タンチョウ
ツル目 ツル科
特徴
特別天然記念物
- 環境省レッドリスト 絶滅危惧2類(VU)
絶滅の危険が増大している種 - ワシントン条約 附属書1
絶滅のおそれのある種であって取引による影響を受けているか又は受けるおそれのあるもの
園内に「タンチョウ保護増殖センター」が昭和57年に設置され、タンチョウの孵化・増殖事業に取り組んでいます。当時のタンチョウ一斉調査では野生個体数が300羽ほどで、4羽の飼育からスタートしました。
現在では野生個体数は1300羽を越えるまでに回復しました。
タンチョウの数が回復してきている一方、生息地である湿原は減少し、既存の湿地環境も悪化しています。住みかが狭くなったタンチョウは人の暮らす環境の近くを利用するようになりました。
このため、毎年30羽前後のタンチョウがタンチョウ保護増殖センターに収容されます。生きたまま収容される個体は2~3割ですが、助けることができる個体はそう多くはありません。助かっても野性復帰できないものが大部分です。そのような個体は治療棟で飼育され続けます。繁殖に支障のない個体については、釧路市丹頂鶴自然公園に移して増殖を試みています。
野生復帰するタンチョウには、環境省のリングが装着されて放されています。
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