2006年12月のどうぶつえん日記
2006年12月28日(木曜日)
2006年も釧路市動物園をご利用いただき誠にありがとうございました。
トップページにも書きましたが、今月25日から1月5日まで閉園しております。
1月6日より開園いたしますので、皆さまのご来園を心よりお待ちしております。
ちなみに当園の唯一の閉園期間です。
それ以外は雪の日も風の日も開園しています。
1月の行事として、7日 工作教室 14日 絵画教室 28日 冬祭りを行ないます。
詳細はイベントをご覧ください。
動物ガイドも1日1ヶ所で、引き続き行ないます。
閉園中に3日間にわたって消防署の方に来ていただき、動物園の全職員が普通救命講習を受講しました。
当園にはAED(自動体外式除細動器)を用意しておりますが、使用方法を含めテキストや人形を使い、人工呼吸、心臓マッサージなどの練習も行ないました。
閉園期間中でも飼育係の仕事はいつもどおりです。
当たり前の話ですが、大晦日も元旦も仕事をしてます。
2006年の「ある日の日記」は、今日で最後の更新となります。
2007年も動物園の色々な話題を発信し続けていきたいと思っております。
2006年12月22日(金曜日)
今日はホッキョクグマの代番に入りましたがツヨシがエサの残りの骨をくわえて運動場に出ていったので、骨をプールに投げ込んで、それを追いかけて飛び込んで遊ぶ遊ぶ遊ぶ・・・。
コロとクルミと入れ替えができず困っていた日記更新者です。
さて動物園でクリスマスといえば、サンタよりもトナカイ。
当園のオスはクリスマス前には角が抜け落ちてしまいます。
個体差があるので、全部のオスの角が抜けるわけではありません。
動物紹介のところにも書いていますが、上の写真をみてわかるとおり、お鼻は赤くありません。
皆さんのところには、サンタとトナカイが空を飛んでプレゼントを持って来てくれるかな?
2006年12月18日(月曜日)
先週、2月に当園に保護されてきたゴマフアザラシが静岡県沼津市にある三津(みと)シーパラダイスへ旅立ちました。
元気になったのち、あざらしようちえんで飼育していましたが食欲減退が見られたため、動物舎の裏側で飼育をしていました。
今回のゴマフアザラシに限らず、保護されてくる野生動物はすでに人間に捕まるだけ衰弱しているので、うまく育たないことが多々ありますが、その中で無事に大きくなった個体です。
さて年内のガイドのご案内です。未定のところもすべて決まりました。
11時30分から、園内の以下の場所でおこないます。
(都合により動物種・時間を変更する場合があります)
- 19日 オオワシ(類人猿舎裏)
- 20日 あざらしようちえん
- 21日 ニホンザル
- 22日 マンドリル(類人猿舎)
- 23日 タンチョウ(あざらし幼稚園横)
釧路市動物園は年内、23日(土曜日)まで開園いたします。
来年は、1月6日(土曜日)から開園いたします。
2006年12月16日(土曜日)
午前中は雪に見舞われた動物園です。
この時期は、当然のように木から葉がなくなりますが、そうすると、見えやすくなるものがあります。
園内にはシジュウカラやゴジュウカラ、ハシブトガラ、ヒガラなどが生息していますが、運がよければ、ツグミやエゾアカゲラ、コゲラも目撃できるかもしれません。
園内を移動するときには、ちょっと山の方に注目してみたり、鳴き声に耳をすませてみてください。
動物ガイドは、おこなっています。11時30分から、以下の動物舎で行ないます。
(都合により、時間、動物種が変更になる場合があります)
- 17日 アフリカゾウ(午前11時00分)
- 18日 レッサーパンダ
- 19日 オオワシ(類人猿舎裏)
- 20日 未定
- 21日 ニホンザル
- 22日 未定
- 23日 タンチョウ(あざらし幼稚園横)
2006年12月11日(月曜日)
今日はホッキョクグマの「ツヨシ」くんの3回目の誕生日です。
1日早かったのですが、昨日、ツヨシの誕生会を行ないました。
前日から降り続く雪の中にもかかわらず、多数のお客様にご来園いただき、ツヨシのために、おやつをいただいたり、お手紙を書いてご持参下さったり、ファクスを頂いたり、遠くは九州から、お越しになられた方もいらっしゃいました。
飼育係の奥様が勤めるパン屋さんから寄贈頂いたパンをベースにしたケーキ
魚は普段与えているのはホッケですが、この日は刺身でも食べられる新鮮な80cmのエゾイワナ(通称 アメマス))
写真のように担当者特製ケーキをあげましたが、ツヨシはすぐにひっくり返してしまいました。
魚も新鮮だったのですが、最後の最後に身だけ食べたとのことです。
動物ガイドも兼ねていたので、担当者から、円山動物園からツヨシを運んだ時の話をしました。
2004年1月21日に、当園にツヨシを移動するため、札幌円山動物園でお母さんとツヨシを分離しましたが母親もツヨシもパニックになって、かわいそうで担当者も見てられなかったそうです。
その後、麻酔をかけて身長や体重101.5kgなどを計測し、ケージに入れ、翌朝、お別れ式を行い札幌市民に見送られながら、トラックで一路、釧路へむけ出発。
7時間をかけて、午後4時30分に動物舎に着きましたが、その間、ずっとツヨシの動きにあわせて車が揺れていたそうです。
長旅にもめげず元気なツヨシは、すぐに動物舎の中に入りました。
中に入っていきなり、隣の部屋に入っているクルミに、網越しに突っかかっていきました。
初めての、知らない場所なので、慣れるまでは歩きすぎて足の裏から出血したり、足の振るえがありましたが、食欲だけは旺盛でした。
しだいに環境に慣れてきて症状も収まり、今は病気1つせず過ごしています。
円山動物園から出発する前日の体重は101.5kg、今は160kgと推定しています。
今は大好きな浮き輪で遊ぶことが趣味で、午前中はツヨシが広い運動場にいます。
昼頃に、クルミ、お母さんのコロと入れ替えをしますが遊びたくて遊びたくて、なかなか動物舎に入ってこないことが担当者の悩みです。
呼んでもエサを用意しても、入ってきてくれないのです。
2006年12月7日(木曜日)
今日は私、休みでしたが所用で動物園にきていました。
来た時は、くもりでまだ雪ひとつない景色だったんですけど・・・。
昼頃から降り始めて、あっという間に景色を変えてくれました。
そろそろ根雪になるかな?と思っています。
動物園のショベルもチェーンを巻いて、除雪の準備万端です。
雪が降っている時は、病気予防のために早めに動物を収容することがあります。
園路も滑りやすいところがありますので、くれぐれもお気をつけください。
雪が降る地方の皆様、また当園にお越しになる皆様も、事故にはくれぐれもお気をつけください。
私もこれから気をつけて帰ります。
2006年12月6日(水曜日)
伊藤先生や臨時職員の方、職員が協力して完成した手作りリースと雪だるま人形がお客様をお迎えする釧路市動物園です。
昨年生まれのトナカイ1頭と今年生まれのビーバー1頭、オシドリが国内の動物園に旅立っていきました。
他の園館と協力し繁殖のための貸借(ブリーディングローン)や動物の交換などを行なうことで種の保存や血統の維持などにつとめています。
さて、今月4日から動物ガイドをやっています。
今までは「パクパクタイム」ということで、動物がエサを食べるところを見ていただきながら、ガイドを行なっていましたが、それだとガイドをできる動物が限られるので、「動物ガイド」として担当者がガイドを致します。
1日1ヶ所、11時30分から行ないますが、動物種、時間ともに変更する場合がありますので、ご了承ください。
近々の予定は、以下の通りです。
- 7日 アフリカゾウ
- 8日 オタリア・ゼニガタアザラシ(海獣舎)
- 9日 オランウータン(類人猿舎)
- 10日 ホッキョクグマ(ツヨシのお誕生会)
- 11日 マンドリル(類人猿舎)
- 12日 ふくろうの森
- 13日 フライングケージ
- 14日 トナカイ
- 15日 アフリカゾウ
- 16日 テンジクネズミ
正門に入ってすぐのところにも、その日のガイド場所を掲示しております。
私は初日の4日にガイドがあたっていたので、時間になってゾウ舎の前に行ってみるとお客様がいませんでした・・・。
このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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