【日記】足の骨折!(2021年3月19日更新)

ページ番号1002218  更新日 2022年8月29日

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2020年1月29日(211日齢)

全高252cm。体重219.8kg
ミルク7.0リットル

写真:腫れている前足


左の前足が腫れていることに気づきました。数日前から少し痛そうな様子は見せていました。
腫れ方がひどいので、念のためレントゲン撮影を行ったところ…。

レントゲン写真


写真:腫れた左前足とテーピングをした右前足


骨折していました…。
人でいうところの「骨にヒビが入る」という位の軽度のものですが、ちょっと前に後足のテーピングがようやく外れたところだったのに、ショック…。
さらにショックだったのは、比較のために右前足もレントゲンを撮ったところ、違うところに同じようにヒビが入っていました。
左前足は腫れがひどいものの、痛みは右前足の方が強いようだったので、右前足のみテーピングをして1か月くらいは寝室の中で安静にすることにしました。

2020年3月17日(259日齢)

ミルク3.5リットル

エサ(マメ科の牧草、草食動物用固形飼料など)を食べる量が増えてきたのでミルクは11時の1日1回にしました。
肢のケアが必要だったので哺乳は続けることにしました。

写真:削蹄の様子


健康管理の一環として、毎日、体温計測、聴診、削蹄を行っています。
蹄のチェックはとても重要です。
蹄の底のすり減り方を見ると、足に異常があるかどうかすぐにわかります。
ちょうど人間の靴底が人によってすり減るところが違うように、歩き方の癖にもよりますが、足に異常があり、かばって歩いているとおかしなすり減り方になります。
削蹄は均等に体重がかかるように調整する、とても重要な作業です。

2020年4月7日(280日齢)

メジャー安定せず、全高の計測ができなくなりました。
ミルク3.5リットル

レントゲンで確認したところ、左右とも骨折はしっかりと治っていました。

2020年7月2日(366日齢)

ミルク3.5リットル

この日はコハクの1歳の誕生日でした。
お誕生日プレゼントにお客様から頂いたシラカシの葉をおいしそうに食べています。
一緒にお母さんのコハネもおいしそうに食べていたのを見ていたスカイの口には長いよだれが…。
後からスカイも担当者からもらって食べていましたよ。

写真:シラカシの葉を食べるコハク

2020年7月24日(388日齢)

体重328kg。ミルク3.5リットル

すっかり体も大きくなり、これまでのように飼育員が直接、脚を持ち上げて削蹄などを行うのは危険を伴うようになってきました。
まだまだ大丈夫とはいえ、いずれは父親スカイのように大きくなることを考えると、安全に健康管理ができるようにトレーニングをしなければなりません。
そのため、毎日訓練を始めました。

写真:388日齢のコハク1


写真:388日齢のコハク2


足の骨折も治り、トレーニングを始めたコハク…
試練を乗り越え、今度こそ怪我することなくすくすくと育ってほしいと願っていたのですが…。

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