現在)
令和2年2月 大規模盛土造成地マップの公表
令和3年3月 大規模盛土造成地造成年代調査の完了
宅地造成を規制する法律が適用されていない昭和40年までの造成は27か所です。
令和4年3月 大規模盛土造成地の調査優先度評価の完了
1.盛土数
基礎資料および現地踏査での精査により、盛土数が9か所減少しています。
|
変更前 |
変更後 |
---|---|---|
谷埋め型 |
74か所 |
71か所(3か所減少) |
腹付け型 |
17か所 |
11か所(6か所減少) |
計 |
91か所 |
82か所(9か所減少) |
2.調査優先度
国の示す方法により、どの盛土から調査を行うかを評価しました。
令和5年1月 大規模盛土造成地の安全性把握調査の実施
調査箇所(谷埋め型、腹付け型それぞれにおいて調査優先度が最も高い箇所を調査対象としました。)
- 番号15 貝塚1丁目(谷埋め型)
- 番号1 宮本2丁目(腹付け型)
調査結果
|
貝塚1丁目(谷埋め型) |
宮本2丁目(腹付け型) |
安全性 評価 の目安 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(1)盛土の 抵抗力 (kNm) |
(2)盛土の 滑り出す力 (kNm) |
安全率 (1)/(2) |
(1)盛土の 抵抗力 (kNm) |
(2)盛土の 滑り出す力 (kNm) |
安全率 (1)/(2) |
||
常時 |
511,494 |
103,230 |
4.954 |
13,392 |
7,567 |
1.770 |
1.5以上で安全 |
地震時 |
498,203 |
398,927 |
1.248 |
12,465 |
12,277 |
1.015 |
1.0以上で安全 |
安全性評価の目安を上回っていることから、「滑動崩落の可能性が低い」ことを確認しました。
調査優先度の高い大規模盛土造成地の安全性が確認できたことから、市内全ての大規模盛土造成地について当面変状などの経過観察を行っていきます。
場所については下記リンクを参照して下さい。
大規模盛土造成地に関するQ&A
Q.大規模盛土造成地を公表した目的は何ですか?
A.市民の皆さんに大規模盛土造成地の存在を知っていただき、これまで以上に防災・減災意識を高めていただくため、国が作成したマップを活用し、市が公表したものです。
Q.マップに示された大規模盛土造成地は危険ということですか?
A.マップは大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を示すものであり、地震時に必ずしも危険という箇所を示すものではありません。
Q.大規模盛土造成地に含まれている土地に家を建てたり、土地の売買を行う際に特別な手続きが必要ですか?
A.建物の建築や土地の造成、売買を行う際の特別な手続きはありません。また、重要事項説明書への記載も、義務付けられていません。
宅地防災に関するリンク先
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このページに関するお問い合わせ
住宅都市部 都市計画課 開発指導係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎5階
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