田川市石炭・歴史博物館=釧路市立博物館 交流企画展

ページ番号1002492  更新日 2022年10月7日

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祝・ユネスコ記憶遺産国内初登録(2011年5月)

写真:山本作兵衛展 ポスター


  • 会期:2008年11月15日(土曜日)~12月21日(日曜日)
    *毎月曜日・11月23日(日曜・祝日)・12月17日(水曜日)は休館です
  • 会場:博物館1階マンモスホール
    *マンモスホールは入場無料です

明治以降、日本の近代化を推し進めたエネルギーは石炭。釧路、空知、常磐、三池などの各炭田と共に、筑豊炭田(福岡県)は一大石炭生産地となりました。
明治・大正・昭和の筑豊炭田に生きた山本作兵衛(1891-1984)。彼が遺した炭坑記録画は、炭坑の労働と生活風景を今に伝える貴重な文化財です。それらは現在、炭坑節発祥の地としても知られる福岡県田川市の「田川市石炭・歴史博物館」に584点が所蔵されており、福岡県指定有形民俗文化財に指定されています。
田川市石炭・歴史博物館では開館25周年を記念し、11月1日から12月7日の日程で山本作兵衛に関する展示が行なわれていますが、釧路市立博物館でも「交流企画展」として、これらの炭坑記録画から約220点(複製画)を展示いたします。貴重な記録としてだけでなく、一介の坑夫が描いた素朴な絵画としての魅力にも迫ります。
また、炭鉱労働や生活風景について、産炭地同士の共通性、一方で九州と北海道、筑豊と釧路の地域性や、その背景にある歴史について考えるきっかけとなればと思います。

  • 主催:釧路市立博物館
  • 共催:田川市石炭・歴史博物館
  • 後援:NHK釧路放送局・西日本新聞筑豊総局・北海道新聞釧路支局・釧路新聞社

関連行事

NHKアーカイブス"筑豊の炭坑”番組上映会

11月16日(日曜日)午後1時30分~午後3時30分<終了しました>

  • 釧路市立博物館 講堂(入場無料)
  • 主催=NHK釧路放送局・釧路市立博物館

上映番組

  • ある人生「ぼた山よ」(1966年)
    8歳でヤマに入り、50年間にわたり炭坑で生きた山本作兵衛さんは、60歳になって絵筆をとり、肉体に染みついた地底の生活を描き続けた。その作品の世界には、炭坑の中に生きた人々の歴史が読みとれる。(25分)
  • ドキュメンタリー「坑道-片隅の100年」(1967年)
    筑豊炭田の100年の歴史。坑道を解体し封鎖する作業を縦軸に、明治以降、炭坑に生きた人々の姿を回想する。芸術祭奨励賞受賞。(50分)

パネルディスカッション

  • パネリスト
    • 高崎 守 氏 (太平洋炭砿管理職釧路倶楽部 前会長)
    • 皆月 昭則 氏 (釧路公立大学経済学部 准教授)
    • 井上 利秋 氏 (NHK釧路放送局長)
  • コーディネーター
    石川 孝織(釧路市立博物館 学芸員)
  • 司会
    今井温美 氏(NHK釧路放送局リポーター)

映画上映会・講演会

11月30日(日曜日)午後1時30分~午後3時45分<終了しました>
釧路市立博物館講堂(入場無料)

上映作品

写真:映画「炭鉱に生きる」ポスター

「炭鉱(ヤマ)に生きる」(70分・2004年)

筑豊や山本作兵衛、そして炭鉱に生きた人たちを追ったドキュメント映画。語りは小沢昭一。
映画の内容は下記のページをご覧ください。

講演会

  • 「筑豊炭田と山本作兵衛」
    福本 寛氏 (田川市石炭・歴史博物館 学芸員)

関連情報

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