平成27年4月の釧路市動物園ニュース

ページ番号1001737  更新日 2022年8月25日

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ハヤブサが亡くなりました

2010年9月8日に、環境省野生生物保護センターから移管されたハヤブサのブッチが本日亡くなりました。

事故で右の片翼を欠損し、野生復帰できなかったことから、釧路市動物園に来園しました。急降下するときには時速300キロメートルにもなるという話や、かつては有機塩素系殺虫剤の影響で卵殻が薄くなって繁殖率が下がり、世界中で大問題となったことや、欧米の都会では高層ビルが生息環境の崖に見立てて繁殖する個体もいるなど、教育普及のメッセンジャーとして親しまれました。

猛禽類が好きなお客様からは、近くでじっくり観察できると人気の鳥でした。

写真:ハヤブサ

ホッキョクグマのミルクの首に遊具が引っ掛かるトラブルがありました

4月30日(木曜日)、先端部を切除したセーフティーコーンをかぶり、首に引っ掛かるトラブルがありました。お気に入りのコーンの先端が割れており危険と考え、ミルクが首を通せない大きさ直径20cmで切断してミルクに与えました。ミルクはその遊具で遊んでおりましたが、午前11時頃、頭を入れたまま勢いよく直径30cmのガス管をかぶろうとしたため、想定外の力が加わり与えた遊具が首まで下りて引っかかってしまいました。

その後、ミルクは首に引っ掛かった遊具をまったく気にせず、プールに飛び込んだり、ガス管で遊んでおりましたが、セーフティコーンの遊具を人為的に外すことも想定し、早めの12時に収容して室内でしばらく様子を見ておりました。しかし、ミルクはやはり気にせず外そうとする様子もありませんでしたので、安全確保と今後の生活に支障があると判断し、麻酔をかけて遊具を取り外しました。トラブルの一部始終をご覧になっていた来園者の方々等、多くの皆様に大変ご心配をおかけしましたことをお詫びいたします。

なお、遊具を取り外す作業の間に、健康診断も実施いたしました。

ミルクが、これまでのホッキョクグマでの経験からは予想もつかない創造的な遊びをする個体であることを改めて認識し、今後、このようなトラブルが起こらないように、ミルクの創造性に負けないよう想像力を働かせて遊具を考え、ミルクが楽しく安全に遊べるようにいたしたいと反省しております。

写真:首に遊具が引っ掛かったミルク

写真:プールで遊ぶミルク

開園40周年の看板を設置しました

釧路市動物園は今年の10月1日に開園40周年を迎えます。
開園40周年を記念いたしまして正門と西門に看板を設置いたしましたので、動物園へお越しの際はぜひご覧ください。
また、10月10日(土曜日)~12日(月曜日・祝日)に「開園40周年記念フェスティバル」を開催いたします。
皆様のご来園をお待ちしております。

写真:動物園正門入口
正門

写真:看板
40周年記念看板

4月29日(水曜日) 開園40周年記念「春の動物園まつり」にて、メンヨウの毛刈りを実施しました!

今日から、春の動物園まつりが開催されます。
その第1弾として、毎年恒例のメンヨウの毛刈りが行われました。

写真:メンヨウの毛刈り1


午後になり、少しかげってきましたが、多くのお客様にご参加いただきました。

写真:メンヨウの毛刈り2


まずはプロによるデモンストレーション。あっという間に刈られていきます。

写真:毛刈り後のメンヨウ
刈り終わってすっきりしました。

写真:メンヨウの毛
きれいに刈ると、一枚の敷き物のようになります。

写真:毛刈り体験1

写真:毛刈り体験2


そのあと、30名まで、小学生以上という制限はつけさせていただきましたが、子どもたちによる毛刈り体験を行いました。
手ほどきを受けながら、バリカンで毛を刈ります。
うまくできたかな。

大変盛況のうちに、無事に終えることができました。
ご参加くださり、ありがとうございました。

4月29日(水曜日) 釧路市丹頂鶴自然公園にて、今シーズン2羽目のヒナがふ化しました!

昨日に引き続き、丹頂鶴自然公園にてヒナがふ化しました。
隣のケージのナカ(オス)とショウコ(メス)のペアが、子を連れて観覧通路から見えるところへ出てきました。

写真:タンチョウの親子1
生まれて2,3日齢くらいで、まだ小さいヒナです。

写真:タンチョウの親子2
こちらはエムコとヒナ。

手前に出てきているときも、そうでない時もあります。
例年より少し早めですが、かわいいヒナに会いに、鶴公園までお越しください。

写真:ヒナ

4月28日(火曜日) 速報!釧路市丹頂鶴自然公園でタンチョウのヒナがふ化しました!

本日、鶴公園においてドウサン(雄)とエム子(メス)がヒナを連れて観覧通路側に現れましたのでお知らせいたします。

4月28日(火曜日) 株式会社共立様が、企業ボランティア活動を行ってくださいました!

釧路市動物園を何らかの形で応援したいと、平成21年度のタイガ・ココア新動物舎裏の汚水排水管の洗浄清掃から始まった釧路市の地元企業である株式会社共立様による企業ボランティア活動が、今年も実施されました。

この度は、動物園内の「ふくろうの森」からヒグマ舎にかけ、排水管の清掃を行って頂きました。今年度は、このほかに動物園前の舗装道路の補修も行って頂いております。

このような企業の社会貢献としてのボランティア活動による支援は、市民に守り育まれている釧路市動物園のあり方として大変有意義なもので、とても感謝しております。

写真:株式会社共立のみなさま

写真:排水管の清掃


写真:舗装道路の補修

4月24日(金曜日) 4月25日(土曜日)から、MOOで動物園を紹介した写真展を開催

4月25日(土曜日)から5月7日(木曜日)まで、今年もフィッシャーマンズワーフMOOにおいて、釧路市動物園を紹介した写真展を開催しています。

北海道ゾーンで展示している動物や木道で見られる花々を中心に紹介しています。今年の目玉は、等身大のホッキョクグマのミルク。立って歩く姿や遊具を投げてプールにダイビングする様子が全国的な人気となっています。動物園のYOUTUBEで、約30万回も再生されている動画もあるほど、世界的に注目(?)されています。

飼育施設では、「かわいい」とお客さまに声を掛けられるミルク。これからまだ大きくなるとはいっても、すでに身長は190cmもあります。MOOに展示している等身大のミルクの写真と背比べしてみてはいかがでしょうか?
生まれて間もないころのキリン「スカイ」や今のアムールトラ「ココア」の等身大の写真も展示しています。

是非、ご覧ください。

写真:写真展1

写真:写真展2


写真:写真展3

4月24日(金曜日) 山花小中学校の生徒の皆さんがホッキョクグマ舎横の花壇にパンジーの移植を行ってくださいました

毎年、ゴールデンウィークの春の動物園祭りに向けて、山花小中学校の生徒の皆さんがパンジーの移植を行ってくださっております。

今年も、風が強く肌寒い中、生徒と先生の皆様にホッキョクグマ舎の横の花壇やプランターにパンジーを植えていただきました。

春の動物園祭りの時に来園されるお客様に「とてもきれいですね」といつもお声をかけていただいています。今年は、ホッキョクグマのミルク人気で道外から訪れる多くのお客様の目も楽しませることでしょう。

市民の皆様にも、是非、生徒の皆さんが植えた可愛らしいパンジーの花々を是非ご鑑賞ください。

写真:パンジーの移植

写真:記念撮影

4月22日(水曜日) ツヨシプロジェクト様から男鹿水族館発行の写真集をご寄贈いただきました

今、全国で話題となっているホッキョクグマのミルク。そのミルクが生まれた秋田県男鹿水族館がどのような環境なのか、釧路市動物園からお嫁入りしている母親のクルミにどのように育てられたのかを、市内の子どもたちや市民に広く知っていただき、釧路市動物園に足を運んでミルクの成長を温かく見守っていただきたいとのお気持ちから、男鹿水族館で発行されているミルクの写真集を釧路市教育委員会にご寄贈していただきました。

写真:写真集寄贈

4月19日(日曜日)開園40周年記念「春の遊園地まつり」と「飼育の日」イベントを行いました!

春の遊園地まつり

冬季の間お休みしていた大型遊具がいよいよオープン!運転初日の4月19日は「春の遊園地まつり」を行い、コイン式遊具を除く全ての遊具を無料でご利用いただきました。
時々雨が降っていましたが、2000名様以上のお客様にご来園いただき、今年最初の遊具をお楽しみいただきました。

写真:遊園地
春の遊園地まつり

飼育4・19の日

日本動物園水族館協会設立記念で制定されました4月19日の「飼育419の日」にちなみ、午後から「動物園の台所ツアー」を行いました。普段は入ることのできない調理室や貯蔵庫を見学していただき、動物たちのエサをご覧いただきました。

写真:見学の様子
台所ツアー

4月10日(金曜日) エゾヒグマのオグリが亡くなりました

エゾヒグマの「オグリ」は、平成25年12月に後肢の麻痺のために立つことができなくなりましたが、前肢を使って屋外の放飼場と室内とを出入りできるため、擦り傷がひどくならないように、放飼場内に隔離場所を設置して投薬治療を続けながら大切に飼育して来ました。

しかし、平成27年1月から室内の出入りが難しくなり、本年3月には自力で移動ができなくなってきました。さらに、同じ体勢でいるため褥(じょく)瘡(そう)(床ずれと血行不全に伴う組織壊死)ができ、重症化しました。オグリ自身もかなりの痛みを感じている様子で、これ以上の延命は苦痛を長引かせると判断し、平成27年4月9日に安楽死の処置を選択しました。

オグリは24歳と、高齢なクマであり、高齢化に伴う腰椎の後靭帯(じんたい)骨化症※や変形性脊椎症などが原因で脊髄神経を刺激し麻痺を起したと考えられます。この病気は、大型犬など体重の重い動物で発症しやすく、治療は対症療法を行い、治癒しない病気です。

オグリは釧路市動物園の来園者にも人気の個体でした。そんなオグリを応援し、また支えていただきました皆様に心より感謝申し上げます。

※ 椎体骨が骨化により連結し、脊髄や脊髄から分枝する神経根が押されて、感覚障害や運動障害引き起こす病気)

【エゾヒグマ「オグリ」】

  • 生年月日:1991年1月30日
  • 出生地:登別クマ牧場
  • 来園日:1999年10月15日
  • 死亡年日:2015年4月9日 24歳で死去
  • 体重:340.8kg

写真:エゾヒグマのオグリ

4月9日(木曜日) 釧路厚生社様からテントの寄贈がありました

今秋、釧路市動物園が開園40周年を迎えることを祝し、釧路厚生社様(会長 中山勝範様)より、行事用テント一張りをご寄贈いただきました。

動物園では、例年行っている春まつりや夜まつり等の他、10月に40周年記念イベントの開催を予定しています。ご寄贈いただいたテントは、各種行事で活用させていただきます。

写真:寄贈の様子
目録贈呈

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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