節電で環境と家計に優しい生活を！

北海道の冬は暖房や照明でたくさんの電気を使います。その分、冬の節電は夏の対策よりも省エネ効果やCO2排出量の削減効果が高いと言われています。

家庭の中でもちょっとした電気の使い方を意識することで無理のない節電を続ける事ができます。

家計の節約にもなる節電で、冬の生活をより快適に楽しく、暖かく過ごしましょう。

家庭で電気をたくさん使う家電は？

一日の電気の消費量は、24時間通電している「冷蔵庫」や待機電力を含む「テレビ」などが多くなります。また、北海道の冬は「照明器具」も夕方早くから点灯し消費量はグンと上がり、家庭で電力消費の多い時間帯の19時ごろには「照明」、「冷蔵庫」、「テレビ」で4割以上を占めています。家全体、家族みんなですこしずつ無駄を省くことで、省エネ効果と電気代に大きく差がでます。

家庭での節電取り組み例

照明器具

照明の点灯時間を1日1時間短くする。（12Wの蛍光ランプ1灯当たり）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約0.37kWh
• 節約金額：約11円
• CO2削減量：約0.3kg

白熱電球（54W）からLED電球（9W）に交換する。

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約7.50kWh
• 節約金額：約223円
• CO2削減量：約5.2kg

テレビ

省エネモードに設定し、見る時間を1日1時間短くする。（32インチ液晶の場合）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約3.66kWh
• 節約金額：約109円
• CO2削減量：約3kg

パソコン　デスクトップ型

使わない時は、電源を切る。（1日1時間利用を短縮した場合）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約2.63kWh
• 節約金額：約78円
• CO2削減量：約2kg

パソコン　ノート型

使わない時は、電源を切る。（1日1時間利用を短縮した場合）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約0.46kWh
• 節約金額：約14円
• CO2削減量：約0.3kg

冷蔵庫

設定を控えめにする（強から中にするなど）。
扉を開ける時間を減らす。
食品を詰め込みすぎないようにする。
（詰め込んだ場合と、半分にした場合との比較）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約9.6kWh
• 節約金額：約285円
• CO2削減量：約6.6kg

電気ポット

使わないときはプラグを抜く。
（ポットに満タンの水を入れ沸騰させ、使用後に6時間保温状態にした場合と、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約8.95kWh
• 節約金額：約266円
• CO2削減量：約6kg

ジャー炊飯器

使わないときはプラグを抜く。
（1日に7時間保温し、コンセントに差し込んだ場合と保温せずにコンセントから抜いた場合の比較）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約3.82kWh
• 節約金額：約113円
• CO2削減量：約3kg

洗濯機

洗濯物はまとめ洗いを。
（容量6kgの洗濯機で4割入れて洗う場合と8割入れて洗う場合の比較）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約0.49kWh
• 節約金額：約15円
• CO2削減量：約0.3kg

掃除機

部屋を片付けてからかけることで利用時間を1日1分短縮。

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約0.45kWh
• 節約金額：約13円
• CO2削減量：約0.3kg

温水洗浄便座

保温・温水の設定温度を「中」から「弱」に下げる。ふたを閉める。
（ふたを閉めた場合と、開けっ放しの場合との比較）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約6.26kWh
• 節約金額：約186円
• CO2削減量：約4kg

エアコン

室温を1度下げて、20度に設定し、運転時間を1日1時間短縮する。
（運転時間：9時間／日）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約7.82kWh
• 節約金額：約232円
• CO2削減量：約5kg

電気セントラル暖房

家全体の室温を2度下げて、20度にする。
（運転時間：5時から24時の19時間）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約147.13kWh
• 節約金額：約2,265円
• CO2削減量：約101kg

蓄熱式電気暖房器

室温を2度下げて、20度にする。
（運転時間：5時から24時の19時間）

1ヶ月当たりの節電効果

• 電気省エネ量：約26.44kWh
• 節約金額：約373.5円
• CO2削減量：約18kg

• ※節約金額は1ヶ月あたりの省エネ量から算出したおおよその目安（電気料金単価は29.72円）
• ※電気セントラル暖房の節約金額は北海道電力のホットタイム22ロングの料金単価15.4円で試算
• ※蓄熱式電気暖房器の節約金額は北海道電力のドリーム8夜間時間の電気料金単価14.13円で試算

出典：北海道経済産業局「実践！おうちで省エネ」

家庭の消費電力を確認してみましょう

釧路市では家電製品の消費電力を簡単に測定できる『電気使用量測定機器』を無料で2ヵ月貸出ししています。家庭での電気の使い方を見直す参考になりますので、ぜひご利用ください。

• 電気使用量測定機器と燃費計の貸出し

過剰な暖房を抑制し、室温20度で快適に暖かく過ごす「ウォームビズ」

室内の1日の気温変化を確認、インナーウエアを重視し上手な重ね着、ひざ掛け等活用して暖かく過ごしましょう。

暖房を消して、みんなで暖かく楽しく「ウォームシェア」

暖房を共有する「ウォームシェア」は、それぞれが暖房をつかうのではなく、みんなでひとつの部屋、場所に集まることでエネルギーを節約する省エネスタイルです。
また、みんなが暖房を止めて出かけることで、まちの活性化にもつながります。

「家族や近所の人たちと」
みんなで一つの部屋に集まって過ごせば、エネルギー消費を減らせ、コミュニケーションも深まります。

「まちに出かけよう」
まちに出かけて、みんなで暖かい場所に集まり、楽しく過ごすだけで、家庭暖房のエネルギー消費を減らせます。
図書館や美術館、子どもを連れて遊学館に行くなど、暖かい公共施設でゆっくり過ごすのも1つの方法です。

「イベントやスポーツに参加しよう」
鍋料理をみんなで食べる、スポーツをしたり観戦する、温泉めぐりの旅行など暖かくて楽しいイベントに参加しましょう。

※上記の取り組みは環境省の気候変動キャンペーン「Fun to Share」より引用。

消費電力に合ったアンペア容量で電気と家計を節約

容量の大きい家電は同時に使わないなど、使い方を工夫することで契約アンペアを下げることができ、電気料金の低減につながります。

契約アンペアを確認してみましょう

契約アンペア数は10アンペアから60アンペアまでの7種類があり、電力会社に連絡すれば契約アンペア数を変更できます。
契約アンペアを下げると基本料金が安くなり、家計の節約にもつながります。

色	アンペア	基本料金	箇所
黒	10	334.8円	つまみ
黄	15	502.2円	つまみ
青	20	669.6円	つまみ
赤	30	1004.4円	つまみ
グレー	40	1339.2円	ブレーカー表面
茶	50	1674円	ブレーカー表面
紫	60	2008.8円	ブレーカー表面

※20アンペアのつまみは深緑の場合があります。

契約アンペアを計算してみましょう

電気の使用がもっとも多くなる時間帯を想定して、同時に使用する電化製品の容量から、電気をどれだけ使用しているかをシミュレーションしてみましょう。

一般の電灯、家電製品を同時にもっとも電気を使う場合の例

電気容量の最大値は3500Wで電流に換算すると35.0アンペア。したがって40アンペアのブレーカーで間に合います。
上記の他に待機電力として約5%の電気を使用します。アンペア数は余裕をもって契約するようにしましょう。

ほくでんホームページでアンペアチェック

従量電灯B（10～60アンペア）で契約されている方は、ほくでんホームページ「アンペアチェックサービス」が利用できます。家庭で使用する電気機器の台数や容量を入力することで、使用状況にあった契約アンペアを簡単に確認できます。

• ほくでん　ホームページ（外部リンク）

節電に役立つ便利なサイト

• 経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト（一般向け省エネ情報）」（外部リンク）
  上手な省エネの方法や補助金の制度、省エネに優れた商品の選び方等、役立つ情報を紹介しています。
• 環境省「省エネ製品買換ナビゲーション　しんきゅうさん」（外部リンク）
  パソコンやスマートフォン、タブレットPCを利用して今、使っている製品から省エネ製品への買換えによるCO2削減、年間にかかる金額の低減効果等を5種類の方法で簡単に比較ができます。他にも省エネに効果的な使い方や選び方のアドバイスなど役立つ情報があります。