カラスの被害と対処について
まずはじめに
カラスを含むすべての野生鳥獣は原則として鳥獣保護管理法により保護されており、許可なく捕獲や駆除することが禁止されています。
カラスについては、威嚇してくる、襲ってくる、ゴミをあさるなど人間にとって様々な被害をもたらす鳥と思われがちですが、生態系の中で多くの生きものに対して捕食者としての役割をしています。また、木の実を飲み込んで運び糞とともに種子を落とすことで種子を散布し、植物の繁栄にも貢献しています。
生態系の保全のためにも、カラスの生態を正しく理解し、共存・共生のご協力をお願いします。
よくある質問
Q1 カラスの巣を撤去してほしい。
Q2 カラスの巣を撤去した場所に、また巣を作っている。
Q3 毎年、家の木にカラスが巣を作っている。
Q4 カラスに威嚇されたり、襲われる。
Q5 カラスにゴミを荒らされて困っている。
Q6 カラスにエサやりをしている人がいる。
Q1.カラスの巣を撤去してほしい。
カラスの巣を見つけても、被害がない場合は、特に撤去する必要はありません。しかし、威嚇されたり、襲われるなどの被害があった場合には、巣を撤去する必要があります。
カラスの巣の撤去については、巣のある場所の所有者や管理者が専門の事業者に連絡し、撤去してもらう必要があります。
空き地の巣を撤去するなど所有者や管理者が不明の場合は、市環境保全課までご連絡ください。
Q2.カラスの巣を撤去した場所に、また巣を作っている。
カラスが巣を作った直後に撤去してしまうと、同じ場所にまた巣を作ってしまうことがあります。卵を産んだ後に撤去するとカラスは同じ場所に巣を作らないといわれています。巣の撤去はタイミングを図って行うことが効果的です。
Q3.毎年、家の木にカラスが巣を作っている。
自宅の木にあるカラスの巣撤去については、ご自分で専門の事業者に連絡し、撤去してもらう必要があります。その際には撤去費用の負担が必要となります。
庭木の枝が生い茂っていると巣作りしやすくなります。また、枝が三又になっていると巣が作られやすいといわれています。
庭木の剪定をし、三又を二又にすることで巣が作られにくくなります。
また、針金製のハンガーなど、巣の材料にされそうなものを野外に放置しないでください。
Q4.カラスに威嚇されたり、襲われる。
カラスは春から初夏(4月から7月頃まで)にかけて巣作りをし、人間が巣やヒナに近づこうとすると卵やヒナを守るため、威嚇などをして遠ざけようとします。
カラスが威嚇してきた場合は、直ちにその場所から離れましょう。
また、カラスは必ず背後から襲ってきます。つばのある帽子をかぶったり、傘をさすことで攻撃を防ぐことができます。
Q5.カラスにゴミを荒らされて困っている。
カラスは生ごみを求めてゴミ集積所に集まってきます。ご家庭で生ゴミを減らすことや、十分に水分を切ってから外から見えないようにすること、収集日前にゴミを出さないこと、ゴミ散乱防止ネットでゴミを覆うことなどによって防ぐことができます。
Q6.カラスにエサやりをしている人がいる。
野生生物であるカラスにエサを与えると、人を恐れなくなり、人に危害を加えたり、鳴き声、フンなどにより生活環境に被害をもたらします。カラスは野生生物であることを認識し、人間との適切な距離を保つように心がけましょう。
また、エサやりをしている人を見かけた場合は、市環境保全課までご連絡ください。
このページに関するお問い合わせ
市民環境部 環境保全課 環境衛生係
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎1階
電話:0154-31-4533 ファクス:0154-23-4651
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