特別展「炭鉱(ヤマ)のくらし・マチの記憶」
(文化庁 平成21年度「美術館・博物館活動基盤整備支援事業」採択事業)
終了しました。ありがとうございました。
「炭鉱映画祭inくしろ」アンコール上映会、3月7日(日曜日)開催!
2009年11月7日(土曜日)~12月13日(日曜日)


太平洋炭礦閉山(2002年)後、その資料は会社や組合から釧路市総務部地域史料室が寄贈を受け、市立城山小学校内「太平洋炭礦資料室」に収められています。OB組織「太平洋炭砿管理職釧路倶楽部」が積極的にその収集と整理を行い、これまでも写真展が市内コミュニティ施設で年1回・2日間程度行われてきましたが、今年度は博物館で、特別展を開催いたします。「都市炭鉱」「機械化炭鉱」、そして「日本唯一の坑内掘り炭鉱」をキーワードに、他の炭鉱とはまた違う釧路・太平洋炭礦の「炭鉱文化」について、管理職倶楽部・釧路市地域史料室とともに、バス見学会やフォーラム、炭鉱映画祭なども組み合わせた事業展開を行います。
釧路市立博物館では、今後も釧路地域の炭鉱をはじめとした産業にかかわる記憶継承への取り組みを行なってまいります。どうぞご期待ください。
特別展「炭鉱(ヤマ)のくらし・マチの記憶」
- 11月7日(土曜日)~12月13日(日曜日)(毎週月曜日と祝日は休館)<終了しました>
- 釧路市立博物館 1階マンモスホール(無料)
- 展示:写真(およそ120点+パソコン画面でのスライドショー展示)、石坂勇雄さん(炭礦OB)製作の炭鉱住宅模型、会社・組合関係資料の展示、記録映像の上映、など






- 毎週土曜・日曜日の10~16時は、太平洋炭砿管理職釧路倶楽部会員が展示解説をいたします(除く下記行事時)
- お子様を中心に、石炭標本を差し上げます(個数限定/提供:釧路産炭地域総合発展機構)
図録(写真集)を制作しました
ご来場の皆様に差し上げております(数量限定)。会場ではスペースの関係で展示できなかった写真や、地図なども含まれています。60ページ。窓口までお申し付けください。フォーラム・映画祭にご参加の方は優先して先着100名様に差し上げます。
*配布予定数を終了しました。何とぞご了承ください。
バス見学会「炭鉱(ヤマ)のくらしをたずねて」
実施:11月8日(日曜日)午後1時00分~午後4時30分 終了しました
バス見学会を実施いたしました。太平洋炭砿の炭鉱住宅があった地域、つまり「ヤマのくらし」があった地域を中心に(春採・別保など)、今と昔の比較を含め、当時の写真や地図を、そして炭鉱OB(太平洋炭砿管理職釧路倶楽部/高崎会長・佐藤副会長)の解説や思い出話を受けながら巡りました。



講演会・フォーラム「炭鉱(ヤマ)のくらしが教えてくれるもの」
11月15日(日曜日)13時30分~16時 釧路市立博物館1階講堂(無料)終了しました
同じく炭鉱の記憶を持つ空知と筑豊から講演者を迎え、「炭鉱文化」の地域性と汎地域性、記憶継承の取組みについてこれまでの成果や問題点、将来への提言などをお話しいただきました。
講演
- 「九州・筑豊の炭鉱文化」 田川市石炭・歴史博物館 学芸員 福本 寛
- 「炭鉱(ヤマ)の記憶とマチづくり」歌志内市郷土館支援組織「ゆめつむぎ通信員」会長 三戸 満雄
フォーラム
上記講演者+太平洋炭砿管理職釧路倶楽部 会長 高崎 隆+釧路市総務部地域史料室 室長 氏橋 隆次+司会:釧路市立博物館 学芸員 石川 孝織






炭鉱映画祭inくしろ(映像を見る会)
12月6日(日曜日)13時30分~16時(予定)釧路市立博物館1階講堂(無料) 終了しました
「炭鉱映画祭inくしろ」アンコール上映会、3月7日(日曜日)開催!
釧路炭田(太平洋・雄別)、空知炭田(夕張・歌志内)、筑豊炭田(田川)で製作された記録映像と、招待上映として、今年度、全国高校総合文化祭で優秀賞に輝いた「坑道に向かう声 男達の結束」(滝川西高校放送局制作)を上映しました。
238名という多数のご来場、ありがとうございました。「混み合い、じっくり見ることができなかった」という声にお答えして、3月7日(日曜日)にアンコール上映会を開催いたします。
上映作品
- <招待作品>「坑道へ向かう声 男達の結束」
北海道滝川西高等学校放送局・5分・2009年
《平成21年度全国高校総合文化祭オーディオピクチャー部門優秀賞》
住友赤平の元炭鉱マンの声を記録。これからの世代によるヤマのドキュメンタリー。
※制作者からのビデオメッセージを同時上映します - 「明日に燃える太平洋炭礦」
太平洋炭礦・28分・1985(昭和60)年
マイカー出勤や持ち家制度、スカイランド、山神祭…都市炭鉱太平洋らしい「ヤマのくらし」。 - 「道東をひらく雄別炭砿」
雄別炭砿・27分・1966(昭和41)年頃
雄別炭鉱のほか、尺別・上茶路も紹介。盆踊りや灯籠流しなど、ヤマの短い夏も記録。 - 「炭都夕張」
夕張市・14分・1953(昭和28)年
市制10周年を記念して制作。特需景気に活況を呈する炭鉱都市を余すところなく記録。 - 「歌志内PR映像」
歌志内市・28分・1965(昭和40)年
石炭合理化の波を越え伸びゆく当時の人口は3万2000。空知・住友歌志内鉱を中心に記録。 - 「石炭の採掘」
三井田川炭鉱・10分・1937(昭和12)年
戦前の三井田川炭鉱伊田坑を記録した無声映画。炭鉱住宅や浴場などのようすも。
*先着で、特別展図録(写真集)を100名に、佐藤進編「証言集 ヤマの残響」を30名様(提供/著者夫人)、太平洋炭鉱労働組合「40年史」(提供:太平洋退職者・離職者協議会)を部数限定で差し上げます。
映像協力:北海道滝川西高等学校放送局/田川市石炭・歴史博物館/歌志内市郷土館ゆめつむぎ/ゆうばり三番方倶楽部
- 協力:太平洋退職者・離職者協議会/田川市石炭・歴史博物館/歌志内市郷土館ゆめつむぎ/歌志内市郷土館支援組織「ゆめつむぎ通信員」/ゆうばり三番方倶楽部/夕張地域史研究資料調査室
- 後援:釧路産炭地域総合発展機構/北海道新聞釧路支社/釧路新聞社/NHK釧路放送局/FMくしろ
お願い:博物館では、当特別展終了後も写真や資料のご提供を皆様に広く呼びかけています。釧路炭田の炭鉱(太平洋・雄別・尺別ほか)での炭鉱やその暮らし(普段の生活、祭り、労働、文化活動、労働運動など)に関する写真、また使っていた道具などの情報、とっておきの思い出もお寄せください。
詳しくは博物館までご一報ください!!!




*写真:釧路市総務部地域史料室「太平洋炭礦資料室」所蔵
写真の無断転載等を禁じます
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