学ぶことが楽しい、博物館のもよおし(活動報告)
【体験講座】釧路・足寄合同化石教室 9月11日(日曜日)午前9時30分~午後3時30分
足寄動物化石博物館の参加者45名と合流し、総勢70名で地層の観察及び化石の採集を実施した。採集場所は阿寒シェル鉱業の私有地を借用し、タカハシホタテ、ホタテ、エゾギンチャク等の貝化石と海牛の骨片が採集されました。
【特別展】春採湖の昆虫 7月23日(土曜日)~9月11日(日曜日)
春採湖昆虫類調査報告書「釧路市春採湖の昆虫」が今年3月に釧路昆虫同好会(中谷正彦会長)から刊行されたのを記念して、特別展「春採湖の昆虫」をこの夏開催しました。
同好会の中谷会長が撮影された昆虫生態写真の中から、厳選された写真50枚、及びに春採公園産の希少種や外来種の標本11種を展示しました。
今回展示した春採湖の昆虫生態写真は博物館に寄贈していただきました。移動展などに利用される予定です。
【観察会】しらべてみよう春採湖の昆虫 日時 9月10日(土曜日)午後1時30分~3時
春採公園では花の季節もほぼ終わり、空にはアカトンボの姿が目立つようになりました。
とはいえトンボの池では、オオルリボシヤンマがパトロール飛行して縄張りを主張していました。
この季節、花の蜜を求める昆虫たちにとっては、花壇の草花が貴重な食糧源になっています。
春採湖ネイチャーセンター前の花壇には、チョウやハチの仲間が蜜を求めて集まっていました。(春採公園、釧路昆虫同好会/釧路市立博物館友の会と共催/参加者数 15名)
観察した昆虫
- 【蜻蛉類】6種:アキアカネ、マユタテアカネ、エゾトンボ、キバネモリトンボ、オオルリボシヤンマ、アオイトトンボ
- 【チョウ類】3種:アカタテハ、スジグロシロチョウ、ジャノメチョウ
- 【蜂類】5種:ケブカスズメバチ、ツヤクロスズメバチ、セイヨウミツバチ、セイヨウオオマルハナバチ、エゾコマルハナバチ
【講座】新・林業基礎講座 9月4日(日曜日)午前9時00分~午後5時20分 釧路市音別町尺別
今年で4年目の林業基礎講座は「新・林業基礎講座」になってパワーアップ。よりじっくりと、北海道開発と森林資源、林業の重要性、森と人との関わりを学んでいただけるよう、尺別の森で、根起こしや補植、枝打ちの体験や林業関係者との懇談などを行ないました。定員を超えるお申込、ありがとうございました。協力:音別林産振興会・かたばみ興業株式会社尺別営業所
【移動展】ベトナム・炭鉱(ヤマ)の風景 9月1日(木曜日)~30(金曜日)たんちょう釧路空港
釧路空港で開催中の移動展「ベトナム・炭鉱(ヤマ)の風景」は、今年6~7月に当館マンモスホールにて展示をした、ベトナム石炭産業や炭鉱都市の風景、また釧路から派遣されている炭鉱技術指導員の活躍などを写真で紹介しています。先日は、釧路に来られたベトナム石炭鉱物工業公団(VINACOMIN)のチュアン総裁らもご覧に。うれしい限りです(右)。
【観察会】しらべてみよう春採湖の昆虫 8月13日(土曜日)午後1時30分~午後3時00分
- 野草園:花や樹液に集まる昆虫たちを観察。これからスズメバチの季節なので、刺激しないよう注意しながらの観察。
- トンボの池:池の上を悠々と飛び回るのはオオルリボシヤンマ。でも素早くてなかなかつかまりません。
- 春採湖南岸:背の高さほどあるオオイタドリやヨシ、フキなどが遊歩道の両側に迫っているなか、キアゲハやマンシュウイトトンボが突然姿をあらわします。
観察した昆虫
- 蝶類:キアゲハ、コキマダラセセリ、モンキチョウ、ゴマシジミ、ルリシジミ、エゾスジグロシロチョウ、フタスジチョウ、イチモンジチョウ、ジャノメチョウ。
- 蜻蛉:マンシュウイトトンボ、オオルリボシヤンマ、キバネモリトンボ、エシオカラトンボ。
- その他:ハサミムシ、マルハナバチ、ケブカスズメバチ、クロスズメバチ等。
参加者数 18名
講座「昆虫の名前をしらべる会」7月31日(日曜日)午後2時00分~午後4時00分
親と子の昆虫採集・観察会で採集してきたり、飼育していた昆虫の標本づくりに挑戦。図鑑でしらべた名前や採集データを記したラベルを付ければ、博物館でも通用する立派な昆虫標本です。夏休みの自由研究が終わったら、乾燥剤や防虫剤を入れて大切に持っておきましょう。
- 場所 博物館講堂
- 参加者数 23名
観察会「親と子の昆虫採集・観察会」7月31日(日曜日)午前10時00分~午前11時45分
暗い雲が立ちこめるなか、晴れた日にはあまり見られないオオヒカゲやシロオビヒメヒカゲ、キマダラヒカゲなど、ジャノメチョウの仲間が数多く見られました。よく目を凝らしてみると、草に止まってハネを休めているキタイトンボや、地面を歩きまわるセンチコガネなどが見つかりました。
- 場所 鶴居村温根内
- 参加者数 22名
特別展記念講演会「春採湖の昆虫 チョウとトンボの分布と生態」7月30日(土曜日)午後2時00分~午後3時30分
春採公園でみられるチョウとトンボについて、中谷会長が撮影された写真70枚あまりを見ながらお話していただきました。話の後、博物館に保存展示されている昔の昆虫標本の見学や、特別展の解説なども行いました。
- 講師 中谷正彦氏(釧路昆虫同好会会長)
- 場所 博物館講堂
- 参加者数 14名
「春採湖畔一周探鳥会」7月17日(日曜日)午前8時00分~午前9時50分
博物館に隣接する春採湖畔で探鳥会を行いました。当日は小雨模様で、実施が危ぶまれましたが、6名の方が集まられ、雨もやんだので開始しました。雨のせいか、水鳥などはほとんど見られませんでしたが、アオジやカワラヒワ、コヨシキリなどを観察することができました。途中でふたたび雨が降りはじめましたので、ショートカットして早めに終了となりました。天気や鳥には恵まれませんでしたが、道端の花なども観察しながらゆっくりとした散策を楽しみました。解説や案内は日本野鳥の会釧路の皆さんにお願いいたしました。
「草花ウオッチング」7月16日(土曜日)午後1時30分~午後3時00分
朝から雨の降りそうな天気、でも17℃。今年2回目の草花ウオッチングは23名の参加がありました。雨の降る前に終わればと気をもむうちにサクラ、ヤナギの花から冬芽までの変化、釧路地方の4種類のアヤメの話などなど、楽しく時間が過ぎました。
「春採湖水辺のいきもの観察会」6月25日(日曜日)午後1時30分~午後3時00分
春採湖に生息する魚と水生生物の観察会を行いました。前日の雨と気温の低下で当日の開催が心配されましたが、穏やかな天気に恵まれ、子供たち6名を含む19名の参加者がありました。岸辺の水草などに隠れている生きものはさで網で、岸近くを泳いでいる魚は投網を使って採集しました。直径30センチ、長さ60センチの筒状をしたどうは前日の夕方に餌を入れて岸辺に仕掛け、観察会当日に引き上げました。ワカサギ、ウグイ、ジュズカケハゼ、ヌマチチブ、イトヨ、イバラトミヨの6種の魚、スジエビ、イサザアミ、ウチダザリガニの3種の甲殻類、そしてイトトンボのヤゴなどを採集しました。観察の終了後、友の会会員の指導により、子供たちに生きもののスケッチをしてもらいました(写真)。
「春採湖畔一周探鳥会」6月19日(日曜日)午前8時00分~午前11時00分
博物館に隣接する春採湖畔一周する探鳥会を行いました。28名の参加者がありました。天気もよく、春採湖をゆっくりと一周しながら野鳥の観察をしました。湖畔の林ではアオジやカワラヒワ、ヨシ原や草地ではコヨシキリやノビタキ、水辺ではオオバンやアオサギなどなど23種類の鳥が確認できました。オオバンやトビのヒナも見ることができました。解説や案内は日本野鳥の会釧路の皆さんにお願いいたしました。
「しらべてみよう春採湖の昆虫」6月11日(土曜日)午後1時30分~午後3時00分
場所 春採公園、博物館集合・解散
旧科学館裏に仕掛けたピットホールトラップ(落とし穴)で昆虫を採集:オサムシ、ゴモクムシ、アリ、トビムシなど。春採湖畔の遊歩道(病院坂~ゴマツリ岬~博物館下)で、季節の昆虫を観察:ゾウムシ、ハムシ、テントウムシなど。
観察した昆虫
エゾアオカメムシ、トゲカメムシ、オオカバイロコメツキ、クワハムシ、キクビアオハムシ(写真:釧路市春採湖の昆虫)、オオニジュウヤホシテントウ(写真:釧路市春採湖の昆虫)、ハナウドゾウムシ、コブスジアカガネオサムシ、ゴモクムシ、アカマルハナバチ、ケブカスズメバチ(メス)、ヒトリガ(幼虫)、ユスリカ、アリ、トビムシなど。
「友の会より花をいただきました」5月31日(火曜日)
博物館活動にサポートいただいている博物館友の会の方々により、博物館前のエントランスに鉢植えの花が飾られました。これは博物館の入り口を少しでも華やかにしたいというお気持ちで、毎年、飾られています。今年も4種類の色とりどりの花が飾られ、来館者を迎えてくれます。いつもありがとうございます。
5月22日に春採湖畔探鳥会を開催しました(日本野鳥の会釧路共催)。散策に適した気候で、気持ちよく鳥の観察ができました。天気もよく観察に適した気候でした。14名の参加者があり、博物館の横から春採湖畔に降り、湖畔沿いと病院裏の林の中を散策しました。ノゴマやアオジがあちらこちらでさえずっていました。また、水辺ではこのあたりでは珍しくダイサギを見ることができました。全部で25種類の鳥が確認できました。
草花ウオッチング 5月21日(土曜日)午後1時30分-午後3時00分
朝からの雨は上がりましたが気温9℃。本年最初の観察会は24名の参加がありました。年明けのため初めのあいさつは本年もよろしくお願いします。
サクラやキタコブシは曇り空にもよく合います。31種類の花を観察できました。
「タンチョウイラスト展」4月4日(日曜日)~5月5日(木曜・祝日)
財団法人日本野鳥の会と共催でタンチョウイラスト展を開催しました。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリが釧路・根室管内の小中学生から募集したタンチョウのイラストを展示するもので、今年で17回目を迎えます。今回は494点を展示しました。イラストはタンチョウの姿をリアルの描いたものから、イラスト風、ちぎり絵風なものまで千差万別で、来館者はひとつひとつの作品をじっくりと見られていました。イラストを描いた子供たちやそのご家族も見にこられ、大勢の方にご来館いただきました。
「春採湖探鳥会」4月17日(日曜日)午前8時00分-午前10時00分
毎年恒例の、春採湖畔探鳥会が今年も始まりました(日本野鳥の会釧路と共催)。15名の参加者がありました。当日はまだ寒く、途中から雨も降ってきて、早々に引き上げました。夏鳥の飛来も少なめでしたが、カワラヒワのさえずりを聞くことができたり、マガモのつがいなどを見ることができました。解説や案内は日本野鳥の会釧路の皆さんにお願いしました。
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