2023年7月の釧路市動物園ニュース

ページ番号1012397  更新日 2023年9月4日

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2023年7月30日(日曜日)ケルティックハープのミニライブを行いました

昨年に続き、Natsukoさんによるケルティックハープのミニライブが開かれました。
アイルランド民謡やホッキョクグマをイメージして作られたオリジナル曲をホッキョググマ舎前で演奏していただきました。
 

ケルティックハープ演奏の様子


コハクも相変わらず興味津々。スカイやキロルも癒されておりました。

2023年7月29日(土曜日)フンボルトペンギンのオス「右白黄」が亡くなりました

フンボルトペンギンのオス「右白黄」が2023年7月29日に22才で亡くなりました。

解剖の結果、死因は、基礎疾患として心不全があったこと、また、換羽中であったことから体温の放散が難しく、体温調節ができずに循環機能不全等を起こし、熱中症になったものと考えられます。

フンボルトペンギンは南アメリカの太平洋岸、ペルーからチリにかけての海岸や沖合いの島々で繁殖する温帯のペンギンではありますが、ここ最近の気温上昇を考慮して日中はクーラーの効いた室内で過ごし、涼しくなった夕方に外へ出しておりました。

「右白黄」は2008年7月におたる水族館より来園し、当園でのペンギンの展示に貢献した10羽のうちの1羽でした。

右白黄の写真

2023年7月28日(金曜日)発泡スチロール協会様よりニジマスをプレゼントしていただきました

発泡スチロール協会様が毎年実施している『シロクマキャンペーン』の一環で、ホッキョクグマ・キロルへ新鮮なニジマスをプレゼントしていただきました。

ニジマスの写真


ニジマスを食べるキロルの写真


『シロクマキャンペーン』…キャンペーンを通して、地球温暖化の影響で海氷が減少することで絶滅が危惧されるホッキョクグマの保護と「ストップ︕地球温暖化」へのメッセージを全国へ発信しています。

2023年7月10日(月曜日)アルパカの毛刈りをしました

今年はアルパカの「ルビー」、「わたあめ」、「アンバー」の毛刈りが行われました!
毛刈りは春に行うヒツジと同じく、ヒツジ牧場の方が刈ってくださいます。

事前に体重を測り、毛刈り中は歯と爪の状態確認を行い、最後は採血をして終了しました。


毛を刈る前

毛を刈る前のアルパカの写真


バリバリと刈ってもらい…

毛を刈っている様子1


毛を刈っている様子2


とってもすっきり💛

毛を刈った後の写真1


きれいに刈ってもらえて嬉しいね♪

毛を刈った後の写真2


すっきりしたアルパカたちを見に来てくださいね!

2023年7月9日(日曜日)第47回サマースクールを行いました

今年で47回目となるサマースクール!
午前中は飼育員と一緒に飼育体験を行いました。
どの動物の班も、とても熱心に作業を行っていましたよ♪
 

飼育体験の様子


飼育体験の様子3


飼育体験の様子4


 

午後はクイズを通して動物について学ぶ、動物園学習を行いました。
皆さんタブレットをしっかり活用しながら、班ごとに協力して活動することができていました!!

動物園学習の様子


今回の体験から、動物園の仕事や役割、そして動物たちへの関心や興味がより一層深まってくれるといいなと思います。

参加者の皆さん、一生懸命作業してくれてありがとうございました!

 

2023年7月1日(土曜日)チンパンジー「ユウコ」が亡くなりました

チンパンジー「ユウコ」(メス)が2023年7月1日にエキノコックス症のため亡くなりました。

ユウコは、2001年9月の検査でエキノコックス症の陽性が確認されました。判明当時より定期的な薬の投与をし、症状を抑えながら過ごしておりました。
2020年6月から生理不順と慢性膀胱炎を患い、1年以上投薬治療を行っていました。

2021年6月から右足の自由が利かない状態となっており、それがケガによるものか、病気によるものかは当時は判別不能でした。先に挙げた慢性膀胱炎の経過が悪く食欲が低下し、体重・体力も落ち、麻酔をかけるリスクが当時は高かったため、鎮痛消炎剤の経口投与で対応を行っていました。

投薬治療によって慢性膀胱炎については小康状態となり、体重・体力も回復してきたため、2022年11月25日に健康診断もかねて右足の検査を行いました。検査の結果は、一昨年当時になんらかの理由で受傷し、腱もしくは靭帯を傷つけたものと診断し、右足への治療はこれまで通り鎮痛剤の投与で対応をしていました。また、その際にエコー検査で肝臓に4cm大の嚢胞が確認され、エキノコックスによる結節と推測されていました。右足が不自由なことに付随して、お尻と左足に褥瘡(床ずれ)ができ、少しでも痛みを和らげるために、寝室内に毛布を敷いて、できるだけ体重を分散できるようにし、嫌がらない範囲で患部の洗浄を行っていました。最近は全身状態の改善を図り、強肝剤を経口投与していたところ、皮膚の再生が進み、床ずれも改善してきていました。

2023年6月中旬より軽い咳が見られるようになり、エキノコックス症対応の投薬を行っていましたが、徐々に食欲が低下したため、進んで食べるトマトやスイカを多く与えたり、ヨーグルトやハチミツ、ミキサーにかけた果物などをスプーンで少しずつ食べさせたりしていました。褥創については、食欲の低下に伴って強肝剤を嫌がるようになり、また少量出血するようになってきていました。

2023年6月27日より腹部に強い痛みが見られるようになり、食べ物や飲み物を受け付けなくなりました。これまでの経過からエキノコックス症が最も疑わしいところであり、痛みを緩和する処置を継続していましたが、7月1日朝、亡くなっているのを確認しました。
解剖の結果、死因はエキノコックス症および心不全と考えられますが、さらに詳しい検査を実施する予定でおります。

ユウコは1973年7月9日生まれの49歳で、1983年に9歳で来園して以来、40年間という長い間、お客様に愛していただきました。

チンパンジー「ユウコ」の写真

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